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第4章
魔女のヒモ(2)
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らしき、とあたしが迷うのは、彼の外見的特徴が、どれも中性的なせいだ。
雪のように白い肌。襟足が肩まで届く灰色の髪。丸く愛らしい蒼い瞳。小さめの鼻。微笑みをたたえる唇。身長はあたしくらいで、華奢な体格。服装はファーのついたロングコート……。
一個だけはっきりしてるのは、彼が神族であること。左頬に、黒に近いセピア色の線で描かれた、植物のツルのような模様がある。顔に模様があるのは、ほかの種族にはない神族の特徴だ。
メイラールドさん宅の敷地内にいるけど……一体何者だろう。
謎の少年の声に、一番に答えたのはナナシだった。
「マトリが怪我して大変なんだ! 治せる?!」
「怪我……? マトリって、きみのこと?」
少年に見つめられ、あたしは「はい」、と頷いた。流れで、ナナシとシロクさんの紹介も済ませる。ここへ来たのは、とある旅行の途中だと説明をした。
「めずらしいね、こんなとこに旅行なんて……僕はレオッカ、よろしくね。とりあえず、入りなよ。手当しなきゃ」
「てあてってなに?!」
「え……? 手当は手当でしょ」
ナナシの問い掛けに、レオッカくんはキョトンとした。シロクさんがフォローに入る。
「……手当とは、傷を治すために薬を塗ったり、包帯を……布を巻いたりすることだ」
「そっか! じゃあ早く、てあて、てあて!」
ナナシに急かされ、レオッカくんが門扉を開け放した。でも、あたしの腰は引けている。
「あ、あのーぅ……あたしたちが入ったら、なんか石っぽいひととかが襲ってくるんじゃ……」
「あはっ、ないない。僕と一緒なら平気だよ。早くおいで」
にこやかかつ軽やかに、レオッカくんは石畳のアプローチを歩いていく。
その後ろに付いて広いお庭を数メートル歩くと、お屋敷のポーチまでやってきた。
遠目には無機質に見えたお屋敷が、近くで見ると柔らかな表情も持っていることに気付く。外壁に植物や虫の彫刻が施されていて、優雅な印象だ。惜しむらくは、やはりその古さだろうか。そこらじゅうにひび割れがあり、装飾もところどころ欠けているのが残念に思える。
玄関のドアは、縦も横も一般的な住宅の二倍ほど大きく、赤みを帯びた灰色の金属製だった。
レオッカくんはドアを二度ノックすると、「メっちゃーん」と声をかける。
メ、メっちゃん? メっちゃんってまさか、メイラールドさんのこと……?
「旅のひとが怪我しちゃって、手当が必要なんだ。家に入れてあげてもいーい?」
「だめよ、絶対だめっ……」
女性の澄んだ高い声が、ドア全体から溢れ出した。声に合わせるように、ドアの表面がうねうねと動めく。
こ、これも魔法? そして、今のがメイラールドさんの声ということだろうか。さすがは魔女。数百歳という年齢の割に、ローティーンの女子学生のごとく若々しい美声だ。
「メっちゃんってひとー! マトリがケガしちゃったんだよ! てあてしてーっ!」
ナナシがドアをノックして呼びかけたけれど、反応がない。
再び、レオッカくんが「どうしても?」と声をかけると、「だめ……」と返事が返ってきた。
よく分からないけど……メイラールドさんはあたしたちを快く思ってないみたいだ。
教科書に載っていた写真のメイラールドさんは、ウエーブのかかったペールブルーの長い髪で、おめめパッチリ、少女のような可憐さと大人の女性の上品さを併せ持ち、幸せそうな暖かい微笑みを浮かべていた。だからなんとなく、母のような抱擁感のあるアットホームなひとを想像してたんだけど……想像は所詮、想像ってこと? ま、そりゃそうか。
にしても、まいった。この様子じゃ、手当てどころか、エンド区の王子様候補も紹介してくれそうもない。そしてあたし的に一番知りたいエミルドさん情報も聞き出せない。
なんかいい方法は……あたしの視線は無意識に、頼れる家長、シロクさんに向く。
家長は顔をドアに向けたまま、黒目だけを別方向に動かし、ある一点を見ていた。
あたしたちのいる玄関から見て、右側二番目の一階の窓。そのカーテンの細い隙間から、こちらを覗く、何者かの姿が――
――お、おおおおおばけーぇっ?!
