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抜いてください、聖女様
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マリアンヌ様の部屋に呼び出された俺は、裸の彼女に詰め寄られた。ここに来た当初よりずっと大きくなった胸と乳首を押し当てられ、股間が反応してしまう。
「挿入禁止は建前で、実際には生で挿入を楽しんでいる聖女と神官は多いって、マルグリッド様が言ってたの」
「マリアンヌ様、しかし妊娠されてしまう可能性が…」
「聖女は貴重だから、妊娠しても出産したあとで戻ってこられるって聞いたもの」
「しかし聖女様の処女性が…」
自分でも馬鹿げた言い訳だとわかっている。処女性や穢れのなさを標榜するなら、補佐官が性欲処理に関わること自体がおかしいのだから。補佐官のペニスや性技について情報交換し、ときには相手を交換しながらセックスを楽しんでいる聖女様たちに、穢れどうこう言っても始まらない。
マリアンヌ様はうつむいた。
「バルド、私のこと嫌い?私としたくない?」
声が震えて、彼女が泣いているのだとわかる。
「嫌いであるはずがありません。マリアンヌ様は誰よりも一生懸命で国土と国民のために尽くし、聖女としての本分をまっとうしておられる立派な方です」
「だったら…!」
俺は首を振る。
「マリアンヌ様がご立派であるからこそ、私もチュートリアル担当補佐官としての職務をまっとうしたいのです。どうかご理解ください」
「チュートリアル担当補佐官…」
そうだ。チュートリアル期間はもうすぐ終わって、俺は彼女から離れる。そのあとは別の新人聖女を担当するか、他の補佐官が体調不良などで業務に入れないときに、ヘルプで他の聖女に奉仕することになる。そのときに、変な感情を残しておきたくない。
それに彼女だって、きっと初めて性的な行為をした相手が俺だから、性愛と恋愛を錯覚しているだけだ。もっと若くて見目のよい補佐官がつけば、きっとその彼に夢中になるだろう。そのときに俺が感じるだろう痛みを、予防したい。
「わかった」と答えが返ってきて、彼女は胸の見慣れないペンダントをぎゅっと握る。俺は胸の痛みを感じながらもほっとした。これでまた、彼女に出会う前の淡々とした日常に戻れるのだと。それが正しいのだと。
しかし…
「…!?」
なんだこれは。身体が熱くなる。皮膚がぞわぞわする。勝手に勃起する。彼女を抱きたくて仕方ない。
「マリアンヌ様…、これ…は…っ」
「ごめんね、バルド」
媚薬だ。マリアンヌ様が握ったペンダントが壊れ、中から液体が漏れている。これか。揮発性の高い媚薬…いや、それよりも今はここから逃げないと…
「だーめ、バルド。生ハメするの♡」
マリアンヌ様は俺を床に押し倒して俺のズボンを下ろし、ガチガチに勃起しているペニスの上にまたがった。まるでそうすることが当然であったかのように、きついところにするりと挿入ってしまう。蕩けて歓迎してくれる彼女のナカに、快楽と喜びが押し寄せる。
「うっ…ああっ…マリアンヌ様、いけませんっ…」
「ふふ、でもバルドのガチガチだよ。イキたくて仕方ないんでしょ?私ももう生ハメしないと性欲処理できないの♡バルドのせいで気持ちいいこといっぱい覚えて、淫乱になっちゃったから♡♡♡」
マリアンヌ様は動き始める。びちゃびちゃと音がする。
「ん♡あ゛♡気持ちいっ♡これがほんとのせっくす♡♡バルドの逞しいおちんぽで生ハメせっくす気持ちいっ♡♡♡」
「はっ…あっ…」
「あ゛あ゛あ゛♡バルドのおちんぽ、熱くて重くて硬くて幸せっ♡♡出し入れしたらぷるぷるのところがクリちゃんに当たるのっ♡♡♡あっついおちんぽで生ハメ♡生ハメッ♡生ハメッ♡」
マリアンヌ様の動きが激しくなってくる。
「あ…マリアンヌ…様っ…こんなの…」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛♡今おちんぽがいいとこあたってゆっ♡♡♡♡気持ちいっ気持ちいっ気持ちいっ♡♡♡あ゛♡お゛っ♡」
「抜いてください、マリアンヌ様!お願いです…」
「だめっ♡だめっ♡だめっ♡だめっ♡このままイクからっ♡生ハメでイクからっ♡あ゛あ゛あ゛♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡おっきいの来るっ…んんっ♡♡♡」
