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第8章
再び(6)
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「本音を言えばね、もうひとり魔法使いがいて、悪魔女の身体を魔法で消してくれたら助かるなあって思うよ。僕もはじめて人体復活の魔法を見るから、正直、どのタイミングでどう現れるか予想もできないんだ。そもそも、やっぱり魔法には魔法で……」
話していたレオッカの言葉が、不自然に途中で止まる。あたしは、彼の横顔を見つめていた。答えるように、彼がこちらを向く。その瞳には、星がたくさん輝いている。
「マ……マトリ……」
「レオッカ……!」
あたしたちはふるえながら手を取り合った。そして、声が揃う。
「魔法使いなら、いる……!」
「……え? 何? どこに?」
アニイセンパイの声が聞こえたけれど、あたしにはもうレオッカしか見えない。
「そう、いる……! エンドに行った時、あなたが考えてくれたあのレシピ! あれを使えば、魔法使いができる! あなたが、少しだけあたしに魔魂を分けてくれることができるなら、あたしは魔法使いになれる……!」
「で……できる……! できる……だって、僕の魔魂は封印が解かれた。他人の魔魂を奪う要領で……ぼ、僕の魔魂を千切って材料に……できる! 僕は魔法使いを調合できる……!」
お互いの顔が紅潮していく。唇は完全な笑みを作り、息を荒く吐き出している。
「どうしよう。マトリを危険な目に合せてはいけないと思いながらも、僕は欲望を抑えきれそうもない……! 大好きだ、僕は調合が大好きなんだ! きみを調合したくて堪らない!」
「それでいいのよ、レオッカ! あたしは魔法使いになりたい。レオッカは調合がしたい。あたしたちの利害関係は完全に一致してる。何も迷う必要なんてない。魔法使いになるためなら、あたしの全てをあなたに捧げるわ。どうぞ、この身体好きにして!」
「ああマトリ……! 僕をこんなに熱くした女性はきみがはじめてだよ……!」
あたしたちは倒れ込むように、きつく抱き合った。
「マトリ……あんた本格的にイカれたね……」
引き切ったセンパイのつぶやきも、もはやあたしたちを止められない。レオッカは大きく一度頷いて身体を離すと、魔法を使って横に長い作業机を出現させた。更に同じ方法で、様々な道具、材料を机の上に揃えていく。
上唇をぺろりと舐め、右手の指を握り込み、そして開く。その動作を何度かくり返し、すっと表情を険しくすると、自分の胸の真ん中あたりに右手を突き刺した。
「……っ、あ……っ、ぅあっ……!」
身体を折り、苦しげに喘ぎつつも、レオッカはずぶずぶと手を押し込んでいく。額には汗の玉がいくつも浮かび、顔色も青ざめている。ついには咳き込みはじめた。
自分がやらせておきながら、あたしは心配になって、彼の名を呼び顔を覗き込んだ。
彼はこちらに鋭い視線を向け、おもむろに姿勢を正して、にやりと笑う。笑い声を上げながら、右手を胸の中から引き抜いた。高々と掲げられたその手には、淡い青色をした、綿に似た小さな物体が握られている。
そ……それが、レオッカの魔魂……?
「んふ、んふふふふ! これで材料は揃ったね。じゃあ、はじめるよ……!」
レオッカは鼻歌を歌いながら、四角い機械の中に魔魂を入れてふたを閉め、いくつか機械のボタンを押した。続いて金属製の容器に入った粉を匙で量り、大きなボウルの中に入れる。さらに、「アルディゾン」と書かれたラベルを貼った瓶を手に取り、その中身をカップで量りながらボウルに注いだ。
機械から「ピーッ」という音が鳴る。レオッカが中から魔魂を取り出すと、ぺったんこになって干からびていた。彼はそれを乳鉢に入れ、丁寧に磨り潰していく。やがて粉になった魔魂は、少しだけボウルの中に投入された。途中、レオッカは何度かよろけつつ、それでも嬉しそうに、少し入れては混ぜ、少し入れては混ぜ、を繰り返していく。ようやく全てを調合し終わると、でき上がった液体を透明なバッグの中に移し替えた。チューブと針を付け、それを点滴台にセットして、こちらに視線を向ける。
「おいで。大丈夫、怖くないよ」
あたしは彼が魔法で用意した「お嬢様の寝室にあるような、白くてふわふわでリボンの付いたベッド」に横になる。レオッカはあたしの左手を取り、その甲に点滴の針を刺した。
早いペースで、体内に液体が流れ込んでくるのが分かる。痛みはない。ただ、身体全体が脈打っている。
ようやく針が外されたのは、正確な時間は分からないけれど、おそらく数分程後だった。
レオッカに支えられて、あたしは身体を起こす。全身が熱い。熱いというか、温かいという方がしっくりくる感じだ。針のあとの残る手を、指で撫でてみる。
「あたし……魔法使いになれたの?」
「おめでとう」
恍惚の表情を浮かべ、レオッカはあたしの身体をくるむようにリボンをかけた。
彼の身体から、柔らかな気配を感じる。自分の体温と似た温もり……もしかして、これが魔魂の気配、というやつなんだろうか。
じゃあ、あたしは本当にエミルドさんと同じ魔法使いに……?
胸に高揚感が満ちる。まだ魔法を使えたわけでもないけれど、目に涙が滲んできた。
アニイセンパイが訝しげな顔でレオッカに歩み寄る。
「あの……わたし完全に置いていかれてるんだけど……あんたたち何してるわけ? この子、ほんとに魔法使いになっちゃったの?」
「もちろんだよ。あ、女の子だから魔少女、でもいいけどね。魔魂を胸に持つ僕たち本物の魔法使いと違って、身体中に魔力が宿っているんだ。ただし、魔法を使えるのは1回だけ。レベル上限は中級まで。ほんの少ししか、魔魂を配合してないからね」
あたしは瞼に溜まった水分を雑に拭いて、傍らに立つレオッカを見上げた。
「ありがとう、レオッカ。あたし、絶対あなたの魔魂を無駄にはしないから」
「んふふ。いいよ、そんな気負わなくて。僕も満たされたから……ところで、マトリ。マトリに使えるたった一回の魔法……どの魔法を使うのが一番ふさわしいと思う?」
「え……あ、そうだ。復活した悪魔女の身体を消すんだよね」
遠隔で仕留めるとなれば、やっぱり光線とか……?
頭には、悪魔女の魔法弾に撃たれ、血を流してうずくまるレオッカの姿が甦った。
あ……あれを、自分がやるんだ。あたしは今から、ひとを殺める……。
怖気づいている場合じゃないのに、胸がざわつく。唾液をごくんと飲み込んだ。
「僕のオススメ第一位は、風化の魔法かな。知ってる? ひとの身体を風にしてしまうっていう魔法だよ。実態をなくしてしまえば、とりあえず魔魂は入り込めなくなるからね。第二位は、魔法弾。あれは強力だけど、迷いがあると外れちゃうっていう弱点があるから、二位!」
レオッカは優しさを含んだ笑顔になった。あたしの心の迷いなど、お見通しらしい。あたしは胸を撫で下ろした。自分が情けなく思いつつも、安心したというのが本心だ。
風化の魔法はエミルドさんの魔法書にも載っていたけれど、改めてレオッカにも教わり、手順を確認する。
そうこうしている間に、悪魔女の魔法も完成に近付いていた。犠牲となったミッチェハップの大木は、身体のほとんどが消失し、たった一本、細い枝を残すのみだ。
いよいよ、時が来る。
シロクさんが、魔魂葬剣を構えた。レオッカは両手を標的の方に向け、手のひらをクロスさせる。アニイセンパイは見学を拒否し、ナナシの身体を奪還する、という役割に就いた。
各々、魔法に巻き込まれないギリギリのラインに立ち、最後の枝が消えゆく様を見届けた。
枝が消えたと同時に、光の柱は凝縮され、徐々にひとの形へと変化していく。
この光が悪魔女へと変わった瞬間、魔法をかけるのがあたしの役目。
瞬きを堪えて、人体の復活を――悪魔女の復活を凝視する。
ナナシを助ける。エミルドさんの仇を取る。この国を守る。
落ちつけ、きっと上手くいく。あたしの可能性は無限なんだから……!
