12 / 40
第1章
パーティーでの依頼
しおりを挟む
「へぇ。レオって恐暴竜なんだ」
「まあ、半分だけどね」
俺達は今パーティーで依頼を受けている。
内容はオーガ十体。
今回の依頼はお互いの実力を正確に知るために受けたものだ。
オーガは日本でいう赤鬼みたいなものだ。
デカイ図体に赤い皮膚、額に一本の角とそのまんまで、力が強く体が頑丈だ。
俺達は今オーガが生息している東の森で俺の鷹の魔眼で見つけたオーガのところに向かっている。
今回はオーガがいる場所に転移しないで歩いて向かっているのでその道中で話しながら進んでいる。
ちなみにこの森に来る時はアイリスと一緒に転移したのでアイリスは驚いていた。
「半分ってことはもう半分は人なの?」
「厳密には超越者だよ」
「へぇ~すごいわね」
「別にそんなことないよ。おっ、そろそろ見えそうだ」
俺達は一旦会話を中断し、発見したオーガに隠れながら近づく。
十分近づいたところで作戦を立てる。
「作戦はどうするの?」
「俺が先陣を切るからアイリスは魔法で援護を頼む」
「了解。打つ時の合図はどうする?」
「必要ない。俺がアイリスに合わせるよ」
「……わかった」
アイリスは訝しげな視線を俺に向けるが了承してくれた。
作戦が決まったので俺とアイリスは臨戦態勢に入る。
オーガは全体で三体。
右側に一体、左側に二体いる。
俺は“鷹の魔眼”を上空から発動し右側のオーガに突っ込む。
急に敵が現れたのでオーガ達は驚くがすぐに俺を敵と認識し俺に襲いかかってくる。
一番近い右側のオーガは俺に向かって右手に持っている棍棒を振り下ろしてくるが俺は腕の外側に回り込むようにして移動しオーガと右腕を切り落とす。
その痛みにオーガは叫び声をあげる。
その内に俺はそのオーガの太い首を刀で斬りとばす。
オークより硬かったがが問題は無い。
一体を倒したが他の二体が俺に向かって来ている。
しかしそこにアイリスの魔法の“ファイアーボール”が二つ牽制で放たれる。
見事にオーガ二体の顔に命中しオーガは怒りアイリスの方に向かう。
その間に俺が入り壁になる事によってカバーする。
オーガ達は目の前に出てきた俺に狙いを定め攻撃してくるが俺はそれを刀で防ぐ、もしくは弾いたりして攻撃を通させない。
その間にアイリスが今度は“フレイムランス”を二つ放つ。
その軌道上に俺もいるが俺はそれを“鷹の魔眼”を使って一瞥もせずに右に避ける。
俺が障害物になっていた事によってオーガ達は反応が遅れ魔法をまともにくらって胴体に風穴ができ絶命する。
俺はオーガの死体に近づいて死んだ事を確認しアイリスの方へ向かう。
「おつかれ~」
「おう、おつかれ」
アイリスがそう声をかけてくるので俺もそれに答える。
「まさか本当に私に合わせるとはね。見ないで避けた時はびっくりしたよ」
「ていうかあれ俺が避けれなかったらどうするの?」
「自分で合わせるって言ったでしょ。それに恐暴竜ならすぐに治るでしょ?」
「まあそうだけど」
アイリスが今言ったように恐暴竜には再生能力があり腕を斬られてもくっつければ治るし腹に小さな穴が開いても時間があれば治る。
「じゃあそろそろ討伐証明の部位を回収しよっか」
「あ、それ俺がしまうからやらなくて大丈夫だよ」
「えっ?しまうってどういう事?」
「こういう事」
そう言って俺はオーガの死体をインベントリにしまう。
「……今のってアイテムボックス?」
「いや、インベントリって言う時空間魔法」
「はあ、レオといると飽きないわね」
「そんなこと言ってないで早く次に行かないと日が暮れるぞ」
「そうだったね。急がないと」
そう言って俺達はオーガを探しに行った。
「まあ、半分だけどね」
俺達は今パーティーで依頼を受けている。
内容はオーガ十体。
今回の依頼はお互いの実力を正確に知るために受けたものだ。
オーガは日本でいう赤鬼みたいなものだ。
デカイ図体に赤い皮膚、額に一本の角とそのまんまで、力が強く体が頑丈だ。
俺達は今オーガが生息している東の森で俺の鷹の魔眼で見つけたオーガのところに向かっている。
今回はオーガがいる場所に転移しないで歩いて向かっているのでその道中で話しながら進んでいる。
ちなみにこの森に来る時はアイリスと一緒に転移したのでアイリスは驚いていた。
「半分ってことはもう半分は人なの?」
「厳密には超越者だよ」
「へぇ~すごいわね」
「別にそんなことないよ。おっ、そろそろ見えそうだ」
俺達は一旦会話を中断し、発見したオーガに隠れながら近づく。
十分近づいたところで作戦を立てる。
「作戦はどうするの?」
「俺が先陣を切るからアイリスは魔法で援護を頼む」
「了解。打つ時の合図はどうする?」
「必要ない。俺がアイリスに合わせるよ」
「……わかった」
アイリスは訝しげな視線を俺に向けるが了承してくれた。
作戦が決まったので俺とアイリスは臨戦態勢に入る。
オーガは全体で三体。
右側に一体、左側に二体いる。
俺は“鷹の魔眼”を上空から発動し右側のオーガに突っ込む。
急に敵が現れたのでオーガ達は驚くがすぐに俺を敵と認識し俺に襲いかかってくる。
一番近い右側のオーガは俺に向かって右手に持っている棍棒を振り下ろしてくるが俺は腕の外側に回り込むようにして移動しオーガと右腕を切り落とす。
その痛みにオーガは叫び声をあげる。
その内に俺はそのオーガの太い首を刀で斬りとばす。
オークより硬かったがが問題は無い。
一体を倒したが他の二体が俺に向かって来ている。
しかしそこにアイリスの魔法の“ファイアーボール”が二つ牽制で放たれる。
見事にオーガ二体の顔に命中しオーガは怒りアイリスの方に向かう。
その間に俺が入り壁になる事によってカバーする。
オーガ達は目の前に出てきた俺に狙いを定め攻撃してくるが俺はそれを刀で防ぐ、もしくは弾いたりして攻撃を通させない。
その間にアイリスが今度は“フレイムランス”を二つ放つ。
その軌道上に俺もいるが俺はそれを“鷹の魔眼”を使って一瞥もせずに右に避ける。
俺が障害物になっていた事によってオーガ達は反応が遅れ魔法をまともにくらって胴体に風穴ができ絶命する。
俺はオーガの死体に近づいて死んだ事を確認しアイリスの方へ向かう。
「おつかれ~」
「おう、おつかれ」
アイリスがそう声をかけてくるので俺もそれに答える。
「まさか本当に私に合わせるとはね。見ないで避けた時はびっくりしたよ」
「ていうかあれ俺が避けれなかったらどうするの?」
「自分で合わせるって言ったでしょ。それに恐暴竜ならすぐに治るでしょ?」
「まあそうだけど」
アイリスが今言ったように恐暴竜には再生能力があり腕を斬られてもくっつければ治るし腹に小さな穴が開いても時間があれば治る。
「じゃあそろそろ討伐証明の部位を回収しよっか」
「あ、それ俺がしまうからやらなくて大丈夫だよ」
「えっ?しまうってどういう事?」
「こういう事」
そう言って俺はオーガの死体をインベントリにしまう。
「……今のってアイテムボックス?」
「いや、インベントリって言う時空間魔法」
「はあ、レオといると飽きないわね」
「そんなこと言ってないで早く次に行かないと日が暮れるぞ」
「そうだったね。急がないと」
そう言って俺達はオーガを探しに行った。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,720
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる