19 / 133
第2章
第19話
しおりを挟む
オークキングはさまよっていた。自身を突き動かすのは食べても食べても尽きることの無い飢餓感で、目に付く動くものを手当り次第食べた。
しかしいくら食べても空腹はむしろ増してオークキングを襲った。もっと食べなくては。
オークキングは目の前に次の獲物を見つけた。野ウサギだ。驚くべき速さで野ウサギを捕まえ口に放り込んだ。
バリッバリッと骨が砕ける音を立てながらオークキングは野ウサギを丸ごと飲み込む。
もっと、もっと食べなくては。その身体は彼がただのオークだった頃からかけ離れた体格に成長していた。
オークキングは次の獲物を求めてあてもなく歩いて行った。
◇
「この毛糸やこの毛糸で編んだ物なんですが、いくらくらいだったら引き取って貰えますかね?」
大きな丸メガネをかけた老人にカインは優しい声で話しかけた。丸メガネの老人はメガネを上げたり下げたりしながらカインから手渡された毛糸や編み物などを見てからカインにそれらを返すと残念そうな顔で言った。
「中々の品だがすまないが半端な買い取りはやってないんだよ」
「これは見本で、もう少し時間を頂けたらそれなりの数の用意が出来ます」
「ふむ。それなら、そうだなぁ・・・」
「おい!」
突如隣の商人が丸メガネの老人に声をかけ、何か伝えている。老人の顔がみるみる青ざめた。
「すまないね。やっぱりそれは買い取りできないよ」
老人の突然の変化に戸惑いながらも、カインはしょうがないと、別の衣類を扱ってそうな商人を探し、何度か声をかけたが、どれも似たような反応で、適当な理由を付けて買い取ってくれないというものだった。
「何かがおかしいね」
午前中は全滅だったが何か食べないとという事になって適当な食堂で、カインとロロは嘆息していた。今回の目的は相場を知るためで、最悪売れなくてもいいのだが、今のままでは相場を聞くことさえ難しい気がした。
「やっぱり、領主代行が言うほど、この羊毛は良い品じゃないんかな」
「いや、初めの商人は中々の品だと言っていたし、数が揃えられれば買い取る素振りを見せていた。意見を変えたのは隣の商人に何か耳打ちされたからだ。何を言われたのかは分からないがな」
「そうなんだね。やっぱりカインさんは頼りになるなぁ。俺一人だったらもう諦めて帰ってた所だよ」
2人は食事を済ますと午後も引き続き商人を回った。午後はダメ元で、衣類とは関係の無い商人達にも何度か声をかけた。
「すいませんが何故買い取っていただけないのかそれだけでも教えて貰えませんか?」
今日何度目か分からない問いかけをしたが、この商人も言葉を濁すだけで、明確な返答は得られなかった。
「ちょっとその毛糸、私にも見せてくれない?」
さすがに諦めようかと思っていた時、1人の女性が突然話しかけてきた。見ると非常に小綺麗な格好をしており、娘よりいくつか歳上に見えた。
「構わないが、失礼ですが商人の方ですか?」
「ええ。拠点はこの町じゃないけれど、それなりに大きな商会の者だから安心してくれていいわ。今日はたまたま別件でこの町に来ていたの」
「はぁ。そうですか。どうぞ」
カインは見本を女性に手渡した。女性はそれを注意深く眺めから、何かしきりに頷いていた。
「おい! あんた! そいつらオティスの村のもんだぞ!」
「うん? なんか聞いたことがあるような気がする名前だけれど。どこで聞いたのかしら。その村の者だからなんだって言うの?」
カインが先に声をかけていた商人が女性に向かって意味深な事を言った。確かに俺達があの村の者だとなんだというのか。
ふと通路に目をやると割腹のいい男が近づいてきた。一目で上質だと分かる服装と高価そうな装飾品を身に着けているが、その組み合わせのせいかそれとも本人の気質のせいか分からないがなぜか見る者に嫌悪感を与える。
「ロロじゃないか。こんな所で何をしてるのかね? 村の皆は元気かい? おや? それは村の毛糸だね。おかしいなぁ。売りに来る時期はもう少し先じゃないのか? 大体なんでこんな小娘なんかに見せてるんだ。それはいつも通りこちらが全部引き取ろう。値段は例年通りの価格で構わないから」
「ジョセフさん・・・」
「ああ、そこの女。悪いけどこれはうちの商売なんでね。どこの商会の者か知らないが、よそ者が勝手に人の領分に手を出すな。それを置いてさっさと自分の町に戻るんだな」
「ちょっと! あなたいきなりなんなのよ! それに言い方が失礼極まりないわ! それにこの毛糸はまだあなたに売るなんて誰も言ってないでしょう? 今は私が商談しているのよ。商人ならそのくらいのマナー守って欲しいものだわ!」
「うるさい小娘だ。おい! 口で言って分からないようだから体で分からせさせろ!」
ロロにジョセフと呼ばれた悪趣味な恰好をした男は声を上げた。後ろに控えていた屈強そうな男2人が女性の方へ近づこうと体を動かした。
何か様子がおかしいと思っていたが、これが原因かな? カインはそう思うと、口の中で小さく呪文を唱え、指先を女性と男達の間に向けた。
近づこうとしていた男が突然何もない空間で見えない壁にでもぶつかった様な挙動を示す。
何が起こったか理解できずに、2人の男は目の前の空間を触ったり、叩いたりしているが、どうやら見えない何かに阻まれ、前に進めずにいた。
「ええい! 何をやっておる!」
ジョセフは男達を怒鳴りつけ、自分も前に出ようとしたが、同じように何かに阻まれ、こちらに来れないでいた。カインの仕業だ。
何をしたのかというと、カインは空気に強化の付与魔法をかけたのだ。そのままでは強化された空気は風に流され霧散してしまうから、合わせて固定化の付与魔法もかけておいた。
「すいませんが、ここではなんなんで、よろしければどこか座れる場所に行ってゆっくり話をしませんか? この近くに美味しい飲み物を出す店を知っているんです」
「ええ。それが良さそうね。案内をよろしくお願いするわ」
「ええい! 待て! 待てというのに! 何だこの壁は! ロロ! わしを裏切ったら一生後悔することになるぞ! ええい! ロロ! 聞いているのか?! おい! ロロ!」
カイン達は町にある特産品を使って作ったジュースを出すお店に向かった。この前来た際に2人でたまたま見つけ、お気に入りになっていたのだ。
そこに向かう途中、おっと、とカインは思い出したように呪文を唱えておいた。先ほど空気にかけた付与魔法を解除したのだ。
いつかは効果が切れるだろうが、しばらくの間、通行人の邪魔になったのでは申し訳ない。
「それで。率直に聞きますが、その毛糸や編み物、おいくらだったら買い取ってもらえるでしょうか? それは見本ですので、少しお時間をいただくことになりますが、それなりの量を用意できると思います」
「あなたたちもしかしたら何も知らないのかしらね?」
「といいますと?」
シャルルと名乗った女性は半ばあきれたような顔をして続けた。
「この編み物や織物、それときっとこの毛糸も、恐らくこれは都市などで売られているあるブランドと同等、いえ、全く一緒だわ。そのブランドは大変質がいいことが有名で、貴族や王族などに人気で値段も一着かなりの値段で売られているわ」
「何ですって?」
「これはあなたたちの村で作られたもので間違いないのよね? そうだとしたら、さっきの男、ジョセフと言ったかしら? あいつが何も知らないあなたたちを騙して、その利ザヤを相当懐に入れてたってことね」
「なんと・・・。ちなみに先ほどの質問ですが、あなたがもしこれを買い取ってくれるとして、おいくらで買い取ってもらえますか?」
「あなたたちが今までどのくらいで売ってたか知らないけれど、そうね、私が買い取るとするとブランドの知名度は使えなくなるから、いえ、逆に大量に仕入れられるなら新しくブランドを作るってのもアリよね・・・。ああ、ごめんなさい。えーと、このくらいでどうかしら?」
シャルルは商人が価格を計算したり提示したりするのによく使用する、いくつかの玉が付いた棒が何本も規則正しく縦に並べられた道具を使い、価格を提示してきた。
「それは、これから用意する毛糸や編み物全部での値段ですかね?」
「まさか! ここにある見本の値段よ。これから用意できるっている毛糸や編み物はこれと同額で全部引き取るわ」
「「!」」
カインとロロは言葉を失った。提示された金額は今までジョセフに売っていた額のおよそ50倍の金額だった。
もし今村で用意できる羊毛品を全部売れば、今年の納税を全て納めても余りある金額だった。
しかしいくら食べても空腹はむしろ増してオークキングを襲った。もっと食べなくては。
オークキングは目の前に次の獲物を見つけた。野ウサギだ。驚くべき速さで野ウサギを捕まえ口に放り込んだ。
バリッバリッと骨が砕ける音を立てながらオークキングは野ウサギを丸ごと飲み込む。
もっと、もっと食べなくては。その身体は彼がただのオークだった頃からかけ離れた体格に成長していた。
オークキングは次の獲物を求めてあてもなく歩いて行った。
◇
「この毛糸やこの毛糸で編んだ物なんですが、いくらくらいだったら引き取って貰えますかね?」
大きな丸メガネをかけた老人にカインは優しい声で話しかけた。丸メガネの老人はメガネを上げたり下げたりしながらカインから手渡された毛糸や編み物などを見てからカインにそれらを返すと残念そうな顔で言った。
「中々の品だがすまないが半端な買い取りはやってないんだよ」
「これは見本で、もう少し時間を頂けたらそれなりの数の用意が出来ます」
「ふむ。それなら、そうだなぁ・・・」
「おい!」
突如隣の商人が丸メガネの老人に声をかけ、何か伝えている。老人の顔がみるみる青ざめた。
「すまないね。やっぱりそれは買い取りできないよ」
老人の突然の変化に戸惑いながらも、カインはしょうがないと、別の衣類を扱ってそうな商人を探し、何度か声をかけたが、どれも似たような反応で、適当な理由を付けて買い取ってくれないというものだった。
「何かがおかしいね」
午前中は全滅だったが何か食べないとという事になって適当な食堂で、カインとロロは嘆息していた。今回の目的は相場を知るためで、最悪売れなくてもいいのだが、今のままでは相場を聞くことさえ難しい気がした。
「やっぱり、領主代行が言うほど、この羊毛は良い品じゃないんかな」
「いや、初めの商人は中々の品だと言っていたし、数が揃えられれば買い取る素振りを見せていた。意見を変えたのは隣の商人に何か耳打ちされたからだ。何を言われたのかは分からないがな」
「そうなんだね。やっぱりカインさんは頼りになるなぁ。俺一人だったらもう諦めて帰ってた所だよ」
2人は食事を済ますと午後も引き続き商人を回った。午後はダメ元で、衣類とは関係の無い商人達にも何度か声をかけた。
「すいませんが何故買い取っていただけないのかそれだけでも教えて貰えませんか?」
今日何度目か分からない問いかけをしたが、この商人も言葉を濁すだけで、明確な返答は得られなかった。
「ちょっとその毛糸、私にも見せてくれない?」
さすがに諦めようかと思っていた時、1人の女性が突然話しかけてきた。見ると非常に小綺麗な格好をしており、娘よりいくつか歳上に見えた。
「構わないが、失礼ですが商人の方ですか?」
「ええ。拠点はこの町じゃないけれど、それなりに大きな商会の者だから安心してくれていいわ。今日はたまたま別件でこの町に来ていたの」
「はぁ。そうですか。どうぞ」
カインは見本を女性に手渡した。女性はそれを注意深く眺めから、何かしきりに頷いていた。
「おい! あんた! そいつらオティスの村のもんだぞ!」
「うん? なんか聞いたことがあるような気がする名前だけれど。どこで聞いたのかしら。その村の者だからなんだって言うの?」
カインが先に声をかけていた商人が女性に向かって意味深な事を言った。確かに俺達があの村の者だとなんだというのか。
ふと通路に目をやると割腹のいい男が近づいてきた。一目で上質だと分かる服装と高価そうな装飾品を身に着けているが、その組み合わせのせいかそれとも本人の気質のせいか分からないがなぜか見る者に嫌悪感を与える。
「ロロじゃないか。こんな所で何をしてるのかね? 村の皆は元気かい? おや? それは村の毛糸だね。おかしいなぁ。売りに来る時期はもう少し先じゃないのか? 大体なんでこんな小娘なんかに見せてるんだ。それはいつも通りこちらが全部引き取ろう。値段は例年通りの価格で構わないから」
「ジョセフさん・・・」
「ああ、そこの女。悪いけどこれはうちの商売なんでね。どこの商会の者か知らないが、よそ者が勝手に人の領分に手を出すな。それを置いてさっさと自分の町に戻るんだな」
「ちょっと! あなたいきなりなんなのよ! それに言い方が失礼極まりないわ! それにこの毛糸はまだあなたに売るなんて誰も言ってないでしょう? 今は私が商談しているのよ。商人ならそのくらいのマナー守って欲しいものだわ!」
「うるさい小娘だ。おい! 口で言って分からないようだから体で分からせさせろ!」
ロロにジョセフと呼ばれた悪趣味な恰好をした男は声を上げた。後ろに控えていた屈強そうな男2人が女性の方へ近づこうと体を動かした。
何か様子がおかしいと思っていたが、これが原因かな? カインはそう思うと、口の中で小さく呪文を唱え、指先を女性と男達の間に向けた。
近づこうとしていた男が突然何もない空間で見えない壁にでもぶつかった様な挙動を示す。
何が起こったか理解できずに、2人の男は目の前の空間を触ったり、叩いたりしているが、どうやら見えない何かに阻まれ、前に進めずにいた。
「ええい! 何をやっておる!」
ジョセフは男達を怒鳴りつけ、自分も前に出ようとしたが、同じように何かに阻まれ、こちらに来れないでいた。カインの仕業だ。
何をしたのかというと、カインは空気に強化の付与魔法をかけたのだ。そのままでは強化された空気は風に流され霧散してしまうから、合わせて固定化の付与魔法もかけておいた。
「すいませんが、ここではなんなんで、よろしければどこか座れる場所に行ってゆっくり話をしませんか? この近くに美味しい飲み物を出す店を知っているんです」
「ええ。それが良さそうね。案内をよろしくお願いするわ」
「ええい! 待て! 待てというのに! 何だこの壁は! ロロ! わしを裏切ったら一生後悔することになるぞ! ええい! ロロ! 聞いているのか?! おい! ロロ!」
カイン達は町にある特産品を使って作ったジュースを出すお店に向かった。この前来た際に2人でたまたま見つけ、お気に入りになっていたのだ。
そこに向かう途中、おっと、とカインは思い出したように呪文を唱えておいた。先ほど空気にかけた付与魔法を解除したのだ。
いつかは効果が切れるだろうが、しばらくの間、通行人の邪魔になったのでは申し訳ない。
「それで。率直に聞きますが、その毛糸や編み物、おいくらだったら買い取ってもらえるでしょうか? それは見本ですので、少しお時間をいただくことになりますが、それなりの量を用意できると思います」
「あなたたちもしかしたら何も知らないのかしらね?」
「といいますと?」
シャルルと名乗った女性は半ばあきれたような顔をして続けた。
「この編み物や織物、それときっとこの毛糸も、恐らくこれは都市などで売られているあるブランドと同等、いえ、全く一緒だわ。そのブランドは大変質がいいことが有名で、貴族や王族などに人気で値段も一着かなりの値段で売られているわ」
「何ですって?」
「これはあなたたちの村で作られたもので間違いないのよね? そうだとしたら、さっきの男、ジョセフと言ったかしら? あいつが何も知らないあなたたちを騙して、その利ザヤを相当懐に入れてたってことね」
「なんと・・・。ちなみに先ほどの質問ですが、あなたがもしこれを買い取ってくれるとして、おいくらで買い取ってもらえますか?」
「あなたたちが今までどのくらいで売ってたか知らないけれど、そうね、私が買い取るとするとブランドの知名度は使えなくなるから、いえ、逆に大量に仕入れられるなら新しくブランドを作るってのもアリよね・・・。ああ、ごめんなさい。えーと、このくらいでどうかしら?」
シャルルは商人が価格を計算したり提示したりするのによく使用する、いくつかの玉が付いた棒が何本も規則正しく縦に並べられた道具を使い、価格を提示してきた。
「それは、これから用意する毛糸や編み物全部での値段ですかね?」
「まさか! ここにある見本の値段よ。これから用意できるっている毛糸や編み物はこれと同額で全部引き取るわ」
「「!」」
カインとロロは言葉を失った。提示された金額は今までジョセフに売っていた額のおよそ50倍の金額だった。
もし今村で用意できる羊毛品を全部売れば、今年の納税を全て納めても余りある金額だった。
0
あなたにおすすめの小説
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
無能だと追放された「雑用係」のハル、現代の知恵(ライフハック)を駆使したら、呪われた魔王城が聖域化して伝説の賢者と呼ばれ始めた
ユネ
ファンタジー
「君のような無能な掃除係は必要ない!」
勇者パーティーからゴミのように捨てられた雑用係のハル。だが彼女には、前世で培った【家事のプロとしてのライフハック】があった。
移り住んだのは、誰もが恐れる『呪われた魔王城』。しかしハルにとっては、ただの「掃除のしがいがある大型物件」に過ぎなかった!
重曹とクエン酸で呪いを浄化し、アルミホイルで魔物を除け、ジャガイモの皮で伝説の鏡を蘇らせる。
魔法より便利な知恵で、お城はいつの間にか世界一快適な聖域に。
一方、ハルを失った勇者たちは、汚部屋と化した拠点と自らの無知に絶望することになり――。
これは、一人の「掃除好き」が知恵と工夫だけで異世界に革命を起こし、最高のスローライフを手に入れるまでの物語。
主人公は高みの見物していたい
ポリ 外丸
ファンタジー
高等魔術学園に入学した主人公の新田伸。彼は大人しく高校生活を送りたいのに、友人たちが問題を持ち込んでくる。嫌々ながら巻き込まれつつ、彼は徹底的に目立たないようにやり過ごそうとする。例え相手が高校最強と呼ばれる人間だろうと、やり過ごす自信が彼にはあった。何故なら、彼こそが世界最強の魔術使いなのだから……。最強の魔術使いの高校生が、平穏な学園生活のために実力を隠しながら、迫り来る問題を解決していく物語。
※主人公はできる限り本気を出さず、ずっと実力を誤魔化し続けます
※小説家になろう、ノベルアップ+、ノベルバ、カクヨムにも投稿しています。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる