モィ バリーブィ～サイリスタ帝国に抗う者たち～

第5章 洗脳されたオリバー

第52話 オズワルドの総括。

俺は、ようやく彼女達の顔を見て凄く嬉しくなった。
何故って…、

それはマリナやアリーシャ達の顔が再生する様子をみて凄く嬉しそうになり、こうして見るとキレイな顔として新たな顔になる事に凄く嬉しさを感じるからだ。
それ故に彼女達の顔が元に戻ったと思い、一安心した。
何故なら、彼女達の顔が元に戻っただけで非常に嬉しくなり彼女達が本当の意味で戦える人間になると感じたから余計にそう思った。

同時に俺は、彼女達に対して凄く嬉しい顔をして、彼女達の顔を見てこれからどうやって話せば良いのか考えていた。

それ故に、これから俺が出来る事は皆にオリバーの事件を総括して彼らに話す事だと理解していた。
でなければ、サイリスタ帝国の連中の闇を暴けなくなるからな。

それ故に…、

「なぁ。信雄殿。これから話しても良いけど、大丈夫か。」

「あぁ、勿論だ。」

「ありがとうな。信雄殿。」

「あぁ。で、オズワルド。お前はオリバーの件で何を話したいんだ?」

「あぁ、信雄殿。これから僕がオリバーの件について総括をしてくれれば僕や皆が納得する。だから正々堂々と、彼の件をきちんと総括して彼の弱点を教えてあげるから。」

「了解。お前が何時でも話せる準備になったら来てほしい。故にお前がきちんと話せる状態を保ち、精神的に安定したら話すんだ…。」

「あぁ。分かっているよ。信雄殿。僕もそうしようかと思ったから余計にな。」

「了解。」

彼が話せる状態になったらじっくり俺に話してもらえれば良い。

そう俺は思いながらこれからオリバーの件を彼に上手く総括させる為に、これからオズワルドに彼の真実を話す為に肝を座らせる様にした。

そしてオズワルドが座り、彼は精神的に落ち着かせ、じっくりと話す準備を整えた…。
そして…、
ようやく、彼の話が始まった。

「では、君達にオリバーの件について話すからな。例え不都合だとしても耳をそらさないように聞いてもらいたい。」

「あぁ。是非、話してもらいたいからこそ、君に本音で語ってもらいたい。」

俺は彼にオリバーの件で本音で語らせる事を前提にする為、俺は彼に落ち着かせるようにさせた。
同時に本格的に彼からオリバーの件で重要な内容が語ってもそれは事実として受け止めなければならなかった。

「実はな。オリバーは、優秀な自由記者フリージャーナリストで、英国の問題を追求しており、僕はその彼と共に英国の問題を追求する為に行動していたんだ。」

「あぁ、君がオリバーを尊敬したのは確か、英国の問題で自由記者フリージャーナリストになって闇を追求した事が大きく評価されたからだろ?」

「うん。勿論、そうだね。だから僕はオリバーの気骨ある英国王室の批判やインターネット盗聴の問題で批判する様子を見ると僕は凄く嬉しかったんだ。」

俺は彼の顔の様子を見ると非常に嬉しい顔で本音を話しているんだと感じた。

「そうか。お前やオリバーは結構、権力に対して物を言う気骨があって最高だな。」

「その通りだよ。信雄殿。僕は自由記者フリージャーナリストとして行動していたから、その功績が評価されて凄く嬉しかったんだよ。」

「なり程な。」

僕は彼らに出来る事だけ行ってこれからオズワルドの総括をする事が非常に大事かなと思うので彼と共にパリ2街区の話をしようと思った。

「で、パリ2街区にいった俺とオリバー。ソルカはパリで起きた不審な行為に批判したが、俺は信雄殿と同じ銃撃事件でこの世界に連れ去られたんだ。」

「なる程。俺もその銃撃事件でこの世界に連れ去られた。」

つまり、彼がこの世界に流れたのも俺と同じくパリ2街区での銃撃事件になるわけか…。

「えぇ～。向こうのパリで銃撃事件が起きたの～。」

「そうみたいだよ。マリナ。」

「ああ～。だとすれば彼らがこの世界に連行した理由は何なのか気になるな。」

「あぁ、次いで話を進めようではないか。恐らく、自由記者をパリ2街区に集めて俺達をこの世界に陥れる事が非常に優先された事は間違いなかった。となると、確実にパリ2街区は自由記者を意図的に集めてこの世界に連行する構造は裏で何かあると感じた。」

「つまり。サイリスタ帝国の聖職者共が裏で何かやった訳だな。あの、糞野郎が…。」

「あぁ、確かに糞野郎だよ。」

「でも、どうしてそうするのか分からないよ～。」

「確かに自由記者だけを集めてこの世界に落とす行為など、普通はあり得ないからな。」

俺はこれらの話を聞いて様々な不自然さを気にしながら本当にこの世界に俺達を堕とした理由は何なのか調べる事にした。

そうすれば俺達を堕とした理由がわかるから余計だ…。
だから俺は、彼の異様な様子をみてこれからも絶対に闇に堕ちる自由記者たちが沢山出てくるだろうと感じた。

つまり、俺達がパリ2街区からこの世界に落とされたのはサイリスタ帝国の聖職者達が事前に落として洗脳が容易な奴とそうでない奴を二分化させてやったと俺は感じた。

それ故に、奴らの闇を絶対に暴いてやると誓い俺は奴らの徐々に追い詰めように考えた。
俺達でサイリスタ帝国の聖職者を討伐して見せると…。