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7章 これが魔法遣いたちの望みです
22話 書かれなかった物語③
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「失礼。私の婚約者を連れ戻しにきた」
ステヴァン殿下だ。兄の攻撃魔法を食らったのか、金刺繍の入った白い式服も麗しい顔も煤けている。彼も魔法を遣って防御できるはずだが……?
怯まず、兄の傍らに跪く。
「帰ろう、コンスタンティネ」
何があったかあえて訊かない、温かい声。兄はそれが苦しいとばかりに顔を逸らした。
「この身体では、あなたの手を取れません」
「悲観させたのは謝ろう。我が王宮所蔵の魔法書の解読を手伝ってもらったせいだ。こんな内容とは夢にも思わなかった。しかし、私たちが手を取り合う理由にもなるはずだ。私は自分が最後の男なら気にしない。きみが王太子ゆえに負ったものも、丸ごと愛そう」
ステヴァン殿下が熱く語るのを、わたしは兄の下で聞く。
(もしや……痴話喧嘩ですか?)
詳細は不明ながら、解読した魔法書の内容に兄が衝撃を受け、第二王子のわたしに――この言い方でよいなら「八つ当たり」しにきたように受け取れるのだが。
ソーマも深刻な表情が消え、立ち尽くしている。
「私はきみさえいればいい。きみが望むなら、王位継承権をユーリィに譲ったって構わない。ただの男と男になって、我々の国を旅して回ろうか」
急に名を出されて肩が跳ねる。兄がはっとしてわたしから降りた。
おずおず、わたしの顔を覗き込んでくる。
「……重責をわかった上で、引き受けてくれるの?」
素の声色で言われた。
彼が望むのは、自由。王太子の座を自ら退いて静かに旅するなら――誰もが望む「安寧」ではないか?
「頂戴します」
わたしは口早に先の台詞を繰り返した。
両国を手中に収めんとしていたステヴァン殿下の提案としては意外だが、図らずも兄との間に真の愛情が芽生えたのかもしれない。
(さすが、男性同士が結ばれるびいえるげえむです)
ほろ苦く重い謝幕が、可笑しみのある軽やかなものに変わる。
「ありがとう。誰よりも大嫌いで大好きだよ、ユーリィ」
兄はステヴァン殿下に肩を抱かれ、私室を出ていった。
――その途端。倒れた長椅子の横で、ソーマが土下座する。
「申し訳ない! お兄さんにも幸せになってもらう方法があったのに、君にとんでもない役を負わせようとした……っ!」
拍子抜けしたわたしと裏腹に、突いた手が震えているではないか。
「あ、頭を上げてください。わたしも兄との決別しかないと思いましたよ。未遂で済んだではありませんか」
慌てて取り成す。わたしも同罪だ。それに――。
「『穢されてしまった』なんて……それを言うならわたしのほうです。ソーマの好む『無垢な弟王子』ではなくなってしまいました」
舞踏の間ではついソーマの腕に飛び込んだものの、先に打ち明けないといけなかった。硬い声で申告する。
ソーマは立膝でにじり寄ってきて、床に座ったままのわたしをぎゅううっと抱き締めた。背中をさすってくれる。
こんなわたしも受け入れてくれる、のか?
「魔法を遣えるのは、そういうことだよね。すぐ奪還できなかった僕のせいだ。申し訳ない」
その手つきは慰めに留まらず、自身に対する憤りさえ感じられる。ソーマのせいではないのにソーマらしい。
ただ、ひとつ引っ掛かった。
「そういうこと、とは?」
「わかってて魔力を解放したんじゃないの?」
妙な沈黙。ソーマが先に目を逸らす。思えばずっと聞きそびれている。
「封印を解く方法、もう教えてくださいますね? 兄も解いていましたし」
「その……フセスラウとパルラディの王族同士が絆を結ぶと解ける、というか」
「わたしとニコの間に絆はありませんが」
具体的に、と促す。ソーマはしばし眉間を摘まんだ末に口を開いた。
「セッ……情交、で解けるんだ。ユーリィの純潔はニコに奪われたんだよね? 本当に辛い思いをさせて、何て謝ったらいいか……責任は取るよ」
「待ってください。わたしはニコと一線を越えていません!」
そういうことか! 無垢とは身体の話ではないと、誤解を解く。
「ほんとう?」
「ニコはむしろ避けていました。わたしに魔法を遣わせないためだったのですね。無理やりの口づけは、少しありましたが」
「よかった……よくはないけど、よかった」
ソーマは、わたしが意に沿わぬ行為を強いられなかった安堵を露わにした。
言いたいことはいろいろあるのに、抱き締め返してしまう。
「じゃあキスで一部解放されたのかな?」
言われてみれば、ニコに舌を捻じ込まれたとき、身体の内側がざわざわした。あれは魔力が巡る感覚だったのだ。
ゆえに一周目、ソーマは魔法を遣えなかった。
ニコがパルラディの王子なのも、大きな意味があった。しかし、と首を傾げる。
「二周目、わたしを引き入れた時点でニコは魔法を遣えました。よもや……専属護衛の立場を利用して、兄を?」
兄は「よく眠れている」と言っていた。
そうか。催眠魔法で何度も夜這いをかけられていて、それに今日気づいたのだ。
ということは、ステヴァン殿下はまだ封印が解けていない。「最後の男」発言も辻褄が合う……。
許しがたい仕打ちだ。
「ニコを市井に戻す前に去勢しましょう」
「本来の彼は自分が魔法遣いって記憶自体ないから、そんな顔しないで」
義憤とニコへの昏い感情がよみがえる。ソーマはおろおろとわたしの巻き毛を撫でた。カクシきゃらの一端が出てしまった。
ふと、ニコに「おっかない」と揶揄されたのを思い出す。
「方法を隠し続けたのは、わたしの魔力を解放したくなかったからですか? わたしはあなたを殺しませんし、あなた以外に触れられたいとも思わないのに」
「……隠しキャラってのは聞いたんだ?」
「はい」
「自分が力の誘惑に負けるって、可能性でも知りたくなかったよね。あと、八回目は浮気したも同然だから、がっかりされたくなくて……」
ソーマはどんどん声が小さくなった。
八回目のソーマは魔法を遣えた。「そういうこと」だ。
それをわたしに知られたくなかっただけ。
よくないけれど、よかった。先ほどのソーマと同じ想いを抱く。
「しませんよ。一片も」
愛しさがこみ上げ、見た目よりやわらかいソーマの黒髪を撫でた。
「それにしても、このような方法とは思ってもみませんでした。魔法は禁忌だと決めつけていましたが、善く遣うよう両王族が試されていたのですね」
ソーマはほっと息を吐き、気持ちよさげに目を細める。
「祖父王たちは、子孫が手を取り愛し合うことを望んだんじゃないかな。彼らが『再来』っていうからには、始まりのふたりも本当は仲良くしたかった――とか」
一理ある。窮地で聞こえたふたつの声は、同じ結末を望んでいたように思う。
「ただ、わたしたちはどちらもフセスラウの王族ですが」
「そこは……『再来の王子の戴冠』には変わりないし、愛の力で許されたってことにしよう」
ソーマが笑い、わたしも笑う。確かに、安心して愛し合うため、両国の友好も世界の安寧も命懸けで果たせるふたりだ。
もう離れないと、しっかり手を握り合う。指を互い違いに絡ませながらソーマが言った。
「ってわけで、我慢しなくていいなら、恋人らしいこと、しない?」
ステヴァン殿下だ。兄の攻撃魔法を食らったのか、金刺繍の入った白い式服も麗しい顔も煤けている。彼も魔法を遣って防御できるはずだが……?
怯まず、兄の傍らに跪く。
「帰ろう、コンスタンティネ」
何があったかあえて訊かない、温かい声。兄はそれが苦しいとばかりに顔を逸らした。
「この身体では、あなたの手を取れません」
「悲観させたのは謝ろう。我が王宮所蔵の魔法書の解読を手伝ってもらったせいだ。こんな内容とは夢にも思わなかった。しかし、私たちが手を取り合う理由にもなるはずだ。私は自分が最後の男なら気にしない。きみが王太子ゆえに負ったものも、丸ごと愛そう」
ステヴァン殿下が熱く語るのを、わたしは兄の下で聞く。
(もしや……痴話喧嘩ですか?)
詳細は不明ながら、解読した魔法書の内容に兄が衝撃を受け、第二王子のわたしに――この言い方でよいなら「八つ当たり」しにきたように受け取れるのだが。
ソーマも深刻な表情が消え、立ち尽くしている。
「私はきみさえいればいい。きみが望むなら、王位継承権をユーリィに譲ったって構わない。ただの男と男になって、我々の国を旅して回ろうか」
急に名を出されて肩が跳ねる。兄がはっとしてわたしから降りた。
おずおず、わたしの顔を覗き込んでくる。
「……重責をわかった上で、引き受けてくれるの?」
素の声色で言われた。
彼が望むのは、自由。王太子の座を自ら退いて静かに旅するなら――誰もが望む「安寧」ではないか?
