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第151話 残機3
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剣が僕の身体を刺し貫いた。
激痛が全身を襲う。
HPが急激に減って行く。
「ユウタ……」
背後にいるマリアンが僕の名を呼ぶ。
僕は彼女を救うために彼女の盾となった。
(邪魔するか! このまま、二人とも串刺しにして連結させてやる!)
剣が叫ぶ。
切り揉みしながら剣が僕の身体に剣がめり込んでいく。
「ユウター!」
フィナが剣の柄を握る。
そして、それを僕の身体から思いきり引き抜こうとする。
「もう! 師匠は私と遊ぶの!」
(おお! フィナ! お前と遊ぶのはユウタとマリアンを殺した後だからな)
師匠こと、剣はそう答えるとフィナの力に抗うがごとく僕の身体にその刀身をめり込ませた。
「ユウタ!」
リンネも駆け寄る。
剣の刀身にクナイの先端を打ち込むが、それを砕くことは出来ない。
「大回復!」
ガイアが僕に治癒魔法を掛ける。
だが、もう遅かった。
剣の先端が僕の心臓に達していた。
この世界において、モンスターや人間を一撃で倒す方法がある。
心臓を狙う、そして潰す。
それだけだ。
だが、これが難しい。
かなりの低確率で、1/10000の確率だと言われている。
この剣のモンスターは、自らの意思で、剣として振る舞う。
そこには人間という余計な存在が無い。
だから、剣としての効率が良い動きを存分に発揮出来る。
心臓にピンポイントな攻撃を繰り出すことだって可能なのだ。
……だけど、それがこの剣のモンスターにとっては命とりなのだ。
(おおっ!)
剣にひびが入る。
僕の身体が白く光り輝いた。
マリアンに殺され掛かった時の様に。
まるで、僕が僕自身の身体を守るバリアの様に光は内側から外に広がった。
光を浴びた剣はひびが入ったところから刃こぼれを起こし、やがて粉々に砕け散った。
「ユ、ユウタ……、なんて神々しいんだ!」
僕の光を最も近くで浴びたのはマリアンだった。
彼女のHPは全回復していた。
そして、ボロボロに砕けかけていた鎧や武器も修復されていた。
「ユウタさん!」
ガイアが僕の手を取る。
「ごめんなさい! 私……」
「いいんです。人間、全ての人間を愛せる訳が無い」
泣きじゃくるガイアの頭を僕は撫でた。
「だけど……僕だけは皆を救います」
僕は僕を取り囲む皆に向かって、そう宣言した。
「これが救世主……」
一人、輪の外にいるアスミが無表情でそう言った。
「おい、ユウタ」
マリアンが、僕の頭を指差す。
「何ですか?」
「その数字……」
「え?」
「お前の頭の上に、数字が出てるぞ」
一体どういうことだ?
上目で観ようとしたが、自分の頭の真上を見る事なんて出来ない。
ガイアがこう言った。
「ユウタさん、3です!」
つづく
激痛が全身を襲う。
HPが急激に減って行く。
「ユウタ……」
背後にいるマリアンが僕の名を呼ぶ。
僕は彼女を救うために彼女の盾となった。
(邪魔するか! このまま、二人とも串刺しにして連結させてやる!)
剣が叫ぶ。
切り揉みしながら剣が僕の身体に剣がめり込んでいく。
「ユウター!」
フィナが剣の柄を握る。
そして、それを僕の身体から思いきり引き抜こうとする。
「もう! 師匠は私と遊ぶの!」
(おお! フィナ! お前と遊ぶのはユウタとマリアンを殺した後だからな)
師匠こと、剣はそう答えるとフィナの力に抗うがごとく僕の身体にその刀身をめり込ませた。
「ユウタ!」
リンネも駆け寄る。
剣の刀身にクナイの先端を打ち込むが、それを砕くことは出来ない。
「大回復!」
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だが、もう遅かった。
剣の先端が僕の心臓に達していた。
この世界において、モンスターや人間を一撃で倒す方法がある。
心臓を狙う、そして潰す。
それだけだ。
だが、これが難しい。
かなりの低確率で、1/10000の確率だと言われている。
この剣のモンスターは、自らの意思で、剣として振る舞う。
そこには人間という余計な存在が無い。
だから、剣としての効率が良い動きを存分に発揮出来る。
心臓にピンポイントな攻撃を繰り出すことだって可能なのだ。
……だけど、それがこの剣のモンスターにとっては命とりなのだ。
(おおっ!)
剣にひびが入る。
僕の身体が白く光り輝いた。
マリアンに殺され掛かった時の様に。
まるで、僕が僕自身の身体を守るバリアの様に光は内側から外に広がった。
光を浴びた剣はひびが入ったところから刃こぼれを起こし、やがて粉々に砕け散った。
「ユ、ユウタ……、なんて神々しいんだ!」
僕の光を最も近くで浴びたのはマリアンだった。
彼女のHPは全回復していた。
そして、ボロボロに砕けかけていた鎧や武器も修復されていた。
「ユウタさん!」
ガイアが僕の手を取る。
「ごめんなさい! 私……」
「いいんです。人間、全ての人間を愛せる訳が無い」
泣きじゃくるガイアの頭を僕は撫でた。
「だけど……僕だけは皆を救います」
僕は僕を取り囲む皆に向かって、そう宣言した。
「これが救世主……」
一人、輪の外にいるアスミが無表情でそう言った。
「おい、ユウタ」
マリアンが、僕の頭を指差す。
「何ですか?」
「その数字……」
「え?」
「お前の頭の上に、数字が出てるぞ」
一体どういうことだ?
上目で観ようとしたが、自分の頭の真上を見る事なんて出来ない。
ガイアがこう言った。
「ユウタさん、3です!」
つづく
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