モィバリーブィ～サイリスタ帝国に抗う者たち～

ЕСБの革命

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第8章フランス戦線…。

第83話オリバーVSミカエロフ。

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私は、オリバーの様子を見てすごく驚愕した。
何で最強の自由記者であったオリバーがこんな奴らに洗脳されているのかと…、
私はそう思いながら、彼がどうして変わったのか問い詰めようと考えていた。

「オリバー。お前はとっとと目覚めろ。お前がやっていることは非常に危険でやってはいけない事だと思わないのか?」

「知るか。俺は連中から多額の金をもらえたからこうして良い環境を整えられると思って得るんだよ。」

「はぁ、お前は凄く落ちた自由記者だな…。お前は何のために自由記者になったのか考えてみろ。大歩危おおぼけ野郎。」

私は、変わり果てたオリバーの行動を見てこれは間違いなくやばいと感じた。
そのせいか、本当にオリバーが無事に元通りになるのか非常に不安で仕方なかった。
同時に奴ら聖職者のやばさを身をもって感じる事ができた。
奴らはホンマ物の下道だと感じたから…、

そしてここにいるのは、連中によって間違いなく金で支配されたオリバーであり、私が憧れ、誇れるオリバーじゃないと一瞬で判断できると思った。

だから私が彼を殺さなければ間違いなく殺される可能性が十分にあると…、

「オリバー。あんたは相当、堕ちた自由記者の名前にふさわしいよ。あんたは何の為に自由記者になったのか答えてみろ。この大馬鹿野郎。」

オリバー。
今のあんたを見て私は非常にあんたを見下すようになった。
本当に今のアンタは堕ちた人間になったな。
まるで自由記者としての役割も使命も失った人としての価値観を無くした記者みたいだ。
まるで特定の組織に忖度する御用記者みたいな状態に私は本当に失望した。

だから、今の彼にはまともなことが言えるわけがないと思ったので彼の行動にそれ程、期待しなかった。
それは彼自身も私の豹変ぶりをわかっているからだろう。
故に彼は私を見下しているのだろうし、敵だから大事なことを言ってくれないと思うのは当然だ。
だから、私自身で彼を殺すしかないと思った。

けど、私も彼に対して非常に見下した態度でしか行かれない。
なぜなら、私の知るオリバーが権力に対して屈しない姿勢を持っている事が非常に大きな要因なのだろう。
その憧れと現在の様子のずれが私は彼に対して失望し、そして殺意を抱くような感情に持つのは当然だと思った。

この殺意のある感情は憧れていた人がその行動の変貌ぶり化来る失望が来ている。
故に彼を消さなければ非常に意味がないと感じるサインなのかもしれないと…、
私は感じた。
同時に憧れていた人がこんな状況に堕ちるのは失望がより殺意を増長させる要因になるかと思うと凄く心が痛む。

私はそう思いながら、彼とどう戦えば良いかと考えていた。
そして信雄殿にどう戦えばよいのか悩んでいた。

「信雄殿。私はどうやれば戦う事ができるんだ。」

「ソルカ。お前がミカエロフから教えてもらえば間違いなくシステマが使えるだろう。で、そのシステマ武術を用いて彼を撲殺して見せれば大丈夫だ。」

「そうか。ならそれで助かったから尚更、大丈夫だ。私もミカエロフによって多少のシステマ武術が使えるからおそらく私も十分に戦ると思うがな。」

「あぁ…。その気で行くんだ。でないと彼に殺されるからな。」

「勿論だ。信雄殿。私も決して気を抜いて戦おうとしはしない。気を抜いたら彼に殺される恐れが十分にあるから尚更だ。」

「ふっ。その気で行くんだ。ソルカ。」

彼が元の状態に戻らないと思うなら、信雄殿の言う通り彼を殺害して名誉を守るしかなかった。
そうしないと彼の印象がぐっと落ちてしまうと…、
だから私は彼の闇を追求するためにあらゆる手段を用いて連中を討伐する事にした。

「よし、オリバー。あんたが元に戻らないなら私はあんたを殺害して逆に名誉を守らせてやるよ。」

「ほう。そんな程度の能力で俺を殺せると思うなよ。」

「だろうね。でも、アンタが目覚めないなら私がアンタを倒すしかないと…。」

「ほう。その心意気。俺と戦うには良い度胸だな…。」

私は彼がそこまで強い奴とは思わない。
なぜなら、記者時代はそこまで大した能力を持っていなかったからな。

けど、聖職者を始めとした連中の異様な行動を見れば危険な行動をしてくることは非常に明白だと実感できた。
それ故に私はここで彼を殺して何としても彼の名誉を守ろうと考えていた。
それが彼の名誉を守る最良の手段と思いながら…、

「ソルカ。気をつけろ。奴は飛んでもない攻撃を使用してくる。しかも凄い狂気のある攻撃だから絶対によけないと逆に殺されるからな。」

私は彼らの攻撃の危険性を考えながら、ミカエロフの言葉通り連中の危険な行動を持っていると思うとここでよけなければ意味がないと感じた。

彼の名誉を守る為なら…、
私は本当に彼を倒さないといけないと思った。
それが私の役目だから…、
と私は彼を殺す決意をした。

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