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第4章
44.ある密談と女剣士の事情
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その日の夜。
アストゥーリア王国の軍務大臣であるエーミール・ルファス公爵は、極秘にある貴族の訪問を受けていた。
イグナシオ・フィフカーナ伯爵という人物だ。
フィフカーナ伯爵家は、レシア王国との国境近く、アストゥーリア王国において特に他と区別して、南方辺境領と呼ばれる地域に領土を持つ貴族の一つである。
現当主イグナシオは30歳の男で、比較的若年だが3年前に当主の座を継いでいる。
中肉中背の温和そうな容貌の人物だったが、彼はエーミールからある極秘の命令を受けていた。
そのイグナシオが報告を行う。
「ご報告いたします。レロシュア侯は、大筋において閣下の提案にご賛同なされました」
イグナシオはまず端的にそう告げた。
もし、大陸西方の政治情勢についてある程度の知識を有する者が聞いたなら、この一言だけで驚愕しただろう。
レロシュア侯というのは、アストゥーリア王国の貴族ではない。アストゥーリア王国の宿敵たるレシア王国の貴族。それも、当代の宰相を勤める大貴族なのである。
エーミールは軽く息を吐いてから、語り始めた。
「そうか、やはり向こうの情勢は推測したとおりだったという事か?」
その口調は平静なものだった。だが、その振る舞いからは、エーミールが高揚していることを僅かに察する事が出来る。
「まさに。まず間違いはございません。ご慧眼恐れ入ります」
イグナシオがそう答えた。
「いや、貴公の働きあってのことだ。
それで、今後の手はずについて、先方の意見は?」
「侯は、近いうちに閣下と直接対面する事についても、同意しておられます。詳しい事は、その場で直接詰めたいとのご意向です」
「それも当然だろうな。事を起こす前に、是非とも会う必要がある」
エーミールが意図している事は、極めて秘匿性が高い。少なくとも正式な外交文書や起請文などを取り交わす事は出来ない内容だ。
しかし同時に、双方の真意をはっきりと確認しておく必要があるほどの、重大事でもあった。
であるからには、両者が直接会いまみえて、互いの意を通じさせるのが一番早い。切迫した情勢下だからこそ、むしろ尚更である。
少なくとも、エーミールはそう確信していた。
「日時や場所については?」
エーミールが重ねて問う。
「それが、場所については、レシア王国内の国境の街を指定させて欲しいそうです。
代わりに日時はこちらにあわせる。との事でした」
「……面倒だがやむを得んな。
こちらから持ちかけた話しだ。呼びつけるわけにも行くまい。
だが、今の情勢で、儂が王都を離れる事はできん。落ち着いたなら、直ぐにでも日時を指定させてもらおう。
だが、もしも、王都の情勢が変わらなくとも、そうだな……、再来月の末には必ず伺わせていただくと伝えてくれ。
いかなる情勢下だろうと、それより遅くする事は出来ん。それ以上時をおいては、間に合わなくなる。恐らく、お互いに、な」
「承りました」
両者は、その後しばらく細かい事について会談を続け、そしてイグナシオはその場を辞した。
残ったエーミールは、顔を厳しく引き締め、前方を見つめ続けている。
まるで、必殺の思いを込めているかのような、鋭い目つきだった。
エイクと共に戦っていた女剣士が目を覚ましたのは、翌朝だった。
彼女は寝台に横になったまま周りの様子を伺い、今居る場所が管理部局の救護所であるらしいことを知った。そして、自分が保護されて、ここで寝かされていたのだろうと判断した。
意識を失っている間に何か不当なことをされた様子はない。
一先ず安心した彼女は、迷宮で経験した事、そして一時共に戦った者の事について思いを巡らせた。
自分なら1対1で勝つことは相当難しかっただろうバイコーンを容易く倒し、一撃で多くの魔物を切り捨て、そして、恐らく自分を助けてくれたと思われる者のことだ。
彼女は、その者が何らかの方法で、自分からゴーストを祓ってくれたことまでは覚えていた。
(あれが、エイク・ファインド殿。父上を討ったガイゼイク・ファインドの息子。
さすがに、お強いですね……)
女剣士は、静かにそう考えた。
彼女とエイクの間にはそんな因縁があった。
そして、彼女がエイクと共に戦う事になったのは、純然たる偶然ではなかった。彼女がエイクの後をつけた結果だったのだ。
彼女は元々、ある目的を持って遠方からこの地にやって来たばかりだった。
その目的は、エイクを仇と狙うというような物騒なものではない。生前の父と随分疎遠で、見捨てられたのも同然の境遇だった彼女は、父の死については既に割り切っていた。
だが、自分に優しくしてくれていた兄、父の死後消息不明になってしまった兄に対しては執着があった。
その兄が、アストゥーリア王国にいる事を示唆する情報が得られた。それが、彼女がはるばるアストゥーリア王国までやって来た理由だ。
つまり、兄を探す事が目的であり、本来エイクに関わる予定はなかった。
しかし、父を討った者の子が、戦士として名を上げていると聞くと、自分でも意外なほど心が動いた。
家族を顧みることすらほとんどなく強さを求め続けた父。その父を討ったガイゼイク・ファインド。ガイゼイク自身は既に亡いが、息子のエイクはその力と技を受け継いでいるだろう。
その力量を見極めたい。そのような気持ちは、自分自身が驚くほどに強く沸き起こった。
そのエイクがこの街に来る事を知った彼女は、しばらく思い悩んだものの、結局エイクの力量を確かめるために情報を集めた。
そして、エイクがサルゴサの街に着いた日のうちにその宿を調べて、エイクの人相風体を確認した。
その時点で、エイクが自分よりも強いだろうと察する事はできた。だが、その結果女剣士は、エイクが戦う様子を見て、もっとはっきりとその実力を見極めたいとの思いを、むしろ強くした。
いろいろと考えた女剣士は、翌日の朝から迷宮へと向かう門の近くで待機することにした。
エイクが迷宮へ向かうだろうと予想し、その後をつけようと思ったからだ。
自身の尾行の技術がさほど高くない事を自覚している彼女は、街中で後をつけても、どこかで気づかれてしまうだろうと考えていた。
ちょうどそこに、迷宮の新規発見区域の情報がもたらされたので、エイクも迷宮に向かうだろうと予想し、それを前提に行動したのである。
エイクが迷宮に向かって街を出たところから後をつければ、気付かれる可能性も少なくなる。そして、エイクが迷宮内で戦うのを見る機会も得やすい。と、そのように考えたのだ。
また、予想が外れてエイクが現れなかった場合も、それはそれでやむを得ないと考えてもいた。
結局、女剣士が予想したとおりエイクは迷宮へ向かい、彼女はその後を追った。
前後して迷宮へと向かった冒険者が他にも複数いた事も幸いして、彼女の尾行はばれなかった。
だが、女剣士は、迷宮内でエイクを見失ってしまう。慎重を期して相当遠くから尾行していた上に、エイクが罠の存在をほとんど気にしていないかのように、足早に進んだせいである。
女剣士は諦め切れずに付近を捜索した。そして、幸運にもエイクの姿を見かけ、尾行を再開した。だが、迷宮の新規発見区域に入ってしばらくたったところで、またしても見失ってしまう。
女剣士は、その付近の小部屋などを調べたが、今度はエイクを見つける事はできなかった。
そこで彼女は、4階へと下りる階段の近くでしばらくの間待機してみることにした。
エイクは近くにはいるはずだから、4階に下りる為に、ここに現れるかもしれない。と、そう考えたからだ。
しばらく待って、駄目なら諦めて帰ろうとも思っていた。
ところが、そうしているうちに、魔物の行進に遭遇してしまったのである。
その結果、駆けつけて来たエイクと共闘する事になり、その強さを見極めることは出来た。女剣士はそう思った。
そして、エイクの想像以上の強さを目の当たりにして思うところがあった。
兄も自分同様に、或いはそれ以上に、エイクに強い関心を寄せるのではないか、と考えたのである。
(兄上は私よりは父上と親しかったですし、父上を討った男の息子が、類稀な戦士になっていると知れば、興味を持つでしょう。
たとえ、他に重要な目的を持っていても、それでも接触しようとする可能性はあるはずです。
あるいは、既に接触しているかもしれません。
エイク殿の近くに居させてもらえれば、兄上と会える可能性も少しは上がるのではないでしょうか。
どうせ明確な当てがあるわけでもないですし、エイク殿の傍らにいつつ情報を集めた方が、多少なりとも効率はいいでしょう……)
女剣士は、そんな事も考えていた。
そして、しばらく考えた末に結論を出した。
(……やはり、一度エイク殿に会いましょう。
そもそも、命を助けていただいてそのままというわけにはいきません。まず、恩は返さなければ。
その上で、側近くに置いてもらえるようにすべきですね。
場合によっては、ある種の覚悟が必要なお願いになるのかもしれませんが……)
女剣士は、エイクについての情報を調べた結果、芳しからざる噂も耳にしていた。
