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四章【不穏な姉妹校交流会】
お前らそっぽ向け下さい
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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。学院の中を軽く見て回った私達は、生徒のオススメに従い、剣術部の模擬試合を見ていました。丁度今全試合が終わり、次の予定を話し合っている所です。
「僕とイリヤはもっと全体を回って来年に使えそうな物を探ってくるよ。3人はどうする?」
「僕とフィアは少し休憩しようと思います。少し空気に疲れてしまいました…」
「私は、お父様の母校でもありますから、色々見て回ろうと思います。交流会の時に迷わない様に地理も頭に入れておきたいですし」
それに、受付で言われた事が気になります。ベルドレッドさんからの言伝は別に良いとして…どうして1人の時に…
「では、此処からは別行動だな。呉々も気を付けろ。特にアリアは1人行動になる。俺達に着いて来ても良いが…あまりゆっくりは見れないだろうからな」
「お気遣いありがとうございます。何かあれば適当に流して集合場所へ戻る様にしますね」
「うん。食堂ならボク達が居るから」
私達は、これから別行動になりますが、迷った時やトラブルが起こった時は、一旦食堂へ集まる事にしました。それに、1時間後にはどっちにしろ食堂へ戻って来ますしね。
「じゃあまた後で」
「はい。また」
模擬戦会場に沿って、まずはお庭を見ましょうか。確か東の方に薔薇園があると聞きました。ふふ、お花を見れるのは楽しみですね。折角なら楽しみたいですし。
「あ、アリア!」
「…!アーサー」
「やっぱり君だった。試合中に姿を見かけたからもしかしたらって思ったんだ」
歩き出してすぐに、制服を着たアーサーが走り寄って来ました。髪が少し湿っていますから、シャワーも浴びた様ですね。それで走らせてしまったのは少し申し訳ないです。
「この前のドレス姿も綺麗だったけど、制服姿も可愛らしいね。髪を下ろしているのも新鮮だよ」
「…どうも」
「ふふ、照れているの?」
髪を一房掬われるなんて事、エトワリアではありませんからね。いや、極稀にシュテル先輩とかがやったりしますけど…これが日常茶飯事…?怖いです…
「アリアはこれから1人で回るのかい?」
「はい。会長達は業務的な視察へ行きました。私は少し、気になる場所を見て回ろうと思いまして」
「なら、僕がエスコートしよう。御手をどうぞ」
目の前に出された手に、思わず何を反応して良いか分からず、呆然とアーサーを見つめてしまいました。本当に慣れないです。お父様くらいですってば…!
「そうだ。黎玥先輩や生徒会の人達がアリアに会いたがっていたよ。後で連れて行ってあげる。でもまずはアリアの行きたい場所へ行こうか。何処に行きたい?」
「…えっと…先程生徒の方に、此処に薔薇園があると聞きまして…」
「彼処だね。では、行こうか」
優しく手を引かれて、思わず歩き出してしまいましたけど…視線!!しかも嫉妬とかそう言うのじゃ無い…これは…何ですか?悪い感じはしませんが此方も慣れなくて気持ちが悪いです!
〈〈〈お前らそっぽ向け下さい!!!〉〉〉
「僕とイリヤはもっと全体を回って来年に使えそうな物を探ってくるよ。3人はどうする?」
「僕とフィアは少し休憩しようと思います。少し空気に疲れてしまいました…」
「私は、お父様の母校でもありますから、色々見て回ろうと思います。交流会の時に迷わない様に地理も頭に入れておきたいですし」
それに、受付で言われた事が気になります。ベルドレッドさんからの言伝は別に良いとして…どうして1人の時に…
「では、此処からは別行動だな。呉々も気を付けろ。特にアリアは1人行動になる。俺達に着いて来ても良いが…あまりゆっくりは見れないだろうからな」
「お気遣いありがとうございます。何かあれば適当に流して集合場所へ戻る様にしますね」
「うん。食堂ならボク達が居るから」
私達は、これから別行動になりますが、迷った時やトラブルが起こった時は、一旦食堂へ集まる事にしました。それに、1時間後にはどっちにしろ食堂へ戻って来ますしね。
「じゃあまた後で」
「はい。また」
模擬戦会場に沿って、まずはお庭を見ましょうか。確か東の方に薔薇園があると聞きました。ふふ、お花を見れるのは楽しみですね。折角なら楽しみたいですし。
「あ、アリア!」
「…!アーサー」
「やっぱり君だった。試合中に姿を見かけたからもしかしたらって思ったんだ」
歩き出してすぐに、制服を着たアーサーが走り寄って来ました。髪が少し湿っていますから、シャワーも浴びた様ですね。それで走らせてしまったのは少し申し訳ないです。
「この前のドレス姿も綺麗だったけど、制服姿も可愛らしいね。髪を下ろしているのも新鮮だよ」
「…どうも」
「ふふ、照れているの?」
髪を一房掬われるなんて事、エトワリアではありませんからね。いや、極稀にシュテル先輩とかがやったりしますけど…これが日常茶飯事…?怖いです…
「アリアはこれから1人で回るのかい?」
「はい。会長達は業務的な視察へ行きました。私は少し、気になる場所を見て回ろうと思いまして」
「なら、僕がエスコートしよう。御手をどうぞ」
目の前に出された手に、思わず何を反応して良いか分からず、呆然とアーサーを見つめてしまいました。本当に慣れないです。お父様くらいですってば…!
「そうだ。黎玥先輩や生徒会の人達がアリアに会いたがっていたよ。後で連れて行ってあげる。でもまずはアリアの行きたい場所へ行こうか。何処に行きたい?」
「…えっと…先程生徒の方に、此処に薔薇園があると聞きまして…」
「彼処だね。では、行こうか」
優しく手を引かれて、思わず歩き出してしまいましたけど…視線!!しかも嫉妬とかそう言うのじゃ無い…これは…何ですか?悪い感じはしませんが此方も慣れなくて気持ちが悪いです!
〈〈〈お前らそっぽ向け下さい!!!〉〉〉
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