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続編~中学校編①~
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中学校と小学校の違いといえば、部活動の他にテストがあるということだろう。GWが終わり、部活も正式に決まったところで、中学校最初のテストが一週間後に待ち受けていた。
私はというと、小学校の時から、勉強は嫌いでなく、むしろ答えが出て、やればやるだけテストの点数が上がるということで、勉強はむしろ好きな方だった。
世の中、私みたいな人ばかりだったら、それこそ、バカという言葉はこの世からなくなっていただろう。残念ながら、そんなことはなく、バカはこの世に存在した。
その筆頭ともいえるのが、私の幼馴染といわれている向田俊哉である。今まで、小学校の4年生から、勉強係兼世話係を押し付けられているが、一向に学力が伸びる気配が感じられない。見かねた彼の両親は塾に通うことを彼に勧めたのだが、彼は全て断っていた。
「塾なんて行かなくても、俺にはあやながいるから大丈夫だ。あやなが勉強を教えてくれるから。」
そんなふざけたことを抜かしていた時期もあった。それを信じた両親はしぶしぶ納得して、彼は中学校に上がるまで、塾に通うことはなかった。
イケメンバカのこの発言のせいで、私は今まで以上に彼と一緒に行動せざるを得なかった。それが更に幼馴染カップルといううわさを広めることになった。
今回のテストはどうするつもりだろうか。彼は、小学校からサッカーをやっていたので、中学校でもサッカー部に入部したそうだ。
サッカー部の顧問は勉強ができない生徒が大嫌いらしい。ただし、ただ勉強ができないという生徒ではなく、努力もせずにぐうたらしていて、テストの結果だけ見て嘆いている生徒を嫌っているようだ。
まさしく、イケメンバカのようなタイプである。顧問はそういった生徒に対して、厳しく指導する先生だと同じクラスのサッカー部に入部した男子が友達につぶやいていたのを耳にした。
そんなサッカー部の顧問が、テストに対して、ある規則を決めたそうだ。
「勉強することができない奴にサッカーなんて無理だ。今回のテストでは点数がどうとは言わない。各自好きなようにテストに挑んでくれて構わない。ただし、それ以降のテストではその成績をもとにサッカーの指導をしていこうと考えている。」
先輩たち曰く、テストで先生は実力を見るようだ。バカはやはりバカなので、運動もできないと考えているのだろうか。先生の真意はわからない。
「あやな、俺にテストに出そうなところを教えてくれ。」
小学校からの癖で、イケメンバカはいつものように私に懇願してきた。小学校の頃にあまりにもバカ過ぎて、テストに出そうなところを教えたことがあり、それで味を占めたのだろう。テストがある前に必ず、この懇願をするようになった。
この話を持ち掛けてきたのは、テスト週間に入った初日だった。今日から、テスト週間ということで、部活もなくなる。部活の時間をテスト勉強に充てなさいという、学校側のありがたい配慮だろう。
「中学生にもなったんだから、ヤマくらい自分ではったらどうなの。私も自分のテスト勉強で忙しいの。あんたに構っている暇はないの。」
今回はあっさりと断ることにした。せっかくの初めてのテストである。やはり、良い点数と順位をとりたいものである。そのためには、普段から勉強しているとはいえ、しっかりテスト勉強に励みたい。こんなイケメンバカの相手をしている暇はないのだ。
しかし、まさか断られるとは思っていなかったという顔をされた。驚きと困惑の表情を浮かべたイケメンバカは断ったにも関わらず、なおも食い下がってきた。
「どうしてだよ。小学校の時は、教えてくれただろう。」
「いや、そもそも、テスト勉強というものは本来、自分でするものであって、他人からテストのヤマを聞くなんてことはしないからね。全部自分でやるのが普通なの。」
さらにこの際だから、本音をぶち明けることにした。
「中学校に入って、今だから言える話だけど、私はあんたの面倒を見るのはいい加減嫌なの。小学校の時から、私たちが周りからなんていわれていたか知ってる。『美男次女のお似合いカップル』だってさ。」
ハッと自嘲気味に笑って言えば、それのどこが嫌なのかわからない様子で首を傾げられた。
「自分でいうか普通。それに、俺たちが『美男美女カップル』なんていいじゃないか。周りから俺らの仲は認められているってことだろう。それのどこが不満なんだ。」
「はあ。」
こいつにはきっと理解できないだろう。私の好みの男子は外見イケメンのバカ、またはチャラい、ヤンキーイケメンではない。むしろ、その手の類の男子はごめんこうむりたい。理解してもらう必要はないが、今まで続いた勉強会とやらはもういい加減に止めなければならない。
「向田君は勉強が苦手なのかしら。だったら、私でよければ勉強を教えてあげてもいいよ。人に教えるのって、勉強になるんだって、どこかで聞いたことあるし。」
救いの手を差し伸べてきたのは、別府えにしだった。
私はというと、小学校の時から、勉強は嫌いでなく、むしろ答えが出て、やればやるだけテストの点数が上がるということで、勉強はむしろ好きな方だった。
世の中、私みたいな人ばかりだったら、それこそ、バカという言葉はこの世からなくなっていただろう。残念ながら、そんなことはなく、バカはこの世に存在した。
その筆頭ともいえるのが、私の幼馴染といわれている向田俊哉である。今まで、小学校の4年生から、勉強係兼世話係を押し付けられているが、一向に学力が伸びる気配が感じられない。見かねた彼の両親は塾に通うことを彼に勧めたのだが、彼は全て断っていた。
「塾なんて行かなくても、俺にはあやながいるから大丈夫だ。あやなが勉強を教えてくれるから。」
そんなふざけたことを抜かしていた時期もあった。それを信じた両親はしぶしぶ納得して、彼は中学校に上がるまで、塾に通うことはなかった。
イケメンバカのこの発言のせいで、私は今まで以上に彼と一緒に行動せざるを得なかった。それが更に幼馴染カップルといううわさを広めることになった。
今回のテストはどうするつもりだろうか。彼は、小学校からサッカーをやっていたので、中学校でもサッカー部に入部したそうだ。
サッカー部の顧問は勉強ができない生徒が大嫌いらしい。ただし、ただ勉強ができないという生徒ではなく、努力もせずにぐうたらしていて、テストの結果だけ見て嘆いている生徒を嫌っているようだ。
まさしく、イケメンバカのようなタイプである。顧問はそういった生徒に対して、厳しく指導する先生だと同じクラスのサッカー部に入部した男子が友達につぶやいていたのを耳にした。
そんなサッカー部の顧問が、テストに対して、ある規則を決めたそうだ。
「勉強することができない奴にサッカーなんて無理だ。今回のテストでは点数がどうとは言わない。各自好きなようにテストに挑んでくれて構わない。ただし、それ以降のテストではその成績をもとにサッカーの指導をしていこうと考えている。」
先輩たち曰く、テストで先生は実力を見るようだ。バカはやはりバカなので、運動もできないと考えているのだろうか。先生の真意はわからない。
「あやな、俺にテストに出そうなところを教えてくれ。」
小学校からの癖で、イケメンバカはいつものように私に懇願してきた。小学校の頃にあまりにもバカ過ぎて、テストに出そうなところを教えたことがあり、それで味を占めたのだろう。テストがある前に必ず、この懇願をするようになった。
この話を持ち掛けてきたのは、テスト週間に入った初日だった。今日から、テスト週間ということで、部活もなくなる。部活の時間をテスト勉強に充てなさいという、学校側のありがたい配慮だろう。
「中学生にもなったんだから、ヤマくらい自分ではったらどうなの。私も自分のテスト勉強で忙しいの。あんたに構っている暇はないの。」
今回はあっさりと断ることにした。せっかくの初めてのテストである。やはり、良い点数と順位をとりたいものである。そのためには、普段から勉強しているとはいえ、しっかりテスト勉強に励みたい。こんなイケメンバカの相手をしている暇はないのだ。
しかし、まさか断られるとは思っていなかったという顔をされた。驚きと困惑の表情を浮かべたイケメンバカは断ったにも関わらず、なおも食い下がってきた。
「どうしてだよ。小学校の時は、教えてくれただろう。」
「いや、そもそも、テスト勉強というものは本来、自分でするものであって、他人からテストのヤマを聞くなんてことはしないからね。全部自分でやるのが普通なの。」
さらにこの際だから、本音をぶち明けることにした。
「中学校に入って、今だから言える話だけど、私はあんたの面倒を見るのはいい加減嫌なの。小学校の時から、私たちが周りからなんていわれていたか知ってる。『美男次女のお似合いカップル』だってさ。」
ハッと自嘲気味に笑って言えば、それのどこが嫌なのかわからない様子で首を傾げられた。
「自分でいうか普通。それに、俺たちが『美男美女カップル』なんていいじゃないか。周りから俺らの仲は認められているってことだろう。それのどこが不満なんだ。」
「はあ。」
こいつにはきっと理解できないだろう。私の好みの男子は外見イケメンのバカ、またはチャラい、ヤンキーイケメンではない。むしろ、その手の類の男子はごめんこうむりたい。理解してもらう必要はないが、今まで続いた勉強会とやらはもういい加減に止めなければならない。
「向田君は勉強が苦手なのかしら。だったら、私でよければ勉強を教えてあげてもいいよ。人に教えるのって、勉強になるんだって、どこかで聞いたことあるし。」
救いの手を差し伸べてきたのは、別府えにしだった。
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