驚きと恐怖であたしの身体が跳ね上がる。
するとまるで「見られた!」と言わんばかりにカーテンが閉まった。
「なんだ? どした、マトリ?!」
ふり返ったナナシに、ふるえる指で例の窓を指し示す。
「いいいい今……なななんかそこの窓から、誰かが覗いてたようなっ……」
レオッカくんがくすりと笑う。
「あ、それならメっちゃんだよ」
「えぇっ……?! あ……あれがメイラールドさんっ?!」
「うん。たぶん、どんなひとが来たのか気になって、覗いちゃったんじゃないかな」
そ、そうなんだ。これまでいろいろファンタスティックだったのに、来客チェックの方法は意外と原始的なんですね。
レオッカくんがもう一度ドアに語りかけても反応はなく、彼は首を横にふった。
「……だめだね。びっくりして、二階の自分の部屋に戻っちゃったみたい。一度こもると、一時間は出てこないんだよ、メっちゃんて」
「えーっ?! おーい、メっちゃーん! 一時間も待てないよーっ、出てきてくれーっ!」
「メイラールドさーんっ! せめて、お話だけでもーっ!」
ナナシと一緒に、あたしも芸能レポーターのようなセリフを力いっぱい叫んだ。けれど、お屋敷全体が沈黙を続けている。
途方に暮れたあたしたちを、レオッカくんは庭の隅へと連れていった。
そこには大きな枯木があり、傍らの地面に木の根を編んだような正方形のドアが設置されている。成人男性がひとり、通れるか通れないかくらいの小さなドアだ。
「この下は、根っこの神ドナさんの家があるんだ。病院も薬屋さんも遠いからね、彼女の家で手当させてもらおう」
口角を上げるレオッカくんとは対照的に、ナナシは困惑した顔を見せた。
「ねっこのかみってなに?! マトリのケガ、治せるの?!」
「根っこの神っていうのは、木の根っこを司る神族だよ。彼女に薬を借りて、手当は僕がするから大丈夫」
「つかさどるかみぞくってなに?! マトリのケガ、治せるの?!」
「え? 司るは司るだし、神族は神族でしょ。手当は僕がするってば」
「……ナナシ。彼は、木の根を守る神族という名前の種類のひとに薬を借りて、マトリの手当をしてくれると言っているんだ」
シロクさんの説明を受け、ナナシはようやく首を縦にふる。
レオッカくんは上目で肩をすくめたあと、ドアの上で、こんこん、と踵を鳴らした。
「ドナさーん、レオッカでーす。お邪魔するよー」
彼が扉を開けると、地下へと続く階段があった。暗いね。土だね。天井も壁も階段も。
レオッカくんを先頭に、あたし、ナナシ、シロクさんの四人が一列で階段を下っていく。
足にあたる感覚や、手に触れる壁が、石のように固い。壁をよく見ると、繊維のような筋が浮かんでいた。どうやら、土に木の根っこが張り巡らされていて、補強されているようだ。入り口こそ狭かったものの、階段の幅はおとなふたりが並んでも余裕があるほど広く、天井と足元には等間隔に小さな電球の明かりが点っている。
そしてなにより快適なのが、気温だった。
「レオッカくん、この中って外よりずっとあったかいね」
「ドナさんの家は特別なんだよ。木の根に熱を作らせて、それを地下にある部屋へ溜めるようになってるんだって。あ、あと僕のことはレオッカって呼んでいいからね。僕もマトリって呼んでいい?」
「うん。じゃあ……レオッカ、ドナさんは突然お邪魔しても迷惑じゃないかな?」
「大丈夫、ドナさんはとっても優しい人だから。僕と彼女はティーフレンドなんだけど、彼女手作りのクッキーは最高だよ! 甘み、香り、サクサク感――すべてのバランスが完璧でね、まさにクッキー調合レシピの最高峰……」
「てぃーふれんどってなに?! マトリのケガ、治せる?!」
ナナシが慌ててあたしの横に並んできた。レオッカくんは眉をひそめ、頬を膨らませる。
「えぇ? もー、なにさ、僕が話してる途中なのに。ティーフレンドはティーフレンドでしょ。手当は僕がするから大丈夫だってば!」
後方から、シロクさんの「……ナナシ。おそらく、一緒にお茶を飲み会話を楽しむ友人という意味だ」という声が聞こえてきた。
レオッカはあたしに顔をよせ、口元を隠してささやく。
