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番外編【恒例行事になりそうです】1そっち方面への危惧
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「どうして、またこのメンバーで集まっているのかな?これって、毎年集まることになったの?」
「仕方ないだろ?兄貴が、相談があるって俺たちを集めたんだから」
「何?また紗々さんと喧嘩でもしたのか?君たちっていつも何かしらのトラブルに見舞われているね。いや、大体の事情はきらりから聞いているから、分かっているけど」
オレは今、守、つまり千沙さんの家で守と弟の亨(きょう)、大輔さん、オレを合わせて四人で集まっていた。季節は1月も終わりの週末で、来月には大事なイベントが控えている。今日はそのことも兼ねて、オレが彼らを呼び出した。
千沙さんは今日もお出かけらしい。そのため、男だけの話し合いができる。ちなみに紗々さんには正直に千沙さんの家に行くと伝えてある。とはいえ、誰と会うかまで詳しくは言っていない。
リビングのテーブルにオレと亨、正面に守と大輔さんが座っていて、オレは彼らからの言葉を黙って聞いていた。彼らにはただ、2月某日の件と、他に相談があるとだけ伝えていた。
「俺が説明していいのか?おさむ君。なんだか、大変な新年の始まりだったみたいだけど」
「いえ、オレの方から、簡単に今回の件を説明します」
きらりさんの夫の大輔さんには、彼女からオレの情報が筒抜けになっていたらしい。オレからきらりさんに相談を持ち掛けたりすることもあるが、どうやら、河合江子もきらりさんと親しいようで、そこから紗々さんやオレの情報が洩れているようだ。
三人を呼び集めたのはオレなので、しっかりと話す必要がある。彼らの視線を受け、オレは当間や河合江子、その後輩たちの件を詳しく彼らに話すことにした。
「なるほどね。それにしても、そんな偶然があるなんて、まるでフィクションみたいな展開だね。おさむ君と一緒にいたら、毎日がとても刺激的なものになりそうだ」
「義姉さんって、本人に自覚ないけど、実はかなりのトラブルメーカーだったりして」
「それおさむ君の前で言っちゃだめだよ、とおる君」
話を聞き終えた三人が思い思いの言葉を口にしているが、とんだ言いがかりもいいところだ。周りから見たら、面白い光景かもしれないが、当事者の苦労をもっと知ってほしい。そして、紗々さんがトラブルメーカーと言った弟の言葉が妙に心に響く。
「オレが原因でいろいろ問題が起こっていたと思ったら、実は紗々さんにも原因があることが多いってことか」
今までもいろいろなトラブルに見舞われていたが、よく考えてみたら、オレより紗々さんが原因の場合が多かった気がする。つい、心の声が口から出てしまう。そして、紗々さんがいるときは敬語を使っているが、今は、彼女はこの場にいない。目の前にいるのは気心知れた弟たちであり、敬語は抜けていた。
「おさむ君まで……。それで、話は分かったけど、結局、紗々さんはおさむ君と一緒にいて、幼馴染君は後輩に振られたけど、おさむ君の脅威にはならなそうに思えるけど。何が気になっているの?」
「それはあれだろ。後輩と兄貴の元カノが気になってるんだろ?俺、最近、李江の影響で、女性同士の恋愛漫画とか読みだしたからわかるんだけど、兄貴は義姉さんがそっち方面に行きそうなのを危惧しているってことだろ?」
「またまた、ずいぶんと話が飛躍するねえ。紗々さん自体は同性愛じゃないんでしょ?だったら、よほどのことがない限り、その可能性は低いんじゃあ」
弟の言い分に大輔さんが反論する。しかし、オレも弟と同じことを考えていた。そして、もう一人、俺達と同じことを考えている男がいた。
「充分、あり得ることだと思います」
守もまた、俺たちと同意見だった。
「確かに、きらりの事もあるし、可能性がないわけではないと思うよ。でもあくまで、可能性の話し、でしょ。今すぐ紗々さんがどうこうなるわけでは」
大輔さんのしどろもどろな言い訳も一理ある。とはいえ、いつどこで、紗々さんがそっち方面に目覚めるのかわからない。だからこそ、ここで対策を練る必要があると感じて、彼らを呼び出したのだった。
もちろん、今年のバレンタインデーの件も忘れてはいない。去年は手作りで紗々さんにあげたが、今年も手作りをあげようと考えている。
「仕方ないだろ?兄貴が、相談があるって俺たちを集めたんだから」
「何?また紗々さんと喧嘩でもしたのか?君たちっていつも何かしらのトラブルに見舞われているね。いや、大体の事情はきらりから聞いているから、分かっているけど」
オレは今、守、つまり千沙さんの家で守と弟の亨(きょう)、大輔さん、オレを合わせて四人で集まっていた。季節は1月も終わりの週末で、来月には大事なイベントが控えている。今日はそのことも兼ねて、オレが彼らを呼び出した。
千沙さんは今日もお出かけらしい。そのため、男だけの話し合いができる。ちなみに紗々さんには正直に千沙さんの家に行くと伝えてある。とはいえ、誰と会うかまで詳しくは言っていない。
リビングのテーブルにオレと亨、正面に守と大輔さんが座っていて、オレは彼らからの言葉を黙って聞いていた。彼らにはただ、2月某日の件と、他に相談があるとだけ伝えていた。
「俺が説明していいのか?おさむ君。なんだか、大変な新年の始まりだったみたいだけど」
「いえ、オレの方から、簡単に今回の件を説明します」
きらりさんの夫の大輔さんには、彼女からオレの情報が筒抜けになっていたらしい。オレからきらりさんに相談を持ち掛けたりすることもあるが、どうやら、河合江子もきらりさんと親しいようで、そこから紗々さんやオレの情報が洩れているようだ。
三人を呼び集めたのはオレなので、しっかりと話す必要がある。彼らの視線を受け、オレは当間や河合江子、その後輩たちの件を詳しく彼らに話すことにした。
「なるほどね。それにしても、そんな偶然があるなんて、まるでフィクションみたいな展開だね。おさむ君と一緒にいたら、毎日がとても刺激的なものになりそうだ」
「義姉さんって、本人に自覚ないけど、実はかなりのトラブルメーカーだったりして」
「それおさむ君の前で言っちゃだめだよ、とおる君」
話を聞き終えた三人が思い思いの言葉を口にしているが、とんだ言いがかりもいいところだ。周りから見たら、面白い光景かもしれないが、当事者の苦労をもっと知ってほしい。そして、紗々さんがトラブルメーカーと言った弟の言葉が妙に心に響く。
「オレが原因でいろいろ問題が起こっていたと思ったら、実は紗々さんにも原因があることが多いってことか」
今までもいろいろなトラブルに見舞われていたが、よく考えてみたら、オレより紗々さんが原因の場合が多かった気がする。つい、心の声が口から出てしまう。そして、紗々さんがいるときは敬語を使っているが、今は、彼女はこの場にいない。目の前にいるのは気心知れた弟たちであり、敬語は抜けていた。
「おさむ君まで……。それで、話は分かったけど、結局、紗々さんはおさむ君と一緒にいて、幼馴染君は後輩に振られたけど、おさむ君の脅威にはならなそうに思えるけど。何が気になっているの?」
「それはあれだろ。後輩と兄貴の元カノが気になってるんだろ?俺、最近、李江の影響で、女性同士の恋愛漫画とか読みだしたからわかるんだけど、兄貴は義姉さんがそっち方面に行きそうなのを危惧しているってことだろ?」
「またまた、ずいぶんと話が飛躍するねえ。紗々さん自体は同性愛じゃないんでしょ?だったら、よほどのことがない限り、その可能性は低いんじゃあ」
弟の言い分に大輔さんが反論する。しかし、オレも弟と同じことを考えていた。そして、もう一人、俺達と同じことを考えている男がいた。
「充分、あり得ることだと思います」
守もまた、俺たちと同意見だった。
「確かに、きらりの事もあるし、可能性がないわけではないと思うよ。でもあくまで、可能性の話し、でしょ。今すぐ紗々さんがどうこうなるわけでは」
大輔さんのしどろもどろな言い訳も一理ある。とはいえ、いつどこで、紗々さんがそっち方面に目覚めるのかわからない。だからこそ、ここで対策を練る必要があると感じて、彼らを呼び出したのだった。
もちろん、今年のバレンタインデーの件も忘れてはいない。去年は手作りで紗々さんにあげたが、今年も手作りをあげようと考えている。
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