魔王討伐戦で亡国の女帝をナンパしたら、めちゃくちゃ重たく愛されている勇者の俺

蒼山りと

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蒼いペンダントと懐かしい夢

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 酒場を後にし、借りた宿屋の一室に戻る。窓から漏れる月明かりだけが、簡素な部屋を照らしていた。いつもなら、故郷の村に帰ればエルが待っている小さな家がある。だが今、俺はひとりぼっちで、エリルの行方も分からない。

 俺はベッドに横たわり、天井を見つめた。リン――東方の女賢者と名乗るあの女との会話が頭から離れない。俺の隣に座り、微笑み、時折瞳を伏せていた彼女の表情には、どこか切なさが混じっていた。どこかで会ったような気がするのに、まったく記憶にない。

 俺は薄暗い部屋で目を閉じた。エリルはどこにいるんだろう。王女の命令で詐欺師を追っている彼女は無事だろうか。俺は彼女を助けるために、何をすればいいのか……。そんな思いを巡らせているうちに、意識が暗闇に溶けていくのを感じた。

 気がつくと俺はもう別の場所にいた。それは夢なのか、記憶なのか、はっきりとした区別がつかなかった。ただひとつ分かるのは、俺がアルではなく、銀髪に青い瞳の女性になっていることだった。

 まるで映画を見ているように、自分の体を通して世界を見ている。長い銀髪が肩に当たり、鎧の感触が肌にある。周囲は戦火に包まれ、兵士たちの叫び声が遠くに響いている。古代帝国アリストラストの最後の日だった。

「くそっ、ここを抜けられなければ……!」

 俺――いや、エリルは絶望に囚われていた。配下の兵士たちは次々と魔族に倒され、味方だと思っていた将軍たちにも裏切られ、彼女は一人孤立していた。エリルの震える手が、剣を握り直す。もう逃げ道はない。

 その時だった。

「大丈夫か!」

 銀髪の若者が、突然現れた。彼の姿を見た瞬間、エリルの胸が高鳴りはじめるのを感じた。剣を持って立ち尽くす姿は力強く、青い瞳が真剣さを湛えている。彼は俺――アルとそっくりだった。いや、俺こそが彼なのかもしれない。勇者レン。

「大丈夫じゃないよっ……あなた、誰?」

 エリルの声が震えていた。俺は彼女の視点から、目の前の勇者を見上げている。心臓がうるさいほどに鼓動を打ち、顔が熱くなるのを感じた。恐怖と希望、そして言葉にできない感情が彼女の中で渦巻いていた。

「違う! 味方だ!」

 彼の言葉にエリルの心が少し和らぐのを感じた。しかし、すぐに疑念が浮かぶ。

「味方……? 私を見捨てなかった者なんて、もういないのに……」

 レンは剣を地面に突き立て、わずかに笑みを浮かべた。

「俺はレン。魔王を討つ者だ。あぁああ、いやぁ、そのカワイイ子だなって思ってさ。笑うなよ? マジだから」

 その言葉を聞いた瞬間、エリルの胸が熱くなるのを俺は感じた。どこか軽い調子なのに、その瞳に嘘はなかった。死と絶望に満ちた戦場で、彼の言葉だけが温かく響いた。エリルの心の中で、世界が少しだけ輝きを取り戻す感覚。

 レンがポケットから何かを取り出す。青い石のペンダント。月明かりに照らされて、それは神秘的な輝きを放っていた。

「これプレゼント。世界の意思とよばれる宝石使っている。何かあったら、これで俺を呼んで欲しい。必ず助けに行くから――勇者レンの約束だ」

 エリルの手がペンダントを受け取る。その瞬間、彼女の指先が震え、温かいものが胸に広がった。

(この人が私を助けてくれる。私を見捨てない……)

 エリルの心の中でそんな思いが渦巻いた。彼女の瞳が潤み、ほんの少し希望の光が灯る。世界中の誰もが彼女を裏切った中で、たった一人、彼だけが彼女に手を差し伸べたのだ。

「私はエリル。普段は陛下とか女帝アリストラスト17世って呼ばれるけど……お前にはエリルって呼んでほしい。」

 エリルは視線を少し逸らし、頬に薄い紅が差すのを感じた。彼女の心が、初めて誰かを信じようとしている。勇者レンの存在が、彼女の冷たく閉ざされた心に小さな灯りをともした瞬間だった。

 場面が変わり、記憶は霞んでいく。暗闇の中から、優しい声が聞こえてきた。

「レン……いや、アル。今日は会えて嬉しかった」

 女性の声。エリルの声だ。

「私、もう世界を恨むなんていうのやめるね」

 その声は透明感があり、どこか儚い。

「あなたに出会えたから……もう一度信じられるから……」

 声が遠くなり、俺は目を覚ました。

 朝日が窓から差し込み、部屋を明るく照らしていた。俺は手の平を見つめる。何も持っていないのに、蒼いペンダントを握った感触が残っているような不思議な感覚が残っていた。

「エリル……」

 夢の中の女帝の姿が、鮮明に蘇る。彼女の震える手、期待に潤んだ瞳、そして胸の高鳴り。まるで俺自身がそれを体験したかのような感覚だった。

 俺は起き上がり、顔を洗った。リンとの約束の時間が近づいている。王都の中央広場で彼女と会う約束をしたのだ。

 広場に着くと、噴水のそばで彼女が待っていた。黒髪に紺色の瞳、静かな佇まいは昨日と変わらない。彼女は俺に気づき、微笑んだ。

 そして、その時俺は気づいた。リンの首元に、青く輝くペンダントが揺れていたのだ。それは夢の中で見た、あのペンダントとそっくりだった。

「そのペンダント……」

 思わず言葉が漏れる。リンは嬉しそうに微笑んだ。

「気づいてくれた? わざと目立つようにおしゃれしてきたの」

 その言葉に、俺は戸惑いを隠せなかった。まるで俺が彼女のペンダントを知っていることを、最初から分かっていたかのような口ぶりだった。

「昨日は色々とありがとう」

 俺が言うと、リンは首を横に振った。

「こちらこそ。久しぶりに誰かと話せて嬉しかった」

 彼女の言葉には何か深い意味が込められているように感じたが、それ以上は聞かなかった。

「例の詐欺師レンの行方、分かるか?」

 リンは頷いた。

「次の演説は、東の村だと聞いています。そこで義勇兵を募集するつもりのようです」

 俺たちは東の村へ向かうことにした。道中、リンは詐欺師レンについて語ってくれた。

「あの男は変装の達人で、髪は脱色して銀に染めているだけ。本物は目の青さだけですね」

「なぜ俺と同じ顔をしているんだ?」

 リンは少し考えるような素振りを見せた。

「奇妙な偶然……それとも運命かもしれませんね」

 彼女の言葉は謎めいていて、何か隠しているような気がした。

「彼の特徴は、自己催眠の能力が高いこと。演説の時は本当に自分を勇者レンだと思い込んでいるんです」

「嘘を嘘と思わなければ、人を騙せるってことか」

「そういうことです」

 村に着いたのは昼過ぎだった。村の広場では既に人が集まり始めていた。詐欺師レンの演説が始まる準備が整っていたのだ。

 俺とリンは遠巻きに様子を見ることにした。しばらくして、詐欺師レンが登場した。髪は銀色に染められ、青い瞳が印象的だった。だが、俺は一目で分かった。あれは染めた髪だ。不自然な輝きがある。

