アテンションプリーズ!ガラポンの特賞は異世界でした!?~アオイ50歳。異世界でエンジョイしろと言われても…若くないので出来ません!~

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エルフの里~リイルーン~

21:魂の求める相手~ロードクロサイト~/side ルーティエ ★

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******


「アオイ?まだ休んでいましたか?」

 少し横になると言っていた彼女の様子を見に来たが、彼女は起きたのか部屋にはいなかった。ベッドを確認したが、起きてから時間が経っているようで、ぬくもりはなくひんやりとしている。

 サイドテーブルの上には『周辺を散策して来ます』と、メモ書きが残されていた


「声を掛けてくれれば一緒に行きましたのに……」


 彼女の律儀な性格がよく出ている。きっと里帰りの自分に気を遣ったのだろう


「迎えに行って、そのまま少し里を案内してあげるのも、良い気分転換になるかもしれませんね。まだほんの近辺しか里内を案内していないですし」


 一度家族がいる部屋へ戻り、彼女が散策に出ているようなので、迎えに行ってくる旨を伝えた


 アオイが里の散策に出掛けると告げてから、おそらく一刻程経ったでしょうか
 里の中であれば滅多なことは起きないと思いますが、慣れない人族では目印もなくて迷子になりやすいかもしれません。


(では、アオイの魔力を辿って……)


――――!!
「ハッ!!!」



 どうしたのでしょう?アオイの魔力で間違いないはずですが、大きな魔力が動く気配を感じました。
それにその後は……彼女の魔力が近くに感じられないっ……!?


 彼女に何かあったのか!!!!



 急ぎ、先ほど感じた魔力の場所にすぐに走った。しかしそこにアオイはおらず、恐らく転移テレポートを使ったであろう残滓が……


「誰かに連れ去られた……?いえ、アオイの魔力痕しかない。まさか自ら?一体なぜ……」


 どうして?なぜ?アオイはどこへ?彼女を今すぐ追い掛けなくては!
 自分でも驚くほど、今は冷静とはとても言えない。震える体を抑える為にキツく腕を押さえた

 最後に離れた時、アオイはどんな顔をしていた?笑っていたけど、少し疲れていたように見えた

 今までも、度々ぼんやり考えこんでいることには当然気が付いていた

 ユーロピアでは、着いてしばらくは調子が良かったと思っていたのに、急に睡魔に襲われることが増えた。病気というよりも、ただ眠っている時間が増えたというか。とにかく急にそれは訪れるようなので、夜はあまり出歩かないようにした。

 当初は、この世界に来たばかりで慣れない生活に疲れやすいのだろうとか、人族の方が体力はないからだろう等と、考えたりもした。しかし、一日の中で起きている時間が18時間あったものが16時間、14時間、ついには10時間にまでなった時にさすがにおかしいと思った。
 

 ユーロピアでの薬草採取の依頼中、見間違いであって欲しいのだが、ぼんやりとする彼女の様子を見ていると、身体が透けて消えてしまうように見えた時があり、怖くなって、慌てて引き寄せ抱き締めた。すると、彼女の意識がこちらに向いたからなのか、透けてきていた身体は元に戻っていた。

 これは一体……彼女自身は自分の身体が消えかけていたとは気づいていない様子だった。
このままでは、いつか彼女は消えてしまうのではないかと怖くなり、うまく理由をつけて彼女を抱き込んで眠るようになった。絶対に消させはしない……


 以降は、彼女がぼんやりし出したら慌てて近くにぴったり寄り添ったり、抱き締めたりして、彼女の気を反らしてきた……このまま解決策がわからないまま過ごすのも危険だ。里に戻り父に相談するのが得策かもしれない。
 そう考えていたタイミングで、彼女から里へ行かないかと提案があった為、予定よりも早く里に帰って来ることになった。

 里の方は自然豊かである為、魔素が多く含まれている。それが関係あるのかはわからないが、滞在中にアオイが消えそうになるようなことはなかった。
 久しぶりの帰省の為と尤もらしい言い訳をして、少し長めの滞在をアオイにお願いし快諾を得た。



 滞在から約一ヶ月、いつものように家族で話していたが、しばらくすると折よくアオイが少し横になりたいと席を外したので、そのタイミングで父に相談を持ち掛けてみた。さすがに本人の前で相談はし辛かったので好都合だった。
 事情を説明すると、父は「確証はないが」と言い、もしかすると魂がまだこちらに馴染んでいないのではないかと言った。

 こちらの世界よりも、元の世界の方への気持ちが勝っていたり、希望が持てなくなっていたり、この世界への執着がなかったり……そういうことはなかったのか、と。仮にそれらが原因なのだとすれば、今後どう対処したら良いのだろうか?今までのやり方は、所詮、その場しのぎでしかない

 彼女にもこの話をするべきなのだろうか……


「とにかくそばにいて、良く見てあげなさい。お前自身がアオイさんの生きる希望になってくれることが一番なのだがな。あとは彼女の願いが叶えられればあるいは……」

「願い……ですか」


 中々難しいですが、少しだけ希望が見えた気がします。さすが生き字引、伊達に族長をしておりませんね。父にはまだまだ遠く及ばないようです



***



 ここに来るまでは目も、手も離さずにきていたのに、里に帰って自分でも気が緩んでいたのかもしれない。
 アオイはすぐそばにいるからと。長寿故に気長に、緩く考えるエルフの悪い癖が、最悪のタイミングで出てしまった。


 彼女が姿を消した


 人族は短命で弱い、そう思って生きてきた。でも、その弱き人族のアオイの行動一つで、自分は酷く傷つき、あっという間に心が弱ってしまった。
 身体には傷一つつけられてはいないのに、こんなにも胸は痛み、思考は揺れる。


――行かないで、私のそばにいて


 自分は300年ほど冒険者として生活してきていた為、ずっと里で暮らしているエルフ族に比べれば遥かに他種族とも関りをもってきたと言える。
 だからきっと彼女の事も、こうしてそばにいる自分が一番わかっているのだと、自惚れたことを思ってしまっていたのだろう。


「なんて愚かなのだろうな、私は……」


 長くそばにいるといっても、たかだか半年程度でしかない。つまりは彼女がこの世界に来てからも同じ期間ということだ。
 そんな中、私は初めての恋に浮かれ、周りが見えなくなっていたのだと思う…まさに盲目だ。
彼女の気持ちに寄り添うべきだったのに…この世界を受け入れているように思っていたから、気づけなかった。

 彼女は唯々この生活に馴染む為に一生懸命だっただけなのだ。
こんな単純なことにも気づけないなんて、自分の400年の経験など、まるで役に立たないと落ち込むばかりだ。


 そんなことを一人思いながら、アオイが転移テレポートした場所から動けないでいると、そこへ同じく魔力を感じたからだろう、父がやって来た


「ルーティエ、一体何があったのだ?先ほど感じた大きな魔力はアオイさんのものか?」

「魔力はアオイで間違いありません、ここから転移魔法を使ったようです。アオイに何があったのか、どこに行ったのか……父上、アオイが……アオイは、なぜ……?追いたいのに足が言う事を聞かないのです!」

「ルーティエ、落ち着けっ!こういう時だからこそ冷静になるのだ!
そこまで心を乱すとは……お前がずっと探し求めていたのはやはり彼女で間違いないのだな」

「はい……間違いなく彼女が私のずっと探し求めてきた者です。何がとか、どこがとかありきたりな理由ではなく、私の魂が彼女を求めているとわかるのです。これは理屈ではない!
 私にとっては彼女が全て……ですが、残念ながら私の想いはそこまで彼女に届いていないようです」

「そう卑屈になるな、お前らしくもない。昔から何でも器用にこなしてしまうが故に、何かに執着することもなく、フラフラとただ生きていたお前が、急に『兄上と同じ冒険者にでもなって、外の世界を見てくる』などと言い出て行った時は、私もアイオライトも心配していたのだぞ。お前にとって生きる理由となる何かがいつか見つかるといいと願っていたんだ」

