私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

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一章【平穏ライフを目指して】

お前ら放っておけ下さい

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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。あのあと数時間かけて、マーガレットとミシェルに勉強を叩き込みました。疲れました。甘い物が食べたいです。

現在私は、自身の寮部屋に戻ってきております寮部屋は寮長と副寮長以外は相部屋なので、私も私を含めた3人の相部屋で生活しています


「アリィどうしたの?疲れた顔してるよぉ?」


「紅茶を淹れようか?疲れが取れると思うよ」


今私に声を掛けてくれたのが私のルームメイトです。私の事をアリィと呼ぶのが、アメリア・リース。紅茶を淹れようと席を立ってくれたのが、ルカ・スティナ。

アメリアは、小柄でとても可愛らしい女の子です。髪もピンク色でふわふわとウェーブが掛かっています。胸あたりまでの長さですね。目はアメジストの様な紫色です。

一方ルカは、麗人と呼ぶのが良いのでしょうか中世的な顔立ちをしていて、身長も高いです。黒髪にアンバーの様な金色の目をしています。やはり皆さん顔がよろしいですね。私も寮部屋にいる時だけは気を抜けます。まあルカはファミリーネームから察するに、副会長の妹さんですからね。最初は少し警戒していたのですが、話してみるととても良い方だったので、今では3人で夜通しお喋りや勉強をする中になっています。


「ありがとうございます2人とも。私は大丈夫ですよ。2人は今日何してたんですか?」


「私はねぇ、部活に顔を出してきたよぉ」


「私もアメリアと同じだよ。アリアは何をしていたの?」


「私は友人達に勉強を教えていました。帝王学とマナーを少し」


ええ、範囲は少しでした。それを理解するのがあの2人はかなり時間が掛かっただけで。特に帝王学は酷かったですね…テスト大丈夫でしょうか…


「うわぁ…態々友達の勉強も見てるなんてアリィ真面目過ぎるよぉ?偶にはリフレッシュしないと」


「また今度3人でお茶でもしようか。家からいい茶葉が届いたんだよ」


「そうですね。もう少し落ち着いたら是非」


実は近々、漫画やゲームで大人気のイベントの1つ…新入生交流会があるんです。2年~4年の先輩達と一緒に1日を過ごすのですが、確かマーガレットは全員が異性の先輩に当たっていた筈です。アリアのグループメンバーは分からないので、そこは運に任せるしかありませんが、まあ酷い事にはならないで欲しいですね。


「ねぇねぇ、2人は気になってる先輩とかいないのぉ?もうすぐ交流会でしょぉ?この人となりたい!って言うのないのぉ?」


「私は特に。ただ、2人のどちらかと同じグループになれればいいかな」


「私は、落ち着いて話が出来そうな方ですね」


「へぇ~、私も2人と同じグループだったら嬉しいなぁ…あとあの子も気になるんだよねぇ…ほらアリィのお友達ぃ」


アメリアが私に抱き着いて来ました。彼女は基本スキンシップが多めです。私やルカに何かと抱き着いて来ます。でも何故私の友達…?


「私の友人ですか?」


「そぉそぉマーガレットちゃんだっけぇ?」


…アメリア…貴女がマーガレットに関わったら貴女もサポートキャラルート一直線なのですがやめていただきたい


「アメリアが私達の様な生粋の貴族じゃない子に興味を持つなんて珍しいね」


「えぇ~?だって気になるじゃん?何で元庶民の貴族の子が、アリィと仲良いのか。だって入学前から仲良いんでしょぉ?」


言葉の節々に棘を感じますね…私にでは無く、マーガレットに対して。少し…嫌です…


「マギィとは幼馴染なんです。それに私は、生まれは気にしません。元は庶民だとか貴族だとか…私はどうでもいいので」


「…そっかぁ、アリィは優しいんだねぇ」


「素晴らしい持論だね。私も見習わないと」


何とか話題を変えられましたね。良かった…


「じゃあじゃあ!アリィの好きな人教えてよぉ婚約者とかいるのぉ?」


「ふぁ?」


「ふふ、ふぁ…だって、可愛い」


いやいやいや何故此処で恋バナになったんですか?思わず変な声出ましたよ!?あとルカ!可愛いってなんですか可愛いって!


「婚約者はいませんよ。好きな人もいません。でも2人の事は好きです」


紛れもない事実です。これで諦めてくれませんかね…


「えぇ!?婚約者いないのぉ?アリィこんなに可愛いのにぃ?」


容姿がとても可愛らしい貴女が言います?ルカも頷いていないで反論して下さい。私がなりたいのは平々凡々のモブです。それだけなのに何でこうも上手く行かないんでしょうか


「勿体無いね…何故婚約者がいないの?」


「ただ単に私を好きな人がいないからです。昔は病弱でしたからね。基本外には出れませんでしたから」


「…兄さんとかどうかな?厳しいけど、好きになった人には一途だよ?」


ルカさん、さりげな~く主要キャラの副会長を薦めないで下さい。速攻で辞退させていただきます。


「今度のホリデー休暇の時に私のお家来るぅ?夜会開く予定みたいだからぁ、良い人、見つかるかもよぉ?」


「そ、そうですね…考えておきます。そ、それより2人は好きな方とか、婚約者の方とか…」


「私はいるけどぉ…なんかパッとしないんだよねぇ」


可哀想だからやめて差し上げて欲しい…婚約者にパッとされないと言われる男性…可哀想すぎるんですが?


「私は居ないよ。未来を共にする人は、自らの手で選びたいからね。ただ憧れている人ならいるよ。4年生のシュテル先輩」


シュテル先輩と言えば、男装の麗人と名高い、サポートキャラで攻略キャラにジョブチェンジして欲しいとまで言われたキャラクターですね実は一度、シュテル先輩のルートが作られたのですが、素晴らしい物でしたね。ただ、此処ではシュテル先輩が攻略対象なのか、サポートキャラなのかが分からないんですよね。


「女性でありながら、凛とした美しくも勇ましい佇まい…私も彼女の様になりたいよ」


流石ですねルカ、カッコいいです。そして私ににじり寄って来るのやめていただいても?私、本当にモブになる為の作戦を立ててるんです。2人の案を呑んだらその作戦は白紙です…なので…


〈〈〈お前ら放っておけ下さい!!〉〉〉
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