「聞け、みなの者! 魔王復活の時が近づいている!」

 詐欺師レンは情熱的に演説を始めた。彼の目は本気だった。本当に自分を勇者だと信じ込んでいるようだ。

「俺は300年前から来た! 魔王との戦いを終わらせるために!」

 周囲の人々は半信半疑という表情だったが、彼の言葉には不思議な説得力があり、徐々に聞き入ってしまう者もいるようだった。

「あいつは群衆を煽るのが上手いな」

 俺がつぶやくと、リンは静かに頷いた。

「実は私、詐欺師レンと組んでいたんです」

 突然の告白に、俺は驚いて彼女を見た。リンの表情は暗く沈んでいた。

「組んでいた?」

「ええ。彼は金のため、私は……復讐のため」

 リンの言葉に、俺は言葉を失った。彼女の瞳には深い悲しみが浮かんでいた。

「でも、あなたに会ってから変わったの。もう一度信じようと思った」

 その言葉が、夢の中でエリルが言った「もう一度信じられるから」という言葉と重なり、俺は戸惑いを感じた。

 演説が終わり、詐欺師レンは若者たちに義勇兵として名前を記す紙を配っていた。人々が散り始める中、彼が小声で言う言葉が風に乗って聞こえてきた。

「間に合ったか」

 その言葉は誰かに向けられたものだったのだろう。視線の先に、ひとりの戦士が立っていた。すらりとした背丈に、短く切りそろえた髪。男装した女性だとすぐに分かった。

 リンの体が震えるのを感じた。彼女の表情が一変し、今までにない感情があふれ出していた。

「ナギ!」

 突然彼女が叫んだ。戦士、ナギと呼ばれた女性が振り返る。その顔に驚きの色が浮かんだ。

「リン……」

 ナギは一瞬戸惑ったように見えたが、すぐに厳しい表情に戻った。

「お前、何をしているんだ! あの勇者レンは偽物だろ? 詐欺の片棒を担ぐつもりか」

 リンの顔は青ざめていた。彼女の手が俺の袖を掴み、震えているのが分かった。

「ナギ……本当にナギなの? 戦死したんじゃなかったの?」

 リンの声は掠れていた。彼女の瞳から涙がこぼれ落ちる。俺は完全に状況が理解できず、二人の会話に圧倒されていた。

 ナギの表情が暗くなる。東方には戦巫女と呼ばれる戦士がいると聞いていた。彼女がそうなのだろう。

「話は後だ。まずここを離れるぞ」

 俺たちは人気のない小さな公園のようなところに移動した。そこでリンは俺の袖を放し、少し距離を取った。

「アルさん、すべてを話します」

 リンは深く息を吸い、覚悟を決めたように言った。

「私は帝都の地下牢で女帝エリルの幽霊と対話し、一緒に世界を崩壊させることを誓ったんです」

 その告白に、俺は息をのんだ。

「私には女帝エリルの霊が憑依していて、普段は彼女の力が強く、私は操られていました……」

 リンの声が震えている。

「でも、それは私自身の望みでもあったんです。ナギを失った絶望から……」

 彼女は一度ナギの方を見たが、すぐに目を逸らした。

「私を裏切ったと思っていた人を、再び信じられなくなって……だから世界を恨んだんです」


 俺は混乱していた。女帝エリルの霊? 憑依? そして世界を崩壊させるって? リンが何を言っているのか、まったく理解できなかった。

 リンはペンダントを握り締めた。

「私の中にいる女帝エリルは、あなたに会って変わったんです。そして私も……」

 彼女の目に決意の色が浮かんだ。

「もう一度、信じてみようと思いました」

 ナギが冷たい声で割り込んだ。

「リン、お前は何を企んでいる? あの詐欺師と手を組んで、義勇兵を集めているのは何のためだ?」

 リンは俯いたまま答えた。

「……戦争を起こすため。多くの死者を出し、その死者をアンデッドとして復活させ、世界を崩壊させるためだった」

 その言葉に、俺は恐怖を感じた。しかし、リンの表情には後悔の色が浮かんでいた。

「でも、もうそれはやめます。アルさんと出会って、女帝エリルの霊も、私も……変わったんです」

 ナギは信じられないという表情でリンを見つめていた。そして、俺の方を見る。

「お前が……勇者レンか?」

 ナギの鋭い目が俺を見つめていた。俺は首を横に振った。

「俺はアルだ。レンの村から来たただの男だ」

 しかし、心の中では違和感があった。夢の中の記憶、女帝エリルへのペンダント、そして自分でも理解できない力……すべてが何かを示している気がしてならなかった。

 リンが静かに言った。

「勇者レンの生まれ変わりかもしれません。そして私は……かつてあなたを恨み、世界を滅ぼそうとした女帝エリルの霊を宿しています」

 俺は言葉を失った。リンとナギの表情を見て、彼女たちは本気でそう信じていることが分かった。頭の中で記憶が渦巻き、夢の中のエリル、蒼いペンダント、そして消えないデジャヴュ……。

「詐欺師レンの真の目的を暴き、彼の企みを止める必要があります」

 リンの声に、ナギが頷いた。

「あの詐欺師の目的は金だけじゃない。彼が義勇兵を集めているのは、ある計画のためだ」

 俺は二人の言葉を聞きながら、胸に去来する感情と闘っていた。自分が何者なのか、なぜこんな夢を見るのか、なぜリンのペンダントがこんなに懐かしく感じるのか……。

 だがひとつだけ確かなことがあった。詐欺師レンを止め、エリルを助けなければならないということだ。世界の運命がどうであれ、俺にはできることをする責任がある。

「ふたりとも、力を貸してくれ。詐欺師を止め、エリルを救いたい」

 リンとナギは互いに目を見合わせ、そして俺に向かって頷いた。どんな真実が待ち受けていようと、俺たちの旅はここから始まるのだ。
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