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2章:神の種と迷宮都市
28:迷宮都市スルト
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俺はいま空を飛んでいる。もちろん俺は乗っているだけだ。今日の朝、ギルドで、迷宮都市へ行くことを伝え、朝に町を飛び立った。俺の後ろにはぎゅっとくっ付いているティナ。前には俺を背もたれにしているムラクモがいた。背中にはやわらかいものが当たり、腕の中にも柔らかいものがある。風で舞うムラクモの髪がくすぐったい。
そんな俺たちはノワールに乗り、森を超えて、そこで宿を出るときにもらったお弁当を食べて、次は山を越えて、今は夕方だ。やっと俺の視界内に町が見えたとこだ。
そう俺の視界内にある町が、迷宮都市スルトだ。このまま向かっては、ノワールを見られて大変なことになるので、森に降りて徒歩で向かうことにする。ノワールはサイズ変更を使い、仔竜へと姿を戻す。
森を抜けると、オルディナの町同様、検問が行われていた。ムラクモには刀の姿に戻ってもらった。
検問にたどり着くと、ノワールの姿に驚き武器を構える兵士たち、俺は慌てて弁明に入る。
「安心してくれ、こいつは俺の従魔だ」
俺はそういってパーティーカードと、ギルドカードを提示した。
何を馬鹿なといった顔をしている兵士たちは、俺が提示するパーティーカードとギルドカードを見て信じるしかなかった。
俺の提示したものにはこう書かれていた。
『ユウ・ツキカゲ
性別 :男
種族 :人種
ランク:C
属性 :闇
PT :UNKNOWN』
『UNKNOWN
ランク:C
所属:ユウ・ツキカゲ ◎
ティナ・アカーシャ
従魔:ノワール』
そう、パーティーカードには従魔の欄があるのだ。ついでにと言わんばかりにティナもギルドカードを提示している。
『ティナ・アカーシャ
性別 :女
種族 :人種
ランク:D
属性 :光
PT :UNKNOWN』
ティナも戦場での的確な回復や指示が認められ、伯爵によって俺と一緒にランクアップしたのだ。
これを見た兵士達は認めるしかなかった。
「わ、わかりました。ただし、従魔にはこの従魔の証をつけてください。これがないと混乱を招くので、それと従魔が町中で起こした問題は主人の責任になりますのでご注意ください」
「あぁ、問題ない。助かる」
俺は兵士から証を受け取った。証は赤い輪っかで、はめたい場所に触れさせると大きさが自動修正されるものらしい。
一応問題がないか、鑑定のスキルを使おうとしたとき、左目に痛みが走った。
「ちっ」
俺が舌打ちすると、兵士が変な顔をした。
(エル。解析して問題ないか確かめてくれ)
《了解です。解析……完了。問題ありません》
(わかった)
本当にこれ、どうにかしないといけないな。
とりあえず問題がなかったみたいだからノワールの右の前足につけることにした。
そのあとはすんなりと町に入ることができた。
もう夕日も落ちる。とりあえず宿に入ろう。
町を歩いて見つけた宿はミラルという名前だった。
中に入ると身長的にはヨリヒメより少し大きい程度の小さい女の子が出迎えてくれた。
「ミラルの宿へようこそ」
“ちょっと、今失礼なこと考えなかった?”
(そんなことないぞ)
とりあえずごまかしておく。
その女の子のあとから、18ぐらいの女性が出てきた。
「いらっしゃいませ、お泊りですか?」
「あぁ、とりあえず2週間頼む。部屋は一部屋ベットは二つがいい」
今はとりあえず2週間でいいだろう。いつ出て行くかは、まだわからないしな。
一部屋と聞いた瞬間、ティナは嬉しそうな顔をした。ムラクモ、ヨリヒメからは、不機嫌そうだ。だがベットは二つと言った瞬間ティナは肩を落とした。
「ご飯はどうされますか?」
「迷宮に潜る予定だから、わからないがとりあえず今日の夜と明日の朝は頼む」
「わかりました。私はリナ。でこっちがレナです」
リナがそういい頭を下げるとレナもそれに合わせて頭を下げる。
「俺はユウ。でこっちがティナ、でこいつはノワール」
「キュイ」
ティナは頭を下げ、ノワールは返事をした。
竜種にもっと驚くかと思っていたが。レナの方は「かわいいっ」と言いながらノワールの頭を撫でていた。リナは少しは驚いていたが、すぐに冷静になった。
俺は二週間分のお金をリナに渡した。
「レナ、お部屋に案内してあげて」
「はーい、どうぞこっちです」
レナについていくと2階の1番端の部屋へと案内された。
「またご飯になったら呼びに来ますね」
「あぁ、よろしく頼む」
部屋の中に入り、ベットに腰掛ける。ティナはもう一つのベットで荷物を整理している。ムラクモもティナの手伝いをしている。
俺はこの間にいろいろ調べることにしよう。
まずは鑑定を試す。すると左目に痛みが走るやはり、発動しなかった。次に空間把握を使う。また左目に痛みが走る。鑑定の時とは比べ物にならない痛みだ。
「ぐっ」
俺が苦しみだすと、すぐにティナとムラクモが寄ってくる。
「ユウ様? どうしたんですか?」
「ユウ、大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だ気にするな」
だんだん痛みが引いて行く、ティナが心配そうに見ている。
(エル。これってやっぱり、?のスキルが関係してるよな)
《そうだと思われます。それ以外の原因が思い浮かびません》
