私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

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二章【波乱のウィンターホリデー】

お前ら少しは加減しろ下さい

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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。現在私は走り去って行ったマギィをミアと一緒に歩いて追いかけて居ます。こう言う時に走れないから、不便ですね…


「アリア、体調はどう?ホリデーに入ってちゃんと休めてる?」


「そうですね。帰ってきて早々テオが来たりとバタバタしていましたから…ですがやはり此処は空気が綺麗ですから。大分楽です」


「そっか。でも無理は禁物だよ?なるべく走ったり、長時間歩いたりしない事。気温の変化にも気を付けて…」


ミア…貴方は私の父ですか?まあ小さい頃から倒れたり熱出したりして心配かけてる私が悪いのですが…


「分かっています。大丈夫ですよ。昨日はテオと一緒に1日図書室に籠ってました。ハードな運動もしていません。あ、此処右です」


「うーん…それはそれで心配なんだけどな」


恐らくテオとマギィがいるであろう図書室に話しながら向かっています。先程、チラッとテオは多分図書室に居ると言ったらマギィが目をキラキラさせていましたからね…あの子はこの屋敷を知り尽くしてるとは言えドジですから…またいつ迷子になるか気が気じゃありません。


「あら…?テオ?」


「ア、お、お姉ちゃん…!」


テオが廊下の少し先の突き当たりから涙目で走り寄って来ました。ぎゅっと腰に抱き付いてきたのですが…どうしたんでしょうか…


「テオ?どうかしましたか?」


「し、知らない人が図書室に入ってきて…こ、怖くて…!」


…成程、マギィにはお説教ですね。全く…


「…大丈夫ですよ。テオ。金髪の女の子でしょう?」


「うん…」


「その子が昨日話した私の幼馴染のマギィですよ。全く…人見知りだって言ったんですけど」


涙目のテオを落ち着かせる様に頭を撫でます。擦り寄ってくるの可愛いですね。小動物感があります。


「アリア、その子がテオ君?」


「はい。テオ、此方はミア。もう1人の私の幼馴染です」


「ミア・フォーカスだよ。よろしくね、テオ君。へえ…こう見ると見た目は似てる部分があるね」


まあテオも私も銀髪ですしね。どちらかといえば私は白に近しい銀で、テオは色の濃い銀色です。テオの方が少し色素が濃いですね。

因みにテオは銀髪を肩までの長さに切り揃えています。服はブラウスにサスペンダーの付いたショートパンツです。ネクタイ等はしていなくてふわふわのジャボが着いています。


「あ、テオ君居た!ごめんね!怖がらせちゃったよね!?」


図書室の方からマギィも慌てて走り寄って来ました。テオはビクッと肩を震わせると私の後ろに移動しました。


「あらあら…もうマギィ、人見知りだと言ったでしょう?」


「ごめん…!つい…」


「もう、これから気を付けて下さいね。テオ、大丈夫ですよ。彼女はマギィ。マーガレット・ミハイラ。少しお転婆で、今回みたいに勢い任せの事も多い女性ですが…優しくて太陽の様な人ですよ。そんなに怖がらなくても大丈夫ですから」


マギィも反省している様ですからね。でも、急に走り出した事は頂けませんし、ミアもテオをジロジロ観察しないで下さい。嫌ですよ私。幼馴染2人が弟に嫌われるの。板挟みは勘弁して下さい。


〈〈〈お前ら少しは加減しろ下さい!〉〉〉
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