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第2章
戦い終わって
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ゴブリンの集落を殲滅した後、冒険者総出で全ての魔石を回収してから王都へ帰還した。
この戦いで冒険者側には十数人の犠牲者が出た。
亡くなった冒険者達の遺体や遺品を回収するのに時間がかかり王都に着いたのは戦い終わってから2日後の夕方だった。
王都に戻った後、依頼達成ということで報酬は後日渡されることになりその日は解散となった。
依頼が完了し、一旦泊まっている宿へ行くため冒険者ギルドから出ようとすると後ろから声をかけられた。
「おい、ちょっと待ってくれレオ」
「ん?なんですかザックさん?」
声をかけてきたのはザックさんだった。
「今から俺、ムイ、ロビン、イオの4人で冒険者ギルドの酒場で打ち上げに行くんだがお前らも来るか?」
「俺達が行ってもいいんですか?」
「おう、むしろ今回の緊急依頼で一番活躍した奴らがいた方が面白いからな」
「わかりました。そういうことなら……、あっ、でもちょっと待ってください」
「なんだ?」
「ギンハは奴隷なんですけど来ても大丈夫ですか?」
「なんだそんなことか、少なくとも俺たち四人はお前ら三人を認めているから大丈夫だと思うぞ」
「そうですか、なら参加させてもらいます。アイリスとギンハはいい?」
「私はいいよ」
「本当に私は参加してもよろしいのでしょうか?」
「今ザックさんに聞いたから大丈夫だって。だから一緒に来ても問題ないよ」
「……はい、ありがとうございます」
ギンハはそう言って嬉しそうに笑った。
「全員来るみたいだな。じゃあついてきてくれ。俺以外の三人が座って待っているテーブルに案内する」
先導するザックさんに俺たちはついて行く。
冒険者ギルドの中は緊急依頼から戻ってきた人で溢れており酒場では皆酒を飲んで楽しそうに騒いでいる。。
ザックさんについていき俺達は酒場の真ん中あたりにあるテーブルへ来た。
そこにはさっきザックさんが言ってた通りにムイさん、ロビンさん、イオさんが座って待っていた。
「遅いっすよぉ~、何分待ったと思ってるんすか~」
「いや、私達そんなに待ってないでしょう」
「そうですよ、せっかく来てくれたんですからそんな変なこと言わないでくださいよ」
俺達がやっと来たことに対してイオさんが不満を垂れるがそれをムイさんとロビンさんが宥める。
俺は苦笑いしながら椅子に座る。
その後にアイリスとギンハがそれぞれ俺の右と左の椅子に座る。
「おしっ、全員席についたな。最初は何を飲む?」
「私は度数が低いのをお願い」
「僕もで」
「自分もっす」
「俺達は飲んだことがないのでそれでお願いします」
「そうか、なら全員同じのでいいな」
そう言いザックさんは7人分のエールと幾つか料理を注文する。
その後3分程で先にエールが来た。
「全員もらったか? それじゃあ依頼達成を祝って、乾杯‼︎」
「「「「「乾杯‼︎」」」」」
ギンハ以外の俺を含めた5人がザックさんの掛け声に合わせてジョッキを掲げる。
「ギンハ、どうした?」
「えっと、その…… やり方がわかなくて……」
俺が訊くとギンハは申し訳なさそうに答える。
「そっか。ザックさん、ちょっといいですか?」
「なんだ?」
「ギンハが乾杯のやり方が分からなくてできなかったのでもう一回お願いします」
「わかった」
そう言ってザックさんは咳払いをする。
「じゃあ今のを聞いてたと思うからもう一回やるぞ。依頼達成を祝って、乾杯‼︎」
「「「「「「乾杯‼︎」」」」」」
今度はギンハも混ざり全員でジョッキを掲げた。
その後はエールを飲みながら料理を食べたり雑談をしたりして時間を過ごした。
今は酔ったイオさんがギンハに絡んだり、アイリスとムイさんが飲みながら女子トークに花を咲かせたりしている。
ちなみに俺を含めた男3人は酒を飲みながら雑談をしていたが後から度数の強い酒での飲み比べになった。
飲み比べで負けた人は嫌な思い出もしくは恥ずかしい思い出を暴露するという罰ゲーム付きで。
結果負けたのは俺だった。
「……まだ気持ち悪い」
「魔法で酔いを軽減できるとかなんでもありだな」
「なんかすごいですね」
「俺からしたら俺以上に飲んでる二人が酔い潰れないのがすごいですよ」
「こればっかりは体質と慣れだな」
「そうですね」
俺が酔いを覚ますのに使った魔法は光系魔法“キュア”で体の毒や麻痺などの異常を治す魔法だ。
本当は軽減じゃなくて完全に酔いを覚ますこともできるのだが今からやる罰ゲームをシラフでできる気がしないので軽減までに留めておいた。
「さてと、レオ。いっちょ言ってみるか」
