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シマメ国での冒険!
絵の中のせかい
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「誰ですか?」
女の子は驚いた顔をしてこっちを見た。
「えっと、アクアマリンネフライトでしゅ!」
「ホタルでしゅ!」
「ネフライト?ネフライト国のお姫様?」
「はい!おねえしゃんは誰でしゅか?」
「私はフローラ。シマメ国のお姫様。」
あれ?シマメ国?シマメ国のお姫様はホタルちゃんだよ?
「フローラしゃん、今シマメ国のおうしゃま誰でしゅか?」
もしかして…
「え?今はオブシディアン国王よ?」
も、もしかして…
「たいむしゅりっぷー!?」
「なんでしゅかそれ美味しいでしゅか?」
ホタルちゃんはキョトンと首を傾げてこっちを見る。
「たいむしゅりっぷ?って何ですか?」
私はホタルちゃんをグイッと近くに引っ張り、コソコソと説明した。
「わたしたちは多分二百年前ぐらいのシマメ国にいるんでしゅ」
本で読んだことがある。思いが強い本や絵はタイムスリップする鍵になると。
「えー!」
「シー!」
「ホタルちゃん、そんな大きい声出しちゃダメだよ。」
「ごめんなしゃい。」
「あ、あの…」
あ!フローラさん置いてけぼりになってる!
「えっと、あの。」
《アクアマリン!この人僕知ってるよ!》
(えー!?)
《この人はね、もう1人の契約できる人、アクアマリンと同じ能力を持ってる!》
(えーー!?)
《声が聞こえるはず。》
“フローラ、こいつら追い出さなくていいのか?”
‘大丈夫。女の子の方は私と同じ宝石獣と契約してるわ。しかもかなりの数とね。’
“そ、それは凄いな”
(あのお…)
‘アクアマリンちゃんでしょ?’
(は、はい。)
‘貴方達タイムスリップしてきたのね。’
(はい)
《し、師匠!》
“この声は、白兎だな!お前契約したんだな!”
《はい琥珀という名前をつけてもらいました。》
“良かったなあ。君が琥珀の契約者か、俺はスカイ。鵺だ。”
(アクアマリンです。後、琥珀は友達!)
“そうか。良かったなあ。琥珀”
《てへへ。》
「そ、れ、よ、り、」
はっ!そうだったホタルちゃん!
ホタルちゃんの方を見ると、ポカンとしていた。
「何見つめあってたのー?」
「「なんでもない。」」
「そっか。」
「2人をここに呼んだのはわたしです。」
フローラさんは座り、私達も座った。
「さて、最初から説明して。どうやってここまで来たか。」
そういえば。説明するの忘れてたっけ。
「えっと、 多分おねえしゃんの肖像画を見つけたんでしゅ。気になって近づいたら、周りが光り出して、近づいたらここにいたんでしゅ。」
「やっぱりね。」
フローラさんは納得したようにコクコクと頷いた。
「どう言うことでしゅか?」
「今この国、もしかしたら世界まで侵略されそうになっているの。」
ええええええー!?
「でもわたしたち平和に暮らしているよ?」
「うんうん」
ホタルちゃんも頷いた。
「今帰ったら侵略されていると思うわ。」
「うえええええ!?」
「助けなくちゃ!」
「ずっとそう言ってるじゃない。」
フローラさんは呆れていた。
「まず最初は私の部屋に行きましょう。まあ地下室なんだけどね。」
ちかしつ?
「まあ来て。」
私とホタルちゃんはフローラさんの手を繋ぎ、フローラさんのへや?へと向かった。
女の子は驚いた顔をしてこっちを見た。
「えっと、アクアマリンネフライトでしゅ!」
「ホタルでしゅ!」
「ネフライト?ネフライト国のお姫様?」
「はい!おねえしゃんは誰でしゅか?」
「私はフローラ。シマメ国のお姫様。」
あれ?シマメ国?シマメ国のお姫様はホタルちゃんだよ?
「フローラしゃん、今シマメ国のおうしゃま誰でしゅか?」
もしかして…
「え?今はオブシディアン国王よ?」
も、もしかして…
「たいむしゅりっぷー!?」
「なんでしゅかそれ美味しいでしゅか?」
ホタルちゃんはキョトンと首を傾げてこっちを見る。
「たいむしゅりっぷ?って何ですか?」
私はホタルちゃんをグイッと近くに引っ張り、コソコソと説明した。
「わたしたちは多分二百年前ぐらいのシマメ国にいるんでしゅ」
本で読んだことがある。思いが強い本や絵はタイムスリップする鍵になると。
「えー!」
「シー!」
「ホタルちゃん、そんな大きい声出しちゃダメだよ。」
「ごめんなしゃい。」
「あ、あの…」
あ!フローラさん置いてけぼりになってる!
「えっと、あの。」
《アクアマリン!この人僕知ってるよ!》
(えー!?)
《この人はね、もう1人の契約できる人、アクアマリンと同じ能力を持ってる!》
(えーー!?)
《声が聞こえるはず。》
“フローラ、こいつら追い出さなくていいのか?”
‘大丈夫。女の子の方は私と同じ宝石獣と契約してるわ。しかもかなりの数とね。’
“そ、それは凄いな”
(あのお…)
‘アクアマリンちゃんでしょ?’
(は、はい。)
‘貴方達タイムスリップしてきたのね。’
(はい)
《し、師匠!》
“この声は、白兎だな!お前契約したんだな!”
《はい琥珀という名前をつけてもらいました。》
“良かったなあ。君が琥珀の契約者か、俺はスカイ。鵺だ。”
(アクアマリンです。後、琥珀は友達!)
“そうか。良かったなあ。琥珀”
《てへへ。》
「そ、れ、よ、り、」
はっ!そうだったホタルちゃん!
ホタルちゃんの方を見ると、ポカンとしていた。
「何見つめあってたのー?」
「「なんでもない。」」
「そっか。」
「2人をここに呼んだのはわたしです。」
フローラさんは座り、私達も座った。
「さて、最初から説明して。どうやってここまで来たか。」
そういえば。説明するの忘れてたっけ。
「えっと、 多分おねえしゃんの肖像画を見つけたんでしゅ。気になって近づいたら、周りが光り出して、近づいたらここにいたんでしゅ。」
「やっぱりね。」
フローラさんは納得したようにコクコクと頷いた。
「どう言うことでしゅか?」
「今この国、もしかしたら世界まで侵略されそうになっているの。」
ええええええー!?
「でもわたしたち平和に暮らしているよ?」
「うんうん」
ホタルちゃんも頷いた。
「今帰ったら侵略されていると思うわ。」
「うえええええ!?」
「助けなくちゃ!」
「ずっとそう言ってるじゃない。」
フローラさんは呆れていた。
「まず最初は私の部屋に行きましょう。まあ地下室なんだけどね。」
ちかしつ?
「まあ来て。」
私とホタルちゃんはフローラさんの手を繋ぎ、フローラさんのへや?へと向かった。
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