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第2章
第18話
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村にたどり着いた衛兵達は絶句していた。村の様子は一つ残らず伝えていたのだが、それでも言葉で聞くのと実際自分の目で見るのとでは大違いなのだろう。
まだ少し湿った足元を注意しながら恐る恐る歩き、家の中などを確認している。今回同行した衛兵は3人だが、そのどれもが精々初級の冒険者程度の腕前しかなさそうに見えた。
もし彼らだけで村を襲ったとも思われる魔物と遭遇したらひとたまりもないだろう。
村はすでに昨日2人でくまなく探索した。探索するとしたら村の外だが、果たして彼らを連れていくべきか、それとも置いていくべきか・・・。
ひひーーーん!思案していると、遠くから馬の嘶きが聞こえてきた。
2人はすぐに地面に耳を当てる。どうやらこちらに近づいてきているようだ。
警戒しながら馬を迎えるべく今来た道とは反対の村の入り口まで衛兵を引き連れ向かう。しばらくすると馬に乗った甲冑の騎士が3人やってきた。
装備にはこの地方の領主の家紋が刻まれている。
早すぎる。2人はそう思った。伝令を出したのが昨日、彼らがどこから来たのか分からないが、伝令の話を聞いて出てきたのでは、今この村で2人と出くわすのはどう考えてもおかしい。
つまり、彼らが来たのは伝令の話を聞いたからではないだろう。
「貴様らは何をしている!」
騎士は手に持ったランスをこちらに向けながら、威圧的に質問をしてきた。
辺りは見るからに血と分かるシミが地面の至る所についていて、自分達以外には人っ子一人見当たらないのだ。やましい気持ちはないものの、どう説明するか少し迷った。
「私達は冒険者だ。故郷に帰る途中この村に立ち寄った所、この惨状だった。隣の町へ行き彼ら衛兵に説明を終え、今は彼らと共に原因を探索中だ。領主の騎士殿と思われるが伝令の報がいったのだろうか」
「冒険者だと? ふん。そんな剣を装備している所を見るとどうせまだ駆け出しだろう。お前らにこの問題は解決できん。命が惜しかったら今すぐここから立ち去れ!」
騎士の横柄な態度に、というよりも父の剣を馬鹿にされたことに、サラはカチンときたが、さすがに騎士を殴りつければまずいことになると理性は働き、我慢していた。そこへ衛兵が救いの手を差し伸べた。
「騎士様。彼女らはこう見えてSランクの冒険者様です。無理を言って原因探索にご参加いただいているのです。どうか、何かご存知でしたら彼女らに教えてあげてください。きっと役に立ってくれます」
すでにサラはこの騎士のために何かしてやる気はなくなっていたが、それでも何か知っている風のこの騎士の言葉が気になり、黙っていた。
「Sランクだとぉ? ふん。嘘をつくな! 本当だというなら冒険者カードを見せてみろ」
サラとソフィはめんどくさそうに冒険者カードを騎士に見せる。
「ふん。Sランクと言うのはどうやら本当のようだな。全くお前らみたいなのがSランクになれるとは冒険者とは大したことがないのだな。大方お偉方に色仕掛けでもして便宜を図ってもらったのだろう。・・・ぐっ」
突然騎士が苦しみだした。ソフィが水の精霊に命じて、騎士の頭を水でできた球で覆ったのだ。当然息が出来ずに騎士は苦しみ悶えた。
「な! 何をする!」
後ろに控えていた2人の騎士が妙に長い抜き身の剣を腰から外すと2人に向かって振り上げた。
バチッ! そのとたん、大きな青白い閃光が走り、2人の騎士は落馬し、痙攣していた。サラが呆れた顔で隣を見ると目の座ったソフィがぶつぶつ呪文を唱えていた。
「それで、あなたたちはなぜここにいるのかしら?」
呼吸困難により気を失っていた男と、感電により気を失った男を起こし、サラは話しかけた。
気付いた騎士達は何か言おうと一瞬体を乗り出したが、両手に水球と雷による火花を出現させているソフィを見ると、ヘタッと座り込んだ。
「もう一度聞くわね? どうしてあなたたちはここにいるのかしら?」
今度はソフィが声を上げる、まだソフィの目が座っている。怖い。
「くっ! 我々はこの領地で起きている怪事件を追っている」
「怪事件とは?」
「お前らなんかに・・・いや、まて! 話す! 話すから! ・・・最近領地で謎の失踪が相次いでいる。失踪と言っても恐らく対象は皆死んでいる。皆というのも正しくないな。全てだ。人だけではなく、動物や魔物と思われる血溜りだけを残し、骨も何もかも跡形もなく消えている事件がある日を境に多発している」
「それって・・・」
「この村もそうなのだろう? そこに見えている血溜り、死体はなかったか? 我々は血の跡を追って、この村にたどり着いた。ここに来る途中も森の中で動物の血と思われる血溜りが出来ていたからな」
