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1中学校生活の始まり
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「女なのに歩武(あゆむ)って、男みたいな名前だな」
それは、遠野歩武(とおのあゆむ)が昔から言われることだった。両親は生まれてくる我が子が男の子だと勘違いしていたらしい。そのため、歩武という男みたいな名前をつけられてしまった。名前のことでからかってきたのは、主に男子が多く、彼女はそのせいで同学年の男子に苦手意識を持つようになってしまった。
ちなみに歩武は、身長は平均よりも高く、ひょろっとしているが、男に間違えられるような容姿ではなかった。色白で肩まで伸ばした髪を普段は一つに結っている。一重の三白眼のため、目つきが悪いと言われることもあるが、男子になりたいと思ったことはないし、持ち物や服装などは女子が好きそうなものを見につけていた。可愛いものも好きで、普通の女子として生活していた。ただ、気弱な性格で、言われたことに反論する勇気がなかった。
○
「はあ、今日から中学生か」
歩武は今日から中学生となる。新しい学校生活が始まるとはいえ、近くの小学校2校が一緒になっただけで、半分は同じ小学校の生徒になる。そのため、名前でからかってくる男子とまた、三年間同じ学校で過ごすことになる。
「どうせまた、名前のことでからかわれるんだろうな」
小学校からの同級生からも、名前のことでからかわれ、さらには新たに学校生活を共にする生徒からもいじられる。通常はわくわくする入学式の日であっても、歩武の気分は最悪だった。
「トントン」
入学式の朝から暗い気分でいると、歩武の部屋をノックする音がした。歩武が入室を許可すると、ドアが開き、そこから顔をのぞかせたのは、双子の妹のミコだった。
「お姉ちゃん、今日の入学式、楽しみだね!」
歩武には双子の妹がいた。姉の歩武と正反対の性格で、勝気な性格だった。容姿も二卵性の双子なのだろう。姉の肌が色白に対して、ミコの肌は浅黒く、身長も低い。二重のぱっちりとしたアーモンド形の瞳で一見すると、猫のようにも見えた。
「ミコは中学生活が楽しみなんだね」
「新しい学校生活が始まるんだから、楽しみなのは当然だと思うけど。お姉ちゃんだって、制服を手にぼおっとしていたでしょ。そう変わらないと思うけど」
「そ、そんなこと」
ないとは言い切れなかった。名前のことで憂鬱ではあり、気分は落ち込んでいたが、実はそれだけではなかった。妹に指摘された通り、彼女は朝、目覚ましの音より先に目を覚まし、真っ先に制服をハンガーから外して手に持って、ベッドの上で眺めていた。真新しい紺の襟が付いた白地の生地に、赤いスカーフがついたセーラー服を着た自分が学校生活を送っている様子を夢にまで見ていた。
「とりあえず、さっさと朝ご飯を食べに行かないと。お母さんが準備して待っているよ」
「そ、そうだね」
歩武は慌ててパジャマから灰色のスウェットに着替えて部屋を出た。それに続いて、すでに制服に着替えていた妹が追いかける。
「まったく、これだから、お姉ちゃんからはまだ目を離せないなあ」
「何か言った?」
「別に、中学校が楽しみだなって」
ぼそりとつぶやいた妹の言葉を歩武が拾う。ミコはあいまいにごまかして、自分も階段を下りてリビングに向かった。
妹の頭とスカート部分が一瞬、盛り上がりを見せたが、それはすぐに消え、誰も妹の変化に気付くことはなかった。
○
『行ってきます』
「行ってらっしゃい」
朝食を終えて、身支度を整えた歩武たちは、玄関で母親に見送られて、中学校に向かっていた。新しい制服を着た歩武は、自分の姿に満足していた。中学生として少し大人になった気がした。これなら、多少の名前のからかいも軽くかわして、楽しい学校生活を送れるという謎の自信が湧いてきた。
「ねえねえ、お姉ちゃん。私たち隣同士のクラスだよ。よかったね。休み時間とか一緒に話すことができるね」
「う、うん。私がA組で、ミコがB組だね」
中学校の校門を抜けて一年生用の玄関に到着する。歩武たちの家から中学校までは徒歩で15分くらいの場所にあった。
