魔力を高める上で最も原始的で効果的な方法とその副作用

井中かわず

文字の大きさ
14 / 16

14

しおりを挟む
「せ、せんせ…またイっちゃ…んんっ….!」

「こら、犬は喋りませんよ」

ぐんと鎖に繋がれた首輪を引っ張る。
ヴィオラはベッドの上で犬の「服従のポーズ」をさせられていた。
舌で胸の突起を転がしながら、指はあそこを弄んでいる。
何度もイッてぐずぐずになったそこはすぐにヴィオラを絶頂へ導く。

「ぁん…ああっ、きゃうん!」

声を押さえようとすると本当に子犬みたいな声が出た。

「ちゃんと5回イケましたね、いいこです」

肩で息をするヴィオラの腰にかけてのラインもするすると撫でる。
喋ることを禁止されているヴィオラは「ちょうだい」のサインをした。
屈辱しかないがもう我慢できない。

ヨズキがベッドから降りるように指示をしたので床にペタンと座る。
彼は寝具に腰かけたままヴィオラを見下ろした。
むずむずとわき上がる感情に逆らえず、ヴィオラはヨズキの足しに擦りる。ヨズキはそれを優しい瞳で撫でるが、言うことは相変わらずだった。

「何が欲しいのかわからないな
"欲しいモノ"を舐めて教えてください」

ヴィオラは羞恥心を覚えながらもヨズキの足の間に入り、既に膨らんでいるそれを下着の上からはむはむと刺激する。
するとヨズキが下着を脱ぎその部分が露になった。思わず目をそらす。

「へえ、こんなものが欲しいんですか」

まるで私が変態みたいだ…。本当は違うのに。

ヴィオラは顔から火が出そうなほど真っ赤にして目を伏せながら、ぺろぺろと舌をはわす。

「上手上手」

この男…

一度出したからいつもよりさらに余裕なんだ。
ヴィオラの悪戯心が完全に裏目に出ている。意地になってはむ、と咥えた。
グッと大きくなった気がした、先端からとろりと少ししょっぱいものがあふれる。
なんだか卑猥で、胸がドキドキする。

「はは、大胆ですね。そんなにこれが欲しいんですか?」

こくこくと頷くと、鎖を引っ張って離すように指示された。
そのまま大人しく言うことを聞く。
ツウっと糸をひいていやらしかった。

「犬は後ろから犯してあげますよ」

ヴィオラを後ろ向きにすると、ズズと硬くなったものを一気にいれる。
いつもと違うところに当たり、深く奧まで届く。
しかもヨズキはしばらくそのままぐぐぐと奥を圧迫した。

「やっ…ん、あぁっっ!」

痙攣して床に突っ伏す。

「もうですか?しょうがないメス犬ですね」

「きゃっ」

バチンとお尻を叩かれた。

「…そこが可愛いです。
可愛いメス犬さんにはひとつ白状しましょう」

お尻に出来た手形をなぞりながら、ヨズキは小さな声で言う。

「貴女がフォックスと踊るところを見て妬きました…」

「ぇ…んっ」

ヨズキが首輪の鎖を引っ張る。強制的にまた四つん這いにさせられた。

「でも…、こんな貴女をフォックスは知らない。俺だけだと思うと凄く興奮するんです」

そう言って腰を掴むと激しく突き上げる。
酷く乱暴で支配的で屈辱なのに、ヴィオラははしたなく声をあげてまたイッた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

お義父さん、好き。

うみ
恋愛
お義父さんの子を孕みたい……。義理の父を好きになって、愛してしまった。

黒の神官と夜のお世話役

苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

密室に二人閉じ込められたら?

水瀬かずか
恋愛
気がつけば会社の倉庫に閉じ込められていました。明日会社に人 が来るまで凍える倉庫で一晩過ごすしかない。一緒にいるのは営業 のエースといわれている強面の先輩。怯える私に「こっちへ来い」 と先輩が声をかけてきて……?

わたしのヤンデレ吸引力が強すぎる件

こいなだ陽日
恋愛
病んだ男を引き寄せる凶相を持って生まれてしまったメーシャ。ある日、暴漢に襲われた彼女はアルと名乗る祭司の青年に助けられる。この事件と彼の言葉をきっかけにメーシャは祭司を目指した。そうして二年後、試験に合格した彼女は実家を離れ研修生活をはじめる。しかし、そこでも彼女はやはり病んだ麗しい青年たちに淫らに愛され、二人の恋人を持つことに……。しかも、そんな中でかつての恩人アルとも予想だにせぬ再会を果たして――!?

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

チャットアプリで知り合った私達はひと月の禁欲ののち…交際0日婚をした

狭山雪菜
恋愛
宗方沙絢は、短大卒業後に就職した会社を辞めて、新しい職場に転職をしていた。 新しい会社での最初の夏季休暇で、暇になったので始めた雑談チャットアプリで知り合った人と仲良くなって… この作品は「小説家になろう」でも掲載しております。

エリート課長の脳内は想像の斜め上をいっていた

ピロ子
恋愛
飲み会に参加した後、酔い潰れていた私を押し倒していたのは社内の女子社員が憧れるエリート課長でした。 普段は冷静沈着な課長の脳内は、私には斜め上過ぎて理解不能です。 ※課長の脳内は変態です。 なとみさん主催、「#足フェチ祭り」参加作品です。完結しました。

処理中です...