7 / 40
1章
第七話:今まで何もしてこなかったから
しおりを挟む
「…………」
上条悠斗は、食事と風呂を済ませ自室の勉強机でソワソワとしていた。
今日の宿題は少ない方だ。普段は自分の時間が増えるので嬉しい限りなのだが、今は手持ち無沙汰で落ち着かない。
スマホのアプリゲームのガチャが渋い結果に終わっても、どうでも良い程だった。
自室にもテレビやノートパソコンもあるが電源をつける気にもならなかった。
手元の弁当箱を意味もなく開けたり閉めたりしている。
と、
「――何してんの、アンタ」
開けていた窓から、待ち望んだ声がする。
一ノ瀬綾乃が窓のサッシに頬杖をつきながら、どこか呆れた視線を向けていた。
「い、いや、別に、変な事は何もしてないよ!」
「お弁当箱で遊んでただけだもんね」
見られてた……! と表情が引き攣る悠斗に綾乃は手を伸ばす。
「あぁ、うん。悪いけど頼むよ」
「私から言い出したんだから。悪くないわ」
互いに少し身を乗り出して手を伸ばせば十分に届いた。
風呂上りなのか、ほのかに彼女の髪から甘い香りがした。
「――……」
制服以外の彼女を久々に見る。
大き目なTシャツでボディラインは隠れていて胸の膨らみは、はっきりとは分からないが、お世辞にも“大きい”とは言えない。
今まで自分の見ていたモノは幻だったのだ、と実感する。
――まぁ、ソレが不満という訳では無いのだが、その彼の視線を綾乃は敏感に感じ取る。
「……何よ、胸ばっか見て」
「あ、いや……っ」
指摘され言葉を詰まらせる悠斗に綾乃は眉間にしわを寄せた。
胸を腕で覆う様に隠して唇を尖らせる。
「女って、男の視線には敏感なの。どーせ、『やっぱ胸小さいなー』って思ってたんでしょ」
「ぁ……その――ごめん」
ジト目で睨まれ、悠斗は怯みつつ思わず口にした。
「え、謝られた……? ホントに思ってたんだ! やっぱり、あの位の大きさじゃなきゃ嫌なんじゃない! この――巨乳好きっ! 私に告ったの後悔してるんでしょ!」
綾乃はムッとして声を荒げるが、窓のカーテンに包まる様に身体を隠してしまう。
心外だ、と悠斗もつい声が大きくなった。
「ち、違うっての! 俺は『真っ平ら』でもなんでも綾乃が好きなんだ、大きさなんて関係ない! 後悔なんかする訳ないだろ……!」
少しだけ怒った様な真剣な彼の目に綾乃は狼狽えながらも、嬉しく思うが、
「あ、ありが――って誰が、『真っ平ら』か」
逆鱗にさわり、と触れた。
「そこまでペッタンコじゃありませんー。B位はありますぅー。こうやって寄せようと思えば谷間も出来るの! 跳べば揺れるの――僅かだとしても!」
綾乃はカーテンから抜け出し窓の外に乗り出す様にして、見せつける様に自分の胸を手で寄せて上下に揺らす。
「いや、今のは言葉の綾ってか――って、何してんの!」
彼女の挑発的な仕草に悠斗は顔を背けた。
「何で背けんのよ、ちゃんと見て! ほら!」
物凄い剣幕に渋々、遠慮気味に視線を戻す。
――だが、しかし。
「…………」
ゆとりのあるシャツもあってか、寄せた胸を見せつけられても――目立たないのだ。
「――あんまり強くすると、痛くなるよ……?」
「憐れむなぁ! ホントに、あるにはあるんだからぁ!」
困った様に苦笑する彼を、悔しくてキッと睨む。
そして、『真っ平ら』のイメージを払拭する打開策を思いついた。
「そうよ、服の上から見るだけだから分からないのよ。直接触ってみたら柔らかいって分かるから、今からこっち来て! 好きなだけ触らせてあげるから!」
「ぇ、ちょ、どうした!? 何言ってるの綾乃さん!?」
「何って、私の胸を触って欲しい――」
と、口にして自身の発言が、どれほど大胆かようやく理解した。
「――――!!」
咄嗟にしゃがんで、壁の陰に隠れる。
「……あ、綾乃……?」
悠斗の恐る恐るの呼びかけに、しばらくして窓の桟から顔だけ出した。
「――まぁ、その……それはまた今度、ね」
「今度……え? 今度?」
綾乃の言葉の意味を理解し切れずに悠斗は眉間にしわを寄せる。