「金髪の彼、ちょっとめんどくさいタイプだよね。手当ってなにって聞かれたあたりから、うっすら気付いてたけど」
「ナ、ナナシはあたしの心配をしてくれてるだけなの。とっても優しい、いい子なのよ」
雪のように白い肌。襟足が肩まで届く灰色の髪。丸く愛らしい蒼い瞳。小さめの鼻。微笑みをたたえる唇。身長はあたしくらいで、華奢な体格。服装はファーのついたロングコート……。
一個だけはっきりしてるのは、彼が神族であること。左頬に、黒に近いセピア色の線で描かれた、植物のツルのような模様がある。顔に模様があるのは、ほかの種族にはない神族の特徴だ。
メイラールドさん宅の敷地内にいるけど……一体何者だろう。
謎の少年の声に、一番に答えたのはナナシだった。
「マトリが怪我して大変なんだ! 治せる?!」
「怪我……? マトリって、きみのこと?」
少年に見つめられ、あたしは「はい」、と頷いた。流れで、ナナシとシロクさんの紹介も済ませる。ここへ来たのは、とある旅行の途中だと説明をした。
「めずらしいね、こんなとこに旅行なんて……僕はレオッカ、よろしくね。とりあえず、入りなよ。手当しなきゃ」
「てあてってなに?!」
「え……? 手当は手当でしょ」
ナナシの問い掛けに、レオッカくんはキョトンとした。シロクさんがフォローに入る。
「……手当とは、傷を治すために薬を塗ったり、包帯を……布を巻いたりすることだ」
「そっか! じゃあ早く、てあて、てあて!」
ナナシに急かされ、レオッカくんが門扉を開け放した。でも、あたしの腰は引けている。
「あ、あのーぅ……あたしたちが入ったら、なんか石っぽいひととかが襲ってくるんじゃ……」
「あはっ、ないない。僕と一緒なら平気だよ。早くおいで」
にこやかかつ軽やかに、レオッカくんは石畳のアプローチを歩いていく。
その後ろに付いて広いお庭を数メートル歩くと、お屋敷のポーチまでやってきた。
遠目には無機質に見えたお屋敷が、近くで見ると柔らかな表情も持っていることに気付く。外壁に植物や虫の彫刻が施されていて、優雅な印象だ。惜しむらくは、やはりその古さだろうか。そこらじゅうにひび割れがあり、装飾もところどころ欠けているのが残念に思える。
玄関のドアは、縦も横も一般的な住宅の二倍ほど大きく、赤みを帯びた灰色の金属製だった。
レオッカくんはドアを二度ノックすると、「メっちゃーん」と声をかける。
メ、メっちゃん? メっちゃんってまさか、メイラールドさんのこと……?
「旅のひとが怪我しちゃって、手当が必要なんだ。家に入れてあげてもいーい?」
「だめよ、絶対だめっ……」
女性の澄んだ高い声が、ドア全体から溢れ出した。声に合わせるように、ドアの表面がうねうねと動めく。
こ、これも魔法? そして、今のがメイラールドさんの声ということだろうか。さすがは魔女。数百歳という年齢の割に、ローティーンの女子学生のごとく若々しい美声だ。
「メっちゃんってひとー! マトリがケガしちゃったんだよ! てあてしてーっ!」
ナナシがドアをノックして呼びかけたけれど、反応がない。
再び、レオッカくんが「どうしても?」と声をかけると、「だめ……」と返事が返ってきた。
よく分からないけど……メイラールドさんはあたしたちを快く思ってないみたいだ。
教科書に載っていた写真のメイラールドさんは、ウエーブのかかったペールブルーの長い髪で、おめめパッチリ、少女のような可憐さと大人の女性の上品さを併せ持ち、幸せそうな暖かい微笑みを浮かべていた。だからなんとなく、母のような抱擁感のあるアットホームなひとを想像してたんだけど……想像は所詮、想像ってこと? ま、そりゃそうか。
にしても、まいった。この様子じゃ、手当てどころか、エンド区の王子様候補も紹介してくれそうもない。そしてあたし的に一番知りたいエミルドさん情報も聞き出せない。
なんかいい方法は……あたしの視線は無意識に、頼れる家長、シロクさんに向く。
家長は顔をドアに向けたまま、黒目だけを別方向に動かし、ある一点を見ていた。
あたしたちのいる玄関から見て、右側二番目の一階の窓。そのカーテンの細い隙間から、こちらを覗く、何者かの姿が――
――お、おおおおおばけーぇっ?!
