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一章:異世界召喚
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そうしてアリシアスに手を引かれるまま、俺は広間を後にした。ルヴァは腕を組んで仁王立ちしたまま楽し気に笑っていたし、セリスが口パクで「頑張ってください」と言っているのが見えた。
頑張るって、一体何を?
そう思ったが、振り返って問い返す余裕などなかった。俺の手を引くアリシアスの力は強かったし、何よりも有無を言わせぬ無言の圧力に若干気圧されてしまっていた。抵抗しても無駄だろうというのは、考えずとも明白だ。ここではアリシアスが法律であるというのは、広間でのやり取りの中で学んだことだ。
長い廊下を抜け、荘厳な扉をくぐった先はアリシアスの部屋らしい。やたら広い部屋に大きな天蓋付きのベッド、その脇に机や書棚が並んでいる。いかにも「王子様のお部屋です」という雰囲気だ。
「ここなら誰にも邪魔されまい」
言って、アリシアスはようやく俺の手を放した。少しだけ赤くなっている。
「……俺、ちっとも展開についていけてないんですけど。あー、説明してもらえる?」
いくらアリシアスの方が偉いとは言え、これくらい聞く権利はあるはずだ。遠慮がちに疑問符を投げ掛ければ、アリシアスは怪訝そうに眉を顰めた。
「何がわからないと言うんだ」
「全部だよ! そもそも“聖女”ってやつ? あれから理解できてねーの、俺は!」
俺の叫びに、アリシアスはほんの少しだけ目を瞬かせてから、わずかに顎を引いて頷いた。近くにあった豪奢な椅子に腰を下ろし、無駄に尊大に胸を張る。
「仕方がないな……。私が直々に説明してやることを光栄に思え」
「おう、ありがとな」
「我が国、――イデリア王国には、伝承が存在している。五百年に一度、異世界より“聖女”が召喚され、国に繁栄をもたらすというものだ。聖女は癒しの力を持ち、王の花嫁となり、平和の象徴となる。そうやって我が国は数千年の歴史を築き上げ、かつての魔族との戦いでも勝利をおさめたそうだ」
「……そりゃまた大層な……。で、その聖女ってのが俺?」
「ああ、そうだ。まさか男が召喚されるとは思わなかったが……。ここまではいいな?」
「よくないけど、わかった」
頭を抱えつつも、半ばやけっぱちに頷く。アリシアスを見下ろすのも何だか居心地が悪くて、俺も近くにあった椅子に腰を下ろす。また不敬だ何だと叱られるかと思ったが、意外にも咎められることはなかった。これくらいは許されるらしい。
「えーと、でもセリスが言うには、その“聖女様の力”ってやつが俺にはなかったんだろ?」
「そうだ。……だが、力を持たぬ者が魔力に触れたことをきっかけに才能を目覚めさせた、という事例は過去にも存在している」
「ふーん」
「ゆえに――今から貴様に、私の魔力を注いでやる」
アリシアスは、今までよりも真剣な表情で言い切った。重々しい頷きに、思わず俺は息を呑む。
注がれる蒼穹の眼差しはあまりに真剣で、アリシアスがそれだけ本気でこの場に臨んでいるのだということを言葉よりもよっぽど雄弁に物語っているような気がした。
魔力を、注ぐ――とは。
「……それはつまり、ええと」
「……」
視線で先を促すが、アリシアスは何も言わない。重苦しい沈黙が、俺たちのあわいに浸潤していく。
沈黙が続くのに比例して、俺の心臓はばくばくと嫌な音を立てて拍動し始めた。
「魔力を注ぐってさあ、……まさかセックスとか、言わないよな……?」
「口を慎め馬鹿者!!」
こういう時、嫌な予感っていうのはよく当たるもんだ。アリシアスの反応や言葉から導き出した答えは、残念ながら的中してしまったらしい。
引き攣りそうな唇を必死に律して紡いだ冗談は、怒号によって一蹴された。
顔を真っ赤にして怒鳴るアリシアスの姿は、広間で見せていた王子然とした姿からかけ離れていて、正直年下らしくて少しだけ可愛い。……なんて思ったことは口が裂けても言わないが。
「待て! それだけはさすがに断る! 断じて断る! いくらこれが夢だろうと何だろうと、さすがに年下の王子様といやらしいことするのは……無理だ!」
「ゆ、夢などではない! それにいやらしいとは何だ! ま、魔力の供給はこの国においては神聖な儀式で、ちっともやましいことでは……」
「じゃあ何で顔真っ赤にしてんだよ、視線も泳ぎまくりじゃねーか! お前も乗り気じゃないんだろ!? じゃあ別に無理してセックスなんてしなくていいだろ! 俺をさっさと帰してくれ、そんでもって本物の聖女様とやらをもう一回呼べばいいんじゃねえの!?」
それで万事解決! というかそうするべきだと、噛みつかんばかりの勢いで言葉を並べる。俺が聖女ではないというのは、アリシアスだってわかっているはずだ。「その通りだ」なんて頷かれるか思ったが、――俺の予想に反して、返ってきたのはか細い声だった。
「……それは、出来ない」
先程までとはがらりと雰囲気の変わった、小さな声だ。アリシアスは背を丸めて息を吐くと、静かに言葉を続けた。
「お前を呼び出す際に、召喚石を使ってしまった。……召喚石は、代々王家に伝わる神具だ。長年王家の者が魔力を注ぎ、数百年かけてようやくその力を発揮することが出来るのだ」
「……つまり、その石とやらはもうなくて……。召喚はもう出来ないってこと?」
アリシアスは、一度だけ頷いたきり口を噤んでしまった。
先程まで俺に偉そうに胸を張っていた王子様は、どこにもいない。肩を落とし俯いたまま視線を床に縫いつけたように動かなくなってしまったアリシアスを見遣り、俺は少しだけ頭を抱えた。
長い睫毛の影に隠れた横顔は、やけに幼く見えた。広間では堂々と王子らしく振る舞っていたから、その落差に一瞬どう声をかけていいのかわからなくなる。
けれど、沈黙が続けば続くほど、胸の奥がざわざわして仕方なかった。
(……おいおい。なんで俺、こんな気まずい空気のフォローしなきゃなんねーんだ)
そう思うのに、口は勝手に動いていた。
「……なあ、その……あんまり落ち込むなよ。なっ?」
「……」
アリシアスは小さく肩を震わせたが、何も返さない。俺は頭を掻きながら、言葉を探し続けた。
「俺、よくわかんねーけどさ。召喚? とかそういうのも、国の期待も、ぜーんぶ背負ってんのはお前なんだろ? そりゃ重いよな、見たところまだ若いみてーだし。お前、今いくつ?」
「……今年で、二十四になる」
「お、じゃあ俺と五つ差か」
世間話を振れば一瞬蒼い瞳がこちらを掠めたが、表情は固いままだ。
「でもさ。俺を呼んじまったもんはしょうがねーし、石が壊れたとか、召喚が二度とできねえとか言われても、俺にはどうしようも出来ねえんだけど……。まあ、目の前で年下のガキんちょが落ち込んでるのを放っとくのは気が引けるわ。乗りかかった船だ、少しは協力してやるよ」
言いながら、自分でも「何言ってんだ俺」って気分になる。乗りかかった船も何も、俺は強制的に乗せられた身に過ぎない。本当なら今すぐ帰せふざけるなと騒ぎたい気持ちだってあるが、目の前の年下王子様があんまり落ち込んでるのを見ると、つい慰めたくなるんだから仕方がない。
「……だからそんな顔すんなよ。頑張ってんだろ、お前」
そう言ってみれば、アリシアスの眉がかすかに揺れる。
俯いたままの唇が小さく震えて、やがて押し殺すように吐息を零した。
「知った口を利くな、私を誰だと心得る」
「えーと、この国の王子様?」
「イデリア王国第七十代目第一王子、アリシアス・イデリアである。我が国において、王族の権威は絶対だというのに、……お前は、本当に無神経で……愚かで……」
ぽつりとこぼした声は遠慮の欠片もないけれど、どこか安堵を滲ませているように聞こえた。散々な物言いを聞いていると、アリシアスが少しだけ調子を取り戻したのが窺える。俺は思わず苦笑して肩を竦めた。
「悪かったな。無神経で愚かで。けどまあ、そこは褒め言葉として受け取っとくわ。」
アリシアスは顔を上げなかったが、小さく笑った――ような気が、した。
頑張るって、一体何を?