「だって、アンタにはちゃんと私の全部を知って欲しいし。恋人なら……そういう事もする、でしょ……? 早い子達はもう――って聞くし、さ。だから――」
赤面し息を呑む悠斗を見て、綾乃も気恥ずかしさがピークに達して、
「だから――ユート、ほら! スマホ! 連絡先の登録!」
強引に話題を変えた。
「あ――あぁ、そうだな! この期に及んで電話も出来ないとか悲し過ぎるもんな!」
震える手で操作を終えて、スマホで一番大切な人の声を聞く事が出来る様になり、改めて実感が湧いてきた。
――お互いの、火照った顔を見て二人は思う。
「ずっと、こんなに近くに居たんだよな」
「その癖、まともに話も出来なかったのよね」
「何してたんだろうな、俺達」
「何もしてなかったのよ、私達」
確かに。でしょう? と苦笑する。
「――私達って、もう恋人なんだよね」
「そうだよ。実際、これからどうなるかは分からないけど、今まで何も出来なかった分、これからは色々して行こう」
「デート、とか?」
「勿論。どこでも行こう、何でもやろう。綾乃となら、どこでも何でも楽しいから」
「そうね、それなら――それな、らぁー?」
綾乃は心が躍るのを自覚する。するのだが、
「……どうしよう。候補が色々有り過ぎて決められない……」
そういった経験値の無さで、具体的なプランがまとまらなかった。
「だったら次の土曜日はショッピングモールにでも行かないか? あそこなら映画館もあるし、丁度良いじゃないかな」
「そうね、良いかも。“大好きな人とちゃんとした初めてのデート”――楽しみ」
予定が決まりご機嫌な綾乃は、スマホを操作する。
カレンダーに予定を書き込んでいるらしい。
そうして、
「そうだ、明日のお弁当は何が良い?」
「何でも良いよ」
「ここで何でも良いはダメ。蓋開けてガッカリされるの嫌だもん」
「そんな事ないけどなー。ちなみに、ウチの夕飯は唐揚げだった」
「……被った。寝る前に漬け込もうと思ってたわ、危なっ」
「危なくないぞ。綾乃の唐揚げ食べたいし。ってか、結構長く漬けるのな」
「お父さんが濃い目が好きなの。ご飯のオカズになるのが好きよね男って」
「好きだねー男は」
「あと、無難なのは……厚焼き玉子とか、タコさんウィンナー?」
「……好きだねー男は」
「子供が運動会に食べたいメニューになってきたわね」
「それが好きなんだよなー」
中身の薄い話で、時間が過ぎて行く。
少しでも、三年間の溝を埋める様に。
上条悠斗は、食事と風呂を済ませ自室の勉強机でソワソワとしていた。
今日の宿題は少ない方だ。普段は自分の時間が増えるので嬉しい限りなのだが、今は手持ち無沙汰で落ち着かない。
スマホのアプリゲームのガチャが渋い結果に終わっても、どうでも良い程だった。
自室にもテレビやノートパソコンもあるが電源をつける気にもならなかった。
手元の弁当箱を意味もなく開けたり閉めたりしている。
と、
「――何してんの、アンタ」
開けていた窓から、待ち望んだ声がする。
一ノ瀬綾乃が窓のサッシに頬杖をつきながら、どこか呆れた視線を向けていた。
「い、いや、別に、変な事は何もしてないよ!」
「お弁当箱で遊んでただけだもんね」
見られてた……! と表情が引き攣る悠斗に綾乃は手を伸ばす。
「あぁ、うん。悪いけど頼むよ」
「私から言い出したんだから。悪くないわ」
互いに少し身を乗り出して手を伸ばせば十分に届いた。
風呂上りなのか、ほのかに彼女の髪から甘い香りがした。
「――……」
制服以外の彼女を久々に見る。
大き目なTシャツでボディラインは隠れていて胸の膨らみは、はっきりとは分からないが、お世辞にも“大きい”とは言えない。
今まで自分の見ていたモノは幻だったのだ、と実感する。
――まぁ、ソレが不満という訳では無いのだが、その彼の視線を綾乃は敏感に感じ取る。
「……何よ、胸ばっか見て」
「あ、いや……っ」
指摘され言葉を詰まらせる悠斗に綾乃は眉間にしわを寄せた。
胸を腕で覆う様に隠して唇を尖らせる。
「女って、男の視線には敏感なの。どーせ、『やっぱ胸小さいなー』って思ってたんでしょ」
「ぁ……その――ごめん」
ジト目で睨まれ、悠斗は怯みつつ思わず口にした。
「え、謝られた……? ホントに思ってたんだ! やっぱり、あの位の大きさじゃなきゃ嫌なんじゃない! この――巨乳好きっ! 私に告ったの後悔してるんでしょ!」
綾乃はムッとして声を荒げるが、窓のカーテンに包まる様に身体を隠してしまう。
心外だ、と悠斗もつい声が大きくなった。
「ち、違うっての! 俺は『真っ平ら』でもなんでも綾乃が好きなんだ、大きさなんて関係ない! 後悔なんかする訳ないだろ……!」
少しだけ怒った様な真剣な彼の目に綾乃は狼狽えながらも、嬉しく思うが、
「あ、ありが――って誰が、『真っ平ら』か」
逆鱗にさわり、と触れた。
「そこまでペッタンコじゃありませんー。B位はありますぅー。こうやって寄せようと思えば谷間も出来るの! 跳べば揺れるの――僅かだとしても!」
綾乃はカーテンから抜け出し窓の外に乗り出す様にして、見せつける様に自分の胸を手で寄せて上下に揺らす。
「いや、今のは言葉の綾ってか――って、何してんの!」
彼女の挑発的な仕草に悠斗は顔を背けた。
「何で背けんのよ、ちゃんと見て! ほら!」
物凄い剣幕に渋々、遠慮気味に視線を戻す。
――だが、しかし。
「…………」
ゆとりのあるシャツもあってか、寄せた胸を見せつけられても――目立たないのだ。
「――あんまり強くすると、痛くなるよ……?」
「憐れむなぁ! ホントに、あるにはあるんだからぁ!」
困った様に苦笑する彼を、悔しくてキッと睨む。
そして、『真っ平ら』のイメージを払拭する打開策を思いついた。
「そうよ、服の上から見るだけだから分からないのよ。直接触ってみたら柔らかいって分かるから、今からこっち来て! 好きなだけ触らせてあげるから!」
「ぇ、ちょ、どうした!? 何言ってるの綾乃さん!?」
「何って、私の胸を触って欲しい――」
と、口にして自身の発言が、どれほど大胆かようやく理解した。
「――――!!」
咄嗟にしゃがんで、壁の陰に隠れる。
「……あ、綾乃……?」
悠斗の恐る恐るの呼びかけに、しばらくして窓の桟から顔だけ出した。
「――まぁ、その……それはまた今度、ね」
「今度……え? 今度?」
綾乃の言葉の意味を理解し切れずに悠斗は眉間にしわを寄せる。
「だって、アンタにはちゃんと私の全部を知って欲しいし。恋人なら……そういう事もする、でしょ……? 早い子達はもう――って聞くし、さ。だから――」
赤面し息を呑む悠斗を見て、綾乃も気恥ずかしさがピークに達して、
「だから――ユート、ほら! スマホ! 連絡先の登録!」
強引に話題を変えた。
「あ――あぁ、そうだな! この期に及んで電話も出来ないとか悲し過ぎるもんな!」
震える手で操作を終えて、スマホで一番大切な人の声を聞く事が出来る様になり、改めて実感が湧いてきた。
――お互いの、火照った顔を見て二人は思う。
「ずっと、こんなに近くに居たんだよな」
「その癖、まともに話も出来なかったのよね」
「何してたんだろうな、俺達」
「何もしてなかったのよ、私達」
確かに。でしょう? と苦笑する。
「――私達って、もう恋人なんだよね」
「そうだよ。実際、これからどうなるかは分からないけど、今まで何も出来なかった分、これからは色々して行こう」
「デート、とか?」
「勿論。どこでも行こう、何でもやろう。綾乃となら、どこでも何でも楽しいから」
「そうね、それなら――それな、らぁー?」
綾乃は心が躍るのを自覚する。するのだが、
「……どうしよう。候補が色々有り過ぎて決められない……」
そういった経験値の無さで、具体的なプランがまとまらなかった。
「だったら次の土曜日はショッピングモールにでも行かないか? あそこなら映画館もあるし、丁度良いじゃないかな」
「そうね、良いかも。“大好きな人とちゃんとした初めてのデート”――楽しみ」
予定が決まりご機嫌な綾乃は、スマホを操作する。
カレンダーに予定を書き込んでいるらしい。
