私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

文字の大きさ
202 / 232
幕間【五大貴族会議】

お前ら少しは緊張しろ下さい

しおりを挟む
皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。別室に移った私は、所々シュテル先輩に手伝って貰いながらも、最礼服に袖を通し終わる事が出来ました。


「ど、如何でしょう?」


「凄く美しいぞ。これなら、五大貴族会議内でも、最も美しい御令嬢だ」


「ありがとうございます」


豪華で少し動き難いですし、華やかなので私に似合うか不安だったのですが…でもこれは私よりマギィの方が似合いそうですよね。絶対にモブになりたい私が着る物じゃ無い…


「サイズや不備は如何だ?」


「いえ、全く。凄いですね…手芸部員として尊敬します」


「そうか。では戻るか」


え、戻るんですか?私は不備等を確認した後にすぐ着替えると思っていたんですけど。


「折角なら、男共に見せ付けるのも一つの手だろう?」


「で、ですが…」


「大丈夫だ。社交辞令でも何でも無く、アリアは綺麗だから」


そんなシュテル先輩の言葉に私が詰まると、先輩はクスリと笑い、部屋と皆さんがいる場所を隔てる扉を開けました。覚悟決めろって事みたいですね…


「ほら、手を」


「分かりました」


「良い子だ」


もう腹を括って、動き難い為シュテル先輩に手を借りながら、会長達の居る部屋へと足を踏み入れました。あ、全員の視線が刺さる…



「良いじゃない!!とっても綺麗よォ」


「本当だ…アリア綺麗…」


そう言うミアも凄く似合ってますね。より品が良く見えると言いますか。


「まるで結婚式を挙げる花嫁みたいだね」


「確かにそう見えますね」


け、結婚式!?確かに白いドレスですけれど…やっぱり他の色とかの方が良かったんじゃ無いですかね…?初めての王宮訪問なので、白は何一つ不思議では無いですけど。


「でもその様子を見る限り、トレーンありきの歩行も大丈夫そうね。アリアちゃんにはお父様のエスコートがあるし…今も先輩と一緒ならちゃんと歩けてるもの」


「なら、当日までゆっくり出来そうだね」


「嗚呼、課題を終わらせて適当に観光でもするか。城に近い場所に来る事なんて早々無いからな」


会長とシュテル先輩の言葉に、全員が頷きました。この辺りは本当に来る機会が少ないので、見れる時に見たいですよね。


「では、当日は其々最礼服を持って王宮か?」


「あら、よく覚えてたわね。ルシアちゃん。そうよ!舞踏会や晩餐会の時はドレスやタキシードは着て行くけれど、会議とかの謁見の時は別よォ。万一にも粗相があっちゃいけないから、着付けからメイクとか全て王宮でするの。その時にやって貰う人は、私が呼んだから安心して頂戴ね」


「ノスタリア先輩のチョイスであれば、間違い無しですね」


「嬉しい事言ってくれるわね、ミアちゃん」


えっと…確か会議の日は、着替えが終わった後に其々割り振られた客間に行って、其処で私の場合はお父様と合流…まだ時間はあるけど緊張しますね…


「そうだ、カミュはこの近くにあるメイクグッズのお店に行きたいんだっけ?」


「ええ!新商品が入荷したらしいのよ」


「なら、その付近の店を回ってみようか」


…私と同じ境遇の先輩達は呑気その物ですが…これが経験の差って言う物なのでしょうか…


〈〈〈お前ら少しは緊張しろ下さい!!!〉〉〉
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢ではありません。肩書きはただの村人ですが、いつの日か名だたる冒険者になっていた。

小田
ファンタジー
 ポッチ村に住んでいる少女ルリ。彼女には特別な力があった。彼女が六歳の時、ルリの母親は娘の力を封印した。村長はルリの母の遺言どおり、実の娘のように大切に育ててーー。十四歳を迎えたルリはいつものように山に薬草を採取しにいった。すると、偶然倒れている騎士を発見。ルリは家に運んで介抱するが、騎士ではなく実は三代公爵家の長男であった。 村人の少女ルリが学園に行ったり、冒険をして仲間と共に成長していく物語です。  

ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です

山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」 ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する

ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。 きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。 私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。 この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない? 私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?! 映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。 設定はゆるいです

転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ

karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。 しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。

転生皇女セラフィナ

秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。 目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。 赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。 皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。 前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。 しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。 一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。 「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」 そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。 言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。 それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。 転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。 ※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。

悪役令嬢の妹(=モブのはず)なのでメインキャラクターとは関わりたくありません! 〜快適な読書時間を満喫するため、モブに徹しようと思います〜

詩月結蒼
ファンタジー
白髪碧眼の美少女公爵令嬢に転生した主人公が「私って、主要人物なの!?」となり、読書のため脇役を目指し奮闘するお話です。 読書時間を満喫したいという思いから、あれやこれやと頑張りますが、主要人物である以上、面倒ごとに巻き込まれるのはお決まりのこと。 腹黒(?)王子にウザ絡みされたり、ほかの公爵令嬢にお茶会を持ちかけられたり。あるときは裏社会へ潜入して暗殺者を従者にし、またあるときは主要人物と婚約し……ん? あれ? 脇役目指してるのに、いつのまにか逆方向に走ってる!? ✳︎略称はあくモブです ✳︎毎週火曜日と金曜日午前0時更新です。 ✳︎ファンタジー部門にて6位になりました。ありがとうございます(2025年10月7日) ✳︎カクヨムでも公開しております →https://kakuyomu.jp/works/16818093073927573146

まったく知らない世界に転生したようです

吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし? まったく知らない世界に転生したようです。 何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?! 頼れるのは己のみ、みたいです……? ※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。 私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。 111話までは毎日更新。 それ以降は毎週金曜日20時に更新します。 カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。

処理中です...