そう思ったが、振り返って問い返す余裕などなかった。俺の手を引くアリシアスの力は強かったし、何よりも有無を言わせぬ無言の圧力に若干気圧されてしまっていた。抵抗しても無駄だろうというのは、考えずとも明白だ。ここではアリシアスが法律であるというのは、広間でのやり取りの中で学んだことだ。
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「ここなら誰にも邪魔されまい」
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いくらアリシアスの方が偉いとは言え、これくらい聞く権利はあるはずだ。遠慮がちに疑問符を投げ掛ければ、アリシアスは怪訝そうに眉を顰めた。
「何がわからないと言うんだ」
「全部だよ! そもそも“聖女”ってやつ? あれから理解できてねーの、俺は!」
俺の叫びに、アリシアスはほんの少しだけ目を瞬かせてから、わずかに顎を引いて頷いた。近くにあった豪奢な椅子に腰を下ろし、無駄に尊大に胸を張る。
「仕方がないな……。私が直々に説明してやることを光栄に思え」
「おう、ありがとな」
「我が国、――イデリア王国には、伝承が存在している。五百年に一度、異世界より“聖女”が召喚され、国に繁栄をもたらすというものだ。聖女は癒しの力を持ち、王の花嫁となり、平和の象徴となる。そうやって我が国は数千年の歴史を築き上げ、かつての魔族との戦いでも勝利をおさめたそうだ」
「……そりゃまた大層な……。で、その聖女ってのが俺?」
「ああ、そうだ。まさか男が召喚されるとは思わなかったが……。ここまではいいな?」
「よくないけど、わかった」
頭を抱えつつも、半ばやけっぱちに頷く。アリシアスを見下ろすのも何だか居心地が悪くて、俺も近くにあった椅子に腰を下ろす。また不敬だ何だと叱られるかと思ったが、意外にも咎められることはなかった。これくらいは許されるらしい。
「えーと、でもセリスが言うには、その“聖女様の力”ってやつが俺にはなかったんだろ?」
「そうだ。……だが、力を持たぬ者が魔力に触れたことをきっかけに才能を目覚めさせた、という事例は過去にも存在している」
「ふーん」
「ゆえに――今から貴様に、私の魔力を注いでやる」
アリシアスは、今までよりも真剣な表情で言い切った。重々しい頷きに、思わず俺は息を呑む。
注がれる蒼穹の眼差しはあまりに真剣で、アリシアスがそれだけ本気でこの場に臨んでいるのだということを言葉よりもよっぽど雄弁に物語っているような気がした。
魔力を、注ぐ――とは。
「……それはつまり、ええと」
「……」
視線で先を促すが、アリシアスは何も言わない。重苦しい沈黙が、俺たちのあわいに浸潤していく。
沈黙が続くのに比例して、俺の心臓はばくばくと嫌な音を立てて拍動し始めた。
「魔力を注ぐってさあ、……まさかセックスとか、言わないよな……?」
「口を慎め馬鹿者!!」
こういう時、嫌な予感っていうのはよく当たるもんだ。アリシアスの反応や言葉から導き出した答えは、残念ながら的中してしまったらしい。
引き攣りそうな唇を必死に律して紡いだ冗談は、怒号によって一蹴された。
顔を真っ赤にして怒鳴るアリシアスの姿は、広間で見せていた王子然とした姿からかけ離れていて、正直年下らしくて少しだけ可愛い。……なんて思ったことは口が裂けても言わないが。
「待て! それだけはさすがに断る! 断じて断る! いくらこれが夢だろうと何だろうと、さすがに年下の王子様といやらしいことするのは……無理だ!」
「ゆ、夢などではない! それにいやらしいとは何だ! ま、魔力の供給はこの国においては神聖な儀式で、ちっともやましいことでは……」
