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二章【波乱のウィンターホリデー】
お前ら急に話を振るな下さい
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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。誉め殺しに耐えつつ、運ばれてくる抹茶を目で追っています。抹茶も基本、マナーはお菓子と同じです。違うのは抹茶を点てて下さった方…つまりは寂蓮さんに
「お点前頂戴致します」
「はい。どうぞ召し上がって下さい」
勿論、次の方にお先に。と声を掛けることも忘れてはいけません。
えっと…確か…お茶碗は右手で取って…左手に乗せて…
「頂きます」
右手を縦にしてお茶碗を持って、時計回りに…確か2回お茶碗を回す…そして右手をお茶碗の横に戻して…お茶を頂く…確か、3口程で飲み切るのが良かったと思います。紅茶と違って最後は音を立てて飲み切った方が良いと…
ふう…飲んだら口を付けた場所を指で拭いて…先程ズラしたお茶碗の正面を戻して…よし、出来ましたね…良かった…お父様も飲み終わった様です。問題無くこのお茶会は終われそうですね。此処から足を引っ張る事が無いよう、気を引き締めていなくては…!
「矢張り、王都にも抹茶等を楽しむことの出来る喫茶は是非出したい所ですね。こんなにも素晴らしい物を閉じ込めておくのは勿体無い事ですから…この様に作法は省かれてしまいますが抹茶と言う物は広がっていく…如何でしょうか寂蓮様。1つ王都に抹茶の喫茶店を出すと言うのは。勿論運営は此方で引き受けます。貴方の作っている茶葉は絶品だ」
遂に商談が始まった様ですね…しっかりと見て勉強しなくては…
「確かに、最近は抹茶や煎茶の若者離れが著しい事です。しかし作法あっての抹茶です。そう簡単には…」
「ええ、存じていますとも。しかし、抹茶を手軽に飲める様になれば、その名前も広がり、作法を守って飲んでみたいと思う者も出てくるでしょう。作法を省く…これは言葉足らずでしたね…抹茶と言う概念を楽しんでもらい、本来の姿もいつか見てもらう為の、サンプルの様な物です。貴方にも悪い話では無い筈ですが」
「サンプル…ですか…ふむ…アリア嬢、1つよろしいですかな?」
え?私ですか?お父様でなく…?
「…?なんでしょうか」
「貴女様は私の茶を飲んで、どう感じ、どう思いましたかな」
「…素晴らしい物だと思いました。紅茶とは全く違い、少し作法も難しいですが、それも又1つの魅力だと思います。私は、王都で飲めれば嬉しいです。抹茶のお菓子とか作ったら人気が出そうですし、何より他文化を気軽に楽しめるのは素敵な事だと思うので…」
何でシーンとしてるんですか?え?不味い事言いましたか私!?
「他文化を気軽に楽しめる…ヴィセント殿。此方にも其方の茶葉を卸して下さいますかな?我々も他の地域の文化を嗜みたい。勿論、抹茶等の茶葉の取引も成立と致しましょう」
「…ありがとうございます。寂蓮様。是非そうさせて頂きます。次は是非、我が屋敷へ御招待致しましょう。アリアも意見を出してくれてありがとう」
「あ、はい」
何か円満に言った様子なので良かったですが、本当に吃驚しました。心臓にとっても悪いので止めて頂きたい…
〈〈〈お前ら急に話を振るな下さい!!〉〉〉
「お点前頂戴致します」
「はい。どうぞ召し上がって下さい」
勿論、次の方にお先に。と声を掛けることも忘れてはいけません。
えっと…確か…お茶碗は右手で取って…左手に乗せて…
「頂きます」
右手を縦にしてお茶碗を持って、時計回りに…確か2回お茶碗を回す…そして右手をお茶碗の横に戻して…お茶を頂く…確か、3口程で飲み切るのが良かったと思います。紅茶と違って最後は音を立てて飲み切った方が良いと…
ふう…飲んだら口を付けた場所を指で拭いて…先程ズラしたお茶碗の正面を戻して…よし、出来ましたね…良かった…お父様も飲み終わった様です。問題無くこのお茶会は終われそうですね。此処から足を引っ張る事が無いよう、気を引き締めていなくては…!
「矢張り、王都にも抹茶等を楽しむことの出来る喫茶は是非出したい所ですね。こんなにも素晴らしい物を閉じ込めておくのは勿体無い事ですから…この様に作法は省かれてしまいますが抹茶と言う物は広がっていく…如何でしょうか寂蓮様。1つ王都に抹茶の喫茶店を出すと言うのは。勿論運営は此方で引き受けます。貴方の作っている茶葉は絶品だ」
遂に商談が始まった様ですね…しっかりと見て勉強しなくては…
「確かに、最近は抹茶や煎茶の若者離れが著しい事です。しかし作法あっての抹茶です。そう簡単には…」
「ええ、存じていますとも。しかし、抹茶を手軽に飲める様になれば、その名前も広がり、作法を守って飲んでみたいと思う者も出てくるでしょう。作法を省く…これは言葉足らずでしたね…抹茶と言う概念を楽しんでもらい、本来の姿もいつか見てもらう為の、サンプルの様な物です。貴方にも悪い話では無い筈ですが」
「サンプル…ですか…ふむ…アリア嬢、1つよろしいですかな?」
え?私ですか?お父様でなく…?
「…?なんでしょうか」
「貴女様は私の茶を飲んで、どう感じ、どう思いましたかな」
「…素晴らしい物だと思いました。紅茶とは全く違い、少し作法も難しいですが、それも又1つの魅力だと思います。私は、王都で飲めれば嬉しいです。抹茶のお菓子とか作ったら人気が出そうですし、何より他文化を気軽に楽しめるのは素敵な事だと思うので…」
何でシーンとしてるんですか?え?不味い事言いましたか私!?
「他文化を気軽に楽しめる…ヴィセント殿。此方にも其方の茶葉を卸して下さいますかな?我々も他の地域の文化を嗜みたい。勿論、抹茶等の茶葉の取引も成立と致しましょう」
「…ありがとうございます。寂蓮様。是非そうさせて頂きます。次は是非、我が屋敷へ御招待致しましょう。アリアも意見を出してくれてありがとう」
「あ、はい」
何か円満に言った様子なので良かったですが、本当に吃驚しました。心臓にとっても悪いので止めて頂きたい…
〈〈〈お前ら急に話を振るな下さい!!〉〉〉
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