現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜

涼月 風

文字の大きさ
13 / 125

第13話 畑を整備しよう

しおりを挟む


「へっこら、どっこいせっと」

僕は今、庭先の南側に広がる畑の草むしりをしている。
昨日、茜おばさんに畑を貸してほしいと頼んだら、喜んで貸してくれた。
茜おばさんも仕事で忙しくて畑がそのままの状態になっていたのを気に病んでたようだ。

「それにしても雑草がどうしようもないな」

『マスター、風魔法を習得しますか?一瞬で草刈りできますよ』

「そんな便利な魔法があるなら教えてほしい」

『魔力操作で魔力を集中できるようになりましたか。あ、まだでしたね。では、無理です』

「おい!知ってて言ってるよね。無理なら期待させないでよ」

『土魔法を習得できれば、耕す時に草も抜けますよ。習得……無理でしたね』

「おい!さっきから知ってて言ってるよね。そうだよね。僕の事バカにしてるよね」

『…………』

エイシスは黙り込んでしまった。

仕方なしにへっこら、へっこらと、草を引っこ抜いていると、背後に視線を感じる。
柚木家の西側にある物置の影からこちらを伺っている視線があった。

僕がその視線に目を向けると「ひょい」って隠れてしまった。

「敵は素早いな~~」

僕はその視線の正体を知っている。
柚木家の次女の香穂だ。
日曜日なので、家で遊んでいたのだろう。

「それより、これ。今日中に終わるのか?」

取り敢えず、今抜いてるところを中心に買ってき苗と種が植えれる場所だけでいいか。全部の畑の雑草取りは今日だけでは無理だ。

「へっこら、へっこら」 「ぺっこ、ぺっこ」
「どっこい、どっこいっと」  「ちょこ、ちょこと」

さっきから僕の背後で舌ったらずな掛け声が聞こえる。
僕がその掛け声を方を向くと『だーー!』っと畑を駆け抜けてまた、物置の影に隠れて視線だけをこちらに向けている。

いつの間に背後に来てたんだ?
気付かなかったよ。

「香穂、お前は何者だ!」

そう問いかけると、

「ちらない」

そう返事が返ってきた。

まあ、そうだよね~~。

まあ、自宅の裏だし危険は無さそうだし。
僕は香穂を好きにさせておく事にした。
今日の陽気はとても良好で頭にくるほど太陽が頑張っている。
おかげで汗が止まらない。

水分取らないと熱中症になりそうだ。作っておいた麦茶を持ってくる。
勿論、畑に石を運んで何やら模様を描いている香穂の分もだ。

「麦茶飲むか?」
「のむ」

陽当たりが良過ぎるので、日陰になっている縁側に腰掛けて麦茶を飲んだ。

縁側には、猫のトラさんが腹を出して眠っている。

くつろぎ過ぎだろう!っと、一応、ツッコんでおく。

香穂は猫のトラさんを見つけ、眼を輝かしている。その眼光の鋭さは欲しいおもちゃを見つけた幼児そのものだ。

一目散にトラさんに向かう香穂。
トラさんは最初は大人しく撫でられていたのだ力加減のわからない幼児相手では武が悪かったのだろう。起きあがって「ニャー」と、一言鳴いて逃げて行ってしまった。

「ねこさん、いなくなちゃっちゃーー」

そう叫びながら今にも泣きそうだ。
不味い、泣かれたら後が大変だ。

「香穂、あの猫はトラさんって名前で、香穂は良い子だからまた直ぐに遊びに来るよ」

「ほんちょ?」

「うん、本当だよ。もっと麦茶飲むか?」

「のむ~~」

泣かなくて良かった~~

『通報しますね』

(おい!エイシス。香穂は従兄妹だし、それに僕は何もしてないだろう)

『泣きそうな幼女を言葉で巧みに黙らせ、〇〇飲むか?と、卑猥な行為に及ぼうとしました。まさしく通報レベルの案件です』

(麦茶だよ。麦茶!〇〇って何だよ!)

エイシスと脳内会話してると、頭がおかしくなりそうだ。

「なあ、香穂。茜おばさんは何してるんだ?」
「ママはね~~せんたくしてる」
「パパは?」
「ゴルフいくっていっちぇた」
「お姉ちゃんは?」
「がっこういっちぇる」

柚木家は、それぞれ用事があるようだ。
それでは、仕方ない。
畑の続きをしながら香穂を見ておくか。

「おじい、どこいく?」

ううん?今、僕のことおじいさんって言った!?

「香穂、僕はおじいちゃんじゃないぞ」
「かみのけしろいからおじいちゃん」

白髪だからそう見えたのか?
ジミにショックなんだけど……

「香穂、お爺ちゃんじゃないぞ。お兄ちゃんだ」
「おにいたん?」
「そうだ。お姉ちゃんと同じ歳なんだから」
「わかった。おにいたん」
「よし、偉いぞ香穂は」

『通報しますね』

(おい!従姉妹の頭撫でてただけだろう)

『幼女を触って、えらいね~、じゃあ今度はこんなことできるかな?と、言ってたことは、完全にアウトです』

(そんな事言ってないよ。捏造するな!)

あ~~っ、もう!!

無視だ、無視に限る。

「さあ、草むしりをするぞーー!」
「ちゅるぞ!」

香穂も僕の真似をして片手を空に伸ばした。

それから、一緒に草むしりをしたのだが、香穂は石を運んできては綺麗になった畑に撒いていた。

行動が謎だ……


◇◇◇


「えへん。今度は種を蒔きます」
「まきまちゅ」

草むしりが思ったより大変だったので、少し時間がかかってしまった。
柚木家の北側まで広がっておる広い畑のほんの一部、僕が住んでいる旧母屋側に近い場所でテニスコート半分くらいの面積だけだった。

エイシス曰く、石灰を入れて10日くらい土を寝かせた方が良いと言われたのだが、僕は早く種を蒔きたくてうずうずしてたので、『仕方ありませんね。後で対処しましょう』と、何か考えがあるようだった。

一列毎にトマト、ナス、ピーマン、シシトウの種を蒔いていく。
香穂もお手伝いしてくれたのだが、何故か小石を拾っては一緒に埋めていた。

石、好きなの?

ジョウロで水を蒔いて、一通りの作業を完成させたのだが、途中で香穂が眠くなってきたみたいなのでおんぶして柚木家に送り届けている。
その時、茜おばさんからお昼用におにぎりとおかずを頂いてたりしている。

縁側に腰掛けておにぎりを食べてると、どこから嗅ぎつけたのか猫のトラさんがやってきた。
煮干しと鰹節があったので、トラさん用の受け皿に出しておくと、パクパクと食べ始めた。

猫缶とかの方が良いかな。
今度、買ってきておくか……

そんな事を考えながらおにぎりとおかずを頂き、縁側にゴロンっと横になる。
汗は引いているので、ちょうど良い感じだ。
香穂じゃないけど、少し眠くなってきた。
このまま、少しだけ昼寝して午後からは、草むしりの場所を広げないと……

エイシスに邪魔される事なく、30分ぐらい昼寝してしまった。
起きたのはトラさんが僕のお腹に乗ってきたからだ。

可愛いけど重い……

風が少し吹いてきた。
涼しい……

エイシスが風魔法とか土魔法とか言ってたけど、使えたら便利だよな。
魔力操作が上手く行けば使えるみたいだけど、どうすれば良いのだろう?

『そうですね。では、鑑定、ストレージ、言語翻訳の異世界転移3点セットを修得しますか?』

「どうせ魔力操作が上手にできないと無理なんだろう?」

『いいえ、この異世界転移3点セットは魔力操作は関係ありません。今のマスターなら大丈夫でしょう』

修得できるのならありがたいが、何故、今頃?

『それは、マスターの人格、性格、思考を分析して習得しても問題ないと結論付けたからです』

「ようは、エイシスに試されてたって事?」

『正解です。賢者の石はとても貴重なものです。この世界のあり方を塗り替えてしまえる力どころか、数多に存在する世界をも掌握できてしまうほどの力を持っています。マスターの人格が悪よりならば世界がいくつか滅ぶでしょう。それを回避するために慎重になっていました』

エイシスが随分、ぶっちゃけて話してくれたけど、世界を滅ぼすなんてそんな面倒な事するわけないだろう!

『マスターは以前、幼馴染に振られて学校でいじめを受け、引きこもり生活をしてましたね。いわゆる、寝取られ引きこもり野郎だったわけです』

おい!そこはデリケートな部分だからオブラートに包めよ。

『おほん!その時の感情を分析した結果、悪魔的な思考に支配される確率は46%でした。当時【賢者の石】の力があれば、人の悪意に呑まれて自分を見失い復讐心に身を任せて対象者だけではなく、世界そのものが危機となっていたでしょう』

確かに、あの時は自分の無力さに嫌気がさしていた。
僕をはめた彼女やイケメン先輩を今でも許せない。
でも、理解したことがある。
うちの家族の面々がただ家に住んでた他人だと気づいた事だ。

これから先、このような事象が起きた場合のシュミレートをした結果、今のマスターは73%賢者の石の力を使い世界を滅ぼしてしまうという結果が出ています。このシュミレートは、マスターの成長とともに変化していくでしょう。その際、80%以上の確率で最悪の結果を引き起こしすようなら、私はマスターを殺します』

エイシスから、真面目な話を聞かされた。
慎重になっている点は理解できる。

「つまり、エイシスは、僕が暴走した場合のストッパーって事なの?」
『大賢者たる者、あまねく世界で生命活動する者達の頂点なのです。そんな高次元の存在であるマスターが私利私欲の為に暴走、若しくは他の生命体を理不尽に迫害してしまえば大賢者としての名前に傷が付きます。よって、私ことエイシスは、そんな暴挙に出た場合のマスターを粛清する義務があります』

エイシスは、大賢者のスキルのひとつ【叡智システム】だ。
優先すべきは大賢者たる資質であって僕ではない。

今の僕は他人には興味がない。
誰が生きようが死のうが僕には関係ない。
他人の人生に介入するつもりはないし、したくもない。

そんな僕がこれから先、どうなるか正直わからない。
彼女に裏切られる前の僕のように大切な人ができて、甘くてちょろい性格になる事は無理だろうけど、今の自分よりも他人に興味を持てる自分になるかもしれない。

一度失った命をエイシスが助けてくれたから、今の自分があるわけだし世界に迷惑をかけるような事はしないよ。
というか、そんな事したら目立つしね。
無理、無理、人に注目されて生きていくなんて考えただけで冷や汗が出てくるよ。

『本当、マスターは残念ですね。ですが、私としては好ましいです』

えっ、エイシスが僕を誉めた!?

『違うんだからね。そんな事、思ってないんだからネ』

「とってつけたようなツンデレは、やめろ!」

まあ、この先、どうなっていくか自分でもよくわからないが、暴走したらエイシスが止めてくれるというなら安心だ。

「頼むよ。相棒」

『任されました』

相変わらず猫のトラさんは僕のお腹の上で気持ちよさそうに寝ている。
こんな平和な時間が続くのなら、この世界も悪くないかもしれない。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

七億円当たったので異世界買ってみた!

コンビニ
ファンタジー
 三十四歳、独身、家電量販店勤務の平凡な俺。  ある日、スポーツくじで7億円を当てた──と思ったら、突如現れた“自称・神様”に言われた。 「異世界を買ってみないか?」  そんなわけで購入した異世界は、荒れ果てて疫病まみれ、赤字経営まっしぐら。  でも天使の助けを借りて、街づくり・人材スカウト・ダンジョン建設に挑む日々が始まった。  一方、現実世界でもスローライフと東北の田舎に引っ越してみたが、近所の小学生に絡まれたり、ドタバタに巻き込まれていく。  異世界と現実を往復しながら、癒やされて、ときどき婚活。 チートはないけど、地に足つけたスローライフ(たまに労働)を始めます。

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

魔王を倒した勇者、次の職場は東京のラーメン屋でした

希羽
ファンタジー
異世界グランディアを救った勇者アレクサンダー、通称アレク。彼は平和になった世界で自身の存在意義を見失いかけていた。そんなある日、魔王が遺した最後の呪いによって次元の狭間に吸い込まれ、現代の東京・高円寺に迷い込んでしまう。 右も左もわからず、甲冑姿で街をさまようアレクは、警察に職務質問され大ピンチに。その窮地を救ったのは、頑固一徹だが人情に厚いラーメン屋「麺屋 漢(おとこ)」の店主、黒田龍司(くろだ りゅうじ)だった。 言葉も通じず、社会常識ゼロのアレクだったが、その驚異的な身体能力と、何事にも真摯に取り組む姿勢を龍司に見込まれ、住み込みでバイトとして雇われることに。 「レベルアップだと思えばいい」「麺の湯切りは剣技に通じるものがある」 アレクは異世界での経験をラーメン作りに活かし、次第にその才能を開花させていく。聖剣の代わりに握った菜箸で、彼は東京という新たな世界で、人々の笑顔と自らの新たな居場所を見つけることができるのか。異世界勇者の、しょっぱくて熱いセカンドライフが今、始まる。

パーティーの役立たずとして追放された魔力タンク、世界でただ一人の自動人形『ドール』使いになる

日之影ソラ
ファンタジー
「ラスト、今日でお前はクビだ」 冒険者パーティで魔力タンク兼雑用係をしていたラストは、ある日突然リーダーから追放を宣告されてしまった。追放の理由は戦闘で役に立たないから。戦闘中に『コネクト』スキルで仲間と繋がり、仲間たちに自信の魔力を分け与えていたのだが……。それしかやっていないことを責められ、戦える人間のほうがマシだと仲間たちから言い放たれてしまう。 一人になり途方にくれるラストだったが、そこへ行方不明だった冒険者の祖父から送り物が届いた。贈り物と一緒に入れられた手紙には一言。 「ラストよ。彼女たちはお前の力になってくれる。ドール使いとなり、使い熟してみせよ」 そう記され、大きな木箱の中に入っていたのは綺麗な少女だった。 これは無能と言われた一人の冒険者が、自動人形(ドール)と共に成り上がる物語。 7/25男性向けHOTランキング1位

転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜

ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。 アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった 騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。 今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。 しかし、この賭けは罠であった。 アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。 賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。 アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。 小説家になろうにも投稿しています。 なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。

異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~

夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。 しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。 とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。 エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。 スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。 *小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み

『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!

IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。  無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。  一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。  甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。  しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--  これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話  複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています

【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。 日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。 フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ! フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。 美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。 しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。 最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!

処理中です...