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第4章
75.森の城へ戻る
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ミュルミドンと合流したエイクは、リーダー格のミュルミドンに、スクリーマーと呼ばれる見たこともない魔物を倒した事を告げた。
ミュルミドンのリーダーは確認の為に2体のミュルミドンを残し、他の者でエイクを目的地まで案内する事にした。
この後エイクらは、直接フィントリッドの城の戻るのではなく、別の建物を経由する事になっていた。そのため、案内はどうしても必要だったのである。
それは、エイク達が出発する直前にフィントリッドから受けた指示だった。
エイクが女オーガを捕らえる事を想定して、女オーガにフィントリッドの城の場所を知られないようにするための措置である。
ちなみにエイクは、アズィーダの手枷を外し、現地に残ったミュルミドンが使っていた馬型ゴーレムに乗せて共に移動させる事にした。
今までの行動などから判断しても、アズィーダは信仰に基づいて自分に従う事が期待できる。だから、無理に拘束する必要はもうない。と、そう考えたのだ。
エイク達一行は、行きと同様に道中で三晩を明かしその建物へと向かった。
道中で襲ってくる魔物も多少はいたものの、特に問題にはならなかった。
4日目の朝方、エイクは、進行方向に強大なアンデッドのオドを感知した。その近くには複数の人間大のオドもある。
それらのオドが存在しているのは、当面の目的地の建物があると説明された場所のようだ。
(デディウスというノーライフキングか? こんな強大なオドを持つアンデッドが他にもいて欲しくはないから、そうであって欲しいところだな)
エイクはそう考えた。
(そして、どちらにしても面倒でもある)
エイクは自身の後ろに続くアズィーダの方に意識を向けつつ、そうとも思った。破壊神ムズルゲルの信者はアンデッドに対して特に攻撃的だと知っていたからだ。
ムズルゲルの教えは、戦いまくり、死にまくり、そして、それでも滅びないように生みまくれ。というものだ。
そのような激しい生と死を速やかに繰り返す事で、強き者が増え魂も鍛えられ、世界も発展するとしている。
これは要するに、転生の輪を高速で回すという事でもある。
ところがアンデッドは転生の輪から逸脱した存在だ。転生の輪から外れられては、ムズルゲルの教義の前提が崩れてしまう。
この為、ムズルゲルはアンデッドを激しく敵視するのだと言われている。
当然、ムズルゲル信者もアンデッドを強く敵視する。
実際にどの程度アンデッドを敵視するかは個々の信者によって異なるが、中には、アンデッドを根絶するのが最優先だと考えて、他の教義をほとんど無視している者すら存在している。
特に、殺した者を同族にしてしまうグールや、眷属を作り出すヴァンパイアなど、増殖するアンデッドに対する敵意は激しいものになる事が多い。
そして、ノーライフキングもまた、眷属を作り出すアンデッドだ。
つまり、アズィーダが相手がノーライフキングだと気づいたならば、いきなり襲い掛かる可能性もあり得る。
しばらくして、その建物が見えてきた。
建物は簡素だがかなり大きく、規模だけなら貴族の屋敷並だった。そして、その建物の周りはかなり広い範囲で切り開かれ、開墾されて諸々の農作物が育てられている。その農地全体を囲んで柵が張り巡らされていた。
(食料生産地の一つということか)
エイクはそう考えた。
フィントリッドの城で振舞われた料理には新鮮な食材がふんだんに使われていた。それらの食材を育てる為に確保している生産場所の一つなのだと思われた。
その建物に到着し、馬型ゴーレムから降りたエイクらを出迎えたのは、予想通りノーライフキングのデディウスだった。
「お疲れ様でございました。上首尾のようですね」
デディウスが穏やかな様子でエイクに向かってそう告げる。
「ああ」
エイクは短く答えた。
彼は、自身の背後に立つアズィーダの行動を警戒していた。だが、それは二重の意味で杞憂だった。
まず、アズィーダは目の前に現れた男がアンデッドだとは微塵も気付いていない。そして、仮に気付いても襲い掛かる事など全く不可能だった。
「それではお預かりいたします」
そう告げたデディウスは、エイクが頷くのを確認してから、視線をアズィーダに向けた。それで終了だった。
「お疲れでしょう。中でお休みください」
デディウスがそう告げると、アズィーダは素直に、「ああ、そうさせてもらおう」と告げて建物の中に入ってゆく。そして、ミュルミドンの案内に従って進んでいった。
