私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

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四章【不穏な姉妹校交流会】

お前らこっちを凝視するな下さい

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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。先程の言葉に疑問を感じつつも、会長達と共に学院内を散策しています。常に感じる鋭い視線は無視に限りますね。


「此処は…サドウ?の体験らしいな」


「サドウって何?」


「東の地域のお茶会の事です。少し異なる文化で、此方と違い紅茶では無く抹茶を飲むものですね」


「へぇ…興味深いです」


暖簾が下がった教室の奥には畳が敷かれ、完全に茶道場が再現されています。生徒の方も…矢張り着物を着ていますね。本格的です。


「後は…演劇に、中庭でオーケストラを招いた演奏があるね」


「生徒がやるんじゃないの?」


「劇団とオーケストラはプロを呼ぶらしい。何でも、一般客だけで無く、生徒も楽しませる為の催しだから。との事だ」


お金が掛かってますね…エトワリアではそういった物は全て生徒が主催していましたし…だからこその修羅場もありましたが、それはそれで達成感がありました。しかし、成程。こう言った工夫もあるのですか…


「食堂も開放されていて、一流シェフの料理が食べ放題みたいです。ビュッフェ形式で料理が並んでて、いつでも食事可能…」


「…何か、学院祭って言うよりパーティみたいなんだけど…」


ミスラ先輩の言葉にフィア先輩が苦い顔で呟きました。ええ、とても共感します。学年末パーティを凄く豪華にした物だと言われても納得するくらいには、豪華な催しが多いです。


「茶菓子の物販や、園芸部主催の薔薇の迷路。後は剣術部による模擬試合に遊戯場が生徒主催の出し物みたいだね」


「その点では、エトワリアは生徒が催す物は多かったな。しかし、特定のクラスや部活に負担が大きかったのが改善点だな」


「嗚呼。盗める物は盗んで帰ろうか」


会長達の目がギラギラしてます。あのお2人は嫌々言ってても仕事熱心ですね。しかし…


「あれがエトワリアの会長様と副会長様…」


「カッコいいですわ…!ベルドレッド様も素敵だけれど、銀髪も神秘的で…ベルドレッド様の錦糸のような髪とはまた違った魅力がありますわね」


「あの方々であれば、エストレラでもよろしいのに…エトワリアには勿体無いですわよ…」


…此処でも会長と副会長と人気は凄まじいですね。女子生徒や一般客の御婦人達も顔を赤らめてお2人を見ています。私達からすれば、見慣れた光景ですが、高確率で何かしら言われるので嫌なんですよね。


「待って、彼女がヴィンセント様の御息女のアリア様ではなくて!?」


「確かに会長様が仰っていた特徴に良く似てらっしゃるわ…本当にお人形の様な方ね。所作がとても綺麗だわ…」


「ああん、どうしてエトワリアに居らっしゃるのかしら。是非エストレラに転入して欲しいわ」


前言撤回します。私も何か注目されてるんですけれど…もしかしてベルドレッドさん何か広めました?本当に止めて下さい。会長、私は久し振りに本気で眼鏡を返して頂きたくなりました。


〈〈〈お前らこっちを凝視するな下さい!!〉〉〉
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