驚きと恐怖であたしの身体が跳ね上がる。
するとまるで「見られた!」と言わんばかりにカーテンが閉まった。
「なんだ? どした、マトリ?!」
ふり返ったナナシに、ふるえる指で例の窓を指し示す。
「いいいい今……なななんかそこの窓から、誰かが覗いてたようなっ……」
レオッカくんがくすりと笑う。
「あ、それならメっちゃんだよ」
「えぇっ……?! あ……あれがメイラールドさんっ?!」
「うん。たぶん、どんなひとが来たのか気になって、覗いちゃったんじゃないかな」
そ、そうなんだ。これまでいろいろファンタスティックだったのに、来客チェックの方法は意外と原始的なんですね。
レオッカくんがもう一度ドアに語りかけても反応はなく、彼は首を横にふった。
「……だめだね。びっくりして、二階の自分の部屋に戻っちゃったみたい。一度こもると、一時間は出てこないんだよ、メっちゃんて」
「えーっ?! おーい、メっちゃーん! 一時間も待てないよーっ、出てきてくれーっ!」
「メイラールドさーんっ! せめて、お話だけでもーっ!」
ナナシと一緒に、あたしも芸能レポーターのようなセリフを力いっぱい叫んだ。けれど、お屋敷全体が沈黙を続けている。
途方に暮れたあたしたちを、レオッカくんは庭の隅へと連れていった。
そこには大きな枯木があり、傍らの地面に木の根を編んだような正方形のドアが設置されている。成人男性がひとり、通れるか通れないかくらいの小さなドアだ。
「この下は、根っこの神ドナさんの家があるんだ。病院も薬屋さんも遠いからね、彼女の家で手当させてもらおう」
口角を上げるレオッカくんとは対照的に、ナナシは困惑した顔を見せた。
「ねっこのかみってなに?! マトリのケガ、治せるの?!」
「根っこの神っていうのは、木の根っこを司る神族だよ。彼女に薬を借りて、手当は僕がするから大丈夫」
「つかさどるかみぞくってなに?! マトリのケガ、治せるの?!」
「え? 司るは司るだし、神族は神族でしょ。手当は僕がするってば」
「……ナナシ。彼は、木の根を守る神族という名前の種類のひとに薬を借りて、マトリの手当をしてくれると言っているんだ」
シロクさんの説明を受け、ナナシはようやく首を縦にふる。
レオッカくんは上目で肩をすくめたあと、ドアの上で、こんこん、と踵を鳴らした。
「ドナさーん、レオッカでーす。お邪魔するよー」
彼が扉を開けると、地下へと続く階段があった。暗いね。土だね。天井も壁も階段も。
レオッカくんを先頭に、あたし、ナナシ、シロクさんの四人が一列で階段を下っていく。
足にあたる感覚や、手に触れる壁が、石のように固い。壁をよく見ると、繊維のような筋が浮かんでいた。どうやら、土に木の根っこが張り巡らされていて、補強されているようだ。入り口こそ狭かったものの、階段の幅はおとなふたりが並んでも余裕があるほど広く、天井と足元には等間隔に小さな電球の明かりが点っている。
そしてなにより快適なのが、気温だった。
「レオッカくん、この中って外よりずっとあったかいね」
「ドナさんの家は特別なんだよ。木の根に熱を作らせて、それを地下にある部屋へ溜めるようになってるんだって。あ、あと僕のことはレオッカって呼んでいいからね。僕もマトリって呼んでいい?」
「うん。じゃあ……レオッカ、ドナさんは突然お邪魔しても迷惑じゃないかな?」
「大丈夫、ドナさんはとっても優しい人だから。僕と彼女はティーフレンドなんだけど、彼女手作りのクッキーは最高だよ! 甘み、香り、サクサク感――すべてのバランスが完璧でね、まさにクッキー調合レシピの最高峰……」
「てぃーふれんどってなに?! マトリのケガ、治せる?!」
ナナシが慌ててあたしの横に並んできた。レオッカくんは眉をひそめ、頬を膨らませる。
「えぇ? もー、なにさ、僕が話してる途中なのに。ティーフレンドはティーフレンドでしょ。手当は僕がするから大丈夫だってば!」
後方から、シロクさんの「……ナナシ。おそらく、一緒にお茶を飲み会話を楽しむ友人という意味だ」という声が聞こえてきた。
レオッカはあたしに顔をよせ、口元を隠してささやく。
「金髪の彼、ちょっとめんどくさいタイプだよね。手当ってなにって聞かれたあたりから、うっすら気付いてたけど」
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