その様子から、アズィーダが何の警戒も不審も抱いていない事が分かる。
ノーライフキングの魅了の視線によって、デディウスの事を信頼できる相手と思い込んでいるのである。
(分かっていた事だが、やはり凄まじいな)
エイクは改めてそう思った。
アズィーダはエイクでも容易くは勝てないほどの強者だった。精神的な抵抗力も、エイクには及ばなくとも相応に高いはずだ。
そのアズィーダが、全く抵抗できずに魅了にかかってしまった。
この事実は、ノーライフキングの脅威を如実に証明している。
(俺自身は、精神的な悪影響を無効化する錬生術が使えるから何とかなるはずだ。
だが、俺の配下や味方の中でこれに抵抗で出来る者はいないだろう。こいつが敵に回ったら、誰でも魅了されて利用されてしまうという事だ。
それに、こいつ以外にもノーライフキングは存在している。上位のバンパイアも同じような事が出来るという。
今後そんな連中と敵対する事もあり得る。何か対策を考えておかなければならない)
エイクはそのような事を考えた。
「お帰りの際には、然るべく対応して合流していただく予定です。ご承知おきください」
デディウスはそう告げる。何らかの精神操作でもして、フィントリッドの城の位置を認識できなくした上で、エイクが王都アイラナに戻るのに同行させるという事なのだろう。
(何か細工を仕掛けられる可能性もあるな。後でしっかり確認する必要がある)
エイクはそう考えた。
「丁重にお預かりいたしますのでご安心ください」
エイクが不審を抱いている事に気付いたのか、デディウスは更にそう告げた。
だが、そんな言葉だけで信用できるわけはない。
(世の中に、ノーライフキングに女を預けるほど安心できない状況はないと思うがな)
エイクはそう思った。だが、ここでそんな事を口にしても意味はない。
「承知した」
エイクは一応そう答える事にした。
「それでは、改めましてご案内いたします」
「頼む」
エイクはそう答えて、デディウスと供だってフィントリッドの城へと向かった。
フィントリッドの城には、その日の昼になる前に着くことが出来た。
そして早速フィントリッドが待つ客間に案内された。
「聞いたぞ。首尾よくいったそうだな」
フィントリッドはそんな声をかけて来た。
その表情は機嫌よさそうに見える。だがエイクは、フィントリッドの言動にどことなく芝居がかった印象を受けた。機嫌がよい振りをしているように思えたのである。
エイクは、少し探りを入れてみるつもりになって告げた。
「オーガには問題なく勝てた。
だが、その後に異様な姿をしたものに襲われた。俺にはそいつの方が気になる。
そいつの姿は……」
エイクは、アズィーダがスクリーマーと呼んだ存在の外見などを説明した。
「そんな存在の事を知っているか?」
そして最後にそう問うた。
フィントリッドは顔をしかめつつ答える。
「知っている」
「なら、教えてくれ、あの存在が、俺の親父の仇と何か関係している可能性は考えられるか?」
「それはありえない」
「そう言える根拠は?」
フィントリッドは、軽くため息をしてから答えた。
「その存在は、この森より西にしかいない。
そして、連中の目的はこの城だ。奴らは私の敵なのだ。だから、この城を越えて東まで進出して、アストゥーリア王国内の策謀に関与するとは考えられない。
悪いがこれも、これ以上は答えられない質問になる」
「そうか。それだけ教えてもらえれば十分だ」
エイクはそう答えて、この話を切り上げる事にした。
フィントリッドは不快そうに見える。これ以上食い下がっても良いことはないだろう。そう判断したのである。
そして、やはり父の仇と関係している可能性は低いと思ったからでもある。
(一応、嘘を吐いているようには見えない。父さんの仇とは関係ないのだろう。
とすれば、やはりこの件には関わるべきではない。少なくとも、今はまだ……)
エイクは改めてそう考えていた。
フィントリッドは、また笑顔を作ってから告げた。
「とりあえず、昼食にしよう。準備にもう少し時間がかかるが、王都に帰るのはその後でよいだろう?」
「分かった。そうさせてもらおう」
「よし、それではこのまま少し待っていてくれ」
エイクの答えを聞き、フィントリッドはそう告げてから席を立った。
「ああ、ゆっくりさせてもらう事にする」
エイクもそう答えた。
王都の情勢も気になるところだが、昼食をとるくらいの余裕はあるだろう。その時エイクはそう考えていた。
しかし、その考えは誤りだった。実際にはそのような余裕はなかった。
そしてエイクは、間もなくその事を知る事となった。
エイクの配下である“黄昏の蛇”の面々が滞在しているチムル村が、魔族の大軍に襲われたという情報がもたらされたのである。
ミュルミドンのリーダーは確認の為に2体のミュルミドンを残し、他の者でエイクを目的地まで案内する事にした。
この後エイクらは、直接フィントリッドの城の戻るのではなく、別の建物を経由する事になっていた。そのため、案内はどうしても必要だったのである。
それは、エイク達が出発する直前にフィントリッドから受けた指示だった。
エイクが女オーガを捕らえる事を想定して、女オーガにフィントリッドの城の場所を知られないようにするための措置である。
ちなみにエイクは、アズィーダの手枷を外し、現地に残ったミュルミドンが使っていた馬型ゴーレムに乗せて共に移動させる事にした。
今までの行動などから判断しても、アズィーダは信仰に基づいて自分に従う事が期待できる。だから、無理に拘束する必要はもうない。と、そう考えたのだ。
エイク達一行は、行きと同様に道中で三晩を明かしその建物へと向かった。
道中で襲ってくる魔物も多少はいたものの、特に問題にはならなかった。
4日目の朝方、エイクは、進行方向に強大なアンデッドのオドを感知した。その近くには複数の人間大のオドもある。
それらのオドが存在しているのは、当面の目的地の建物があると説明された場所のようだ。
(デディウスというノーライフキングか? こんな強大なオドを持つアンデッドが他にもいて欲しくはないから、そうであって欲しいところだな)
エイクはそう考えた。
(そして、どちらにしても面倒でもある)
エイクは自身の後ろに続くアズィーダの方に意識を向けつつ、そうとも思った。破壊神ムズルゲルの信者はアンデッドに対して特に攻撃的だと知っていたからだ。
ムズルゲルの教えは、戦いまくり、死にまくり、そして、それでも滅びないように生みまくれ。というものだ。
そのような激しい生と死を速やかに繰り返す事で、強き者が増え魂も鍛えられ、世界も発展するとしている。
これは要するに、転生の輪を高速で回すという事でもある。
ところがアンデッドは転生の輪から逸脱した存在だ。転生の輪から外れられては、ムズルゲルの教義の前提が崩れてしまう。
この為、ムズルゲルはアンデッドを激しく敵視するのだと言われている。
当然、ムズルゲル信者もアンデッドを強く敵視する。
実際にどの程度アンデッドを敵視するかは個々の信者によって異なるが、中には、アンデッドを根絶するのが最優先だと考えて、他の教義をほとんど無視している者すら存在している。
特に、殺した者を同族にしてしまうグールや、眷属を作り出すヴァンパイアなど、増殖するアンデッドに対する敵意は激しいものになる事が多い。
そして、ノーライフキングもまた、眷属を作り出すアンデッドだ。
つまり、アズィーダが相手がノーライフキングだと気づいたならば、いきなり襲い掛かる可能性もあり得る。
しばらくして、その建物が見えてきた。
建物は簡素だがかなり大きく、規模だけなら貴族の屋敷並だった。そして、その建物の周りはかなり広い範囲で切り開かれ、開墾されて諸々の農作物が育てられている。その農地全体を囲んで柵が張り巡らされていた。
(食料生産地の一つということか)
エイクはそう考えた。
フィントリッドの城で振舞われた料理には新鮮な食材がふんだんに使われていた。それらの食材を育てる為に確保している生産場所の一つなのだと思われた。
その建物に到着し、馬型ゴーレムから降りたエイクらを出迎えたのは、予想通りノーライフキングのデディウスだった。
「お疲れ様でございました。上首尾のようですね」
デディウスが穏やかな様子でエイクに向かってそう告げる。
「ああ」
エイクは短く答えた。
彼は、自身の背後に立つアズィーダの行動を警戒していた。だが、それは二重の意味で杞憂だった。
まず、アズィーダは目の前に現れた男がアンデッドだとは微塵も気付いていない。そして、仮に気付いても襲い掛かる事など全く不可能だった。
「それではお預かりいたします」
そう告げたデディウスは、エイクが頷くのを確認してから、視線をアズィーダに向けた。それで終了だった。
「お疲れでしょう。中でお休みください」
デディウスがそう告げると、アズィーダは素直に、「ああ、そうさせてもらおう」と告げて建物の中に入ってゆく。そして、ミュルミドンの案内に従って進んでいった。
その様子から、アズィーダが何の警戒も不審も抱いていない事が分かる。
ノーライフキングの魅了の視線によって、デディウスの事を信頼できる相手と思い込んでいるのである。
(分かっていた事だが、やはり凄まじいな)