外靴から上履きに履き替えて廊下を歩いて一年生の教室がある場所まで歩いていく。すると、教室の壁に張り紙が貼られていた。そこにある自分の名前を探して教室に入るらしい。歩武が探すより早く、ミコが自分たち姉妹の名前を見つけたようで、興奮した様子で姉である歩武に知らせる。その後、自分で名前を探し当てた歩武が、それぞれの教室を指さして相槌を打つ。
「それにしても、ずいぶんと早く名前を見つけられたんだね。ミコってそんなに視力が良かったっけ?」
「ええと、まあ、なんていうか、勘?みたいなのが働いたんだよ。これだ!って思った名前が私たちの名前だったわけ。うん。勘だよ、勘」
歩武の疑問になぜか、急にうろたえだした妹だが、その拍子にスカートの中がもぞもぞと動き、髪の毛もそれに同調するように、わさわさと揺れていた。
「まあ、別にいいけど、さっさと教室に入ろう」
「う、うん。そうだね」
二人はそれぞれの教室に入っていく。少し早めに登校したので、廊下には数人の生徒がいるだけだった。彼女たちもまた自分の名前を見つけて、自分の教室に入っていく。
歩武たちの中学校生活が始まろうとしていた。
○
「ねえ、ミコ。私の名前について何か、彼らに吹き込んだ?」
「な、何の話?」
中学校生活が幕を開けたが、歩武が思っていたのとは違い、彼女が名前のことでからかわれることはなかった。
自己紹介の際も、自分の名前を名乗ったが、特に反応はなく、他の生徒と同じように自己紹介を終えることができた。それが不自然だった。
とはいえ、入学式後の数日はいろいろと忙しくて、妹のミコに尋ねるのが遅れてしまった。今日は入学式を終えた週末の土曜日。歩武はミコを自分の部屋に呼び出し、問いただしていた。
「だって、私の名前を知っている人は、学年の半分はいるわけでしょ。それなのに、どうして誰も私の名前に反応しないのかなって。可能性があるとしたら、ミコが何か言ったかと」
妹は時々、歩武の予想を超える行動をとることがあった。例えば、小学生6年生のころ、歩武が名前のことをからかわれて教室の隅でいじけていた時のことだ。その時には、ミコが歩武のクラスで名前をからかった男子数名を一人で泣かせてしまった。彼らを殴ったわけではなかったが、なぜかその男子たちは数日、学校に来なかった。
「あれ、でもよく考えたら、あの時以降、私の名前」
「ま、まあ。多少は根回ししたことは認めるわ。お姉ちゃんをからかったらどうなるかって」
「もしかして、脅したってこと?」
「さあ、私はそれ以上のことは言っていないから、彼らが私の言葉をどう受け取るかは知らないわ」
やはり、ミコは、歩武のために何かしたようだ。
「ねえ、ミコ。私のために行動してくれるのはありがたいけど、無理はしないでね」
「私が無理なんてするわけないわ。それに、お姉ちゃんのためなら、無理なことなんてないから」
私にとって、お姉ちゃんは一番の優先事項だから。
ミコの目は冗談を言っているようには見えなかった。にっこり微笑みながら言われてしまっては何も言い返すことができない。
「そうそう、話は変わるけど、かっこいい子が私のクラスに居てね。その子、さっそくクラスの人気者でさ。私も声をかけたんだけど、話も結構面白い奴で、気に入っちゃった!」
その話は終わりとばかりに、突然、ミコは話題を変えた。歩武もいつまでも妹を疑っても仕方ないと、話題に乗ることにした。
「そうなんだ。私のクラスにはそんなにカッコいい男子はいなかった、かな」
「知ってる。でも、お姉ちゃんを傷つけそうなチャラい男子もいないからよかったよ」
「知ってる?ああ、入学式の時に見たのか」
「ああ、まあ、そうそう。ほら、私って目がいいでしょ。それに、記憶力もいいの。お姉ちゃんに害なす存在かどうか、瞬時に見分けないといけないからね」
たまに、ミコは物騒なことを平気で言い出すことがある。しかし、それは姉である弱い自分を守るための行動だとわかっているので、特に気にすることはなかった。最初こそ気にしていたが、いちいち気にしていては身が持たないと気づいたため、今では華麗にスルーすることを覚えた。
そんな風にたわいのない学校でのことを話しているうちに、階下から夕食を呼ぶ母親の声が聞こえた。
「ああ、もうそんな時間か。道理でお腹が減ったわけだ」
「今日は何かな」
歩武たちは母親の声に従って、歩武の部屋を後にした。
それは、遠野歩武(とおのあゆむ)が昔から言われることだった。両親は生まれてくる我が子が男の子だと勘違いしていたらしい。そのため、歩武という男みたいな名前をつけられてしまった。名前のことでからかってきたのは、主に男子が多く、彼女はそのせいで同学年の男子に苦手意識を持つようになってしまった。
ちなみに歩武は、身長は平均よりも高く、ひょろっとしているが、男に間違えられるような容姿ではなかった。色白で肩まで伸ばした髪を普段は一つに結っている。一重の三白眼のため、目つきが悪いと言われることもあるが、男子になりたいと思ったことはないし、持ち物や服装などは女子が好きそうなものを見につけていた。可愛いものも好きで、普通の女子として生活していた。ただ、気弱な性格で、言われたことに反論する勇気がなかった。
○
「はあ、今日から中学生か」
歩武は今日から中学生となる。新しい学校生活が始まるとはいえ、近くの小学校2校が一緒になっただけで、半分は同じ小学校の生徒になる。そのため、名前でからかってくる男子とまた、三年間同じ学校で過ごすことになる。
「どうせまた、名前のことでからかわれるんだろうな」
小学校からの同級生からも、名前のことでからかわれ、さらには新たに学校生活を共にする生徒からもいじられる。通常はわくわくする入学式の日であっても、歩武の気分は最悪だった。
「トントン」
入学式の朝から暗い気分でいると、歩武の部屋をノックする音がした。歩武が入室を許可すると、ドアが開き、そこから顔をのぞかせたのは、双子の妹のミコだった。
「お姉ちゃん、今日の入学式、楽しみだね!」
歩武には双子の妹がいた。姉の歩武と正反対の性格で、勝気な性格だった。容姿も二卵性の双子なのだろう。姉の肌が色白に対して、ミコの肌は浅黒く、身長も低い。二重のぱっちりとしたアーモンド形の瞳で一見すると、猫のようにも見えた。
「ミコは中学生活が楽しみなんだね」
「新しい学校生活が始まるんだから、楽しみなのは当然だと思うけど。お姉ちゃんだって、制服を手にぼおっとしていたでしょ。そう変わらないと思うけど」
「そ、そんなこと」
ないとは言い切れなかった。名前のことで憂鬱ではあり、気分は落ち込んでいたが、実はそれだけではなかった。妹に指摘された通り、彼女は朝、目覚ましの音より先に目を覚まし、真っ先に制服をハンガーから外して手に持って、ベッドの上で眺めていた。真新しい紺の襟が付いた白地の生地に、赤いスカーフがついたセーラー服を着た自分が学校生活を送っている様子を夢にまで見ていた。
「とりあえず、さっさと朝ご飯を食べに行かないと。お母さんが準備して待っているよ」
「そ、そうだね」
歩武は慌ててパジャマから灰色のスウェットに着替えて部屋を出た。それに続いて、すでに制服に着替えていた妹が追いかける。
「まったく、これだから、お姉ちゃんからはまだ目を離せないなあ」
「何か言った?」
「別に、中学校が楽しみだなって」
ぼそりとつぶやいた妹の言葉を歩武が拾う。ミコはあいまいにごまかして、自分も階段を下りてリビングに向かった。
妹の頭とスカート部分が一瞬、盛り上がりを見せたが、それはすぐに消え、誰も妹の変化に気付くことはなかった。
○
『行ってきます』
「行ってらっしゃい」
朝食を終えて、身支度を整えた歩武たちは、玄関で母親に見送られて、中学校に向かっていた。新しい制服を着た歩武は、自分の姿に満足していた。中学生として少し大人になった気がした。これなら、多少の名前のからかいも軽くかわして、楽しい学校生活を送れるという謎の自信が湧いてきた。
「ねえねえ、お姉ちゃん。私たち隣同士のクラスだよ。よかったね。休み時間とか一緒に話すことができるね」
「う、うん。私がA組で、ミコがB組だね」
中学校の校門を抜けて一年生用の玄関に到着する。歩武たちの家から中学校までは徒歩で15分くらいの場所にあった。