そうして、
「そうだ、明日のお弁当は何が良い?」
「何でも良いよ」
「ここで何でも良いはダメ。蓋開けてガッカリされるの嫌だもん」
「そんな事ないけどなー。ちなみに、ウチの夕飯は唐揚げだった」
「……被った。寝る前に漬け込もうと思ってたわ、危なっ」
「危なくないぞ。綾乃の唐揚げ食べたいし。ってか、結構長く漬けるのな」
「お父さんが濃い目が好きなの。ご飯のオカズになるのが好きよね男って」
「好きだねー男は」
「あと、無難なのは……厚焼き玉子とか、タコさんウィンナー?」
「……好きだねー男は」
「子供が運動会に食べたいメニューになってきたわね」
「それが好きなんだよなー」
中身の薄い話で、時間が過ぎて行く。
少しでも、三年間の溝を埋める様に。
0
あなたにおすすめの小説
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。
かつて僕を振った幼馴染に、お月見をしながら「月が綺麗ですね」と言われた件。それって告白?
久野真一
青春
2021年5月26日。「スーパームーン」と呼ばれる、満月としては1年で最も地球に近づく日。
同時に皆既月食が重なった稀有な日でもある。
社会人一年目の僕、荒木遊真(あらきゆうま)は、
実家のマンションの屋上で物思いにふけっていた。
それもそのはず。かつて、僕を振った、一生の親友を、お月見に誘ってみたのだ。
「せっかくの夜だし、マンションの屋上で、思い出話でもしない?」って。
僕を振った一生の親友の名前は、矢崎久遠(やざきくおん)。
亡くなった彼女のお母さんが、つけた大切な名前。
あの時の告白は応えてもらえなかったけど、今なら、あるいは。
そんな思いを抱えつつ、久遠と共に、かつての僕らについて語りあうことに。
そして、皆既月食の中で、僕は彼女から言われた。「月が綺麗だね」と。
夏目漱石が、I love youの和訳として「月が綺麗ですね」と言ったという逸話は有名だ。
とにかく、月が見えないその中で彼女は僕にそう言ったのだった。
これは、家族愛が強すぎて、恋愛を諦めざるを得なかった、「一生の親友」な久遠。
そして、彼女と一緒に生きてきた僕の一夜の物語。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
黒に染まった華を摘む
馬場 蓮実
青春
夏の終わりに転校してきたのは、忘れられない初恋の相手だった——。
高須明希は、人生で“二番目”に好きになった相手——河西栞に密かに想いを寄せている。
「夏休み明けの初日。この席替えで、彼女との距離を縮めたい。話すきっかけがほしい——」
そんな願いを胸に登校したその朝、クラスに一人の転校生がやってくる。
彼女の名は、立石麻美。
昔の面影を残しながらも、まるで別人のような気配をまとう彼女は——明希にとって、忘れられない“初恋の人”だった。
この再会が、静かだった日常に波紋を広げていく。
その日の放課後。
明希は、"性の衝動"に溺れる自身の姿を、麻美に見られてしまう——。
塞がっていた何かが、ゆっくりと崩れはじめる。
そして鬱屈した青春は、想像もしていなかった熱と痛みを帯びて動き出す。
すべてに触れたとき、
明希は何を守り、何を選ぶのか。
光と影が交錯する、“遅れてきた”ひと夏の物語。
前編 「恋愛譚」 : 序章〜第5章
後編 「青春譚」 : 第6章〜
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
高校生なのに娘ができちゃった!?
まったりさん
キャラ文芸
不思議な桜が咲く島に住む主人公のもとに、主人公の娘と名乗る妙な女が現われた。その女のせいで主人公の生活はめちゃくちゃ、最初は最悪だったが、段々と主人公の気持ちが変わっていって…!?
そうして、紅葉が桜に変わる頃、物語の幕は閉じる。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる