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偽りの自分
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私は最低な人間だ。彼氏がいるのに彼氏以上に気になってしまう人ができてしまったのだ。
ふみふみに彼氏ができたと今伝えたらどうなっちゃうんだろう。
きっと気を使って遊びに誘ってくれなくなるかもしれない。
それが怖い。本当の本当に私はクズ人間だ。
自分のやっていることが人を傷つけている。わかっている。高校生の時と同じだ。どうしたらいいのかわからない。
悩みになんで苦しんでいる私にさらにふみふみは惑わせてくる。
サークルの忘年会の時の話だ。
もちろん彼氏のりょうくんもいる。
彼氏とは自然な距離で座った。ふみふみも最初は離れた席に座った。
私はマネジャーの女の子たちと一緒に座ってみんなとの食事を楽しんでいた。
ちょいちょいふみふみたちが私をいじってきた。やっぱり私がいないと物足りないようだ。
宴会が始まって半ばくらいの時だ、あおちゃんがトイレに行くために私の後ろを通った。その時にあおちゃんは私の頭をポンと叩いた。驚いた。かまちょすぎて可愛い後輩だな~なんてほっこりした。
そのあと続いてふみふみもトイレに行くといい私の後ろを通った。
あおちゃんと同じく私の頭をポンポンと叩いた。
異性に頭をポンポンされるのが弱い…
ときめかないわけがなかった。
トイレから帰ってきたふみふみは私の隣に座ってきた。ほろ酔い状態だ。
酔ってるふみふみは私にこう言った。
この前電話した時あるじゃん?ご飯行った時。あれ、誘ったの俺だからね?めぐじゃなくて俺が誘ったの。
驚いたのと同時に嬉しかった。
わざわざそんなこと言ってくるとは思わなかった。
可愛くて仕方なくて
かわいいな~と髪をわしゃわしゃしようとした。いつも通り触るなと怒られたが内心喜んでいるはず。
自分が先輩を誘った。それを強調してきた。それがどういう意味だったのかはわからない。
勘違いしてしまう。もっともっとふみふみの沼にはまっていってしまう。
彼氏ができたということをより一層言いづらくなっていた。完全にタイミングを失った。
彼氏のりょうくんと喧嘩にならないのにはわけがあった。
りょうくんは私より友達を優先している。そのため私もふみふみたちと遊ぶのを許してもらっている。たとえ男の子でも昔から仲が良かったためそこは多めに見てもらっているのだった。
それに甘えているのかもしれない。許されているから遊びたくなってしまうのかもしれない。
私はりょうくんに振られてもいいと思い始めていた。
いつのまにかふみふみに気持ちが揺れていた。
ふみふみに彼氏ができたと今伝えたらどうなっちゃうんだろう。
きっと気を使って遊びに誘ってくれなくなるかもしれない。
それが怖い。本当の本当に私はクズ人間だ。
自分のやっていることが人を傷つけている。わかっている。高校生の時と同じだ。どうしたらいいのかわからない。
悩みになんで苦しんでいる私にさらにふみふみは惑わせてくる。
サークルの忘年会の時の話だ。
もちろん彼氏のりょうくんもいる。
彼氏とは自然な距離で座った。ふみふみも最初は離れた席に座った。
私はマネジャーの女の子たちと一緒に座ってみんなとの食事を楽しんでいた。
ちょいちょいふみふみたちが私をいじってきた。やっぱり私がいないと物足りないようだ。
宴会が始まって半ばくらいの時だ、あおちゃんがトイレに行くために私の後ろを通った。その時にあおちゃんは私の頭をポンと叩いた。驚いた。かまちょすぎて可愛い後輩だな~なんてほっこりした。
そのあと続いてふみふみもトイレに行くといい私の後ろを通った。
あおちゃんと同じく私の頭をポンポンと叩いた。
異性に頭をポンポンされるのが弱い…
ときめかないわけがなかった。
トイレから帰ってきたふみふみは私の隣に座ってきた。ほろ酔い状態だ。
酔ってるふみふみは私にこう言った。
この前電話した時あるじゃん?ご飯行った時。あれ、誘ったの俺だからね?めぐじゃなくて俺が誘ったの。
驚いたのと同時に嬉しかった。
わざわざそんなこと言ってくるとは思わなかった。
可愛くて仕方なくて
かわいいな~と髪をわしゃわしゃしようとした。いつも通り触るなと怒られたが内心喜んでいるはず。
自分が先輩を誘った。それを強調してきた。それがどういう意味だったのかはわからない。
勘違いしてしまう。もっともっとふみふみの沼にはまっていってしまう。
彼氏ができたということをより一層言いづらくなっていた。完全にタイミングを失った。
彼氏のりょうくんと喧嘩にならないのにはわけがあった。
りょうくんは私より友達を優先している。そのため私もふみふみたちと遊ぶのを許してもらっている。たとえ男の子でも昔から仲が良かったためそこは多めに見てもらっているのだった。
それに甘えているのかもしれない。許されているから遊びたくなってしまうのかもしれない。
私はりょうくんに振られてもいいと思い始めていた。
いつのまにかふみふみに気持ちが揺れていた。
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