それは、端的にいえば、相当の女好きらしい、という噂だった。
アストゥーリア王国の軍務大臣であるエーミール・ルファス公爵は、極秘にある貴族の訪問を受けていた。
イグナシオ・フィフカーナ伯爵という人物だ。
フィフカーナ伯爵家は、レシア王国との国境近く、アストゥーリア王国において特に他と区別して、南方辺境領と呼ばれる地域に領土を持つ貴族の一つである。
現当主イグナシオは30歳の男で、比較的若年だが3年前に当主の座を継いでいる。
中肉中背の温和そうな容貌の人物だったが、彼はエーミールからある極秘の命令を受けていた。
そのイグナシオが報告を行う。
「ご報告いたします。レロシュア侯は、大筋において閣下の提案にご賛同なされました」
イグナシオはまず端的にそう告げた。
もし、大陸西方の政治情勢についてある程度の知識を有する者が聞いたなら、この一言だけで驚愕しただろう。
レロシュア侯というのは、アストゥーリア王国の貴族ではない。アストゥーリア王国の宿敵たるレシア王国の貴族。それも、当代の宰相を勤める大貴族なのである。
エーミールは軽く息を吐いてから、語り始めた。
「そうか、やはり向こうの情勢は推測したとおりだったという事か?」
その口調は平静なものだった。だが、その振る舞いからは、エーミールが高揚していることを僅かに察する事が出来る。
「まさに。まず間違いはございません。ご慧眼恐れ入ります」
イグナシオがそう答えた。
「いや、貴公の働きあってのことだ。
それで、今後の手はずについて、先方の意見は?」
「侯は、近いうちに閣下と直接対面する事についても、同意しておられます。詳しい事は、その場で直接詰めたいとのご意向です」
「それも当然だろうな。事を起こす前に、是非とも会う必要がある」
エーミールが意図している事は、極めて秘匿性が高い。少なくとも正式な外交文書や起請文などを取り交わす事は出来ない内容だ。
しかし同時に、双方の真意をはっきりと確認しておく必要があるほどの、重大事でもあった。
であるからには、両者が直接会いまみえて、互いの意を通じさせるのが一番早い。切迫した情勢下だからこそ、むしろ尚更である。
少なくとも、エーミールはそう確信していた。
「日時や場所については?」
エーミールが重ねて問う。
「それが、場所については、レシア王国内の国境の街を指定させて欲しいそうです。
代わりに日時はこちらにあわせる。との事でした」
「……面倒だがやむを得んな。
こちらから持ちかけた話しだ。呼びつけるわけにも行くまい。
だが、今の情勢で、儂が王都を離れる事はできん。落ち着いたなら、直ぐにでも日時を指定させてもらおう。
だが、もしも、王都の情勢が変わらなくとも、そうだな……、再来月の末には必ず伺わせていただくと伝えてくれ。
いかなる情勢下だろうと、それより遅くする事は出来ん。それ以上時をおいては、間に合わなくなる。恐らく、お互いに、な」
「承りました」
両者は、その後しばらく細かい事について会談を続け、そしてイグナシオはその場を辞した。
残ったエーミールは、顔を厳しく引き締め、前方を見つめ続けている。
まるで、必殺の思いを込めているかのような、鋭い目つきだった。
エイクと共に戦っていた女剣士が目を覚ましたのは、翌朝だった。
彼女は寝台に横になったまま周りの様子を伺い、今居る場所が管理部局の救護所であるらしいことを知った。そして、自分が保護されて、ここで寝かされていたのだろうと判断した。
意識を失っている間に何か不当なことをされた様子はない。
一先ず安心した彼女は、迷宮で経験した事、そして一時共に戦った者の事について思いを巡らせた。
自分なら1対1で勝つことは相当難しかっただろうバイコーンを容易く倒し、一撃で多くの魔物を切り捨て、そして、恐らく自分を助けてくれたと思われる者のことだ。
彼女は、その者が何らかの方法で、自分からゴーストを祓ってくれたことまでは覚えていた。
(あれが、エイク・ファインド殿。父上を討ったガイゼイク・ファインドの息子。
さすがに、お強いですね……)
女剣士は、静かにそう考えた。
彼女とエイクの間にはそんな因縁があった。
そして、彼女がエイクと共に戦う事になったのは、純然たる偶然ではなかった。彼女がエイクの後をつけた結果だったのだ。
彼女は元々、ある目的を持って遠方からこの地にやって来たばかりだった。
その目的は、エイクを仇と狙うというような物騒なものではない。生前の父と随分疎遠で、見捨てられたのも同然の境遇だった彼女は、父の死については既に割り切っていた。
だが、自分に優しくしてくれていた兄、父の死後消息不明になってしまった兄に対しては執着があった。
その兄が、アストゥーリア王国にいる事を示唆する情報が得られた。それが、彼女がはるばるアストゥーリア王国までやって来た理由だ。
つまり、兄を探す事が目的であり、本来エイクに関わる予定はなかった。
しかし、父を討った者の子が、戦士として名を上げていると聞くと、自分でも意外なほど心が動いた。
家族を顧みることすらほとんどなく強さを求め続けた父。その父を討ったガイゼイク・ファインド。ガイゼイク自身は既に亡いが、息子のエイクはその力と技を受け継いでいるだろう。
その力量を見極めたい。そのような気持ちは、自分自身が驚くほどに強く沸き起こった。
そのエイクがこの街に来る事を知った彼女は、しばらく思い悩んだものの、結局エイクの力量を確かめるために情報を集めた。
そして、エイクがサルゴサの街に着いた日のうちにその宿を調べて、エイクの人相風体を確認した。
その時点で、エイクが自分よりも強いだろうと察する事はできた。だが、その結果女剣士は、エイクが戦う様子を見て、もっとはっきりとその実力を見極めたいとの思いを、むしろ強くした。
いろいろと考えた女剣士は、翌日の朝から迷宮へと向かう門の近くで待機することにした。
エイクが迷宮へ向かうだろうと予想し、その後をつけようと思ったからだ。
自身の尾行の技術がさほど高くない事を自覚している彼女は、街中で後をつけても、どこかで気づかれてしまうだろうと考えていた。
ちょうどそこに、迷宮の新規発見区域の情報がもたらされたので、エイクも迷宮に向かうだろうと予想し、それを前提に行動したのである。
エイクが迷宮に向かって街を出たところから後をつければ、気付かれる可能性も少なくなる。そして、エイクが迷宮内で戦うのを見る機会も得やすい。と、そのように考えたのだ。
また、予想が外れてエイクが現れなかった場合も、それはそれでやむを得ないと考えてもいた。
結局、女剣士が予想したとおりエイクは迷宮へ向かい、彼女はその後を追った。
前後して迷宮へと向かった冒険者が他にも複数いた事も幸いして、彼女の尾行はばれなかった。
だが、女剣士は、迷宮内でエイクを見失ってしまう。慎重を期して相当遠くから尾行していた上に、エイクが罠の存在をほとんど気にしていないかのように、足早に進んだせいである。
女剣士は諦め切れずに付近を捜索した。そして、幸運にもエイクの姿を見かけ、尾行を再開した。だが、迷宮の新規発見区域に入ってしばらくたったところで、またしても見失ってしまう。
女剣士は、その付近の小部屋などを調べたが、今度はエイクを見つける事はできなかった。
そこで彼女は、4階へと下りる階段の近くでしばらくの間待機してみることにした。
エイクは近くにはいるはずだから、4階に下りる為に、ここに現れるかもしれない。と、そう考えたからだ。
しばらく待って、駄目なら諦めて帰ろうとも思っていた。
ところが、そうしているうちに、魔物の行進に遭遇してしまったのである。
その結果、駆けつけて来たエイクと共闘する事になり、その強さを見極めることは出来た。女剣士はそう思った。
そして、エイクの想像以上の強さを目の当たりにして思うところがあった。
兄も自分同様に、或いはそれ以上に、エイクに強い関心を寄せるのではないか、と考えたのである。
(兄上は私よりは父上と親しかったですし、父上を討った男の息子が、類稀な戦士になっていると知れば、興味を持つでしょう。
たとえ、他に重要な目的を持っていても、それでも接触しようとする可能性はあるはずです。
あるいは、既に接触しているかもしれません。
エイク殿の近くに居させてもらえれば、兄上と会える可能性も少しは上がるのではないでしょうか。
どうせ明確な当てがあるわけでもないですし、エイク殿の傍らにいつつ情報を集めた方が、多少なりとも効率はいいでしょう……)
女剣士は、そんな事も考えていた。
そして、しばらく考えた末に結論を出した。
(……やはり、一度エイク殿に会いましょう。
そもそも、命を助けていただいてそのままというわけにはいきません。まず、恩は返さなければ。
その上で、側近くに置いてもらえるようにすべきですね。
場合によっては、ある種の覚悟が必要なお願いになるのかもしれませんが……)
女剣士は、エイクについての情報を調べた結果、芳しからざる噂も耳にしていた。
それは、端的にいえば、相当の女好きらしい、という噂だった。
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