現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜

涼月 風

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第19話 屋上のお茶会

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賑やかな昼休みが終わり、教室に戻って午後の授業を受ける。
お腹が満たされたおかげで眠気が襲ってきたが、何とか堪えて授業をこなした。

スマホには、ミーちゃんやチーちゃんから連絡が頻繁に来ていた。
つい先日まで連絡する相手さへいなかった僕には、この状況に戸惑うばかりだ。
樫村さんからも、この間と同じようにカフェで待ち合わせしたいと連絡が入っていた。
バイトの事を伝えて丁重に断ると、可愛いスタンプで返信された。

『マスター、モテモテですね』

(そう思うのなら脳みそを検査したほうがいいぞ)

『私に脳みそはありません。大賢者たる者世界中の美姫をその手に収める事は当たり前のことです。僭越ながらお手伝いをさせて頂きます』

(ねえ、そんな事望んでないしやめてくれる?今の状況でさえ精神的にキツいんで)

家について、少しの間仮眠をする。
流石に今日はランニングしろとエイシスは言ってこなかった。

3時間程眠ってバイト先に向かう。
最寄り駅までここから1時間あれば着く計算だ。

『ポーション作りが捗りませんね』

「仕方ないだろう。必要な機材を買うにもお金が必要なのだから」

謎文字のポーション作成メモを見て必要な機材が家では揃わない事を僕もエイシスも承知している。

ビーカーや試験管、攪拌機に完成したポーションを入れるガラス瓶。
この世界で代用できる品をネットで調べてリストアップしておいた。
そして、問題なのが素材である。

ミストラル世界では、どこにでも溢れているポーションの素材のヒポク草やオトハ草などがない事だ。
違う世界なので当たり前の話だが、この世界でも薬草はある。
つまり、代用できる薬草を探し出す作業から始めなければならない。
その薬草を揃えるにもお金がかかるということだ。

「エイシスはどこか抜けてるよな」

『マスターがダンジョンで採取してくれば解決です』

「ダンジョンってゲートの先にある迷宮だろう。あんな危険なところ無理、無理」

僕が生まれた年に突然現れたゲート。
世界中のあちこちに出現しており、日本では、渋谷、八王子市と都内の他に札幌、仙台、富士山麓、名古屋、大阪、福岡と主要都市に出現している。
中でも富士山麓にある樹海迷宮は一階層からワイバーンと呼ばれる竜種の系統魔物が出ており、世界でも難易度の高い迷宮とされており、一般人は立ち入りが禁止されている。

『マスターが何者にも負けない強さを手に入れれば問題ありません。弱々なマスターがいけないのです』

いるよね。自分の非を認めない奴って……

ゲートの先のダンジョンに行くには日本では18歳以上とされており、それに日本探索者協会の講習を受けて免許が必要となる。
高校生の僕には、年齢的にも無理な話だ。

よってポーション作りは一時お預けとなり、魔法習得とレベル上げが当面の課題となった。

「レベルを上げるにはどうすればいい?」

『ゲート先のダンジョンに入るのが効率的なのですが……まあ、この世界にも普通の獣は存在しますし、殺せば僅かですが経験値が入ります。時間はかかりますけどね』

つまり、野生のウサギとか猪を殺せとエイシスはおっしゃる。
正直、そんな事はしたくないが、あの悪夢を見た僕はそういう事も必要なのではないかと思い始めていた。

ゲートが出現して中から魔物がこの世界には溢れ出てきたという話は未だ無い。
だが、ダンジョン研究家などはその可能性はある、と警鐘を鳴らしていたりする。

何故、ゲートが出現したのか?

この問題は未だ答えが出ていない。
ある一部の人は、ダンジョンの最下層にその答えはあるのではないかと言っているが、人類がダンジョンを攻略したという話は聞かない。

世界でも米国とロシアは、最高32階層まで攻略している。
日本ではまだ29階層までしか辿り着けてない。

ゲートが現れて15年、資源の宝庫とも言われているけどのに各国が攻略が進められないのは理由がある。

ゲートに入ると日本では「狭間」世界ではアストラル領域と言われている数十メートルから数百メートル続く謎空間を渡らなければならない。
その空間の影響で、この世界の現代兵器が壊れてしまうというのだ。
それは兵器だけではなく、この世界の科学的発明品をも使用不可にしてしまう
例えば、スマホだがゲートを潜れば使えなくなってしまう。

たまにダンジョン内で発見されるスキル宝珠という物があるが、これを使用するとダンジョン内で魔法が使えるらしい。
だが、ゲートを潜りこの世界に戻ってくるとスキルは保持してるものの魔法が使えなくなるという。

魔法が使えるという夢のような状況は、一時期若い世代を中心に盛り上がっていた。
その状況を鑑みて政府は一般人に免許制を設けてゲートを開放する流れになったのだが、最近では低年齢化を推する動きも出ており、高校生向けの探索者養成高校も作られた程だ。

将来的には15歳からゲートに入れる流れになるらしい。

まあ、僕には関係ない話だけど……

『レベル上げに時間を割けない場合には精霊を倒す方が効率が良いですよ』と、エイシスは言うけど、その精霊って存在は、この世界で自然的に発生した霊体のようなもので、一部では神様として祀られているようだ。そんな存在を倒せるわけがない。

『効率的なんですがね~~』

「そうかもしれないけど、人々が神様として崇めている存在を殺せるわけないだろう」

『野良の精霊もいますのでお勧めですよ』

そんな存在もいるのか?
でも、その答えはNOだ。
きっと、今の僕より強いはずだ。
見た目もグロかったら、戦うより逃げるだろう。

「無理、無理。獣だって無理そうなのに、そんな得体の知れない存在を相手にしたくない」

『得体の知れない存在の代表はマスターですけどネ』

そんな余計な事を言うエイシスだった。


◇◇◇


今週の水曜日までは部活があるそうだが、木曜日からは試験前学習期間という理由で部活が禁止になるようだ。
当然、大会を控えている部活もあり、申請すれば許可がおりるらしい。

「というわけで、木曜日の放課後、ケンくんの家で勉強しよう」

ミーちゃんから、突然そう言われた。
あれからお昼はこっそり屋上に上がって一緒にお弁当を食べている。
その時、部活の件も知ったのだが、驚いたのは樫村さんと友達になったという話だ。

そして今日、その樫村さんも混ざって一緒にお弁当を食べているという、僕としては理解が追いつかない状況となっている。

だが、僕には夜、徹夜のバイトがあるし、一緒に勉強というのは無理だ。

「バイトがあるんだ。悪いけど一緒にというのは無理だ」
「え~~、そんな……」

あからさまに落ち込むミーちゃん。
でも、僕にも事情がある。

「ケン君、いつまでバイトなの?」
「金曜日までするつもり」
「じゃあ、土日は平気なのよね」
「まあ、予定はないかな」
「じゃあ、土日お泊まりで勉強しようか」

チーちゃんが突然、突拍子もない話をぶっ込んできた。

「「「賛成」」」

何故、女子3人は賛成する!?

「待って!その樫村さんはいいの?」

チーちゃんやミーちゃんとは、お風呂も一緒に入ったことがあるし、一緒に寝た事もある。勿論、幼い頃の話だが今は高校生だ。
それに樫村さんは家の都合とかもあるかも知れない。

「私も友達同士でお泊まりしたい。そういう事初めてだし……」

樫村さんは、恥ずかしそうに真っ赤になりながら小さい声でそう返答した。
友達同士で勉強とかお泊まりはした事ないようだ。
恥ずかしながらも嬉しそうな顔をしてる樫村さんを悲しませる事はできない。
何せ、ラノベを貸してもらった恩があるからだ。
だがしかし、僕のメンタルは持つのか?
未だに人と眼を合わせるのは勇気がいるし、会話も気を遣わなければ話せない。

「みんながそういうなら構わないけど……」

チーちゃんの家は歩いて直ぐ。
女の子達は、夜寝る時チーちゃんちに泊まってもらえば良い。
その方が、女子達も安心するはずだ。

「決まりね」

チーちゃんがドヤ顔でそう話す。
何故にドヤ顔!?

