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第二章
第26話
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ハーリドアール王国は、ルーチェの祖国であるカルナーシェ帝国とは良好な関係で初代チュトラリー公爵の代から交流がある国だ。
チュトラリー公爵家は、ハーリドアール王国のダーレス大公家や、王族と古くから交流している。
(ダーレス大公家のアリア公女は、私より2つ年下とは聞いているけど…。仲良くなれたらいいな…。公女様は、大公家の跡継ぎ。仲良くなって損はないわ。国王陛下も皇后陛下もとても穏やかで優しい方だと伺っているから、とてもいい方なのでしょうね…。)
ルーチェは、ドレスに着替えた。
家門の色である黒に金が入ったドレスを。
「お嬢様、御出迎えの準備を…。」
「今行くわ!」
しばらくすると、遠くから馬の鳴き声がした。馬車の車輪の音も。
先に来たのは、ラグチェ一族だった。
「お初にお目にかかります。ルーチェ・ド・チュトラリーにございます。わざわざお越しいただきありがとうこざいます。」
と、ルーチェはドレスの裾を広げお辞儀をした。
すると、侯爵が帽子をとり
「ガルリス・デ・ラグチェと申します。ご招待感謝しております。」
後ろにいた、青い髪の人も
「私、シェルダー・デ・ラグチェと申します。」
それに続くように
「セリーナ・デ・ラグチェにございます。」
と挨拶をした。
すると後ろから
「久しぶりだな、ラグチェ侯爵。」
と、レンディスの声がした。
すると、シェルダーとセリーナは、侯爵よりも素早くお辞儀をし、
「お初にお目にかかります公爵閣下。セリーナ・デ・ラグチェにございます。」
「お初にお目にかかります公爵閣下。シェルダー・デ・ラグチェと申します。」
と言った。侯爵は、2人より少し遅れて
「久しぶりだな。」
と言った。
「立ち話もあれですし、中へ案内してもいいですか?」
とルーチェがレンディスに言った。
「そうだな。後ほど会おう。」
と言ってレンディスは去ってしまった。
「こちらにどうぞ。」
と言って、ルーチェは3人を宴会場へ案内した。
「ごゆっくり。」
と、ルーチェは笑顔で言った。
「ルーチェ、そのドレスとてもよく似合ってるわ!」
と、セリーナが言った。
「ありがとう。セリーナのドレスも素敵でセリーナにぴったりね。」
「今日の認定試験、お疲れ様!マスターの認定試験の中で最難関とも言われるソードマスターの認定試験に合格したんでしょう?凄いわ…!」
と、セリーナが尊敬の眼差しでルーチェを見た。
「ありがとう。普通の騎士からしたら難しいかもしれないけど、私にとっては、いつも通りのことをしているだけだから…。」
と、言うとルーチェは持っていた飲み物を一口だけ口に入れた。
(良かった。この飲み物には毒が入っていないようで。)
「ルーチェも大変ね…。」
「セリーナも、リシアール侯爵令嬢とか大変でしょう?」
「そうなのよ…。令嬢が皇后だなんて夢でも嫌だから私が頑張らないと…。」
「確かにね…。全くあの性格の悪さはどうにもならないのかなぁ。」
と半分呆れたようにルーチェがが言った。
リンデン一族も公爵邸に到着し、公子達がルーチェに挨拶をしに来た。
「チュトラリー公爵令嬢、初めまして。ヴィレン・ラ・リンデンでございます。」
(ランデルの1番上のご令兄様ね。)
「私、 エルドー・ラ・リンデンでございます。この度は認定試験合格おめでとうございます。」
(ヴィレン公子の双子のご令弟様ね。本当にそっくりね…。性格は真逆みたいだけど…。)
チュトラリー公爵家は、ハーリドアール王国のダーレス大公家や、王族と古くから交流している。
(ダーレス大公家のアリア公女は、私より2つ年下とは聞いているけど…。仲良くなれたらいいな…。公女様は、大公家の跡継ぎ。仲良くなって損はないわ。国王陛下も皇后陛下もとても穏やかで優しい方だと伺っているから、とてもいい方なのでしょうね…。)
ルーチェは、ドレスに着替えた。
家門の色である黒に金が入ったドレスを。
「お嬢様、御出迎えの準備を…。」
「今行くわ!」
しばらくすると、遠くから馬の鳴き声がした。馬車の車輪の音も。
先に来たのは、ラグチェ一族だった。
「お初にお目にかかります。ルーチェ・ド・チュトラリーにございます。わざわざお越しいただきありがとうこざいます。」
と、ルーチェはドレスの裾を広げお辞儀をした。
すると、侯爵が帽子をとり
「ガルリス・デ・ラグチェと申します。ご招待感謝しております。」
後ろにいた、青い髪の人も
「私、シェルダー・デ・ラグチェと申します。」
それに続くように
「セリーナ・デ・ラグチェにございます。」
と挨拶をした。
すると後ろから
「久しぶりだな、ラグチェ侯爵。」
と、レンディスの声がした。
すると、シェルダーとセリーナは、侯爵よりも素早くお辞儀をし、
「お初にお目にかかります公爵閣下。セリーナ・デ・ラグチェにございます。」
「お初にお目にかかります公爵閣下。シェルダー・デ・ラグチェと申します。」
と言った。侯爵は、2人より少し遅れて
「久しぶりだな。」
と言った。
「立ち話もあれですし、中へ案内してもいいですか?」
とルーチェがレンディスに言った。
「そうだな。後ほど会おう。」
と言ってレンディスは去ってしまった。
「こちらにどうぞ。」
と言って、ルーチェは3人を宴会場へ案内した。
「ごゆっくり。」
と、ルーチェは笑顔で言った。
「ルーチェ、そのドレスとてもよく似合ってるわ!」
と、セリーナが言った。
「ありがとう。セリーナのドレスも素敵でセリーナにぴったりね。」
「今日の認定試験、お疲れ様!マスターの認定試験の中で最難関とも言われるソードマスターの認定試験に合格したんでしょう?凄いわ…!」
と、セリーナが尊敬の眼差しでルーチェを見た。
「ありがとう。普通の騎士からしたら難しいかもしれないけど、私にとっては、いつも通りのことをしているだけだから…。」
と、言うとルーチェは持っていた飲み物を一口だけ口に入れた。
(良かった。この飲み物には毒が入っていないようで。)
「ルーチェも大変ね…。」
「セリーナも、リシアール侯爵令嬢とか大変でしょう?」
「そうなのよ…。令嬢が皇后だなんて夢でも嫌だから私が頑張らないと…。」
「確かにね…。全くあの性格の悪さはどうにもならないのかなぁ。」
と半分呆れたようにルーチェがが言った。
リンデン一族も公爵邸に到着し、公子達がルーチェに挨拶をしに来た。
「チュトラリー公爵令嬢、初めまして。ヴィレン・ラ・リンデンでございます。」
(ランデルの1番上のご令兄様ね。)
「私、 エルドー・ラ・リンデンでございます。この度は認定試験合格おめでとうございます。」
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