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どうして…
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私には彼氏ができた。もうふみふみのことで悩まされることはない。私たち2人の間には距離ができたのだ。そう思っていた。
でも人生はそんな甘くない。
彼氏ができたことはまだふみふみは知らない。彼氏といっても公でデートすることも少ないし、ただ会ってご飯食べてお泊まりするくらいだ。
だから周りは気づかない。知ってるのも数人だ。
友達との約束を優先するしなんら友達と変わらない。束縛が1ミリもない。
私はそれでいいと思ってた。それが自分に合ってる恋愛だと、、、
だが、周りの友達が彼氏との話をすると少し羨ましいと思うようになっていた。今まで無縁だったが、いざ彼氏ができると欲が出てくるのだ。
会いたい。彼氏に言ってもだいたい今日は友達が家に来るから~と言われる。それが当たり前になって来た。
私はどうして幸せになれないのか。ふみふみはきっと今頃彼女ができて…
そう考えるだけで胸が苦しくなっていた。
私の心は握りつぶされるように傷つけられた。この苦しみはこれからも続くなんて思っていなかった。自分の本当の気持ちが分からず再び悩み始めた。
私はふみふみにはいい感じの女の子がいるというから手を引いた。しかし、友達としての関係は続いている。仲の良さが自分を苦しめているのかもしれない。
彼氏に会えない日、誰かと外食したい。心中でそう思っていた時のことだ。ふみふみから電話があった。
今日暇?ご飯行かない?
ただそれだけ。でもそれがベストタイミングで嬉しかった。
行く!行きたい!
考える余地もなく即答だった。
その後も学校でたまたま会って立ち話してると、今日先輩も一緒にご飯行く?と誘われたり、今まで私が誘っても断られていたのに逆に誘われるようになった。
もしかしたら距離を置いたことが影響しているのかもしれない。
連絡も取らなくなっていたからだ。
誘って断られると悲しいが、誘われると嬉しい気持ちで満たされる。
誘われることが増えてからまたふみふみたちのそばにいたい。そう思うようになったのだ。
ふみふみとあおちゃんとめぐくんとご飯に行った時のことだ。
焼肉を食べた後、二次会でカラオケに行った。
初めてふみふみの歌声を聞いた。
恋愛ソングを歌うふみふみにときめいた。人が歌う歌は自分がCDなどで聞く時よりも感情深く聞こえる。
あなたが好き。そばにいて。離れないで。
ただの歌の歌詞に過ぎないが、ふみふみに言われてると錯覚してしまう。
苦しかった。私はふみふみのことを諦めきれていないと気づいた。
私の心からふみふみが好きという気持ちを消せないのだ。
焼肉を食べている時に私は思い切って聞いた。
ふみふみ、最近いい感じの女の子いるって聞いたよ!彼女できたの?って。
彼女いないし、いい感じの人って誰?と聞き返された。わかってるはずだ。
ふみふみにはいい感じの人がいるって教えてくれた幹事にはお互い気になってるからと言われた。それを信じていた。
だがまだ付き合っていないらしい。遠距離は苦手なのだろうか。
それかふみふみも過去の恋愛を引きずっているのか。
彼女はいない。その言葉にホッとした。本当のことかはわからないが謎の安心感を抱いたのだ。
気づけば私は彼氏よりもふみふみのことが再び気になり始めていた。
でも人生はそんな甘くない。
彼氏ができたことはまだふみふみは知らない。彼氏といっても公でデートすることも少ないし、ただ会ってご飯食べてお泊まりするくらいだ。
だから周りは気づかない。知ってるのも数人だ。
友達との約束を優先するしなんら友達と変わらない。束縛が1ミリもない。
私はそれでいいと思ってた。それが自分に合ってる恋愛だと、、、
だが、周りの友達が彼氏との話をすると少し羨ましいと思うようになっていた。今まで無縁だったが、いざ彼氏ができると欲が出てくるのだ。
会いたい。彼氏に言ってもだいたい今日は友達が家に来るから~と言われる。それが当たり前になって来た。
私はどうして幸せになれないのか。ふみふみはきっと今頃彼女ができて…
そう考えるだけで胸が苦しくなっていた。
私の心は握りつぶされるように傷つけられた。この苦しみはこれからも続くなんて思っていなかった。自分の本当の気持ちが分からず再び悩み始めた。
私はふみふみにはいい感じの女の子がいるというから手を引いた。しかし、友達としての関係は続いている。仲の良さが自分を苦しめているのかもしれない。
彼氏に会えない日、誰かと外食したい。心中でそう思っていた時のことだ。ふみふみから電話があった。
今日暇?ご飯行かない?
ただそれだけ。でもそれがベストタイミングで嬉しかった。
行く!行きたい!
考える余地もなく即答だった。
その後も学校でたまたま会って立ち話してると、今日先輩も一緒にご飯行く?と誘われたり、今まで私が誘っても断られていたのに逆に誘われるようになった。
もしかしたら距離を置いたことが影響しているのかもしれない。
連絡も取らなくなっていたからだ。
誘って断られると悲しいが、誘われると嬉しい気持ちで満たされる。
誘われることが増えてからまたふみふみたちのそばにいたい。そう思うようになったのだ。
ふみふみとあおちゃんとめぐくんとご飯に行った時のことだ。
焼肉を食べた後、二次会でカラオケに行った。
初めてふみふみの歌声を聞いた。
恋愛ソングを歌うふみふみにときめいた。人が歌う歌は自分がCDなどで聞く時よりも感情深く聞こえる。
あなたが好き。そばにいて。離れないで。
ただの歌の歌詞に過ぎないが、ふみふみに言われてると錯覚してしまう。
苦しかった。私はふみふみのことを諦めきれていないと気づいた。
私の心からふみふみが好きという気持ちを消せないのだ。
焼肉を食べている時に私は思い切って聞いた。
ふみふみ、最近いい感じの女の子いるって聞いたよ!彼女できたの?って。
彼女いないし、いい感じの人って誰?と聞き返された。わかってるはずだ。
ふみふみにはいい感じの人がいるって教えてくれた幹事にはお互い気になってるからと言われた。それを信じていた。
だがまだ付き合っていないらしい。遠距離は苦手なのだろうか。
それかふみふみも過去の恋愛を引きずっているのか。
彼女はいない。その言葉にホッとした。本当のことかはわからないが謎の安心感を抱いたのだ。
気づけば私は彼氏よりもふみふみのことが再び気になり始めていた。
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