「じゃあ何で顔真っ赤にしてんだよ、視線も泳ぎまくりじゃねーか! お前も乗り気じゃないんだろ!? じゃあ別に無理してセックスなんてしなくていいだろ! 俺をさっさと帰してくれ、そんでもって本物の聖女様とやらをもう一回呼べばいいんじゃねえの!?」
それで万事解決! というかそうするべきだと、噛みつかんばかりの勢いで言葉を並べる。俺が聖女ではないというのは、アリシアスだってわかっているはずだ。「その通りだ」なんて頷かれるか思ったが、――俺の予想に反して、返ってきたのはか細い声だった。
「……それは、出来ない」
先程までとはがらりと雰囲気の変わった、小さな声だ。アリシアスは背を丸めて息を吐くと、静かに言葉を続けた。
「お前を呼び出す際に、召喚石を使ってしまった。……召喚石は、代々王家に伝わる神具だ。長年王家の者が魔力を注ぎ、数百年かけてようやくその力を発揮することが出来るのだ」
「……つまり、その石とやらはもうなくて……。召喚はもう出来ないってこと?」
アリシアスは、一度だけ頷いたきり口を噤んでしまった。
先程まで俺に偉そうに胸を張っていた王子様は、どこにもいない。肩を落とし俯いたまま視線を床に縫いつけたように動かなくなってしまったアリシアスを見遣り、俺は少しだけ頭を抱えた。
長い睫毛の影に隠れた横顔は、やけに幼く見えた。広間では堂々と王子らしく振る舞っていたから、その落差に一瞬どう声をかけていいのかわからなくなる。
けれど、沈黙が続けば続くほど、胸の奥がざわざわして仕方なかった。
(……おいおい。なんで俺、こんな気まずい空気のフォローしなきゃなんねーんだ)
そう思うのに、口は勝手に動いていた。
「……なあ、その……あんまり落ち込むなよ。なっ?」
「……」
アリシアスは小さく肩を震わせたが、何も返さない。俺は頭を掻きながら、言葉を探し続けた。
「俺、よくわかんねーけどさ。召喚? とかそういうのも、国の期待も、ぜーんぶ背負ってんのはお前なんだろ? そりゃ重いよな、見たところまだ若いみてーだし。お前、今いくつ?」
「……今年で、二十四になる」
「お、じゃあ俺と五つ差か」
世間話を振れば一瞬蒼い瞳がこちらを掠めたが、表情は固いままだ。
「でもさ。俺を呼んじまったもんはしょうがねーし、石が壊れたとか、召喚が二度とできねえとか言われても、俺にはどうしようも出来ねえんだけど……。まあ、目の前で年下のガキんちょが落ち込んでるのを放っとくのは気が引けるわ。乗りかかった船だ、少しは協力してやるよ」
言いながら、自分でも「何言ってんだ俺」って気分になる。乗りかかった船も何も、俺は強制的に乗せられた身に過ぎない。本当なら今すぐ帰せふざけるなと騒ぎたい気持ちだってあるが、目の前の年下王子様があんまり落ち込んでるのを見ると、つい慰めたくなるんだから仕方がない。
「……だからそんな顔すんなよ。頑張ってんだろ、お前」
そう言ってみれば、アリシアスの眉がかすかに揺れる。
俯いたままの唇が小さく震えて、やがて押し殺すように吐息を零した。
「知った口を利くな、私を誰だと心得る」
「えーと、この国の王子様?」
「イデリア王国第七十代目第一王子、アリシアス・イデリアである。我が国において、王族の権威は絶対だというのに、……お前は、本当に無神経で……愚かで……」
ぽつりとこぼした声は遠慮の欠片もないけれど、どこか安堵を滲ませているように聞こえた。散々な物言いを聞いていると、アリシアスが少しだけ調子を取り戻したのが窺える。俺は思わず苦笑して肩を竦めた。
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