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犯人撃退
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そしたら犯人は驚いた様子で茶トラ先生を見たけれど、それから茶トラ先生は速攻で犯人の顔面に右の正拳突きのパンチを食わせた。
そして犯人がひるんだすきに、今度は犯人の股間へ、得意の右の前蹴りをおみまいした。
そしたら犯人は前かがみになり、そのすきに茶トラ先生は犯人の目出し帽を頭からスポっと引き抜き、同時に犯人の後ろへ回りこみ、顔にクロロフォルムで浸したハンカチを押し付けると同時に、怪力で後ろから犯人を羽交い絞めにした。
茶トラ先生すごい!
それから少しすると、犯人は気合が抜けだらりとなり、それで茶トラ先生はまたまた怪力でタイムエイジマシンから犯人を引きずり出し、床に寝せ、それからポケットから年代物のデジカメを出し、ばっちり顔写真を撮り、犯人の持っていた資料を奪い、また怪力でマシンの中へ入れ、椅子に座らせ、カーテンを閉め、それから急いで二階へ戻ってきた。
とにかく実験室には監視カメラだらけだから、その様子はいろんなモニターで、手に取るように分かったんだ。
それから戻ってきた茶トラ先生は再び時を制御するように言ったので、ぼくは時を止めた。
もちろん犯人はマシンの中でまた「金縛り」だ。
そして茶トラ先生はデジカメでとらえた犯人の顔の画像をパソコンに入れ、データと照合を始めた。
「やっぱりな。こいつは国際指名手配されておるテロリストだ」
それから犯人が持っていた資料を見ると、これから約一年分の、いろんなプロスポーツの試合結果だと分かった。
「これを持っておれば、ギャンブルで勝ちまくれるな」
「いいもの手に入れたね。やったね!」
「だがわしは、ただちにシュレッターにかける」
「え~、もったいない!」
「こんな物があると、ろくなことはない」
「そうなんだ…、で、犯人はこれからどうするの?」
「まだタイムエイジマシンが存在しない遠い過去へ放り込んで、永遠に過去でシカトされるようにしてやる手もあるが、しかしわしは、そこまで悪くどくはない」
「じゃ、どうするの?」
「ここは良心的に、警察へ連絡する。とりあえず家宅侵入で逮捕されるだろうが、この写真も見せて、こいつが国際指名手配されておるテロリストだということも彼らに伝えるから、あとはFBIなんかにも連絡してうまいこと処理してくれるだろう」
「ねえ、警察の人が来たら、タイムエイジマシンのこと、怪しまない?」
「アンティークの証明写真だと言えばいい。どうせ彼らは、ここにあるのは全てガラクタだとしか思わんだろう」
「そうだね。きっとスワンボートもだよね」
「ああ、それから、この顔認証システムを作動させることで、これからは、タイムエイジマシンの安全性も向上するだろう」
テロリストを捕まえろ 完
次回から新しいエピソードへ
そして犯人がひるんだすきに、今度は犯人の股間へ、得意の右の前蹴りをおみまいした。
そしたら犯人は前かがみになり、そのすきに茶トラ先生は犯人の目出し帽を頭からスポっと引き抜き、同時に犯人の後ろへ回りこみ、顔にクロロフォルムで浸したハンカチを押し付けると同時に、怪力で後ろから犯人を羽交い絞めにした。
茶トラ先生すごい!
それから少しすると、犯人は気合が抜けだらりとなり、それで茶トラ先生はまたまた怪力でタイムエイジマシンから犯人を引きずり出し、床に寝せ、それからポケットから年代物のデジカメを出し、ばっちり顔写真を撮り、犯人の持っていた資料を奪い、また怪力でマシンの中へ入れ、椅子に座らせ、カーテンを閉め、それから急いで二階へ戻ってきた。
とにかく実験室には監視カメラだらけだから、その様子はいろんなモニターで、手に取るように分かったんだ。
それから戻ってきた茶トラ先生は再び時を制御するように言ったので、ぼくは時を止めた。
もちろん犯人はマシンの中でまた「金縛り」だ。
そして茶トラ先生はデジカメでとらえた犯人の顔の画像をパソコンに入れ、データと照合を始めた。
「やっぱりな。こいつは国際指名手配されておるテロリストだ」
それから犯人が持っていた資料を見ると、これから約一年分の、いろんなプロスポーツの試合結果だと分かった。
「これを持っておれば、ギャンブルで勝ちまくれるな」
「いいもの手に入れたね。やったね!」
「だがわしは、ただちにシュレッターにかける」
「え~、もったいない!」
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「じゃ、どうするの?」
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「そうだね。きっとスワンボートもだよね」
「ああ、それから、この顔認証システムを作動させることで、これからは、タイムエイジマシンの安全性も向上するだろう」
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