ミーちゃんちは、僕が住んでいる最寄り駅の近くにある。
1回行ったことがあるから覚えている。
チーちゃんは言うまでもないし、樫村さんは?

「樫村さんは家はどこなの?うちだと遠くない?」
「私の家は、◯△市、学校からひとつ先の駅よ。御門君の家とは反対路線だけど駅四つなんてそんなに遠くないわ」

うちよりは都会方面に住んでいるようだ。

「そうなの?今度遊びに行っても良い?」
「もちろん、歓迎するわ」

こういう時、ミーちゃんは物おじしない。
ムードメーカーとでもいうのだろうか、それともコミュ力お化けとか……

「ケンくん、なにか失礼な事考えているでしょう。わかってるんだからね。そんな顔してるケンくんは、大概私を馬鹿にしてるってことくらい」

「違うよ。素直に凄いなって思ってたんだ」

「へへ、私って凄いの……」

ミーちゃんが照れてるけど、照れる要素なんてあったか?
それより、土日か。差し迫った用事がないのは事実だが、できればこの世界でも役にたつ薬草を集めに近場の山とかに行きたかったのだが……

『マスター、焦っても仕方ありません。それより、魔力操作がレベル3になりましたので、魔法習得が容易になりました。今日から基本魔法の術式を組み込みます』

魔力操作が今日の朝、レベル3になり、身体強化もレベル2になっていた。
今では、身体の表面を覆う魔力操作も特定の部位に魔力を流しても1時間は霧散しなくなった。

魔法が使えれば、素材集めも容易になるかも知れない。

「じゃあ、連絡はスマホでいいわね。グループに登録した方が便利だからこの4人で共有しよう」

スマホを操作してグループを作る。

「グループ名は何てする?」

「はいはい、白銀の王子で」

なんてこと言うんだ。そんなの当然、

「却下します」

「う~~いいと思ったんだけどなぁ」

ミーちゃん、暴走しすぎだよ。

「従兄妹’Sってのはどう?」

「それ、千穂とケンくんだけじゃん。当然却下します」

ミーちゃんに即断された。チーちゃんもほどほどに……

「それじゃあ、屋上のお茶会ってのは?」

樫村さんが遠慮がちにそう言った。

「うん、良いんじゃない」
「なんか詩的でいいね」

チーちゃんもみーちゃんも樫村さんの意見に賛成のようだ。
特に僕に意見はない。

「まあ、お茶会じゃなくって弁当食ってるだけだけどね」

「「「ケン君(ケンくん)(御門君)それを言ったら台無しだよ」」」

あれ、僕何か不味いこと言った!?

因みに今のステータスは……

【ステータス・オープン】
______________________________
御門 賢一郎(15歳) 人間? 性別 男性
職業 高校生(1学年) 大賢者(仮)
Lv1
HP 100/100
MP 100/100

STR(力量)100
DEX(器用)100
VIT(防御)100
AGI(敏捷)100
INT(知力)100
MMD(精神) 11→13
LUK(運)  10→11
CHA(魅力) 68

オリジナルスキル
  ※大賢者(賢者の石 解放率0・9013%)
   【叡智システム】呼称 エイシス

所持スキル
 魔力操作 Lv2→3
 身体強化 Lv1→2
 鑑定 Lv3
 ストレージ 
 言語翻訳 
 生活魔法 [ウォーター][ファイヤー][ライト][クリーン][ドライ]

___________________________




……エイシス……

『マスターの性格からしてレベルを上げるのは、一苦労しそうですね。いっその事、危険を冒してでもダンジョンに放り込んでレベルを上げて帰ってくるという選択も必要かも知れません。ポーション作りに必要な薬草もダンジョン内で採取できますし、マスターの事ですから、行ってしまえば適応するでしょうから。それに賢者の石の力を使えば転移も可能ですしね』

エイシスのその呟きは賢一郎の脳内に響く事は無かった。


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