私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

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二章【波乱のウィンターホリデー】

お前ら少しは静かにしろ下さい

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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。私は今、絶賛マギィと攻防戦中です。何故か…と言いますと。あはは、すぐに分かりますよ。


「やだやだやだ!絶対足踏む!!」


「前にもきちんと練習して並程度には上達したでしょう?学園の外でも少しは経験をしておかないと、次学期からはダンスのレッスンが本格化するんですよ??」


「嫌ーー!!」


はい。ご覧の通りマギィが駄々を捏ねてダンスを拒否してます。本当頑固と言うか…


「ミアやルシアと踊れば良いでしょう。2人なら、きちんと貴女をリードしてくれますし」


「うぅ~何でそんなに厳しいの~?」


「これがチャンスだからです。不特定多数が集まっている夜会ならまだしも、顔見知りが多いのですから、マギィがダンスが苦手な事くらい知ってる人が多いですよ」


まあ、お父様の貿易相手の子どもはそんな事知らないでしょうけど、流石に言う気はないでしょうね。言って来たら私が牽制ですし。


「おっ!アリアじゃないか!久し振りだな!誕生日おめでとう。招待ありがとな!」


「ライト先輩。お久し振りです。此方こそ御参加ありがとうございます」


私の姿を見かけたライト先輩が小走りで来てくれました。相変わらず美形と言うか元気と言いますか…眩しいですね。


「ん?此奴は…」


「あ、私の幼馴染のマーガレット・ミハイラです。エトワリアの1年生ですよ」


「そうなのか!よろしくな、マーガレット!俺は4年生のライト・ミスティラだ!気軽にライト先輩って呼んでくれ!」


「はい!マーガレットです!よろしくお願いします。ライト先輩!」


順応早いですね…タイプが同じだからでしょうか。


「ライト先輩はお1人ですか?連れの方とか」


「ん?ああ、シュテルと一緒に来てるよ!アリア見つけたから、うっかり置いて来ちまって」


ダメじゃ無いですかそれ!?大丈夫なんですかね。シュテル先輩、そこまで器の狭い方ではありませんが、報復がとても怖いんですよ…


「此処に居たかライト」


「お!噂をすれば…だな!すまん!アリア見つけたらついな!」


「全く、お前はもう少し落ち着きを身に付ける事だな。紳士が聞いて呆れる」


シュテル先輩…タキシードがお似合いですね。本当に同じ性別ですか?でもきっとドレスもお似合いになりそうなので、何でも似合うって凄いですね…尊敬します…


「アリア、誕生日おめでとう。私もあのプレゼントの山の中に置いておいたから、後で見てみてくれ。気に入ってもらえると嬉しいよ」


「ありがとうございます。来て頂いただけで満足でしたけど」


「可愛い後輩の誕生日は祝わなければね。だから、私の誕生日も、きっとアリアも祝ってくれるだろう?」


圧!圧!!美形の暴力!本当この作品の全員自分の顔がいい事分かってますよね!?無自覚だったら殴り飛ばしそうなんですけど!?んん、すみません、取り乱しました。

どさくさに紛れて頬触らないで下さい。死にそうです。近いです。


「アリア、最初のダンスの相手が居ないなら、私とどうだ?先輩として完璧にエスコートしてあげよう」


「シュテル、抜け駆けすると、後で色んな奴に色々言われんぞ」


「ふふ、早いもの勝ちだろう?こう言うのは。目の前にいたのに誘わなかったライトの落ち度だ」


マギィがポカンとして私の耳に顔を寄せてきました。どうしたんでしょうか?


「アリア、このカッコいい人、知り合い?」


「あ、そうでしたね。マギィはご存じないですか。あの人はシュテル・メサイラ先輩。学園では有名人ですよ。因みに女性です」


「…?…?…えっ女の人ぉぉ!!!???」


うっ!!耳がキーンってしました。凄いですねマギィ…楽器とほぼ同じ音量でしたよ。それにシュテル先輩とライト先輩は何か口論?続けてますし…


〈〈〈お前ら少し静かにしろ下さい!!〉〉〉
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