エイクは改めてそう思った。
アズィーダはエイクでも容易くは勝てないほどの強者だった。精神的な抵抗力も、エイクには及ばなくとも相応に高いはずだ。
そのアズィーダが、全く抵抗できずに魅了にかかってしまった。
この事実は、ノーライフキングの脅威を如実に証明している。
(俺自身は、精神的な悪影響を無効化する錬生術が使えるから何とかなるはずだ。
だが、俺の配下や味方の中でこれに抵抗で出来る者はいないだろう。こいつが敵に回ったら、誰でも魅了されて利用されてしまうという事だ。
それに、こいつ以外にもノーライフキングは存在している。上位のバンパイアも同じような事が出来るという。
今後そんな連中と敵対する事もあり得る。何か対策を考えておかなければならない)
エイクはそのような事を考えた。
「お帰りの際には、然るべく対応して合流していただく予定です。ご承知おきください」
デディウスはそう告げる。何らかの精神操作でもして、フィントリッドの城の位置を認識できなくした上で、エイクが王都アイラナに戻るのに同行させるという事なのだろう。
(何か細工を仕掛けられる可能性もあるな。後でしっかり確認する必要がある)
エイクはそう考えた。
「丁重にお預かりいたしますのでご安心ください」
エイクが不審を抱いている事に気付いたのか、デディウスは更にそう告げた。
だが、そんな言葉だけで信用できるわけはない。
(世の中に、ノーライフキングに女を預けるほど安心できない状況はないと思うがな)
エイクはそう思った。だが、ここでそんな事を口にしても意味はない。
「承知した」
エイクは一応そう答える事にした。
「それでは、改めましてご案内いたします」
「頼む」
エイクはそう答えて、デディウスと供だってフィントリッドの城へと向かった。
フィントリッドの城には、その日の昼になる前に着くことが出来た。
そして早速フィントリッドが待つ客間に案内された。
「聞いたぞ。首尾よくいったそうだな」
フィントリッドはそんな声をかけて来た。
その表情は機嫌よさそうに見える。だがエイクは、フィントリッドの言動にどことなく芝居がかった印象を受けた。機嫌がよい振りをしているように思えたのである。
エイクは、少し探りを入れてみるつもりになって告げた。
「オーガには問題なく勝てた。
だが、その後に異様な姿をしたものに襲われた。俺にはそいつの方が気になる。
そいつの姿は……」
エイクは、アズィーダがスクリーマーと呼んだ存在の外見などを説明した。
「そんな存在の事を知っているか?」
そして最後にそう問うた。
フィントリッドは顔をしかめつつ答える。
「知っている」
「なら、教えてくれ、あの存在が、俺の親父の仇と何か関係している可能性は考えられるか?」
「それはありえない」
「そう言える根拠は?」
フィントリッドは、軽くため息をしてから答えた。
「その存在は、この森より西にしかいない。
そして、連中の目的はこの城だ。奴らは私の敵なのだ。だから、この城を越えて東まで進出して、アストゥーリア王国内の策謀に関与するとは考えられない。
悪いがこれも、これ以上は答えられない質問になる」
「そうか。それだけ教えてもらえれば十分だ」
エイクはそう答えて、この話を切り上げる事にした。
フィントリッドは不快そうに見える。これ以上食い下がっても良いことはないだろう。そう判断したのである。
そして、やはり父の仇と関係している可能性は低いと思ったからでもある。
(一応、嘘を吐いているようには見えない。父さんの仇とは関係ないのだろう。
とすれば、やはりこの件には関わるべきではない。少なくとも、今はまだ……)
エイクは改めてそう考えていた。
フィントリッドは、また笑顔を作ってから告げた。
「とりあえず、昼食にしよう。準備にもう少し時間がかかるが、王都に帰るのはその後でよいだろう?」
「分かった。そうさせてもらおう」
「よし、それではこのまま少し待っていてくれ」
エイクの答えを聞き、フィントリッドはそう告げてから席を立った。
「ああ、ゆっくりさせてもらう事にする」
エイクもそう答えた。
王都の情勢も気になるところだが、昼食をとるくらいの余裕はあるだろう。その時エイクはそう考えていた。
しかし、その考えは誤りだった。実際にはそのような余裕はなかった。
そしてエイクは、間もなくその事を知る事となった。
エイクの配下である“黄昏の蛇”の面々が滞在しているチムル村が、魔族の大軍に襲われたという情報がもたらされたのである。
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