俺の上で潮を吹き、まだペニスを咥えたまま動きを止めているマリアンヌ様をそっと降ろす。嫌がる彼女に緊急用の避妊薬を飲ませて、俺は快楽の余韻と罪悪感とともに、部屋を後にした。
「挿入禁止は建前で、実際には生で挿入を楽しんでいる聖女と神官は多いって、マルグリッド様が言ってたの」
「マリアンヌ様、しかし妊娠されてしまう可能性が…」
「聖女は貴重だから、妊娠しても出産したあとで戻ってこられるって聞いたもの」
「しかし聖女様の処女性が…」
自分でも馬鹿げた言い訳だとわかっている。処女性や穢れのなさを標榜するなら、補佐官が性欲処理に関わること自体がおかしいのだから。補佐官のペニスや性技について情報交換し、ときには相手を交換しながらセックスを楽しんでいる聖女様たちに、穢れどうこう言っても始まらない。
マリアンヌ様はうつむいた。
「バルド、私のこと嫌い?私としたくない?」
声が震えて、彼女が泣いているのだとわかる。
「嫌いであるはずがありません。マリアンヌ様は誰よりも一生懸命で国土と国民のために尽くし、聖女としての本分をまっとうしておられる立派な方です」
「だったら…!」
俺は首を振る。
「マリアンヌ様がご立派であるからこそ、私もチュートリアル担当補佐官としての職務をまっとうしたいのです。どうかご理解ください」
「チュートリアル担当補佐官…」
そうだ。チュートリアル期間はもうすぐ終わって、俺は彼女から離れる。そのあとは別の新人聖女を担当するか、他の補佐官が体調不良などで業務に入れないときに、ヘルプで他の聖女に奉仕することになる。そのときに、変な感情を残しておきたくない。
それに彼女だって、きっと初めて性的な行為をした相手が俺だから、性愛と恋愛を錯覚しているだけだ。もっと若くて見目のよい補佐官がつけば、きっとその彼に夢中になるだろう。そのときに俺が感じるだろう痛みを、予防したい。
「わかった」と答えが返ってきて、彼女は胸の見慣れないペンダントをぎゅっと握る。俺は胸の痛みを感じながらもほっとした。これでまた、彼女に出会う前の淡々とした日常に戻れるのだと。それが正しいのだと。
しかし…
「…!?」
なんだこれは。身体が熱くなる。皮膚がぞわぞわする。勝手に勃起する。彼女を抱きたくて仕方ない。
「マリアンヌ様…、これ…は…っ」
「ごめんね、バルド」
媚薬だ。マリアンヌ様が握ったペンダントが壊れ、中から液体が漏れている。これか。揮発性の高い媚薬…いや、それよりも今はここから逃げないと…
「だーめ、バルド。生ハメするの♡」
マリアンヌ様は俺を床に押し倒して俺のズボンを下ろし、ガチガチに勃起しているペニスの上にまたがった。まるでそうすることが当然であったかのように、きついところにするりと挿入ってしまう。蕩けて歓迎してくれる彼女のナカに、快楽と喜びが押し寄せる。
「うっ…ああっ…マリアンヌ様、いけませんっ…」
「ふふ、でもバルドのガチガチだよ。イキたくて仕方ないんでしょ?私ももう生ハメしないと性欲処理できないの♡バルドのせいで気持ちいいこといっぱい覚えて、淫乱になっちゃったから♡♡♡」
マリアンヌ様は動き始める。びちゃびちゃと音がする。
「ん♡あ゛♡気持ちいっ♡これがほんとのせっくす♡♡バルドの逞しいおちんぽで生ハメせっくす気持ちいっ♡♡♡」
「はっ…あっ…」
「あ゛あ゛あ゛♡バルドのおちんぽ、熱くて重くて硬くて幸せっ♡♡出し入れしたらぷるぷるのところがクリちゃんに当たるのっ♡♡♡あっついおちんぽで生ハメ♡生ハメッ♡生ハメッ♡」
マリアンヌ様の動きが激しくなってくる。
「あ…マリアンヌ…様っ…こんなの…」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛♡今おちんぽがいいとこあたってゆっ♡♡♡♡気持ちいっ気持ちいっ気持ちいっ♡♡♡あ゛♡お゛っ♡」
「抜いてください、マリアンヌ様!お願いです…」
「だめっ♡だめっ♡だめっ♡だめっ♡このままイクからっ♡生ハメでイクからっ♡あ゛あ゛あ゛♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡おっきいの来るっ…んんっ♡♡♡」
俺の上で潮を吹き、まだペニスを咥えたまま動きを止めているマリアンヌ様をそっと降ろす。嫌がる彼女に緊急用の避妊薬を飲ませて、俺は快楽の余韻と罪悪感とともに、部屋を後にした。
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