私の人生リスタート

雷衣

文字の大きさ
37 / 55
第二章

第27話

しおりを挟む
リンデン一族も公爵邸に到着し、公子達がルーチェに挨拶をしに来た。
「チュトラリー公爵令嬢、初めまして。ヴィレン・ラ・リンデンでございます。」
(ランデルの1番上のご令兄様ね。)
「私、 エルドー・ラ・リンデンでございます。この度は認定試験合格おめでとうございます。」
(ヴィレン公子の双子のご令弟様ね。本当にそっくりね…。性格は真逆みたいだけど…。) 
ヴィレン公子は、とても真面目な性格なのに対し、エルドー公子は、ランデルよりも自由人という言葉が似合う人物だ。
「ありがとうこざいます。わざわざ来ていただいてありがとうこざいます。」
「いえいえ。」
と言うと、公子はシェルダーのところへ行ったエルドーの方を見て、
「失礼します。」
と言って、エルドーのいる方へ向かった。
(エルドー公子、どれだけヴィレン公子に信用されてないのよ…。)
「久しぶり、ルーチェとセリーナ。」
「あっ、ランデル。」
「お久しぶりですね。ランデル公子。」
と、ルーチェと、セリーナがランデルに言った。
「認定試験合格おめでとう。俺も戦術の認定試験合格できるように頑張るよ。」
と、ランデルがルーチェにいった。
(前世では、ランデルは最年少の認定試験合格者だったわ…。もちろん戦術でね。最年少だったシェルダー公子を上回って最年少になっていたものね。確かランデルが17歳の頃だったかしら…。でも、ランデルは前世よりも前に騎士になっているから、前後するかもよね。)
「うん、ありがと。頑張って。」
と言うと、セリーナが
「話、変わるけど、再来月、婚約者の発表があったよね…。」
といった。すると、ランデルが
「そういば、そうだったな。」
と、考えた後に言った。ルーチェは
「そうだったの?!」
と言った。ランデルは、
「そんな…。国の一大行事だぞ?」
「最近色々ありすぎて忘れてたわ…。で、それがどうかしたの?」
と、再び視線をセリーナに向ける。
「他のご令嬢に負けたくはないけど…、その後私が次期皇后となれば、ルーチェや、ランデルは私のことは、友達ではなく、主君として見られるでしょう?それが、少し…。ごめんなさい。私のわがまま…。」
と、少し寂しそうな顔をして下を向いてしまった。
「まぁ、表向きはそうなるわよね…。団長になったとしても、騎士だということに変わりはないからね。でも、逆にその立場を利用することもできるんじゃないかしら?」
セリーナは、
「…どういうこと?」
といった。
「セリーナの命令に逆らえなくなるでしょ?」
と言ってルーチェはセリーナに微笑んだ。すると、セリーナは、
「そういう事ね!」
と言って笑った。

「あのさ、2人とも最近忙しそうだけど何かあった…?」
と、セリーナが不思議そうに聞いた。
「制圧に行く準備と、婚約者の発表、ルーチェは認定試験もあるからな…。」
とランデルがルーチェの方を見て言った。
「2つ、3つも重なると大変よね…。どちらも、結構重要だし…。」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

弁えすぎた令嬢

ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
 元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。  彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。  彼女は思った。 (今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。  今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。  小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

冷徹宰相様の嫁探し

菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。 その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。 マレーヌは思う。 いやいやいやっ。 私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!? 実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。 (「小説家になろう」でも公開しています)

おばちゃんダイバーは浅い層で頑張ります

きむらきむこ
ファンタジー
ダンジョンができて十年。年金の足しにダンジョンに通ってます。田中優子61歳

処理中です...