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第二章 異世界ど田舎村を救え!
俺、酒造り失敗してうなぎハンターになる
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亡くなった従兄弟のことを思い出した俺とばあちゃんは、しばらく落ち込んで使い物にならなかった。
ばあちゃんは自分によく似た孫である従兄弟をとても可愛がっていたし、俺も仲の良い従兄弟を亡くしたショックを思い出してなんだかブルー。
調子の出ないばあちゃんは米の炊き加減を間違えてちょっと米に芯が残ってたり、包丁で指先を切ってしまったりで大変だった。
今朝も畳のへりに躓きかけてピナレラちゃんとユキりんに支えられてた始末。おいもう年寄りなんだから足元には気をつけろー!
日課の畑や田んぼの手入れも身が入らないようで、俺は慌ててど田舎村の人たちに追加ヘルプを求めた。
俺のほうもヤバかった。もなか酒造で進めてた酒造りに雑菌が入っちまったようで、研究室で醸してたやつが全部台無しになってまた一からやり直しだ。
ちゃんと実験用のタンクを開けたり道具を使う際は清浄魔法を使ってたのに。いったいどこから忍び寄ったのだ雑菌めえ。
タンクの蓋を開けた瞬間の、期待した酒の芳しさとはかけ離れた変な臭いには絶望しかなかった。ぜーんぶ廃棄だ、廃棄! もったいねえ!
もなか酒造の廃業前の社長と仲が良かった村長にスマホから問い合わせメッセージを送ったところ、その日の午前中のうちに本人がもなか酒造まで馬に乗ってやってきた。
勉さんや村長、男爵と部下の薬師も一緒だ。
村長は普段見慣れてたワイシャツや作業着姿ではなく初めて見る白い聖衣姿だ。元々このど田舎領の神官セージだったという当時の衣装と同じものらしい。
普段は田舎のきっぷの良い親方さんイメージの村長だが、こうして聖衣を纏った格好してるの見るとちゃんと聖職者に見えるのが不思議だ。
「村長、なにやるんです?」
「神殿式の祈祷だべ。酒造りの仕込み前は毎回隣町の神主呼んでやっとったの忘れてたわ、ごめんして」
「それを早く言ってけれ……」
村長はまず最初にもなか酒造の事務所と酒蔵、二ヶ所の神棚に祈祷の祝詞を奏上した。神社のやつじゃない。異世界の神殿で使う祈祷文のようだ。
次に敷地内のお社にも。これはもなか村にある、村の守護神といわれる龍神様に捧げる。
一通りご祈祷が終わった。
納豆を食う村長と勉さんは事務所で待機だ。俺は男爵、薬師の二人を連れて研究室に向かい発酵に失敗した酒を見せた。
タンクの蓋を開けるとムワッと悪臭がする。
俺たちは顔をしかめた。すかさず薬師が清浄魔法上級をかけてすぐ臭いは収まったが。
「失敗した酒は清浄魔法で浄化可能なはずですが……」
男爵が連れてきた部下の薬師が、研究室の酒タンクを覗き込んで首を傾げている。
発酵中の酒をグラスに取って試飲すると、悪臭は消えていたが日本酒最中特有の爽やかな香りや風味もまた消えていた。ただアルコール臭いどぶろくもどきと成り果てていた。
「何かおかしな魔力の悪影響がありそうですね」
薬師も調べてくれるとのことなので、これでもなか酒造のご祈祷はひとまず終わり、切り上げることにした。
ああ……この調子じゃ夏の間に最中復活は無理だべな……?
「そうだ、ユウキ君。こっちと反対側のど田舎村の川のほうにうなぎがいるんだ。水が澄んだ上流で獲れたうなぎは泥抜き不要で美味だよ」
「え。獲っていいんですか? うなぎなんて超高級魚なのに!」
「脂の多い魚だから傷みが早くて。他の地方に出荷できなくてねえ」
「もったいないー!」
「うなぎ漁が得意な家がもう村にいなくて。道具は全部揃ってるから、獲ってくれるならその分の賃金も払うよ」
「やります! 俺もばあちゃんもうなぎは好物なので!」
ヘコんでいた俺を励まそうと男爵が明るい声で話題を変えてきた。
うなぎか……そうだな、しばらく酒造りは休んでそっちに取り掛かるか!
実際ど田舎村側の川に行ってみると、もう獲れるわ獲れるわの天然うなぎだ。
竹で作った細長い捕獲カゴの中に餌になる小魚を入れておくだけで面白いぐらい獲れた。
もなか川でも昔はうなぎが遡上してきたと聞くが、例のゴルフ場からの農薬垂れ流しであっという間に全滅だ。
おれたちもなか村民は、影響のなかった隣町の川で細々獲れるのを町のうなぎ屋に食べに行くのが贅沢だったんだ。
獲れたうなぎは男爵の屋敷の料理人に捌いて下拵えまでしてから、村人たちに配った。
それでも余る分は隣町のど田舎町の飲食店に卸していくことになる。
下処理したうなぎの山を引き取りに来た商会の馬車にはまたあの新人だという女の子がいた。
物珍しいのか来るたび、ど田舎村をあちこち眺めている。そんな見るもんもないと思うんだが。
「今日はあの子たちいないんですか?」
「ピナレラちゃんとユキリーンのことかな? 今日は家で二人とも留守番してもらってる」
「そうなんですか。こんな田舎に珍しい可愛い子だからまた会いたかったのに」
おお、なかなか見る目のある女の子じゃないか。
……などと鼻高々になったこのときの俺をその後の俺はぶん殴りたくなったわけだが、まだこの頃そんなことがわかるわけもなかった……
御米田家ではうなぎを見たばあちゃんが大喜びで、萎れていたのがシャキッと元気になって俺たちも一安心。
ばあちゃんもうなぎは好物だもんな。
基本はやはり醤油の甘辛いタレを塗って焼いて鰻丼だろう。量だけはたくさんあったから庭に七輪を出して一緒に白焼きにもした。
今日釣ってきたばかりの新鮮なうなぎだから俺は肝も貰ってきてある。こっちは締めに肝入りの吸い物にしてもらう。ど田舎村にも三つ葉に似たハーブがあったので一緒に。
これは……こればかりは俺も耐えきれず村で造ってるビールを貰ってきた。氷の魔石でグラスごとキンキンに冷やしてぐいっといった。
「うなぎ、うま! 最高か!」
「うなぎしゃん。しゅごい。おいちいい~!」
「……ユウキさん。明日は僕も漁にお供します。これはもっと食べたい」
うむうむ。うなぎの魔力にうちのお子たちもメロメロだ。
「明日はこんで焼きおにぎりにしようなあ」
ばあちゃんがいつものニコニコ顔に戻っている。ああああ……刻んだウナギをタレと混ぜて焼きおにぎり。店で食ったらすげえお高いやつだ!
日本にいたとき親父が接待飯でうなぎ食ってくると、メッセージアプリに写真送ってきて自慢してくるのが羨ましくて羨ましくて。
親父は接待される側が多かったから、俺たち家族に土産にしたいとは言い出しにくかったようで写真だけ。本当あれはずるかった。
輸入ものでならスーパーでも買えたが天然ものはやっぱりレアだ。
「よし。明日からしばらく、うなぎハンターになるぞーう!」
などと浮かれて、もなか山側にあるもなか酒造から離れたのが良くなかった。
油断していたつもりはなかったが、奴隷商から逃げてきたユキりんは村ごと異世界転移してきたもなか山の向こう側から来ていたのだ。
もなか山と隣国との国境には魔物の出る深い山があるから、領主の男爵が侵入禁止の魔導具を設置していた。
侵入者があれば男爵にすぐわかるような設定になっていたし、ある程度は物理的に侵入者を直接弾く。
実際、ユキりんが発見されてから現在まで怪しい男たちの姿はなかったから誰もがすっかり油断していた――
NEXT→御米田は王様が隠していた秘密を知ってしまった……
※うなぎ、絶滅危惧種だけど意外と田舎の綺麗な川だとまだまだ天然もののぶっといのが釣れるらしい。
で、ようやく本当の本題へ
ばあちゃんは自分によく似た孫である従兄弟をとても可愛がっていたし、俺も仲の良い従兄弟を亡くしたショックを思い出してなんだかブルー。
調子の出ないばあちゃんは米の炊き加減を間違えてちょっと米に芯が残ってたり、包丁で指先を切ってしまったりで大変だった。
今朝も畳のへりに躓きかけてピナレラちゃんとユキりんに支えられてた始末。おいもう年寄りなんだから足元には気をつけろー!
日課の畑や田んぼの手入れも身が入らないようで、俺は慌ててど田舎村の人たちに追加ヘルプを求めた。
俺のほうもヤバかった。もなか酒造で進めてた酒造りに雑菌が入っちまったようで、研究室で醸してたやつが全部台無しになってまた一からやり直しだ。
ちゃんと実験用のタンクを開けたり道具を使う際は清浄魔法を使ってたのに。いったいどこから忍び寄ったのだ雑菌めえ。
タンクの蓋を開けた瞬間の、期待した酒の芳しさとはかけ離れた変な臭いには絶望しかなかった。ぜーんぶ廃棄だ、廃棄! もったいねえ!
もなか酒造の廃業前の社長と仲が良かった村長にスマホから問い合わせメッセージを送ったところ、その日の午前中のうちに本人がもなか酒造まで馬に乗ってやってきた。
勉さんや村長、男爵と部下の薬師も一緒だ。
村長は普段見慣れてたワイシャツや作業着姿ではなく初めて見る白い聖衣姿だ。元々このど田舎領の神官セージだったという当時の衣装と同じものらしい。
普段は田舎のきっぷの良い親方さんイメージの村長だが、こうして聖衣を纏った格好してるの見るとちゃんと聖職者に見えるのが不思議だ。
「村長、なにやるんです?」
「神殿式の祈祷だべ。酒造りの仕込み前は毎回隣町の神主呼んでやっとったの忘れてたわ、ごめんして」
「それを早く言ってけれ……」
村長はまず最初にもなか酒造の事務所と酒蔵、二ヶ所の神棚に祈祷の祝詞を奏上した。神社のやつじゃない。異世界の神殿で使う祈祷文のようだ。
次に敷地内のお社にも。これはもなか村にある、村の守護神といわれる龍神様に捧げる。
一通りご祈祷が終わった。
納豆を食う村長と勉さんは事務所で待機だ。俺は男爵、薬師の二人を連れて研究室に向かい発酵に失敗した酒を見せた。
タンクの蓋を開けるとムワッと悪臭がする。
俺たちは顔をしかめた。すかさず薬師が清浄魔法上級をかけてすぐ臭いは収まったが。
「失敗した酒は清浄魔法で浄化可能なはずですが……」
男爵が連れてきた部下の薬師が、研究室の酒タンクを覗き込んで首を傾げている。
発酵中の酒をグラスに取って試飲すると、悪臭は消えていたが日本酒最中特有の爽やかな香りや風味もまた消えていた。ただアルコール臭いどぶろくもどきと成り果てていた。
「何かおかしな魔力の悪影響がありそうですね」
薬師も調べてくれるとのことなので、これでもなか酒造のご祈祷はひとまず終わり、切り上げることにした。
ああ……この調子じゃ夏の間に最中復活は無理だべな……?
「そうだ、ユウキ君。こっちと反対側のど田舎村の川のほうにうなぎがいるんだ。水が澄んだ上流で獲れたうなぎは泥抜き不要で美味だよ」
「え。獲っていいんですか? うなぎなんて超高級魚なのに!」
「脂の多い魚だから傷みが早くて。他の地方に出荷できなくてねえ」
「もったいないー!」
「うなぎ漁が得意な家がもう村にいなくて。道具は全部揃ってるから、獲ってくれるならその分の賃金も払うよ」
「やります! 俺もばあちゃんもうなぎは好物なので!」
ヘコんでいた俺を励まそうと男爵が明るい声で話題を変えてきた。
うなぎか……そうだな、しばらく酒造りは休んでそっちに取り掛かるか!
実際ど田舎村側の川に行ってみると、もう獲れるわ獲れるわの天然うなぎだ。
竹で作った細長い捕獲カゴの中に餌になる小魚を入れておくだけで面白いぐらい獲れた。
もなか川でも昔はうなぎが遡上してきたと聞くが、例のゴルフ場からの農薬垂れ流しであっという間に全滅だ。
おれたちもなか村民は、影響のなかった隣町の川で細々獲れるのを町のうなぎ屋に食べに行くのが贅沢だったんだ。
獲れたうなぎは男爵の屋敷の料理人に捌いて下拵えまでしてから、村人たちに配った。
それでも余る分は隣町のど田舎町の飲食店に卸していくことになる。
下処理したうなぎの山を引き取りに来た商会の馬車にはまたあの新人だという女の子がいた。
物珍しいのか来るたび、ど田舎村をあちこち眺めている。そんな見るもんもないと思うんだが。
「今日はあの子たちいないんですか?」
「ピナレラちゃんとユキリーンのことかな? 今日は家で二人とも留守番してもらってる」
「そうなんですか。こんな田舎に珍しい可愛い子だからまた会いたかったのに」
おお、なかなか見る目のある女の子じゃないか。
……などと鼻高々になったこのときの俺をその後の俺はぶん殴りたくなったわけだが、まだこの頃そんなことがわかるわけもなかった……
御米田家ではうなぎを見たばあちゃんが大喜びで、萎れていたのがシャキッと元気になって俺たちも一安心。
ばあちゃんもうなぎは好物だもんな。
基本はやはり醤油の甘辛いタレを塗って焼いて鰻丼だろう。量だけはたくさんあったから庭に七輪を出して一緒に白焼きにもした。
今日釣ってきたばかりの新鮮なうなぎだから俺は肝も貰ってきてある。こっちは締めに肝入りの吸い物にしてもらう。ど田舎村にも三つ葉に似たハーブがあったので一緒に。
これは……こればかりは俺も耐えきれず村で造ってるビールを貰ってきた。氷の魔石でグラスごとキンキンに冷やしてぐいっといった。
「うなぎ、うま! 最高か!」
「うなぎしゃん。しゅごい。おいちいい~!」
「……ユウキさん。明日は僕も漁にお供します。これはもっと食べたい」
うむうむ。うなぎの魔力にうちのお子たちもメロメロだ。
「明日はこんで焼きおにぎりにしようなあ」
ばあちゃんがいつものニコニコ顔に戻っている。ああああ……刻んだウナギをタレと混ぜて焼きおにぎり。店で食ったらすげえお高いやつだ!
日本にいたとき親父が接待飯でうなぎ食ってくると、メッセージアプリに写真送ってきて自慢してくるのが羨ましくて羨ましくて。
親父は接待される側が多かったから、俺たち家族に土産にしたいとは言い出しにくかったようで写真だけ。本当あれはずるかった。
輸入ものでならスーパーでも買えたが天然ものはやっぱりレアだ。
「よし。明日からしばらく、うなぎハンターになるぞーう!」
などと浮かれて、もなか山側にあるもなか酒造から離れたのが良くなかった。
油断していたつもりはなかったが、奴隷商から逃げてきたユキりんは村ごと異世界転移してきたもなか山の向こう側から来ていたのだ。
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侵入者があれば男爵にすぐわかるような設定になっていたし、ある程度は物理的に侵入者を直接弾く。
実際、ユキりんが発見されてから現在まで怪しい男たちの姿はなかったから誰もがすっかり油断していた――
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