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第2章
特訓
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ギンハが仲間に加わって二週間が経った。
俺達は今ギンハを連れて依頼を達成しにモンスターのいる森で討伐対象を探している。
なぜギンハが一緒にいるかというと俺とアイリスが冒険者をやっている事を彼女に伝えたら手伝いたいと言ったので冒険者ギルドに登録してもらった。
俺からしたらギンハに手伝ってもらうのはありがたい。
なぜなら彼女の種族である銀狼は戦闘に特化しておりさらに戦闘向きの固有魔法を使えるからだ。
料理ができるギンハは珍しい部類だ。
ちなみに鑑定したギンハのステータスはこんな感じになっている。
ギンハ 15歳 女
種族 獣人・銀狼
職業 獣刀士 lv1
ステータス
HP 630/630
MP 520/520
力 420
防御 230
魔力 300
敏捷 640
技術 1050
スキル
刀術4、抜刀術4、体術3、土系魔法3、無魔法3、生活魔法4、魔力制御3、魔力探知2、
気配探知2、料理5
固有魔法
影魔法
職業の獣刀士というのは彼女に使いたい武器を訊いた時に俺と同じ武器と言われて俺がギンハを鍛えた結果ついたものだ。
ちなみに刀は俺が村で使用していたものを使ってもらっている。
スキルについては鍛えてたったの二週間でここまで上がってしまった。
これには理由がありおそらくギンハの技術が高いからだろう。
技術には器用さ以外にもスキルの成長速度の意味合いがある。
ギンハの技術は母さん以上なので途轍もなくスキルの成長が早い。
実際彼女は最初のスキルは料理しかなかったくらいだ。
おそらくこの技術の高さはギンハが前にいた村で身につけたものだろう。
何年間どんな環境で生活していたかわからないが多分そのはずだ。
ギンハは今日まで俺と稽古をしアイリスと魔法の練習をしていたので戦闘経験はない。
つまり今日がデビュー戦となる。
依頼の内容はゴブリン10体の討伐。
よほどのことがない限り大丈夫だろう。
今は俺が“鷹の魔眼”を使ってゴブリンを見つけたのでそこに向かっている。
「私にできるでしょうか?」
「きっと大丈夫だろ。今日まで頑張ってきたんだから」
「そうだよ。それに私とレオがいるから安心して」
「……はい、ありがとうございます」
ギンハは初めてモンスターと戦うので緊張しているようだ。
今の彼女の服はロングスカートにノースリーブではなくズボンに長袖を着て上からレザーアーマーをつけている。
歩き始めてから10分程で俺達はゴブリンがいる場所へ着いた。
数は6体。
初戦としては丁度いいだろう。
「ギンハ、相手はあのゴブリン6体だ。大丈夫だと思うけど気をつけて行ってこい」
「……はい、わかりました」
そう言うとギンハは魔法を発動する。
使う魔法は影魔法の“影移動”。
これは範囲内の影から影に移動する魔法で奇襲に便利だ。
“影移動”を発動したギンハは一番近くのゴブリンの影に移動し影から出て抜刀し素早く首を斬る。
それに気づいた他のゴブリンはギンハに襲いかかるがギンハは土系魔法の“ロックショット”を使い迎撃する。
“ロックショット”は“ロックバレット”よりも範囲が広いためこういう時は便利だ。
まともにくらったゴブリン5体が怯んでいる隙にギンハは距離を詰めて手前の2体の首を切り落とす。
残ったゴブリン3体は逃げようとするがギンハはそれを影魔法の“影縛”を使い動きを封じる。
後は動けなくなったゴブリンにとどめを刺して終わった。
ゴブリンの息の根が止まっているか確認したギンハはこっちに戻ってくる。
「あの……うまくできたでしょうか?」
「そんなに心配しなくてもうまくできていたよ」
「ありがとうございます」
俺がそう言うとギンハは嬉しそうに返事をする。
その後俺達はギンハの特訓を目的とした依頼を終わらせて転移で王都へと戻った。
俺達は今ギンハを連れて依頼を達成しにモンスターのいる森で討伐対象を探している。
なぜギンハが一緒にいるかというと俺とアイリスが冒険者をやっている事を彼女に伝えたら手伝いたいと言ったので冒険者ギルドに登録してもらった。
俺からしたらギンハに手伝ってもらうのはありがたい。
なぜなら彼女の種族である銀狼は戦闘に特化しておりさらに戦闘向きの固有魔法を使えるからだ。
料理ができるギンハは珍しい部類だ。
ちなみに鑑定したギンハのステータスはこんな感じになっている。
ギンハ 15歳 女
種族 獣人・銀狼
職業 獣刀士 lv1
ステータス
HP 630/630
MP 520/520
力 420
防御 230
魔力 300
敏捷 640
技術 1050
スキル
刀術4、抜刀術4、体術3、土系魔法3、無魔法3、生活魔法4、魔力制御3、魔力探知2、
気配探知2、料理5
固有魔法
影魔法
職業の獣刀士というのは彼女に使いたい武器を訊いた時に俺と同じ武器と言われて俺がギンハを鍛えた結果ついたものだ。
ちなみに刀は俺が村で使用していたものを使ってもらっている。
スキルについては鍛えてたったの二週間でここまで上がってしまった。
これには理由がありおそらくギンハの技術が高いからだろう。
技術には器用さ以外にもスキルの成長速度の意味合いがある。
ギンハの技術は母さん以上なので途轍もなくスキルの成長が早い。
実際彼女は最初のスキルは料理しかなかったくらいだ。
おそらくこの技術の高さはギンハが前にいた村で身につけたものだろう。
何年間どんな環境で生活していたかわからないが多分そのはずだ。
ギンハは今日まで俺と稽古をしアイリスと魔法の練習をしていたので戦闘経験はない。
つまり今日がデビュー戦となる。
依頼の内容はゴブリン10体の討伐。
よほどのことがない限り大丈夫だろう。
今は俺が“鷹の魔眼”を使ってゴブリンを見つけたのでそこに向かっている。
「私にできるでしょうか?」
「きっと大丈夫だろ。今日まで頑張ってきたんだから」
「そうだよ。それに私とレオがいるから安心して」
「……はい、ありがとうございます」
ギンハは初めてモンスターと戦うので緊張しているようだ。
今の彼女の服はロングスカートにノースリーブではなくズボンに長袖を着て上からレザーアーマーをつけている。
歩き始めてから10分程で俺達はゴブリンがいる場所へ着いた。
数は6体。
初戦としては丁度いいだろう。
「ギンハ、相手はあのゴブリン6体だ。大丈夫だと思うけど気をつけて行ってこい」
「……はい、わかりました」
そう言うとギンハは魔法を発動する。
使う魔法は影魔法の“影移動”。
これは範囲内の影から影に移動する魔法で奇襲に便利だ。
“影移動”を発動したギンハは一番近くのゴブリンの影に移動し影から出て抜刀し素早く首を斬る。
それに気づいた他のゴブリンはギンハに襲いかかるがギンハは土系魔法の“ロックショット”を使い迎撃する。
“ロックショット”は“ロックバレット”よりも範囲が広いためこういう時は便利だ。
まともにくらったゴブリン5体が怯んでいる隙にギンハは距離を詰めて手前の2体の首を切り落とす。
残ったゴブリン3体は逃げようとするがギンハはそれを影魔法の“影縛”を使い動きを封じる。
後は動けなくなったゴブリンにとどめを刺して終わった。
ゴブリンの息の根が止まっているか確認したギンハはこっちに戻ってくる。
「あの……うまくできたでしょうか?」
「そんなに心配しなくてもうまくできていたよ」
「ありがとうございます」
俺がそう言うとギンハは嬉しそうに返事をする。
その後俺達はギンハの特訓を目的とした依頼を終わらせて転移で王都へと戻った。
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