201 / 232
幕間【五大貴族会議】
お前ら良い笑顔で見送るな下さい
しおりを挟む
皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。本日は何と最礼服が仕上がったとの事で、カミュ先輩とミーシャさんが朝一で仕立てた最礼服を持って来て下さいました。そして、それから色々準備やら、今日分のマナー講座やらを終えて、漸く最礼服とご対面です。
「さァ、開けて見て頂戴!ミーシャちゃんの力作よォ」
「楽しみだな」
「はい。早く見たい」
先輩方に見守られて、私とミアが丁寧に梱包された最礼服を取り出すと、中からは真っ白でトレーンに繊細なレースがふんだんに施された、とても綺麗なドレスが出て来ました。
「綺麗…」
「流石ミーシャちゃんね!とっても素敵」
「凄い、男性物も出来るんですね」
ミアの方は、臙脂色のコートの最礼服ですね。とても似合いそうです。にしても…
「…トレーンが長い…」
「女性は大変だな」
「もう1週間は切ってるからな。早めに慣れさせないと間に合わん」
シュテル先輩の言葉に頷き、改めて包装の中を見ると、髪飾りと靴、そして手袋が入っていました。やはり髪飾り派手ですね…着こなせるでしょうか…
「一回、このトレーンの長さ測って、同じ長さの練習用の布、作っちゃいましょうか」
「出来るのかい?」
「当たり前よ、舐めないで頂戴!」
ふふんと得意げに笑っているカミュ先輩には感謝してもしきれませんね。本当に助かります。
「一度試着するか?」
「そうね。無いと思うけど、何かしら問題があれば、私が対応出来るし」
「にしても最礼服か…懐かしいな。僕が仕立てたのは何年前だっけ」
会長の言葉に皆様頷かれてます。そんなに前なんですかね?確かに会長やカミュ先輩達が何年前から五大貴族であり、その見届け人なのかは知りませんけど。
「だが、袖を通すと厳かな気分になる。最礼服は基本、王宮にしか着て行かないからな」
「あら、でも偶に衣装部屋から出してあげて欲しいわねェ。お洋服にも日光浴が必要なのよ」
「む、そうなんですか。気をつけます」
ルシアが気にしなくても、使用人の方とかがやってくれてそうですけどね。ですが確かにお洋服の日光浴は大切です。日焼けしない程度に外に出すと、長持ちするらしいんです。ドレスは通気性悪いですからね。
「当日のヘアセットとメイクはアタシが…って言いたい所だけど、プロの人を呼んであるわ。アリアちゃんの着付けもね」
「ありがとうございます」
「いいのよォ!それに、ドレスはアタシも着せるのは専門外だし」
確か、髪を上げるんでしたよね。王宮で陛下と謁見する際は…それは一昔前と言われてますけど、今はどうなのでしょう…当日になってみないと分かりませんね。
「今日の着付けは取り敢えず、アタシとシュテル先輩でやるわ!じゃあ行くわよォ」
ミアがカミュ先輩に、私がシュテル先輩に引っ張られて、其々が使ってる部屋へと連れて行かれました。何か、会長とルシアはグッドポーズして見送ってますし!って言うか、着るくらい一人で出来ると思うんですけど!?
〈〈〈お前ら良い笑顔で見送るな下さい!!〉〉〉
「さァ、開けて見て頂戴!ミーシャちゃんの力作よォ」
「楽しみだな」
「はい。早く見たい」
先輩方に見守られて、私とミアが丁寧に梱包された最礼服を取り出すと、中からは真っ白でトレーンに繊細なレースがふんだんに施された、とても綺麗なドレスが出て来ました。
「綺麗…」
「流石ミーシャちゃんね!とっても素敵」
「凄い、男性物も出来るんですね」
ミアの方は、臙脂色のコートの最礼服ですね。とても似合いそうです。にしても…
「…トレーンが長い…」
「女性は大変だな」
「もう1週間は切ってるからな。早めに慣れさせないと間に合わん」
シュテル先輩の言葉に頷き、改めて包装の中を見ると、髪飾りと靴、そして手袋が入っていました。やはり髪飾り派手ですね…着こなせるでしょうか…
「一回、このトレーンの長さ測って、同じ長さの練習用の布、作っちゃいましょうか」
「出来るのかい?」
「当たり前よ、舐めないで頂戴!」
ふふんと得意げに笑っているカミュ先輩には感謝してもしきれませんね。本当に助かります。
「一度試着するか?」
「そうね。無いと思うけど、何かしら問題があれば、私が対応出来るし」
「にしても最礼服か…懐かしいな。僕が仕立てたのは何年前だっけ」
会長の言葉に皆様頷かれてます。そんなに前なんですかね?確かに会長やカミュ先輩達が何年前から五大貴族であり、その見届け人なのかは知りませんけど。
「だが、袖を通すと厳かな気分になる。最礼服は基本、王宮にしか着て行かないからな」
「あら、でも偶に衣装部屋から出してあげて欲しいわねェ。お洋服にも日光浴が必要なのよ」
「む、そうなんですか。気をつけます」
ルシアが気にしなくても、使用人の方とかがやってくれてそうですけどね。ですが確かにお洋服の日光浴は大切です。日焼けしない程度に外に出すと、長持ちするらしいんです。ドレスは通気性悪いですからね。
「当日のヘアセットとメイクはアタシが…って言いたい所だけど、プロの人を呼んであるわ。アリアちゃんの着付けもね」
「ありがとうございます」
「いいのよォ!それに、ドレスはアタシも着せるのは専門外だし」
確か、髪を上げるんでしたよね。王宮で陛下と謁見する際は…それは一昔前と言われてますけど、今はどうなのでしょう…当日になってみないと分かりませんね。
「今日の着付けは取り敢えず、アタシとシュテル先輩でやるわ!じゃあ行くわよォ」
ミアがカミュ先輩に、私がシュテル先輩に引っ張られて、其々が使ってる部屋へと連れて行かれました。何か、会長とルシアはグッドポーズして見送ってますし!って言うか、着るくらい一人で出来ると思うんですけど!?
〈〈〈お前ら良い笑顔で見送るな下さい!!〉〉〉
0
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢ではありません。肩書きはただの村人ですが、いつの日か名だたる冒険者になっていた。
小田
ファンタジー
ポッチ村に住んでいる少女ルリ。彼女には特別な力があった。彼女が六歳の時、ルリの母親は娘の力を封印した。村長はルリの母の遺言どおり、実の娘のように大切に育ててーー。十四歳を迎えたルリはいつものように山に薬草を採取しにいった。すると、偶然倒れている騎士を発見。ルリは家に運んで介抱するが、騎士ではなく実は三代公爵家の長男であった。
村人の少女ルリが学園に行ったり、冒険をして仲間と共に成長していく物語です。
ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です
山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」
ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
無能令嬢、『雑役係』として辺境送りされたけど、世界樹の加護を受けて規格外に成長する
タマ マコト
ファンタジー
名門エルフォルト家の長女クレアは、生まれつきの“虚弱体質”と誤解され、家族から無能扱いされ続けてきた。
社交界デビュー目前、突然「役立たず」と決めつけられ、王都で雑役係として働く名目で辺境へ追放される。
孤独と諦めを抱えたまま向かった辺境の村フィルナで、クレアは自分の体調がなぜか安定し、壊れた道具や荒れた土地が彼女の手に触れるだけで少しずつ息を吹き返す“奇妙な変化”に気づく。
そしてある夜、瘴気に満ちた森の奥から呼び寄せられるように、一人で足を踏み入れた彼女は、朽ちた“世界樹の分枝”と出会い、自分が世界樹の血を引く“末裔”であることを知る——。
追放されたはずの少女が、世界を動かす存在へ覚醒する始まりの物語。
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる