14 / 14
4章
距離
しおりを挟む手紙に書かれていた通り始の帰りは遅く、最後に体を重ねた日から1週間が経とうとしているが1度も始の顔を見ることが無い生活を送っていた。
思わず溜息が零れる。
何回か始に「おかえり」と声をかけるだけでもと思いリビングにあるソファに座りながら寝ずに待っていたが体調がまだ快復していない事もあってか、気づいたら朝になっていて始の姿はなかった。
始会いたいよ、凄く会いたいどうして同じ家に住んでいるのにここまで会えないんだろう。
やっぱり少し距離を置かれてしまっているのだろうか、と気がつくとネガティブな方へと思考が行ってしまいどうしようもなくなるので考え無いようにと意識を逸らす。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
15
この作品の感想を投稿する
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる