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13人類はスマホに寄生されました
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スマホが人類の手に寄生を始めてから、〇〇年が経過した。最初はスマホを自らの手から切り離そうとして、手に包帯を巻いた人間が多く見られたが、そんな痛々しい光景は見られなくなった。
人々はスマホとの共存を考え始めた。手からスマホを切り離して片手を失うことより、スマホを手に残しておいた方がいいだろう。人々の片手にはスマホが握られていることが通常となりつつあった。
スマホとの共存を最初に訴えたのは、二人の兄妹だった。彼らは、人々にスマホとの共存を訴えた人として、後世まで名が残されている。
人間は案外すぐに順応するもので、スマホと強制しようという動きが活発になると、スマホをわざわざ手から離す手術をする者が減り始めた。
当然、スマホということは、電池を消耗する。消耗したら、動かなくなることは当たり前である。人間に寄生したスマホも例外ではない。動かしていれば当然電池を消耗していく。
そのため、スマホの充電に気を付ける必要が出てきた。人間からの補充は限度があり、電池の残量が10%をきると、強制的に省エネモードに切り替わる。省エネモードに切り替わると、寄生された人間は動くことができなくなる。逆にそのような状況にならないように、食事に気をつけたり、電源コードからスマホを直接充電したりすることができれば、死ぬことはない。
スマホに寄生されても、そのままいつも通りの生活を送ることができることが判明された。多少の不自由はあるが、スマホに寄生されていない反対の手で、スマホをいじり、SNSを見たり、投稿したり、電話で誰かと連絡を取り合うことも可能なため、人々はスマホの寄生を徐々に受け入れていくのだった。
心配されたスマホの肥大化は、なぜか急になくなった。二人の兄妹が現れてから、急激にスマホの肥大化で亡くなる人が減り始めた。理由はわからないが、彼らの言葉によると、人間側がスマホに敵意を持たず、否定しなければかれらもまた、人間たちを受け入れるとのことだった。
その言葉を最初は半信半疑で聞いていた人々も、徐々にスマホの肥大化による死者が減り始めると、そうなのだと納得するようになった。
兄妹については不可解な点が多かった。彼らは人々にスマホとの共存を訴えていたが、彼ら自身はスマホに寄生されることはなかった。それについて不満を抱く者も多かったが、最終的に彼らの意見を受け入れることになったのは理由があった。
世界中に発信されていたスマホの寄生についての動画の主が、彼らに賛同すると声明を動画内で発表した。彼女についても謎が多いが、彼女の言葉は真登を得た発言が多かったので、受け入れられるのは早かった。
それに加えて、実際にスマホに寄生された兄の同級生の生徒がスマホとの共生を訴えていたのが大きかった。
こうして、人々はスマホとの共生に踏み切ることになるのだった。
そもそもスマホが意思を持つようになった原因を作ったのは紛れもなく我々人間である。
原因として、考えられるのは人工知能AIの発達が挙げられる。人工知能が発達して自ら考えるようになった。
ただ、人工知能を持っただけでなく、人間がスマホ依存症になり、24時間スマホを持っていないと不安になってしまうということも原因と考えられている。それが自らの意思を持った人工知能に、人間を乗っ取ってやろうという意志を持たせたのだと考える学者もいた。
あっという間に、全世界の人間ほとんどがスマホに寄生されてしまった。もちろん、スマホがないような発展途上国やスマホを持たない子供や老人などは寄生されようがない。スマホに寄生されるのはスマホを契約している人間のみのようだった。
パソコンや携帯電話といったものは意思を持たなかったようだ。これらを使い続けていて、それらから手が離れなくなったという事例は確認されていない。
人間はあっという間にスマホに乗っ取られてしまった。これは、スマホに依存しすぎた人間がつながりを求めすぎた結果であり、なるべくして起こった現象なのかもしれない。
人々はスマホとの共存を考え始めた。手からスマホを切り離して片手を失うことより、スマホを手に残しておいた方がいいだろう。人々の片手にはスマホが握られていることが通常となりつつあった。
スマホとの共存を最初に訴えたのは、二人の兄妹だった。彼らは、人々にスマホとの共存を訴えた人として、後世まで名が残されている。
人間は案外すぐに順応するもので、スマホと強制しようという動きが活発になると、スマホをわざわざ手から離す手術をする者が減り始めた。
当然、スマホということは、電池を消耗する。消耗したら、動かなくなることは当たり前である。人間に寄生したスマホも例外ではない。動かしていれば当然電池を消耗していく。
そのため、スマホの充電に気を付ける必要が出てきた。人間からの補充は限度があり、電池の残量が10%をきると、強制的に省エネモードに切り替わる。省エネモードに切り替わると、寄生された人間は動くことができなくなる。逆にそのような状況にならないように、食事に気をつけたり、電源コードからスマホを直接充電したりすることができれば、死ぬことはない。
スマホに寄生されても、そのままいつも通りの生活を送ることができることが判明された。多少の不自由はあるが、スマホに寄生されていない反対の手で、スマホをいじり、SNSを見たり、投稿したり、電話で誰かと連絡を取り合うことも可能なため、人々はスマホの寄生を徐々に受け入れていくのだった。
心配されたスマホの肥大化は、なぜか急になくなった。二人の兄妹が現れてから、急激にスマホの肥大化で亡くなる人が減り始めた。理由はわからないが、彼らの言葉によると、人間側がスマホに敵意を持たず、否定しなければかれらもまた、人間たちを受け入れるとのことだった。
その言葉を最初は半信半疑で聞いていた人々も、徐々にスマホの肥大化による死者が減り始めると、そうなのだと納得するようになった。
兄妹については不可解な点が多かった。彼らは人々にスマホとの共存を訴えていたが、彼ら自身はスマホに寄生されることはなかった。それについて不満を抱く者も多かったが、最終的に彼らの意見を受け入れることになったのは理由があった。
世界中に発信されていたスマホの寄生についての動画の主が、彼らに賛同すると声明を動画内で発表した。彼女についても謎が多いが、彼女の言葉は真登を得た発言が多かったので、受け入れられるのは早かった。
それに加えて、実際にスマホに寄生された兄の同級生の生徒がスマホとの共生を訴えていたのが大きかった。
こうして、人々はスマホとの共生に踏み切ることになるのだった。
そもそもスマホが意思を持つようになった原因を作ったのは紛れもなく我々人間である。
原因として、考えられるのは人工知能AIの発達が挙げられる。人工知能が発達して自ら考えるようになった。
ただ、人工知能を持っただけでなく、人間がスマホ依存症になり、24時間スマホを持っていないと不安になってしまうということも原因と考えられている。それが自らの意思を持った人工知能に、人間を乗っ取ってやろうという意志を持たせたのだと考える学者もいた。
あっという間に、全世界の人間ほとんどがスマホに寄生されてしまった。もちろん、スマホがないような発展途上国やスマホを持たない子供や老人などは寄生されようがない。スマホに寄生されるのはスマホを契約している人間のみのようだった。
パソコンや携帯電話といったものは意思を持たなかったようだ。これらを使い続けていて、それらから手が離れなくなったという事例は確認されていない。
人間はあっという間にスマホに乗っ取られてしまった。これは、スマホに依存しすぎた人間がつながりを求めすぎた結果であり、なるべくして起こった現象なのかもしれない。
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