「何か手掛かりはあるの?」
「ふん。ほとんど何もないな。敵は見つけた生き物を手当たり次第殺しているようだ。殺した後どうしているのか全くわからんが。唯一手掛かりになりそうなのは、事件発生の始めと思われる場所で拾ったものだけだな。おい。あれを見せてやれ」
騎士の一人が自分の騎馬の横に括り付けた荷物袋から麻袋を一つ取り出した。
麻袋は所々黒くシミが付いている。血だろうか。
騎士はその袋を2人に手渡した。中を開けると冒険者の荷物のようなものが数を多く入っていた。
「それは、オークの集落があると言われていた場所で見つけた。恐らく冒険者の物だろう。そいつがオークの集落の近くで何をしていたか分からないが、分かっているのはオークの集落の中も外も多くの血溜りが出来ていたが、ここと一緒で死体の類は一切なかったってことだ。その麻袋はたまたまなのか知らんが、木の上にぶら下がっていて、我々が到着したときに見つけたのだ」
中をよく見ると紙の束が出てきた。粗悪な質の紙の上の方に穴が開けられ、ひもで一括りにされている。血に汚れて所々読めないが、どうやら日記のようだ。
◇
ある冒険者の日記
また失敗だ。本当にこれで合っているのか不安になる。あの男、-----とかいう男の言うことが本当なら俺らは一気に大金持ちだ。だが、何度やっても結果は一緒だ。早く次を探さなくては。
今度はいつもより大きめの集落だ。期待が持てるかもしれない。いつものように始める。まずは集落の逃げ道をなくさなくては。
今回はいつもより長いようだ。いつもならそろそろ何匹か死に始めるころだ。大丈夫。奴らは食料を手に入れられていないはずだ。恐らく今までの集落に比べ、蓄えが多かったのだろう。焦ることはない。ゆっくり待とう。
とうとう何匹か死に始めた。今回もだめかもしれない。だが、死に始めたということは間違いなく兵糧攻めは出来ている証拠だ。問題はない。出来ることはあいつらが逃げ出せないよう、食料を与えないようにし、ゆっくり待つだけだ。
もうだめだ。残り一匹になってしまった。今回も------にならないだろう。こいつが死んだのを確認したら次の集落を探さなくては。それとももう諦めるか? -----が教えてくれたことは嘘だったのかもしれない。
成功だ! 成功したんだ! これで俺らは胃袋を手に入れた!
◇
日記はここで終わっていた。読み終わった2人の手が震えていた。
「オークの集落・・・。胃袋・・・。オークの胃袋・・・。オークキングの胃袋」
オークキングの胃袋。それはサラが探し求めるものの一つ、エリクサーの疑似薬の原料の一つだった。
まだ少し湿った足元を注意しながら恐る恐る歩き、家の中などを確認している。今回同行した衛兵は3人だが、そのどれもが精々初級の冒険者程度の腕前しかなさそうに見えた。
もし彼らだけで村を襲ったとも思われる魔物と遭遇したらひとたまりもないだろう。
村はすでに昨日2人でくまなく探索した。探索するとしたら村の外だが、果たして彼らを連れていくべきか、それとも置いていくべきか・・・。
ひひーーーん!思案していると、遠くから馬の嘶きが聞こえてきた。
2人はすぐに地面に耳を当てる。どうやらこちらに近づいてきているようだ。
警戒しながら馬を迎えるべく今来た道とは反対の村の入り口まで衛兵を引き連れ向かう。しばらくすると馬に乗った甲冑の騎士が3人やってきた。
装備にはこの地方の領主の家紋が刻まれている。
早すぎる。2人はそう思った。伝令を出したのが昨日、彼らがどこから来たのか分からないが、伝令の話を聞いて出てきたのでは、今この村で2人と出くわすのはどう考えてもおかしい。
つまり、彼らが来たのは伝令の話を聞いたからではないだろう。
「貴様らは何をしている!」
騎士は手に持ったランスをこちらに向けながら、威圧的に質問をしてきた。
辺りは見るからに血と分かるシミが地面の至る所についていて、自分達以外には人っ子一人見当たらないのだ。やましい気持ちはないものの、どう説明するか少し迷った。
「私達は冒険者だ。故郷に帰る途中この村に立ち寄った所、この惨状だった。隣の町へ行き彼ら衛兵に説明を終え、今は彼らと共に原因を探索中だ。領主の騎士殿と思われるが伝令の報がいったのだろうか」
「冒険者だと? ふん。そんな剣を装備している所を見るとどうせまだ駆け出しだろう。お前らにこの問題は解決できん。命が惜しかったら今すぐここから立ち去れ!」
騎士の横柄な態度に、というよりも父の剣を馬鹿にされたことに、サラはカチンときたが、さすがに騎士を殴りつければまずいことになると理性は働き、我慢していた。そこへ衛兵が救いの手を差し伸べた。
「騎士様。彼女らはこう見えてSランクの冒険者様です。無理を言って原因探索にご参加いただいているのです。どうか、何かご存知でしたら彼女らに教えてあげてください。きっと役に立ってくれます」
すでにサラはこの騎士のために何かしてやる気はなくなっていたが、それでも何か知っている風のこの騎士の言葉が気になり、黙っていた。
「Sランクだとぉ? ふん。嘘をつくな! 本当だというなら冒険者カードを見せてみろ」
サラとソフィはめんどくさそうに冒険者カードを騎士に見せる。
「ふん。Sランクと言うのはどうやら本当のようだな。全くお前らみたいなのがSランクになれるとは冒険者とは大したことがないのだな。大方お偉方に色仕掛けでもして便宜を図ってもらったのだろう。・・・ぐっ」
突然騎士が苦しみだした。ソフィが水の精霊に命じて、騎士の頭を水でできた球で覆ったのだ。当然息が出来ずに騎士は苦しみ悶えた。
「な! 何をする!」
後ろに控えていた2人の騎士が妙に長い抜き身の剣を腰から外すと2人に向かって振り上げた。
バチッ! そのとたん、大きな青白い閃光が走り、2人の騎士は落馬し、痙攣していた。サラが呆れた顔で隣を見ると目の座ったソフィがぶつぶつ呪文を唱えていた。
「それで、あなたたちはなぜここにいるのかしら?」
呼吸困難により気を失っていた男と、感電により気を失った男を起こし、サラは話しかけた。
気付いた騎士達は何か言おうと一瞬体を乗り出したが、両手に水球と雷による火花を出現させているソフィを見ると、ヘタッと座り込んだ。
「もう一度聞くわね? どうしてあなたたちはここにいるのかしら?」
今度はソフィが声を上げる、まだソフィの目が座っている。怖い。
「くっ! 我々はこの領地で起きている怪事件を追っている」
「怪事件とは?」
「お前らなんかに・・・いや、まて! 話す! 話すから! ・・・最近領地で謎の失踪が相次いでいる。失踪と言っても恐らく対象は皆死んでいる。皆というのも正しくないな。全てだ。人だけではなく、動物や魔物と思われる血溜りだけを残し、骨も何もかも跡形もなく消えている事件がある日を境に多発している」
「それって・・・」
「この村もそうなのだろう? そこに見えている血溜り、死体はなかったか? 我々は血の跡を追って、この村にたどり着いた。ここに来る途中も森の中で動物の血と思われる血溜りが出来ていたからな」
「何か手掛かりはあるの?」
「ふん。ほとんど何もないな。敵は見つけた生き物を手当たり次第殺しているようだ。殺した後どうしているのか全くわからんが。唯一手掛かりになりそうなのは、事件発生の始めと思われる場所で拾ったものだけだな。おい。あれを見せてやれ」
騎士の一人が自分の騎馬の横に括り付けた荷物袋から麻袋を一つ取り出した。
麻袋は所々黒くシミが付いている。血だろうか。
騎士はその袋を2人に手渡した。中を開けると冒険者の荷物のようなものが数を多く入っていた。
「それは、オークの集落があると言われていた場所で見つけた。恐らく冒険者の物だろう。そいつがオークの集落の近くで何をしていたか分からないが、分かっているのはオークの集落の中も外も多くの血溜りが出来ていたが、ここと一緒で死体の類は一切なかったってことだ。その麻袋はたまたまなのか知らんが、木の上にぶら下がっていて、我々が到着したときに見つけたのだ」
中をよく見ると紙の束が出てきた。粗悪な質の紙の上の方に穴が開けられ、ひもで一括りにされている。血に汚れて所々読めないが、どうやら日記のようだ。
◇
ある冒険者の日記
また失敗だ。本当にこれで合っているのか不安になる。あの男、-----とかいう男の言うことが本当なら俺らは一気に大金持ちだ。だが、何度やっても結果は一緒だ。早く次を探さなくては。
今度はいつもより大きめの集落だ。期待が持てるかもしれない。いつものように始める。まずは集落の逃げ道をなくさなくては。
今回はいつもより長いようだ。いつもならそろそろ何匹か死に始めるころだ。大丈夫。奴らは食料を手に入れられていないはずだ。恐らく今までの集落に比べ、蓄えが多かったのだろう。焦ることはない。ゆっくり待とう。
とうとう何匹か死に始めた。今回もだめかもしれない。だが、死に始めたということは間違いなく兵糧攻めは出来ている証拠だ。問題はない。出来ることはあいつらが逃げ出せないよう、食料を与えないようにし、ゆっくり待つだけだ。
もうだめだ。残り一匹になってしまった。今回も------にならないだろう。こいつが死んだのを確認したら次の集落を探さなくては。それとももう諦めるか? -----が教えてくれたことは嘘だったのかもしれない。
成功だ! 成功したんだ! これで俺らは胃袋を手に入れた!
◇
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