私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

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一章【平穏ライフを目指して】

お前ら集中しやがれ下さい

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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。今私は、帝王学の授業を受けております。帝王学の担当教師である、アミス先生はとても厳しく、授業中の私語、居眠りは即刻罰せられます

一昔前までは、女性には帝王学は必要無いと言われておりましたが、今や当主に性別は関係ございません。女であれども、立派な当主になる為には、帝王学は欠かせない勉学です。


「アリア…ここ教えて…」


授業中である為、小声で話しかけてくるマーガレットですが、話しかけないで頂きたいですねアミス先生は怖いのですよ。


「マギィ、後で図書室で復習致しましょう。今は授業を聞いて下さい」


「わ、わかった」


マーガレットは大人しく頷いて板書を再開してくれました。私も板書をしています。アミス先生の作るテストは日頃の授業をきちんと行い、復習をしておけば必ず満点が取れる様になっています。しかし裏を返せば、きちんとやっているか否か、すぐに判断されてしまいます。アリアは原作でも優等生でしたからね。私もしっかり勉強して、優秀な成績を残しますよ。

優等生なら、何故モブなのかって?ただ単純にマーガレットとの絡みが少ないからです。アリアと言う名前もゲーム版が出てから初めて公開されたんですからね。

しかし、やはり帝王学は女には必要無いという概念が強いみたいですね。少し辺りを見渡した限り、真剣に授業を受けている生徒は殆ど男子生徒…女子生徒は興味なさげに欠伸をしたり、眠そうに目を擦ったりしています。私も板書が終わりましたので、皆さんにエトワリア学園についてご説明致しましょう。

エトワリア学園とは、数百年前から続く、伝統ある名門学校です。有力な貴族の子供や、優秀な庶民の子供まで通う、1年生だけで数百人の生徒が居ます。ただやはり身分差別は多く、私やミア達の様な純粋な貴族の子供。マーガレットの様な元々庶民の子供。そしてミシェルさんの様に、庶民の子供として特別に入学を許可された生徒…特に庶民の子供の生徒はあまりいい待遇にはありません。

マーガレットも正直あまり力のある貴族の家柄とは言えませんが、私やミアと共に居るので、周りに牽制を加えています。意外とローゼリッタ家は有力貴族なんです。フォーカス家には敵いませんが。話が逸れましたね。戻します。エトワリア学園は3つの寮に分かれております。

勉学を得意とする生徒が配属される“リアトリス”青と白の腕章です。因みに副会長がこの寮ですね

何か人には無い特技を持つ生徒が配属される
“インパチェンス”黄色と白の腕章です。マーガレットやルシア、ミシェルさんが所属しています。

強い信念や美学を持つ生徒が配属される“プラタナス”赤と白の腕章です。私、ミア、ルイーザさん、会長が所属しています。

はい、見事にマーガレットとは別れました。いえ、これが本来の形なのです。にしても、ここでも再び原作どこ行った何ですけどね。アリアは原作通りであれば、リアトリスに所属する筈なのですが…まさかモブになろうと言う私の思いがバレましたかね…?まあそこは学園の決定ですから何も言えないのですがね。


「アリア~!図書室行こう~」


おっと、皆さんに説明している間に授業は終わって居た様ですね…板書は…問題ありません。


「はい、マギィ、走らないで下さいね」


「分かってるよぉ。流石にアリアを走らせたりはしないよ。そうだ、ミシェルも誘っていい?寮が同じ部屋なんだぁ!」


「構いませんよ」


マーガレットは花が咲いた様に笑うと、ミシェルさんの方へ走って行きました。もう原作なんて存在しないと思った方が気が楽かもしれませんね。頭が痛いです


「アリア~行こう~!」


マーガレットが扉の近くでピョンピョンと飛び跳ねていますね…今度しっかりマナーのレッスンもしましょうか…


「は、初めまして…!ミシェル・アーチです!ロ、ローゼリッタさんの噂は予々かねがね…!」


「噂…ですか…?」


「は、はい!お美しいローゼリッタ家の御息女様が入学したって…!庶民の私は何の事か分からなかったんですけど…本当に美人さんですね…!眼鏡、お取りにならないんですか…?確か入学式の日はお取りに…」


うん、ちょっと待ちましょうか。ミシェルさんその噂どこで聞いたんです!?美しいローゼリッタ家の御息女って何!?あ、そう言えば皆さんに私の容姿の説明はしていませんでしたね。

折角なので、此処にいる人達のプロフィールを簡単に教えますので、頭に入れて下さい。

名前【マーガレット・ミハイラ】

身長【155cm】

好きな物【パン、可愛い服】

嫌いな物【変な理由で怒る人】

容姿はふわふわした金髪のショートヘアです。エメラルドみたいな緑色の目をしています。いつもオレンジ色のリボンを付けています。それは私とミアが昔贈った誕生日プレゼントなんですよね。


名前【ミシェル・アーチ】

身長【153cm】

好きな物【噂話、シチュー】

嫌いな物【陰口】

明るい茶色の髪を低い位置でツインテールにしています。ルビーの様な赤色の目です。


名前【アリア・ローゼリッタ】

身長【156cm】

好きな物【本、ケーキ】

嫌いな物【原作どこ行った現象】

私は腰までの銀髪にアクアマリンの様な水色の目の色です。容姿はゲームの時から思っていましたが可愛いらしいです。でも、本来の彼女は人の目を見て話すのが苦手な為、眼鏡を掛けています。私は正直人見知りとはかけ離れていますが、人の興味を引かない為、眼鏡を掛けています。入学式に裸眼で出たらめっちゃ見られたのも原因です。


「人と目を合わせるのが苦手なんです。それよりも図書室に行きましょう」


「はーい!」


「わ、分かりました…!」


マーガレットとミシェルさんが早足で私の後ろを着いて来ます。この学園の図書室はとても大きいです。色々な国の文献や様々な作家の書籍等が所狭しと並び、大きな本棚がこれでもかと並んでいるのです。自習スペースとしては持ってこいのスポットですね。さあ着きました。


「席どうしましょうか」


「あそこ空いてるよ!あそこにしよ~」


「あ、マーガレットちゃん…!大声は出さないでね…!」


マーガレットは図書室の勉強に向いていない事を忘れていました。目立つ…嫌ですね。さっさと勉強を教えて退散しましょうか。


「マギィ、何処が分からないのですか?」


「えっとねぇ…今日やったお茶会のマナーと、3回くらい前の帝王学からずっと!」


「それは胸を張って言うことではないですよ…まずはマナーの方からやりましょうか」


お茶会…それは貴族の基本のたしなみです。私も幼い頃、叩き込まれました。


「いいですか、お茶会では、ケーキスタンドから食事を取る際、1番下の段から取らなければなりません」


「えぇ~、食べたい物から取ればいいじゃん」


「確かにそれはそう思う」


「でしょでしょ!?」


…2人は勉強そっちのけでお茶会で何が食べたいかの論議に走りました。あの、貴女達が私を誘ったんですよね?何故お菓子の話になっているのでしょうか…?


〈〈〈お前ら集中しやがれ下さい!!〉〉〉
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