「頂戴します」
わたしは口早に先の台詞を繰り返した。
両国を手中に収めんとしていたステヴァン殿下の提案としては意外だが、図らずも兄との間に真の愛情が芽生えたのかもしれない。
(さすが、男性同士が結ばれるびいえるげえむです)
ほろ苦く重い謝幕が、可笑しみのある軽やかなものに変わる。
「ありがとう。誰よりも大嫌いで大好きだよ、ユーリィ」
兄はステヴァン殿下に肩を抱かれ、私室を出ていった。
――その途端。倒れた長椅子の横で、ソーマが土下座する。
「申し訳ない! お兄さんにも幸せになってもらう方法があったのに、君にとんでもない役を負わせようとした……っ!」
拍子抜けしたわたしと裏腹に、突いた手が震えているではないか。
「あ、頭を上げてください。わたしも兄との決別しかないと思いましたよ。未遂で済んだではありませんか」
慌てて取り成す。わたしも同罪だ。それに――。
「『穢されてしまった』なんて……それを言うならわたしのほうです。ソーマの好む『無垢な弟王子』ではなくなってしまいました」
舞踏の間ではついソーマの腕に飛び込んだものの、先に打ち明けないといけなかった。硬い声で申告する。
ソーマは立膝でにじり寄ってきて、床に座ったままのわたしをぎゅううっと抱き締めた。背中をさすってくれる。
こんなわたしも受け入れてくれる、のか?
「魔法を遣えるのは、そういうことだよね。すぐ奪還できなかった僕のせいだ。申し訳ない」
その手つきは慰めに留まらず、自身に対する憤りさえ感じられる。ソーマのせいではないのにソーマらしい。
ただ、ひとつ引っ掛かった。
「そういうこと、とは?」
「わかってて魔力を解放したんじゃないの?」
妙な沈黙。ソーマが先に目を逸らす。思えばずっと聞きそびれている。
「封印を解く方法、もう教えてくださいますね? 兄も解いていましたし」
「その……フセスラウとパルラディの王族同士が絆を結ぶと解ける、というか」
「わたしとニコの間に絆はありませんが」
具体的に、と促す。ソーマはしばし眉間を摘まんだ末に口を開いた。
「セッ……情交、で解けるんだ。ユーリィの純潔はニコに奪われたんだよね? 本当に辛い思いをさせて、何て謝ったらいいか……責任は取るよ」
「待ってください。わたしはニコと一線を越えていません!」
そういうことか! 無垢とは身体の話ではないと、誤解を解く。
「ほんとう?」
「ニコはむしろ避けていました。わたしに魔法を遣わせないためだったのですね。無理やりの口づけは、少しありましたが」
「よかった……よくはないけど、よかった」
ソーマは、わたしが意に沿わぬ行為を強いられなかった安堵を露わにした。
言いたいことはいろいろあるのに、抱き締め返してしまう。
「じゃあキスで一部解放されたのかな?」
言われてみれば、ニコに舌を捻じ込まれたとき、身体の内側がざわざわした。あれは魔力が巡る感覚だったのだ。
ゆえに一周目、ソーマは魔法を遣えなかった。
ニコがパルラディの王子なのも、大きな意味があった。しかし、と首を傾げる。
「二周目、わたしを引き入れた時点でニコは魔法を遣えました。よもや……専属護衛の立場を利用して、兄を?」
兄は「よく眠れている」と言っていた。
そうか。催眠魔法で何度も夜這いをかけられていて、それに今日気づいたのだ。
ということは、ステヴァン殿下はまだ封印が解けていない。「最後の男」発言も辻褄が合う……。
許しがたい仕打ちだ。
「ニコを市井に戻す前に去勢しましょう」
「本来の彼は自分が魔法遣いって記憶自体ないから、そんな顔しないで」
義憤とニコへの昏い感情がよみがえる。ソーマはおろおろとわたしの巻き毛を撫でた。カクシきゃらの一端が出てしまった。
ふと、ニコに「おっかない」と揶揄されたのを思い出す。
「方法を隠し続けたのは、わたしの魔力を解放したくなかったからですか? わたしはあなたを殺しませんし、あなた以外に触れられたいとも思わないのに」
「……隠しキャラってのは聞いたんだ?」
「はい」
「自分が力の誘惑に負けるって、可能性でも知りたくなかったよね。あと、八回目は浮気したも同然だから、がっかりされたくなくて……」
ソーマはどんどん声が小さくなった。
八回目のソーマは魔法を遣えた。「そういうこと」だ。
それをわたしに知られたくなかっただけ。
よくないけれど、よかった。先ほどのソーマと同じ想いを抱く。
「しませんよ。一片も」
愛しさがこみ上げ、見た目よりやわらかいソーマの黒髪を撫でた。
「それにしても、このような方法とは思ってもみませんでした。魔法は禁忌だと決めつけていましたが、善く遣うよう両王族が試されていたのですね」
ソーマはほっと息を吐き、気持ちよさげに目を細める。
「祖父王たちは、子孫が手を取り愛し合うことを望んだんじゃないかな。彼らが『再来』っていうからには、始まりのふたりも本当は仲良くしたかった――とか」
一理ある。窮地で聞こえたふたつの声は、同じ結末を望んでいたように思う。
「ただ、わたしたちはどちらもフセスラウの王族ですが」
「そこは……『再来の王子の戴冠』には変わりないし、愛の力で許されたってことにしよう」
ソーマが笑い、わたしも笑う。確かに、安心して愛し合うため、両国の友好も世界の安寧も命懸けで果たせるふたりだ。
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