現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜

涼月 風

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第25話 街に向かって

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僕は、また、滝側のベースに戻って来ていた。
一気にスキルの術式を組み込んだせいか、一時的にめまいに襲われたが身体には異常はない。

地竜の遺体は氷漬けのままストレージに入れてある。レベルが上がったおかげでストレージの収納能力は増した。広さ的には凡そ体育館を二つ合わせた程度の広さがある。

岩肌にある窪みで、消えてしまった焚き火を再開して休んでいると、エイシスから声がかかる。

『思ったよりレベル上げが順調ですので、明日街に向かいませんか?』

僕としてはスキルの検証もしたいし、ここは物騒だけど人もいない。数日はここで過ごしても良いと思っていた。

「街に行くのは何か目的があるの?」

『マスターに必要に応じて魔法の術式を組み込んでいますが、できれば自分で知識を得て学んで欲しいと思っています。大きな街には魔法書もありますし、剣など必要な物も揃ってますので』

確かに調味料もないし。
ウルフの死体はあっても捌くナイフもない。
欲しい物は沢山ある。

「わかった。明日出発しよう。移動中でもスキルの検証はできるし、それに道具も欲しいしね」

『了解しました』

この世界に来てからエイシスの態度が大人しい。
従順過ぎるというか、無理してるというか……

『私はマスターが大賢者に相応しくなる為の努力をしています。努力をしているのです。わかりますか?頑張っているんです。理解できましたか?』

「う、うん……理解できたから」

『わかれば良いのです』

怖え~~さっきのエイシス、超怖いんですけど……

『聞こえてますよ』

「すみません……」

さあ、寝ますか……


翌朝


川で顔を洗い、生活魔法のクリーンをかけて出発した。
白蛇のペロは、僕の首に巻きついている。
30センチ程度の長さしかないので不安定なのだが、落ちそうになったら噛むから大丈夫と意味不明な事を言われた。

直接、森の外に向かっているのではなく、斜めに遮る形で森の外を目指している。
森の外の魔獣より、中の魔獣の方が強いからだとエイシスに言われた。
僕としては、戦いたくないのだが……

ここまで来る間に遭遇した魔獣は、熊の魔獣のジャイアント・ベア、どこにでも湧いて出るゴブリン、豚の魔獣オーク、鬼の魔物オーガ、猿の魔獣エイプ、そして狼の魔獣ブラック・ウルフだった。
全てその遺体はストレージに入れてある。

スキルを検証しながらの戦闘は戸惑う事もあるが、沢山あるスキルの中で優秀なのは気配遮断・影魔法の影渡りだった。
魔獣がいても気配遮断を使えば襲われない場合が多い。
影渡りは、自分が影の中に入れるので魔獣をやり過ごすことが出来る。

そうです。僕は戦いたくないのです。

でも、結局はエイシスかペロが邪魔して戦うハメになるのだが。

そんなわけで、今、オーガと戦っている。
大きな斧を振り回して来るのだが、その斧どうしたの?買ったの?と、戦闘中に思えるくらい余裕がある。
ちなみにオーガの鑑定結果は、
………………
オーガ(鬼種)
Lv 36
HP 102
MP  56

STR(力量)128
DEX(器用) 74
VIT(防御)153
AGI(敏捷) 88
INT(知力) 67
MMD(精神) 27 
LUK(運)  36
CHA(魅力) 12

所持スキル
 剛力 Lv 3
 斧術 Lv 6
 気配察知 Lv4

頭部の角を折ると一時的に平衡感覚を失う。
角無しの場合、凶暴性が増すので注意。
Cランク相当魔物。
金級ランク若しくは銀級ランクパーティーか、銅級ランクパーティー数組で討伐可能。
………………
このように鑑定を森の中で使いレベルを(MAX)まで上げたところ、詳細まで表示されるようになった。

便利だが、戦闘中は相手の攻撃を避けるのに邪魔になる。
表示をステータスと同じで頭の中に直接表示できる選択もできるらしいがそれはしていない。
かかる負荷で僕の脳みそが破裂するのではないかと、思ってたりしてるからだ。
生来のビビり体質なので……

【ダーク・ショット】

「グハッ……」

オーガの眉間に闇魔法のダーク・ショットを打ち込む。
森の中では、火魔法は火事になる危険もあるので使いづらい。
状況に応じて使い分けてるが、専ら闇魔法ばかり使っている。

《レベルが上がりました》

オーガを倒したところでレベルが上がった。
遺体をストレージに入れて、少し休憩しようと思う。

『マスター、大分戦闘に慣れてきましたね』

エイシスが誉めてくれるが嬉しくない。
僕は、鑑定して食べられそうな木の実やキノコ、薬草やハーブなどを採取する方が気に入っている。
ここまで来る間にも、役に立ちそうな物を採取していた。
ストレージに表示される物の数が増えるとなんだか嬉しくなる。
倒した魔獣の遺体……それは見ないようにしている。

そんなわけで、結構薬草が集まった。
採取した数はそれぞれ3桁まで集まっている。
当面の目標は4桁だ。

そんな僕をエイシスは『はあ~~マスターは戦闘職よりも生産職なのですね』とー呆れた声で言われたが、楽しい方に興味があるのは普通だと思うけど。

オーガを倒した場所から少し離れたところで腰を下ろして休憩する。
ペットボトルに生活魔法で出した水を入れて飲む。

あ~~上手い。

ペロも水を飲みたそうだったので手のひらに水を出して飲ませている。
美味しそうに水を飲むペロ、見てるだけで癒される。
まあ、喋らなければの話だけど……

《なに見てんのよ~~キモっ!》

ほら、どこかのギャルみたいな事を言ってくるしね。

『この辺だとマスターのレベルの上がり具合が悪いですね。深層の方に向かう方が良かったかも知れませんね』

深層だって!?
冗談じゃない。
また、地竜みたいなのが出てきたらたまったもんじゃない。

「確かにレベルが1しか上がってないけど、数をこなせば大丈夫だから。深層は逆方向でしょう?寄り道は良くないよ」

『そうですね。では、数をこなしましょうか』

「そうだよ。ゆっくりやっていけばそのうち上がるから、エイシスが心配する事ないよ」

人には会いたくないけど、道具なしに一日中森の中にいるのは無理すぎる。

「そういえば、ここら辺って人の姿が見えないけど、みんな森は好きじゃないのかな?」

『この場所は、大森林の中層です。人間はここには近寄りません』

えっ、そうなの?
そんなところにいる僕ってどうなの?

『森の住人と言われるエルフですら中層には滅多に近寄りませんよ。ここはそれだけ危険という事です』

エルフがいるんだ。
見てみたいな。
話しかけたりはできないけど……

《ねぇ、もっと水ちょうだい。あと身体に水かけてくれる。少し暑いし》

ペロは、僕に巻きついていて暑くなったみたいだ。

大地に少し窪みを作ってその中に水を貯める。
ペロは喜んでその中で泳いでいた。

《ぷはーー、気持ちいいわ~~》

「こんな事で喜んでくれるならいつでも言ってよ。用意するから」

《あんたって意外といい奴なのね。そうね、またお願いするわ》

ペロに誉められるのも慣れてないせいかこそばゆい。

おっと、あそこの木に実が成ってる。
食べられるのか?

【鑑定】
…………………
メグの木(常緑種)
実は、潰して絞った液体が目薬となる。
その際、不純物が混ざらないように注意が必要
…………………

目薬の原料か。
これは採取すべきだ。

僕は、メグの木の前に立ち木登りをして実を採るか、魔法で枝ごと落とすか考えていると《あの実が必要なの?仕方ないわね》と、言ってスルスルとペロが木登りを始めた。

《ほら、受け取りなさい》

ペロは、さくらんぼのようになっている実の枝を器用に噛み切って下に落としてくれた。

「おーーサンキュー、ペロ」

その後ペロは、飽きるまで頑張って実を落とし続けた。

感謝、感謝です……


◇◇◇


メグの実を集め終えて出発する。
お腹が空いているが、解体はしたくない。

ナイフ無いし、手で肉とか内臓を触りたくない。
ゴブリンの時に懲りたしね。

そうは言ってもお腹がすけば、行動が鈍る。
どこかに食べられる食材はないものか……

少し行くと沼地の周りに広がる湿地帯に出た。
ぬかるんだ泥が歩行の邪魔をする。
足をとられながら歩いて行くと、デカイ岩が見えてくる。
だが、僕の魔力感知では顔の岩が生命体だと判断していた。

【鑑定】
…………………
ロック・タートル
Lv 45
HP 630
MP 120 

STR(力量)230
DEX(器用) 46
VIT(防御)310
AGI(敏捷) 22
INT(知力) 54
MMD(精神) 31 
LUK(運)  78
CHA(魅力) 18

所持スキル
 噛み付き Lv 3
 ロック・フォールLv5

動きは遅いが遠方から岩石を降らす魔法を放つ。
物理攻撃はほぼ無効
甲羅は防具に最適、肉は滋養強壮の効果があり三代珍味と言われている。
Bランク魔獣
ミスリル級ランク若しくは金級ランクパーティーか銀級ランクパーティー数組での討伐を推奨
…………………………

「防御力高っ!」

逃げようかな……

『マスター戦わないのですか?戦いますよね。肉が食べれますよ』

解体してない肉ならストレージに沢山あるんですけど……

《私もお腹すいたあ、お肉欲しい》

ああ、そうやって2人は僕を追い込んでいくんだね~~

『私は概念的魔法生命体です。人間ではありません』

《私は神よ》

つっこんだら負けな気がする……

「……戦えばいいんだろう、やってやるよ」

【ブリザード】

氷魔法のブリザードを発動する。
池を含めて、辺り一帯が氷漬けとなった。

『マスター、氷魔法の上級魔法を魔力制御なしで使いますか。身も蓋もありませんね』
《さ、寒いじゃない。どうにかしてよ》

《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
 ………
 ………
 ………

あれ、レベルがどんどん上がってるんだけど?

『この池周辺に魔獣がたくさん潜んでいたようですね』
《寒いから送還してよ。でも、ご飯の時は呼んでね》

ペロを送還して、氷漬けになった周辺を探索する。
ロック・タートルの他にカエルの魔獣とかワニの魔獣とか結構沢山いた。
見た目がグロい奴もいるので、即効でストレージで入れた。

しかし、ここの氷溶けるのか?

《まあ、いつかは溶けるでしょうね……》

威力の強い上級魔法は魔力制御してから使おう……

僕は周辺を見てそう決めた。


【ステータス・オープン】
_________________________________
御門 賢一郎(15歳) 人間? 性別 男性
職業 高校生(1学年) 大賢者(仮)
Lv53
HP  2590/3230
MP  2350/3230

STR(力量)910
DEX(器用)910
VIT(防御)910
AGI(敏捷)910
INT(知力)910
MMD(精神) 71 
LUK(運)  48(+10)
CHA(魅力) 64

オリジナルスキル
  ※大賢者(賢者の石 解放率9・3768%)
   【叡智システム】呼称 エイシス

所持スキル
 火魔法 Lv6
    【ファイヤー・ボール】
    【ファイヤー・ランス】
    【ファイヤー・ウォール】
    【フレイム・ショット】
    【フレイム・バースト】
    【インフェルノ】
 水魔法 Lv6
    【ウォーター・ボール】
    【ウォーター・ランス】
    【ウォーター・ウォール】
    【アクア・ショット】
    【アクア・カッター】
    【アクア・ウェイブ】
    【ウォーター・フォール】
 風魔法 Lv6
    【エアー・カッター】
    【エアー・シュート】
    【エアー・インパクト】
    【ウィンド・カッター】
    【ウィンド・シュート】
    【ウィンド・インパクト】
    【トルネイド】
 土魔法 Lv6
    【アース・ウォール】
    【アース・フォール】
    【アース・ショット】
    【アース・ニードル】
    【ロック・レイン】
    【ロック・ブレス】
    【ガイア・クエイク】
 光魔法 Lv6
    【ライト・ショット】
    【ライト・アロー】
    【ライト・ランス】
 *回復魔法
    【ヒール】
    【ハイ・ヒール】
    【エリア・ヒール】
    【キュア】
    【ハイ・キュア】
 *聖魔法
    【プュリフィケイション】
 闇魔法 Lv6
    【ダーク・ショット】
    【ダーク・ランス】
    【ダーク・エリア】
 *影魔法
    【影収納】
    【影渡り】
 雷魔法 Lv4
    【スタン】
    【サンダー】
    【サンダー・レイン】
    【サンダー・スパーク】
 氷魔法 Lv4
    【アイス・ショット】
    【アイス・ランス】
    【フリーズ】
    【ブリザード】
 詠唱破棄
 魔力操作 Lv4
 魔力感知 Lv2
 魔力制御 Lv3
 魔力遮断 Lv3
 身体強化 Lv3
 身体制御 Lv2
 気配遮断 Lv3
 気配察知 Lv3
 恐怖耐性 Lv3
 鑑定 LvMAX
 ストレージ 
 言語翻訳
 水操作
 念話
 夜目
 千里眼
 隠蔽
 幸運度増大 
 生活魔法 [ウォーター][ファイヤー][ライト][クリーン][ドライ]
 召喚魔法 [召喚精霊 ペロ(白蛇 幼体)]

__________________________

ステータスの中身
ゴブリンの魔石 3個
ゴブリンの遺体 6体
ブラック・ウルフの遺体 21体
アース・ドラゴン 1体
オーク 6体
オーガ 3体
エイプ 2体
ジャイアント・ベア 1体
ビッグ・フォッグ 11体
ロック・タートル 2体
アリゲーター 18体
ブラック・サーペント 1体

オトハ草(薬草・ポーション素材)381本
ヒポク草(薬草・ポーション素材)287本
ハマゴ草(薬草・解熱、鎮痛薬)112本
オウギ草(薬草・抗炎症薬・鎮痛薬)180本
イチハ草(薬草・下痢止め)220本
メグの実(薬実・目薬)68個

トリカ草(毒草)102本
アセビ草(毒草)122本
………………………………

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