光がくっきりとひと型のシルエットを作り上げ、緊張が高まる。
高まったせい……なのだろうか。その光のひと型は、悪魔女よりも大きく見えた。
話していたレオッカの言葉が、不自然に途中で止まる。あたしは、彼の横顔を見つめていた。答えるように、彼がこちらを向く。その瞳には、星がたくさん輝いている。
「マ……マトリ……」
「レオッカ……!」
あたしたちはふるえながら手を取り合った。そして、声が揃う。
「魔法使いなら、いる……!」
「……え? 何? どこに?」
アニイセンパイの声が聞こえたけれど、あたしにはもうレオッカしか見えない。
「そう、いる……! エンドに行った時、あなたが考えてくれたあのレシピ! あれを使えば、魔法使いができる! あなたが、少しだけあたしに魔魂を分けてくれることができるなら、あたしは魔法使いになれる……!」
「で……できる……! できる……だって、僕の魔魂は封印が解かれた。他人の魔魂を奪う要領で……ぼ、僕の魔魂を千切って材料に……できる! 僕は魔法使いを調合できる……!」
お互いの顔が紅潮していく。唇は完全な笑みを作り、息を荒く吐き出している。
「どうしよう。マトリを危険な目に合せてはいけないと思いながらも、僕は欲望を抑えきれそうもない……! 大好きだ、僕は調合が大好きなんだ! きみを調合したくて堪らない!」
「それでいいのよ、レオッカ! あたしは魔法使いになりたい。レオッカは調合がしたい。あたしたちの利害関係は完全に一致してる。何も迷う必要なんてない。魔法使いになるためなら、あたしの全てをあなたに捧げるわ。どうぞ、この身体好きにして!」
「ああマトリ……! 僕をこんなに熱くした女性はきみがはじめてだよ……!」
あたしたちは倒れ込むように、きつく抱き合った。
「マトリ……あんた本格的にイカれたね……」
引き切ったセンパイのつぶやきも、もはやあたしたちを止められない。レオッカは大きく一度頷いて身体を離すと、魔法を使って横に長い作業机を出現させた。更に同じ方法で、様々な道具、材料を机の上に揃えていく。
上唇をぺろりと舐め、右手の指を握り込み、そして開く。その動作を何度かくり返し、すっと表情を険しくすると、自分の胸の真ん中あたりに右手を突き刺した。
「……っ、あ……っ、ぅあっ……!」
身体を折り、苦しげに喘ぎつつも、レオッカはずぶずぶと手を押し込んでいく。額には汗の玉がいくつも浮かび、顔色も青ざめている。ついには咳き込みはじめた。
自分がやらせておきながら、あたしは心配になって、彼の名を呼び顔を覗き込んだ。
彼はこちらに鋭い視線を向け、おもむろに姿勢を正して、にやりと笑う。笑い声を上げながら、右手を胸の中から引き抜いた。高々と掲げられたその手には、淡い青色をした、綿に似た小さな物体が握られている。
そ……それが、レオッカの魔魂……?
「んふ、んふふふふ! これで材料は揃ったね。じゃあ、はじめるよ……!」
レオッカは鼻歌を歌いながら、四角い機械の中に魔魂を入れてふたを閉め、いくつか機械のボタンを押した。続いて金属製の容器に入った粉を匙で量り、大きなボウルの中に入れる。さらに、「アルディゾン」と書かれたラベルを貼った瓶を手に取り、その中身をカップで量りながらボウルに注いだ。
機械から「ピーッ」という音が鳴る。レオッカが中から魔魂を取り出すと、ぺったんこになって干からびていた。彼はそれを乳鉢に入れ、丁寧に磨り潰していく。やがて粉になった魔魂は、少しだけボウルの中に投入された。途中、レオッカは何度かよろけつつ、それでも嬉しそうに、少し入れては混ぜ、少し入れては混ぜ、を繰り返していく。ようやく全てを調合し終わると、でき上がった液体を透明なバッグの中に移し替えた。チューブと針を付け、それを点滴台にセットして、こちらに視線を向ける。
「おいで。大丈夫、怖くないよ」
あたしは彼が魔法で用意した「お嬢様の寝室にあるような、白くてふわふわでリボンの付いたベッド」に横になる。レオッカはあたしの左手を取り、その甲に点滴の針を刺した。
早いペースで、体内に液体が流れ込んでくるのが分かる。痛みはない。ただ、身体全体が脈打っている。
ようやく針が外されたのは、正確な時間は分からないけれど、おそらく数分程後だった。
レオッカに支えられて、あたしは身体を起こす。全身が熱い。熱いというか、温かいという方がしっくりくる感じだ。針のあとの残る手を、指で撫でてみる。
「あたし……魔法使いになれたの?」
「おめでとう」
恍惚の表情を浮かべ、レオッカはあたしの身体をくるむようにリボンをかけた。
彼の身体から、柔らかな気配を感じる。自分の体温と似た温もり……もしかして、これが魔魂の気配、というやつなんだろうか。
じゃあ、あたしは本当にエミルドさんと同じ魔法使いに……?
胸に高揚感が満ちる。まだ魔法を使えたわけでもないけれど、目に涙が滲んできた。
アニイセンパイが訝しげな顔でレオッカに歩み寄る。
「あの……わたし完全に置いていかれてるんだけど……あんたたち何してるわけ? この子、ほんとに魔法使いになっちゃったの?」
「もちろんだよ。あ、女の子だから魔少女、でもいいけどね。魔魂を胸に持つ僕たち本物の魔法使いと違って、身体中に魔力が宿っているんだ。ただし、魔法を使えるのは1回だけ。レベル上限は中級まで。ほんの少ししか、魔魂を配合してないからね」
あたしは瞼に溜まった水分を雑に拭いて、傍らに立つレオッカを見上げた。
「ありがとう、レオッカ。あたし、絶対あなたの魔魂を無駄にはしないから」
「んふふ。いいよ、そんな気負わなくて。僕も満たされたから……ところで、マトリ。マトリに使えるたった一回の魔法……どの魔法を使うのが一番ふさわしいと思う?」
「え……あ、そうだ。復活した悪魔女の身体を消すんだよね」
遠隔で仕留めるとなれば、やっぱり光線とか……?
頭には、悪魔女の魔法弾に撃たれ、血を流してうずくまるレオッカの姿が甦った。
あ……あれを、自分がやるんだ。あたしは今から、ひとを殺める……。
怖気づいている場合じゃないのに、胸がざわつく。唾液をごくんと飲み込んだ。
「僕のオススメ第一位は、風化の魔法かな。知ってる? ひとの身体を風にしてしまうっていう魔法だよ。実態をなくしてしまえば、とりあえず魔魂は入り込めなくなるからね。第二位は、魔法弾。あれは強力だけど、迷いがあると外れちゃうっていう弱点があるから、二位!」
レオッカは優しさを含んだ笑顔になった。あたしの心の迷いなど、お見通しらしい。あたしは胸を撫で下ろした。自分が情けなく思いつつも、安心したというのが本心だ。
風化の魔法はエミルドさんの魔法書にも載っていたけれど、改めてレオッカにも教わり、手順を確認する。
そうこうしている間に、悪魔女の魔法も完成に近付いていた。犠牲となったミッチェハップの大木は、身体のほとんどが消失し、たった一本、細い枝を残すのみだ。
いよいよ、時が来る。
シロクさんが、魔魂葬剣を構えた。レオッカは両手を標的の方に向け、手のひらをクロスさせる。アニイセンパイは見学を拒否し、ナナシの身体を奪還する、という役割に就いた。
各々、魔法に巻き込まれないギリギリのラインに立ち、最後の枝が消えゆく様を見届けた。
枝が消えたと同時に、光の柱は凝縮され、徐々にひとの形へと変化していく。
この光が悪魔女へと変わった瞬間、魔法をかけるのがあたしの役目。
瞬きを堪えて、人体の復活を――悪魔女の復活を凝視する。
ナナシを助ける。エミルドさんの仇を取る。この国を守る。
落ちつけ、きっと上手くいく。あたしの可能性は無限なんだから……!
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