妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~

創伽夢勾

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3章:王都招集

60:コピペ再び

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 俺はいま空を飛んでいる。勿論乗っているのはノワールだ。
 そして俺の後ろには前と同じくティナが、そして俺の前にはフロンがいた。
 今は王都に向かっている最中だ。
 俺の後ろからは柔らかい胸の感触。前では折れそうなほど華奢な体に手を回している。

「あっ! 丁度いいしコピペ作業やるか」
「「え?」」

 俺の言葉に二人は驚いている。
 でも今は体が密着していて、コピーするための解析もペーストも楽なのだ。
 前は手を握るだったが、これはもっと効率的である。

「あのコピペ作業、魔力が直接体に流れてきて、気持ちいんですが、その……」

 とフロンが恥ずかしそうに言っているが、王都では忙しくなりそうだし、ノワールの上は安全だ。

「よしやるか」

 俺がそういうと、フロンもティナも諦めたように頷いた。

(エル。ついでに黒竜に双剣の解析も頼む)
《了解です。ますたー》

 その結果がこれだ。


『ユウ・ツキカゲ 男
 年齢 :16
 種族 :?人種
 職  :妖魔師
 属性 :UNKNOWN
 スキル:剣術 刀術 短剣術 槍術 斧術 双剣術 刺突術 体術 棒術 妖忌術 魔法剣 火魔法 水魔法 風魔法 光魔法 闇魔法 氷魔法 雷魔法 滅竜技 言語 読解 無詠唱 意思疎通 テイム 竜紋 影移動 隠蔽 覇気 
 ユニーク:
 黙示録

 漆夜視ノ神眼
 ・壱瞳:月詠ノ瞳・月夜視ノ瞳
 ・弐瞳:視影ノ瞳
 ・参瞳:天星ノ瞳
 ・肆瞳:神判ノ瞳
 ・伍瞳:夢偽ノ瞳
 ・陸瞳:????
 ・漆瞳:????

 生贄ノ棺

 耐性 :斬耐性 幻術無効
 状態 :妖呪
 武器 :妖刀 天叢雲剣
     妖刀 姿霧氷雨
 防具 :黒霧のコート
     黒鬼のマフラー
 従魔 :ノワール』


『ティナ・アカーシャ 女
 年齢 :15
 種族 :人種
 職  :巫女
 属性 :光
 スキル:回復術 剣術 刺突術 光魔法 風魔法 魔法剣 体術 家事 神楽 交渉術 房中術 意思疎通 略式詠唱 
 ユニーク:神託 
 武器 :アストラレイピア
 防具 :巫女服』


『フロン・フィール 女 
 年齢 :12
 種族 :吸血種
 職  :奴隷
 属性 :雷
 スキル:雷魔法 火魔法 闇魔法 魔法剣 隠蔽 夜目 影移動 殺気 短剣術 双剣術 体術 意思疎通 気配察知 隠密 罠解除
家事 
 ユニーク:吸血 変化
 耐性 :幻術耐性 精神攻撃耐性
 武器 :黒竜の双剣
 防具 :メイド服』

【解説】

・ユウの夜目は天星ノ瞳ラノスに統合。隠密、双剣術、滅竜技を取得。

・ティナが魔法剣、刺突術。

・フロンが家事、魔法剣、火魔法、隠密を取得。

隠密:気配を殺し、相手に見つかりにくくするスキル。

滅竜技:対竜に特化した攻撃を繰り出すスキル。

 となった。今は前後で息の荒い美少女二人に挟まれるという謎の状態だ。
 俺の種族に?が付いていた。

「俺もついに人間をやめるのか」
「え? 今なんて?」
「いや、何でもない」

 俺はフロンからの追及から逃れる。
 まぁ、人間をやめようが、俺がやることは変わらない。
 そろそろ、王都につく頃だ。王都の前には小さいが森があった。
 そこで降りて、後は歩いて王都に向かうつもりだった。

 俺はそこで見た。森の中でオークの群れに襲われる。女3人のパーティだ。
 オークが女を襲う理由は一つ。
 それは繁殖。生殖行動のためだ。流石の俺もここで、放置するほど、ゲスでもない。
 せっかくだし試したいこともあったから、殺りますか。

「ノワール。このままこの森の入り口までとべそこで待機。ティナとフロンもだ」
「え?」

 ティナが驚くように反応する。
 俺はティナの手を解き、飛行するノワールの上から飛び降りた。

 俺は降下の最中に、ムラクモの柄に手をかける。

『天星ノ瞳』

 俺は珍しく、サーモグラフィーのモードを使い、上空から熱源を探知する。
 熱源の数は16。そのうち3はその女パーティーだ。
 俺は天星ノ瞳を切る。
 丁度俺の落下地点で、女の一人がオークの攻撃を受けそうなところだった。

『風剣:鎌鼬カマイタチ

 俺はムラクモを抜刀し、風の斬撃をオークに向けてはなった。
 そのオークは女を攻撃する直前で真っ二つになった。
 女の悲鳴が聞こえ、俺はその前に着地する。
 残りの二人も応戦していたが、何事かとこっちを振り向いていた。
 そして俺は、オークの血で濡れた女に声をかけた。

「助けてほしかったら二つ条件を呑め」と
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