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三章【転校生襲来】
お前らギスギスするな下さい
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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。只今私は、ルシアの背中に乗ってます。はい、意味分かりませんね。経緯としては簡単です。本日は座学だけでなく、実技…ダンスのレッスンがあったのですが、そのレッスンの帰りに足に力が入らなくなって倒れました。保健室に行こうと言う事になったのですが起き上がれず…そこでルシアが背負って保健室へと連れてってくれる流れになりました。
「大丈夫か?」
「…はい…御免なさい…」
「謝るな。もう少しだ」
本当はマギィにやって欲しかったです…はあ…最近倒れる事なかったのでタカを括ってたらバチが当たりました…しんどいです…
「ユーリア先生、居るか?」
「ん?ルシアじゃない。まだ部活前だと思うんだけど…私また寝てたかな」
「用があるのは俺じゃない。アリアだ」
ルシアは私を背負ったままズカズカと保健室に入りました。常連なんでしょうね…まあ部活が部活なので怪我は日常茶飯事なんでしょう…それはそれで心配ですけど…
「…何があったの?」
「廊下で倒れた」
「ベッド寝かせて」
珍しく真剣な表情の先生がテキパキと指示をしてます。こう見るとちゃんと教師やってるんですね…いつもサボって昼寝してお菓子食べてる印象しかないので新鮮です…
「ルシアは戻ってミアとルカに伝えて。その2人に言っておけば大丈夫だから」
「分かった。アリア、安静にしてろ」
「…あ…りがとうございます…」
絶え絶えのお礼を言うとルシアは軽く笑って保健室を出て行きました。目の前にお星様が見えますね…一周回って気分が高揚してます…体は動かないんですけど…
「ミアからは聞いてたけど…あんまり保健室に来ないから、過保護すぎるだけかと思ってた。でもアリア、無理して保健室来なかったでしょう?体調が悪くなる理由…大抵予想は着くけどさ…」
先生は私の頭を持ち上げて氷枕を差し込み、額に手を置きました。あ、冷たくて気持ち良いですね…
「ストレスと過労…委員長の仕事は最近かなりハードだって聞くし、転校生の事も度々聞いてる。多分限界がきたんだろうねぇ。水飲める?ゆっくりで良い」
「…飲め、ます」
ストレスと過労…それって現役高校生が倒れて良い理由でしょうか…社会に呑まれたら稀にあるんですが、私まだ10代…
「多分、アリアの体の事は職員は知ってるからルカが駆り出されて一緒に寮に戻ると思うよ。看病の許可も出てるだろうからね」
「その通りですよ」
「あ…ルカ…」
扉の前には息を切らしたルカが立っていて、足早に保健室に入って来ました。
「…ごめん、顔色悪いなって思ったのに、朝引き留めなかった。代わりに1日看病するから、頼って」
「気にしないで下さい…授業に行ったのは、私の意思です…」
「私は報告してくるから、ちゃんとアリアを診てるんだよ」
…?何かルカと先生ギスギスしてませんか…?って言うか、先生が話すとルカが嫌そうな顔してます。
「怠慢教師に言われなくてもそのつもりです」
「おやおや…嗚呼、イリヤから私の愚痴を聞いてるのかぁ」
「さっさと行って下さい。じゃないとアリアを寮へ連れて行けない」
素気ないルカの態度に先生が肩を竦めて笑いました。仲悪い…って言うかルカが敵視してるんですかね…?
「はいはい…あ、お水飲ませてね」
「アリア、大丈夫?キツかったら言うんだよ」
「は、はい…」
遂に無視ですか?ルカ…貴女がこんなに素気ないの何か新鮮なんですけど…
〈〈〈お前らギスギスするな下さい…〉〉〉
「大丈夫か?」
「…はい…御免なさい…」
「謝るな。もう少しだ」
本当はマギィにやって欲しかったです…はあ…最近倒れる事なかったのでタカを括ってたらバチが当たりました…しんどいです…
「ユーリア先生、居るか?」
「ん?ルシアじゃない。まだ部活前だと思うんだけど…私また寝てたかな」
「用があるのは俺じゃない。アリアだ」
ルシアは私を背負ったままズカズカと保健室に入りました。常連なんでしょうね…まあ部活が部活なので怪我は日常茶飯事なんでしょう…それはそれで心配ですけど…
「…何があったの?」
「廊下で倒れた」
「ベッド寝かせて」
珍しく真剣な表情の先生がテキパキと指示をしてます。こう見るとちゃんと教師やってるんですね…いつもサボって昼寝してお菓子食べてる印象しかないので新鮮です…
「ルシアは戻ってミアとルカに伝えて。その2人に言っておけば大丈夫だから」
「分かった。アリア、安静にしてろ」
「…あ…りがとうございます…」
絶え絶えのお礼を言うとルシアは軽く笑って保健室を出て行きました。目の前にお星様が見えますね…一周回って気分が高揚してます…体は動かないんですけど…
「ミアからは聞いてたけど…あんまり保健室に来ないから、過保護すぎるだけかと思ってた。でもアリア、無理して保健室来なかったでしょう?体調が悪くなる理由…大抵予想は着くけどさ…」
先生は私の頭を持ち上げて氷枕を差し込み、額に手を置きました。あ、冷たくて気持ち良いですね…
「ストレスと過労…委員長の仕事は最近かなりハードだって聞くし、転校生の事も度々聞いてる。多分限界がきたんだろうねぇ。水飲める?ゆっくりで良い」
「…飲め、ます」
ストレスと過労…それって現役高校生が倒れて良い理由でしょうか…社会に呑まれたら稀にあるんですが、私まだ10代…
「多分、アリアの体の事は職員は知ってるからルカが駆り出されて一緒に寮に戻ると思うよ。看病の許可も出てるだろうからね」
「その通りですよ」
「あ…ルカ…」
扉の前には息を切らしたルカが立っていて、足早に保健室に入って来ました。
「…ごめん、顔色悪いなって思ったのに、朝引き留めなかった。代わりに1日看病するから、頼って」
「気にしないで下さい…授業に行ったのは、私の意思です…」
「私は報告してくるから、ちゃんとアリアを診てるんだよ」
…?何かルカと先生ギスギスしてませんか…?って言うか、先生が話すとルカが嫌そうな顔してます。
「怠慢教師に言われなくてもそのつもりです」
「おやおや…嗚呼、イリヤから私の愚痴を聞いてるのかぁ」
「さっさと行って下さい。じゃないとアリアを寮へ連れて行けない」
素気ないルカの態度に先生が肩を竦めて笑いました。仲悪い…って言うかルカが敵視してるんですかね…?
「はいはい…あ、お水飲ませてね」
「アリア、大丈夫?キツかったら言うんだよ」
「は、はい…」
遂に無視ですか?ルカ…貴女がこんなに素気ないの何か新鮮なんですけど…
〈〈〈お前らギスギスするな下さい…〉〉〉
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