「……それはご心配をお掛けしました」


 気持ちを少し落ち着けたところで肝心なことを思い出す


「父上、それよりも今はアオイです!早く追いかけねば、また消えてしまうかもしれません!」
「だから落ち着けと言っている。冷静にならねば辿れるものも辿れぬであろうが」

「父上には何か方法が思いついているのですか?でしたら勿体ぶらずに早く教えて下さい!」
「ルーティエよ、お前はその愛するアオイさんへ今まで何も贈ってこなかったのか?私がお前ならば、万が一に備えて追跡魔法でも仕込んだ宝飾品でも贈るがな」


「追跡……!!!!!そうですっ!!アオイに追跡機能と、何か危険があった際に私に知らせる機能、物理攻撃反射など、色々仕込んだロードクロサイトのピアスを以前贈っていたのを失念しておりました!」

「……そうか、予想以上の付与数だな。なにを付与しているのか全ては言わない方がいいだろう。それにしても中々良いものを贈ったものだ。選んだ石の石言葉はアオイさんは知っているのか?」

「いえ、あくまでも私の願いが込められているだけですので……恐らく知らないと思います。それより急ぎますので」


 しかし、追跡機能という単純なことを忘れてしまうなんて、やはり冷静ではなかったようだ。普段はすぐ近くにいたために全く使用していなかったことが仇となった。
 アオイが絡むと、どうにも私はポンコツになるようで、今回は父に助けられた


「早速辿ってみます………………」
 

 あぁ、まだちゃんとアオイの魔力を感知できる……ガレット帝国に、いる?
どうやらアオイはガレット帝国へ行っているようですが、何か戻らなければならない用事でもあったのでしょうか……


「父上、私はこのままアオイを迎えに行って参ります。戻るかどうかはアオイ次第ですので、母上と兄上にはうまく説明しておいて下さい」

「うむ、気を付けるのだぞ。お前はアイオライトに似てあまり人の話を聞かぬからな……彼女の本当の気持ちを聞くチャンスかもしれぬ、きっと何か理由があるはずだ。そして次は見失わないよう……手を放すのではないぞ」

「はい……肝に銘じます。では行って参ります」



 すぐに駆けつけますから、どうか待っていて下さいね―――
アオイと揃いのピアスに触れ、私の魂が求める相手の元へ導くよう祈った



***



 ガレット帝国へ転移テレポートし、アオイの魔力の感じる方へと走った


「港の方へ来ていたようですね……まさか、船で他国へ渡るつもりで?」


 じわりと嫌な汗が背中をつたう



 しかし追い着いた先で見たのは、船に乗り込む姿ではなく、ただぼんやりと座りながら海を眺めているアオイの姿であった

 すぐに声を掛けようかと思ったが、彼女が何か呟いている様子が見て取れたので、身を潜め、そちらに耳を傾けた。

 彼女の内に隠していた悲しみ、怒り、戸惑い、そして孤独……

 やはり彼女は孤独を抱えていたのですね。全てを理解できないまでも、話を聞いて寄り添うくらいならばいくらでもできたのに。

 しかし、聞いていて一番やるせなかったのは、最後に呟いた言葉が私の幸せを祈る言葉だったからだ。
何一つぬぐってやることが出来なかった、不甲斐ない私の幸せを祈るアオイ。


 今こそ彼女が積み上げたという、徳の使いどころではないのですか?


―――神よ、もし聞こえているのなら……彼女の祈りは私の幸せを願うもの、しかし私の幸せは彼女がいなければ成し得ないのです。彼女の望みは私がきっと叶えてみせます!ですからどうか、彼女の魂を引き留めて下さい、彼女を連れて行かないで―――


 『彼女と離れたくない』その為なら神でも、悪魔でも、何でも構わない。縋れるものがあるのならば、なりふり構わず縋ってでも、彼女をこの世界に引き留めたい。
 
 そう決心したところで、彼女が船着き場へ足を向け歩き出したのだが、身体がまた透けてきていた!!!!


「アオイッ!!!!!行ってはダメだっ!!!!」
 

 私は慌てて飛び出し、消えないようにきつく抱き締めた。


 泣いている彼女はいつもよりも更に小さく感じた。
 こんな小さな身体に、あんな思いを抱えていたなんて……憐憫れんびんの思いと共に、愛おしさが込み上げ、思わず抱き締める腕に力が入る。


 震えている。そう思ったが、震えていたのは自分の方だった。
 今度こそアオイがこの世界から消えてしまうのではないかと、戦慄した……


 彼女を宥めながら、ゆっくりと気持ちを聞いていたのだが……そこでまさかアオイから嫉妬される日が来ようとは全く予想だにしていなかった展開で、冷静でいようと思っていたのに、やはりアオイの前ではポンコツと化してしまった。

 そして仮定とは言え、彼女も本心では少なからず私を想っていてくれたとわかり、これはもしかすると、彼女の憂いのほとんどを解決させることができるのではないか?と思い至り、見えてきた希望と舞い上がる気持ちをない交ぜにし、急ぎ里に戻った。



***



 結果としては……まぁ少し悲しませたところもございましたが、概ね喜んで頂けたと思います。
 
 それに、もう戻せないと言いましたが、実は戻せたりもします……教えておりませんが。アオイの反応次第では戻すことも考えておりました。
 ただし、一度与えてしまった私の寿命は戻りません。でも、そんなことは私にとっては些末なことなので、どうでもいいのです。


 変化後のアオイの表情には注視しておりましたが、戸惑いつつも喜びの方が確実に勝っていたと思います。
一度部屋から追い出された後も、こっそり覗き見しておりましたが、鏡をずっと見ていましたし。へにゃりと笑うお顔なんて初めて見ました。なんて可愛いらしい……

 え?覗き見はまた出て行かれては困るので、心配で見ていただけで、断じて!より一層可愛くなったアオイを愛でていたわけじゃないですよ……断じて。

 ……ちょっとだけ、可愛さに悶えはしましたけど。


 ただ、問題は更にアオイが可愛くなってしまった為、里でも目を向ける虫共が増えるであろうことです!少しばかり見目が変わっただけで、目の色を変えるような輩はエルフ族の屑ですね。
 ただ、まぁその辺は私だけがわかっていれば良いことですし?むしろ理解しないままでいいと思いますが。

 里に引きこもっている虫共に遅れは取りませんので、心底どうでもいいのですが、私たちの時間を邪魔する虫が出ましたら、後ほど殺虫剤でもお見舞いしておこうかと思います。
 ふふ。私、顔を覚えるのは得意ですので


 それにしても可愛らしい……美を愛するエルフ族ですが、美しい者は多いというか、皆それぞれに美しいので、整っているな程度にしか、私には思えないんですよね。
 そもそも自分も美形なので、見飽きていると言いますか……

 こう……美人というのではなく、【可愛い】に全振りされた(←当社比)アオイはもはや最強ですよね?私にこれ以上好きにさせてどうしようというのでしょうね。困った方です。

 彼女なら『どうもしないよ!』とあっさり言うんでしょうけど。無意識レベルで悶えさせる小悪魔ですからね、彼女は。Sランクであっても攻略は難しいかと思いますし、私なんて秒で降参して眷属になるでしょう。


「お待たせ、もう着替えたよー」


 おっと、アオイの着替えが終わったようです。機嫌も戻っているようで、一安心です。


「ルティ?」


 あぁっ!この『ルティ』呼びも最っ高ですね!ルーの時よりもほんのり甘さが増している気がするのですが、私の気のせい……ではないですね。ルティ=好き♡みたいな意味を込めてますよね?
 
 私もアオイには「(ア)いしてる・(オ)なじ時を生きよう・(イ)っしょに」と想いを込めて呼ばせて頂きますね♡


 これから里内の雑貨店へ、彼女の好きな小物を買いに……二人きりの初デートに行ってまいりますので、ではまた。


 あ、覗くのならくれぐれも【こっそりで】お願いしますね?





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