そうしていろいろ試行錯誤しているとドアがノックされる。どうやらご飯ができたみたいだ。
下に降り、ご飯を食べ、明日のこともあるから、今日は速めに寝ることにした。
明日はとりあえずギルドに行こう。
そんな俺たちはノワールに乗り、森を超えて、そこで宿を出るときにもらったお弁当を食べて、次は山を越えて、今は夕方だ。やっと俺の視界内に町が見えたとこだ。
そう俺の視界内にある町が、迷宮都市スルトだ。このまま向かっては、ノワールを見られて大変なことになるので、森に降りて徒歩で向かうことにする。ノワールはサイズ変更を使い、仔竜へと姿を戻す。
森を抜けると、オルディナの町同様、検問が行われていた。ムラクモには刀の姿に戻ってもらった。
検問にたどり着くと、ノワールの姿に驚き武器を構える兵士たち、俺は慌てて弁明に入る。
「安心してくれ、こいつは俺の従魔だ」
俺はそういってパーティーカードと、ギルドカードを提示した。
何を馬鹿なといった顔をしている兵士たちは、俺が提示するパーティーカードとギルドカードを見て信じるしかなかった。
俺の提示したものにはこう書かれていた。
『ユウ・ツキカゲ
性別 :男
種族 :人種
ランク:C
属性 :闇
PT :UNKNOWN』
『UNKNOWN
ランク:C
所属:ユウ・ツキカゲ ◎
ティナ・アカーシャ
従魔:ノワール』
そう、パーティーカードには従魔の欄があるのだ。ついでにと言わんばかりにティナもギルドカードを提示している。
『ティナ・アカーシャ
性別 :女
種族 :人種
ランク:D
属性 :光
PT :UNKNOWN』
ティナも戦場での的確な回復や指示が認められ、伯爵によって俺と一緒にランクアップしたのだ。
これを見た兵士達は認めるしかなかった。
「わ、わかりました。ただし、従魔にはこの従魔の証をつけてください。これがないと混乱を招くので、それと従魔が町中で起こした問題は主人の責任になりますのでご注意ください」
「あぁ、問題ない。助かる」
俺は兵士から証を受け取った。証は赤い輪っかで、はめたい場所に触れさせると大きさが自動修正されるものらしい。
一応問題がないか、鑑定のスキルを使おうとしたとき、左目に痛みが走った。
「ちっ」
俺が舌打ちすると、兵士が変な顔をした。
(エル。解析して問題ないか確かめてくれ)
《了解です。解析……完了。問題ありません》
(わかった)
本当にこれ、どうにかしないといけないな。
とりあえず問題がなかったみたいだからノワールの右の前足につけることにした。
そのあとはすんなりと町に入ることができた。
もう夕日も落ちる。とりあえず宿に入ろう。
町を歩いて見つけた宿はミラルという名前だった。
中に入ると身長的にはヨリヒメより少し大きい程度の小さい女の子が出迎えてくれた。
「ミラルの宿へようこそ」
“ちょっと、今失礼なこと考えなかった?”
(そんなことないぞ)
とりあえずごまかしておく。
その女の子のあとから、18ぐらいの女性が出てきた。
「いらっしゃいませ、お泊りですか?」
「あぁ、とりあえず2週間頼む。部屋は一部屋ベットは二つがいい」
今はとりあえず2週間でいいだろう。いつ出て行くかは、まだわからないしな。
一部屋と聞いた瞬間、ティナは嬉しそうな顔をした。ムラクモ、ヨリヒメからは、不機嫌そうだ。だがベットは二つと言った瞬間ティナは肩を落とした。
「ご飯はどうされますか?」
「迷宮に潜る予定だから、わからないがとりあえず今日の夜と明日の朝は頼む」
「わかりました。私はリナ。でこっちがレナです」
リナがそういい頭を下げるとレナもそれに合わせて頭を下げる。
「俺はユウ。でこっちがティナ、でこいつはノワール」
「キュイ」
ティナは頭を下げ、ノワールは返事をした。
竜種にもっと驚くかと思っていたが。レナの方は「かわいいっ」と言いながらノワールの頭を撫でていた。リナは少しは驚いていたが、すぐに冷静になった。
俺は二週間分のお金をリナに渡した。
「レナ、お部屋に案内してあげて」
「はーい、どうぞこっちです」
レナについていくと2階の1番端の部屋へと案内された。
「またご飯になったら呼びに来ますね」
「あぁ、よろしく頼む」
部屋の中に入り、ベットに腰掛ける。ティナはもう一つのベットで荷物を整理している。ムラクモもティナの手伝いをしている。
俺はこの間にいろいろ調べることにしよう。
まずは鑑定を試す。すると左目に痛みが走るやはり、発動しなかった。次に空間把握を使う。また左目に痛みが走る。鑑定の時とは比べ物にならない痛みだ。
「ぐっ」
俺が苦しみだすと、すぐにティナとムラクモが寄ってくる。
「ユウ様? どうしたんですか?」
「ユウ、大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だ気にするな」
だんだん痛みが引いて行く、ティナが心配そうに見ている。
(エル。これってやっぱり、?のスキルが関係してるよな)
《そうだと思われます。それ以外の原因が思い浮かびません》
そうしていろいろ試行錯誤しているとドアがノックされる。どうやらご飯ができたみたいだ。
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明日はとりあえずギルドに行こう。
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