外靴から上履きに履き替えて廊下を歩いて一年生の教室がある場所まで歩いていく。すると、教室の壁に張り紙が貼られていた。そこにある自分の名前を探して教室に入るらしい。歩武が探すより早く、ミコが自分たち姉妹の名前を見つけたようで、興奮した様子で姉である歩武に知らせる。その後、自分で名前を探し当てた歩武が、それぞれの教室を指さして相槌を打つ。
「それにしても、ずいぶんと早く名前を見つけられたんだね。ミコってそんなに視力が良かったっけ?」
「ええと、まあ、なんていうか、勘?みたいなのが働いたんだよ。これだ!って思った名前が私たちの名前だったわけ。うん。勘だよ、勘」
歩武の疑問になぜか、急にうろたえだした妹だが、その拍子にスカートの中がもぞもぞと動き、髪の毛もそれに同調するように、わさわさと揺れていた。
「まあ、別にいいけど、さっさと教室に入ろう」
「う、うん。そうだね」
二人はそれぞれの教室に入っていく。少し早めに登校したので、廊下には数人の生徒がいるだけだった。彼女たちもまた自分の名前を見つけて、自分の教室に入っていく。
歩武たちの中学校生活が始まろうとしていた。
○
「ねえ、ミコ。私の名前について何か、彼らに吹き込んだ?」
「な、何の話?」
中学校生活が幕を開けたが、歩武が思っていたのとは違い、彼女が名前のことでからかわれることはなかった。
自己紹介の際も、自分の名前を名乗ったが、特に反応はなく、他の生徒と同じように自己紹介を終えることができた。それが不自然だった。
とはいえ、入学式後の数日はいろいろと忙しくて、妹のミコに尋ねるのが遅れてしまった。今日は入学式を終えた週末の土曜日。歩武はミコを自分の部屋に呼び出し、問いただしていた。
「だって、私の名前を知っている人は、学年の半分はいるわけでしょ。それなのに、どうして誰も私の名前に反応しないのかなって。可能性があるとしたら、ミコが何か言ったかと」
妹は時々、歩武の予想を超える行動をとることがあった。例えば、小学生6年生のころ、歩武が名前のことをからかわれて教室の隅でいじけていた時のことだ。その時には、ミコが歩武のクラスで名前をからかった男子数名を一人で泣かせてしまった。彼らを殴ったわけではなかったが、なぜかその男子たちは数日、学校に来なかった。
「あれ、でもよく考えたら、あの時以降、私の名前」
「ま、まあ。多少は根回ししたことは認めるわ。お姉ちゃんをからかったらどうなるかって」
「もしかして、脅したってこと?」
「さあ、私はそれ以上のことは言っていないから、彼らが私の言葉をどう受け取るかは知らないわ」
やはり、ミコは、歩武のために何かしたようだ。
「ねえ、ミコ。私のために行動してくれるのはありがたいけど、無理はしないでね」
「私が無理なんてするわけないわ。それに、お姉ちゃんのためなら、無理なことなんてないから」
私にとって、お姉ちゃんは一番の優先事項だから。
ミコの目は冗談を言っているようには見えなかった。にっこり微笑みながら言われてしまっては何も言い返すことができない。
「そうそう、話は変わるけど、かっこいい子が私のクラスに居てね。その子、さっそくクラスの人気者でさ。私も声をかけたんだけど、話も結構面白い奴で、気に入っちゃった!」
その話は終わりとばかりに、突然、ミコは話題を変えた。歩武もいつまでも妹を疑っても仕方ないと、話題に乗ることにした。
「そうなんだ。私のクラスにはそんなにカッコいい男子はいなかった、かな」
「知ってる。でも、お姉ちゃんを傷つけそうなチャラい男子もいないからよかったよ」
「知ってる?ああ、入学式の時に見たのか」
「ああ、まあ、そうそう。ほら、私って目がいいでしょ。それに、記憶力もいいの。お姉ちゃんに害なす存在かどうか、瞬時に見分けないといけないからね」
たまに、ミコは物騒なことを平気で言い出すことがある。しかし、それは姉である弱い自分を守るための行動だとわかっているので、特に気にすることはなかった。最初こそ気にしていたが、いちいち気にしていては身が持たないと気づいたため、今では華麗にスルーすることを覚えた。
そんな風にたわいのない学校でのことを話しているうちに、階下から夕食を呼ぶ母親の声が聞こえた。
「ああ、もうそんな時間か。道理でお腹が減ったわけだ」
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