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二章【波乱のウィンターホリデー】
お前らちょっと待て下さい
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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。ただいま私達は、全員で東の地域のお菓子を囲んで簡易的なお茶会をしています。マナー関係無しの可愛いものですが。
「アリアは東のお茶会にも参加したんだよね?どうだった?」
「本で読んだ通り、此方とは形式から何から全て異なっていて、少し緊張もしましたが、楽しかったですよ。新しい知識を付ける事が出来ましたし、あまり出来ない経験でしたから」
「アリアは真面目だよね~!私だったら絶対に無理!!」
私がミアの質問に答えていると、自信満々に胸を張って無理と言い切ったマギィさん。それ全然胸張って言える事ではないんですけどね…
「でも、マッチャ?だっけぇ…これ苦いぃぃ…皆なんで平気なのぉ?」
「お菓子と一緒に飲むと美味しいよ?癖になりそう」
「私も苦手~うぅ、苦い」
アメリアとマギィは抹茶が苦手なようですね。まあ…それは想定内と言いますか…抹茶はかなり好みが分かれますからね。私も甘い物と一緒であれば飲めますし、美味しいと思いますけど単体だったら少し遠慮したいです。
「抹茶と餡子は相性が良いんですよ。東の地域の方に愛し続けられている組み合わせだそうです。でも、金平糖と合わせても美味しいんですよ。金平糖がお砂糖菓子ですから、抹茶の苦味によく合います」
「アリアは本当に博識だよね。父さんと母さんも良く驚いてるよ。君が首席でエトワリアに入った事とか、テストを毎回首位をキープしている事とかね」
「伯父さんと叔母さんもだよ~!アリアは凄いね~って話良くしてる!」
何で貴方達はご家族と私の話をしてるので?他の話題なんていくらでもあるでしょうに…
「…やっぱ苦ぁい!!」
「アメリアには早かったかな?」
涙目で湯呑みを置いたアメリアの頭をルカが苦笑して撫でました。うーん…そんなにですか…なら、アレをやってみましょうか。こんな事もあろうかと、準備しておいてよかったです。
「アメリア、湯呑みを貸して頂けますか?」
「え、うん。はい、どうぞぉ」
「ありがとうございます」
アメリアから受け取った湯呑みに、ミルクピッチャーを傾けます。すると、抹茶の濃い緑色が段々と薄い色へと変化して行きました。懐かしいですね。前世で良くやってた事が此処で役立つとは…現代も捨てた物ではありませんね!これをよく混ぜて…と。
「これでいいでしょう。アメリア、もう一度飲んで見て下さい」
「う、うん…いただきまぁす…」
アメリアは恐る恐る口を付けると、直ぐに目を見開いて此方に振り返りました。
「美味しい!!美味しいよアリィ!」
「それは何よりです」
「…!凄い!アリア何したの!?」
マギィが興味深々で此方を見てきますけど、別に大した事はしていませんが…
「コレを淹れただけですよ」
「…?ミルク?」
「ええ、ミルクで抹茶の苦味を緩和して、飲みやすくしたんです。あまり知られては居ませんが、抹茶が飲めない方はこうやって飲むと、段々慣れていく事が出来るようですよ。よければ試してみますか?」
そう。私が作ったのはただの抹茶ラテです。此方の世界ではラテと言うものが無いのか知られて無いのか分かりませんけど、見た事はありせんね。だから我慢してたんですけど…まあいいでしょう。
「私も飲んで見たい!」
「僕も興味あるな」
「私も頼めるかな」
え、ミアとルカは飲めてましたよね?まあいいですけど…牛乳足りますかね…
〈〈〈お前らちょっと待て下さい!!!〉〉〉
「アリアは東のお茶会にも参加したんだよね?どうだった?」
「本で読んだ通り、此方とは形式から何から全て異なっていて、少し緊張もしましたが、楽しかったですよ。新しい知識を付ける事が出来ましたし、あまり出来ない経験でしたから」
「アリアは真面目だよね~!私だったら絶対に無理!!」
私がミアの質問に答えていると、自信満々に胸を張って無理と言い切ったマギィさん。それ全然胸張って言える事ではないんですけどね…
「でも、マッチャ?だっけぇ…これ苦いぃぃ…皆なんで平気なのぉ?」
「お菓子と一緒に飲むと美味しいよ?癖になりそう」
「私も苦手~うぅ、苦い」
アメリアとマギィは抹茶が苦手なようですね。まあ…それは想定内と言いますか…抹茶はかなり好みが分かれますからね。私も甘い物と一緒であれば飲めますし、美味しいと思いますけど単体だったら少し遠慮したいです。
「抹茶と餡子は相性が良いんですよ。東の地域の方に愛し続けられている組み合わせだそうです。でも、金平糖と合わせても美味しいんですよ。金平糖がお砂糖菓子ですから、抹茶の苦味によく合います」
「アリアは本当に博識だよね。父さんと母さんも良く驚いてるよ。君が首席でエトワリアに入った事とか、テストを毎回首位をキープしている事とかね」
「伯父さんと叔母さんもだよ~!アリアは凄いね~って話良くしてる!」
何で貴方達はご家族と私の話をしてるので?他の話題なんていくらでもあるでしょうに…
「…やっぱ苦ぁい!!」
「アメリアには早かったかな?」
涙目で湯呑みを置いたアメリアの頭をルカが苦笑して撫でました。うーん…そんなにですか…なら、アレをやってみましょうか。こんな事もあろうかと、準備しておいてよかったです。
「アメリア、湯呑みを貸して頂けますか?」
「え、うん。はい、どうぞぉ」
「ありがとうございます」
アメリアから受け取った湯呑みに、ミルクピッチャーを傾けます。すると、抹茶の濃い緑色が段々と薄い色へと変化して行きました。懐かしいですね。前世で良くやってた事が此処で役立つとは…現代も捨てた物ではありませんね!これをよく混ぜて…と。
「これでいいでしょう。アメリア、もう一度飲んで見て下さい」
「う、うん…いただきまぁす…」
アメリアは恐る恐る口を付けると、直ぐに目を見開いて此方に振り返りました。
「美味しい!!美味しいよアリィ!」
「それは何よりです」
「…!凄い!アリア何したの!?」
マギィが興味深々で此方を見てきますけど、別に大した事はしていませんが…
「コレを淹れただけですよ」
「…?ミルク?」
「ええ、ミルクで抹茶の苦味を緩和して、飲みやすくしたんです。あまり知られては居ませんが、抹茶が飲めない方はこうやって飲むと、段々慣れていく事が出来るようですよ。よければ試してみますか?」
そう。私が作ったのはただの抹茶ラテです。此方の世界ではラテと言うものが無いのか知られて無いのか分かりませんけど、見た事はありせんね。だから我慢してたんですけど…まあいいでしょう。
「私も飲んで見たい!」
「僕も興味あるな」
「私も頼めるかな」
え、ミアとルカは飲めてましたよね?まあいいですけど…牛乳足りますかね…
〈〈〈お前らちょっと待て下さい!!!〉〉〉
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