「わかってますよ」
「どんな話を話すんでしょうか」
俺は咳払いをして気持ちを整える。
「俺とアイリスが恋人同士ということをザックさんは知ってますよね」
「ああ」
「そういえばイオがそんなことを言ってましたね」
ザックさんが頷きロビンさんが聞いていたのか思い出したかのような反応をする。
「それで告白したのは俺なんですけど、したタイミングが依頼の最中だったんですよ」
「それで?」
「依頼が終わった後にアイリスから返事をもらったんですけど……俺そのとき告白したことを忘れていたんですよ」
「……はぁ?お前なにやってんだ?」
「自分から告白したのになに忘れてるんですか」
「いやそのとき意識が朦朧としていてあんまり覚えてなかったんですよ。それにすぐに思い出したので大丈夫です」
「それアイリスは知ってるのか?」
「いえ、アイリスには言ってません。ていうかアイリスには言わないでくださいよ」
「わかった」
「いいですよ」
その返事に俺はホッとしエールを飲もうとする。
「ちょっと、レオ君!ギンハが変なことになってるっす!」
イオさんの声に反応して今はイオさんの隣にいるギンハの方を見るとそこには顔が赤くなっているギンハがいた。
一見酔っているだけで体が揺れていること以外は特に変なところはない。
「イオさん、どうしたんですか?」
「ギンハの様子がおかしいんすよね」
「でも酔ってるぐらいなら普通じゃないんですか?」
「それがギンハの飲んでるエールまだ一杯目なんすよ」
「え?最初のやつですか?」
「そうっす」
「……もしかして、1杯目で酔ってるんですか?」
「多分そうっす」
俺は椅子から立ってギンハのところへと行く。
「ギンハ、大丈夫か?」
「………」
「ギンハ?、っ!?」
俺が再度声をかけるとギンハは倒れる様にしてテーブルに突っ伏した。
「すぅー…」
「寝てるな」
「寝てるっすね」
それがわかり俺は少し安心した。
「よしっ!じゃあ今日はこれでお開きにするぞ!」
ザックさんがそう言って今日の打ち上げをお開きにする。
「ギンハのことはどうするの?」
「大丈夫、俺がおぶるから」
アイリスが聞いてきたので俺はギンハをおんぶする。
今回の打ち上げの会計はザックさんがしてくれたようだった。
俺達はそのまま冒険者ギルドの外へと出た。
「今回は誘ってくれてありがとうございました」
「おう、じゃあな」
ザックさん達は俺たちに手を振ってそれぞれが泊まっている宿へと帰って行った。
「じゃあ俺たちも帰るか」
「うん」
そして俺達も自分たちが泊まっている宿へと帰った。
この戦いで冒険者側には十数人の犠牲者が出た。
亡くなった冒険者達の遺体や遺品を回収するのに時間がかかり王都に着いたのは戦い終わってから2日後の夕方だった。
王都に戻った後、依頼達成ということで報酬は後日渡されることになりその日は解散となった。
依頼が完了し、一旦泊まっている宿へ行くため冒険者ギルドから出ようとすると後ろから声をかけられた。
「おい、ちょっと待ってくれレオ」
「ん?なんですかザックさん?」
声をかけてきたのはザックさんだった。
「今から俺、ムイ、ロビン、イオの4人で冒険者ギルドの酒場で打ち上げに行くんだがお前らも来るか?」
「俺達が行ってもいいんですか?」
「おう、むしろ今回の緊急依頼で一番活躍した奴らがいた方が面白いからな」
「わかりました。そういうことなら……、あっ、でもちょっと待ってください」
「なんだ?」
「ギンハは奴隷なんですけど来ても大丈夫ですか?」
「なんだそんなことか、少なくとも俺たち四人はお前ら三人を認めているから大丈夫だと思うぞ」
「そうですか、なら参加させてもらいます。アイリスとギンハはいい?」
「私はいいよ」
「本当に私は参加してもよろしいのでしょうか?」
「今ザックさんに聞いたから大丈夫だって。だから一緒に来ても問題ないよ」
「……はい、ありがとうございます」
ギンハはそう言って嬉しそうに笑った。
「全員来るみたいだな。じゃあついてきてくれ。俺以外の三人が座って待っているテーブルに案内する」
先導するザックさんに俺たちはついて行く。
冒険者ギルドの中は緊急依頼から戻ってきた人で溢れており酒場では皆酒を飲んで楽しそうに騒いでいる。。
ザックさんについていき俺達は酒場の真ん中あたりにあるテーブルへ来た。
そこにはさっきザックさんが言ってた通りにムイさん、ロビンさん、イオさんが座って待っていた。
「遅いっすよぉ~、何分待ったと思ってるんすか~」
「いや、私達そんなに待ってないでしょう」
「そうですよ、せっかく来てくれたんですからそんな変なこと言わないでくださいよ」
俺達がやっと来たことに対してイオさんが不満を垂れるがそれをムイさんとロビンさんが宥める。
俺は苦笑いしながら椅子に座る。
その後にアイリスとギンハがそれぞれ俺の右と左の椅子に座る。
「おしっ、全員席についたな。最初は何を飲む?」
「私は度数が低いのをお願い」
「僕もで」
「自分もっす」
「俺達は飲んだことがないのでそれでお願いします」
「そうか、なら全員同じのでいいな」
そう言いザックさんは7人分のエールと幾つか料理を注文する。
その後3分程で先にエールが来た。
「全員もらったか? それじゃあ依頼達成を祝って、乾杯‼︎」
「「「「「乾杯‼︎」」」」」
ギンハ以外の俺を含めた5人がザックさんの掛け声に合わせてジョッキを掲げる。
「ギンハ、どうした?」
「えっと、その…… やり方がわかなくて……」
俺が訊くとギンハは申し訳なさそうに答える。
「そっか。ザックさん、ちょっといいですか?」
「なんだ?」
「ギンハが乾杯のやり方が分からなくてできなかったのでもう一回お願いします」
「わかった」
そう言ってザックさんは咳払いをする。
「じゃあ今のを聞いてたと思うからもう一回やるぞ。依頼達成を祝って、乾杯‼︎」
「「「「「「乾杯‼︎」」」」」」
今度はギンハも混ざり全員でジョッキを掲げた。
その後はエールを飲みながら料理を食べたり雑談をしたりして時間を過ごした。
今は酔ったイオさんがギンハに絡んだり、アイリスとムイさんが飲みながら女子トークに花を咲かせたりしている。
ちなみに俺を含めた男3人は酒を飲みながら雑談をしていたが後から度数の強い酒での飲み比べになった。
飲み比べで負けた人は嫌な思い出もしくは恥ずかしい思い出を暴露するという罰ゲーム付きで。
結果負けたのは俺だった。
「……まだ気持ち悪い」
「魔法で酔いを軽減できるとかなんでもありだな」
「なんかすごいですね」
「俺からしたら俺以上に飲んでる二人が酔い潰れないのがすごいですよ」
「こればっかりは体質と慣れだな」
「そうですね」
俺が酔いを覚ますのに使った魔法は光系魔法“キュア”で体の毒や麻痺などの異常を治す魔法だ。
本当は軽減じゃなくて完全に酔いを覚ますこともできるのだが今からやる罰ゲームをシラフでできる気がしないので軽減までに留めておいた。
「さてと、レオ。いっちょ言ってみるか」
「わかってますよ」
「どんな話を話すんでしょうか」
俺は咳払いをして気持ちを整える。
「俺とアイリスが恋人同士ということをザックさんは知ってますよね」
「ああ」
「そういえばイオがそんなことを言ってましたね」
ザックさんが頷きロビンさんが聞いていたのか思い出したかのような反応をする。
「それで告白したのは俺なんですけど、したタイミングが依頼の最中だったんですよ」
「それで?」
「依頼が終わった後にアイリスから返事をもらったんですけど……俺そのとき告白したことを忘れていたんですよ」
「……はぁ?お前なにやってんだ?」
「自分から告白したのになに忘れてるんですか」
「いやそのとき意識が朦朧としていてあんまり覚えてなかったんですよ。それにすぐに思い出したので大丈夫です」
「それアイリスは知ってるのか?」
「いえ、アイリスには言ってません。ていうかアイリスには言わないでくださいよ」
「わかった」
「いいですよ」
その返事に俺はホッとしエールを飲もうとする。
「ちょっと、レオ君!ギンハが変なことになってるっす!」
イオさんの声に反応して今はイオさんの隣にいるギンハの方を見るとそこには顔が赤くなっているギンハがいた。
一見酔っているだけで体が揺れていること以外は特に変なところはない。
「イオさん、どうしたんですか?」
「ギンハの様子がおかしいんすよね」
「でも酔ってるぐらいなら普通じゃないんですか?」
「それがギンハの飲んでるエールまだ一杯目なんすよ」
「え?最初のやつですか?」
「そうっす」
「……もしかして、1杯目で酔ってるんですか?」
「多分そうっす」
俺は椅子から立ってギンハのところへと行く。
「ギンハ、大丈夫か?」
「………」
「ギンハ?、っ!?」
俺が再度声をかけるとギンハは倒れる様にしてテーブルに突っ伏した。
「すぅー…」
「寝てるな」
「寝てるっすね」
それがわかり俺は少し安心した。
「よしっ!じゃあ今日はこれでお開きにするぞ!」
ザックさんがそう言って今日の打ち上げをお開きにする。
「ギンハのことはどうするの?」
「大丈夫、俺がおぶるから」
アイリスが聞いてきたので俺はギンハをおんぶする。
今回の打ち上げの会計はザックさんがしてくれたようだった。
俺達はそのまま冒険者ギルドの外へと出た。
「今回は誘ってくれてありがとうございました」
「おう、じゃあな」
ザックさん達は俺たちに手を振ってそれぞれが泊まっている宿へと帰って行った。
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