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夕暮れの学院前で、私は四人の視線に囲まれたまま固まっていた。
レオン様、リース様、アランお兄様、そしてセシル様。
みんなが、まるで当然のように私を見つめてくる。
ほんの数日前までは平穏な学院生活を送っていたはずなのに――。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。
「エリシア嬢、今日は僕と一緒に帰りましょう」
にこやかにリース様が手を差し伸べてくる。
その仕草はいつも通り軽やかなのに、瞳だけは真剣で。
「リース、勝手に決めるな。エリシアは俺が送る」
レオン様がすっと私の前に立つ。
琥珀色の瞳が、やはり強く熱を帯びている。
「おい、お前ら。エリシアは俺の妹だ。帰りは家族と帰るのが普通だろう」
アランお兄様が静かに圧をかける。
「兄だからといって、独占はできないですよ?」
セシル様が柔らかく笑うが、その声は挑発的だった。
四人の空気が一瞬で張りつめる。
――やめて、ここお城の前なんだけど……!
「み、皆さん……!!」
私は慌てて割って入ろうとしたが、
「エリシア嬢、危ない」
レオン様が私の手を取り、自然に引き寄せた。
距離が近い。
胸の奥がぎゅっと縮む。
「……っ」
とっさに手を離そうとすると、
「そんなに嫌がるな」
彼の低い声が耳元に落ちる。
ひ、ひゃぁ……!
「レオン、離せ」
アランお兄様が一歩前に出たその瞬間――。
「おや、おや……また面白い絵面だね」
背後から軽い声が聞こえた。
振り返ると、いつも穏やかなはずのノアさんが、珍しく冷ややかな笑みを浮かべて立っていた。
「ノアさん!?」
「エリシアさん。……帰り道、ご一緒してもいいですか?」
「え、あ、その……」
「図書館での話、途中でしたよね?」
にこりと微笑むけれど、瞳だけは絶対に引かない光を宿している。
「ノア、お前まで……」
「参戦する気か?」
「当たり前でしょう。僕は最初からそのつもりです」
ノアさんが静かに宣言した。
空気がさらにピリつく。
――ちょっと待って、これ五人に増えてない?
結局、彼らの熱気に耐えられなくなった私は「今日の帰りは一人で帰ります!」と言い残し、逃げるように学院前を離れた。
夕暮れの風が頬を冷やしながらも、胸の鼓動は落ちつかない。
「……どうしよう。ほんとにどうしよう……」
ひとりごとが漏れる。
彼らの想いは、軽いものではない。
どの人も真剣で、向けられる視線に嘘がない。
それが怖くて、嬉しくて、混乱して……。
「ねぇ、エリシア」
背後から声がした。
振り返ると、学院の制服を着た少年――先日、校門の影で私を見つめていたあの子が立っていた。
「……あなたは?」
「僕は……カイル。カイル・アードリー。二年生だよ」
小柄で可愛らしい印象の少年。
けれど目がどこか寂しげで、繊細な光を宿している。
「あなた、前にも……」
「うん。気づいてくれたんだ」
カイルは少し照れたように笑った。
「実は……ずっとエリシアのこと、見てた」
「え……?」
「変な意味じゃなくて……その……憧れてた、というか」
言葉を選びながら俯く姿が可愛らしい。
「僕みたいな平民に近い家柄じゃ声かけるのも恐れ多いし、迷惑かなって思ってた。でも……」
彼は意を決したように顔を上げた。
「エリシアが誰かに取られるのは……嫌だと思ってしまったんだ」
「っ……」
胸がまた熱くなる。
どうして、こんな……。
私は地味で、なにか特別な力があるわけでもないのに。
「だから……僕も頑張って、エリシアの隣に立てるようになりたい」
言い終えたカイルは、真っ赤になりながらも真剣に私を見ていた。
「カイルさん……」
どう返せばいいのか分からない。
でも、逃げちゃいけない気がして――。
「ありがとう……ちゃんと、気持ちは受け取ります」
そう言うと、カイルはぱっと花が咲いたように笑った。
「エリシア……!」
その笑顔が可愛くて、私も少しだけ笑ってしまった。
――が。
「……なにやってるの?」
「誰だ、お前」
「エリシアから離れろ」
「近づきすぎだ」
「それ、告白してたよね?」
背後から五つの影が迫っていた。
レオン様、リース様、アランお兄様、セシル様、ノアさん――。
全員が氷点下の視線でカイルを見下ろしている。
「あ、あのっ! 違うんです!」
私が慌てて庇おうとすると、
「エリシア、下がって」
「危険だ、来い」
「そんな子供の言葉で揺らぐ必要はない」
「不審者では?」
「警備に届けるべきでは?」
「ちょ、ちょっと!? 言い過ぎです!」
カイルが縮こまりながらも必死に言う。
「ぼ、僕は……エリシアに……好きって……」
「「「「「ダメだ」」」」」
五重奏のようにぴったり重なる低音。
あまりの迫力に、カイルは涙目になって震えてしまった。
「み、皆さんやめてください! カイルさんは悪い人じゃありません!」
「エリシアがそう言うなら……」
「……ふん」
「まあ、言葉だけは聞いておく」
「しかし距離は――」
「管理が必要だな」
「管理!?」
やっぱり話が通じない。
私は深いため息をついた。
最終的に、カイルは私が必死に庇ったことで無事解放された。
けれど彼は去り際、私の手をぎゅっと握りしめて言った。
「また会いたい、エリシア……」
その言葉に胸が揺れた瞬間――。
「エリシア嬢、手を離してもらえますか」
後ろからレオン様がすっと私の手を取って引き離した。
「っ!」
「エリシアに触れるのは許可していない」
「そんな許可制度ないです!」
「ある」
「いつの間に……?」
「俺の中では、ずっと前から」
そんな落ち着いた声で言われたら、言い返せない。
「それよりエリシア嬢……」
リース様がふっと笑う。
「最近、僕のこと避けてるよね?」
「そ、そんなこと……!」
「あるよ。だってエリシア嬢、僕を見るとすぐ顔が赤くなるんだもん」
「そ、それは……!」
「可愛いね」
優しい声に、また胸が震える。
「エリシア」
アランお兄様がすっと私の肩を抱く。
「今日はもう目立ちすぎた。帰るぞ」
「ま、待ってください、まだ――」
「妹の安全が最優先だ」
兄の腕の力が強い。
でもどこか安心してしまうのが悔しい。
「エリシア嬢」
セシル様がそっと魔術灯を差し出した。
「明日、僕の研究室に来てください。大事な話があります」
「だ、大事な話……?」
「はい。あなたの“力”についてです」
――力?
初めて聞く言葉に、私は呆然とした。
家に帰る馬車の中で、私は混乱したまま窓の外を眺めていた。
みんなが私を好きだと言う。
避けても追いかけてくる。
優しさも好意も真剣で――。
そして、セシル様の「力」という言葉。
地味なだけが取り柄の私に、そんなものがあるわけ……
――ない、はずなのに。
(もし……本当に何か隠された理由があるのだとしたら……?)
胸が不安と期待で揺れる。
嵐はまだ始まったばかり。
私の恋と秘密と、そして彼らとの関係は――。
レオン様、リース様、アランお兄様、そしてセシル様。
みんなが、まるで当然のように私を見つめてくる。
ほんの数日前までは平穏な学院生活を送っていたはずなのに――。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。
「エリシア嬢、今日は僕と一緒に帰りましょう」
にこやかにリース様が手を差し伸べてくる。
その仕草はいつも通り軽やかなのに、瞳だけは真剣で。
「リース、勝手に決めるな。エリシアは俺が送る」
レオン様がすっと私の前に立つ。
琥珀色の瞳が、やはり強く熱を帯びている。
「おい、お前ら。エリシアは俺の妹だ。帰りは家族と帰るのが普通だろう」
アランお兄様が静かに圧をかける。
「兄だからといって、独占はできないですよ?」
セシル様が柔らかく笑うが、その声は挑発的だった。
四人の空気が一瞬で張りつめる。
――やめて、ここお城の前なんだけど……!
「み、皆さん……!!」
私は慌てて割って入ろうとしたが、
「エリシア嬢、危ない」
レオン様が私の手を取り、自然に引き寄せた。
距離が近い。
胸の奥がぎゅっと縮む。
「……っ」
とっさに手を離そうとすると、
「そんなに嫌がるな」
彼の低い声が耳元に落ちる。
ひ、ひゃぁ……!
「レオン、離せ」
アランお兄様が一歩前に出たその瞬間――。
「おや、おや……また面白い絵面だね」
背後から軽い声が聞こえた。
振り返ると、いつも穏やかなはずのノアさんが、珍しく冷ややかな笑みを浮かべて立っていた。
「ノアさん!?」
「エリシアさん。……帰り道、ご一緒してもいいですか?」
「え、あ、その……」
「図書館での話、途中でしたよね?」
にこりと微笑むけれど、瞳だけは絶対に引かない光を宿している。
「ノア、お前まで……」
「参戦する気か?」
「当たり前でしょう。僕は最初からそのつもりです」
ノアさんが静かに宣言した。
空気がさらにピリつく。
――ちょっと待って、これ五人に増えてない?
結局、彼らの熱気に耐えられなくなった私は「今日の帰りは一人で帰ります!」と言い残し、逃げるように学院前を離れた。
夕暮れの風が頬を冷やしながらも、胸の鼓動は落ちつかない。
「……どうしよう。ほんとにどうしよう……」
ひとりごとが漏れる。
彼らの想いは、軽いものではない。
どの人も真剣で、向けられる視線に嘘がない。
それが怖くて、嬉しくて、混乱して……。
「ねぇ、エリシア」
背後から声がした。
振り返ると、学院の制服を着た少年――先日、校門の影で私を見つめていたあの子が立っていた。
「……あなたは?」
「僕は……カイル。カイル・アードリー。二年生だよ」
小柄で可愛らしい印象の少年。
けれど目がどこか寂しげで、繊細な光を宿している。
「あなた、前にも……」
「うん。気づいてくれたんだ」
カイルは少し照れたように笑った。
「実は……ずっとエリシアのこと、見てた」
「え……?」
「変な意味じゃなくて……その……憧れてた、というか」
言葉を選びながら俯く姿が可愛らしい。
「僕みたいな平民に近い家柄じゃ声かけるのも恐れ多いし、迷惑かなって思ってた。でも……」
彼は意を決したように顔を上げた。
「エリシアが誰かに取られるのは……嫌だと思ってしまったんだ」
「っ……」
胸がまた熱くなる。
どうして、こんな……。
私は地味で、なにか特別な力があるわけでもないのに。
「だから……僕も頑張って、エリシアの隣に立てるようになりたい」
言い終えたカイルは、真っ赤になりながらも真剣に私を見ていた。
「カイルさん……」
どう返せばいいのか分からない。
でも、逃げちゃいけない気がして――。
「ありがとう……ちゃんと、気持ちは受け取ります」
そう言うと、カイルはぱっと花が咲いたように笑った。
「エリシア……!」
その笑顔が可愛くて、私も少しだけ笑ってしまった。
――が。
「……なにやってるの?」
「誰だ、お前」
「エリシアから離れろ」
「近づきすぎだ」
「それ、告白してたよね?」
背後から五つの影が迫っていた。
レオン様、リース様、アランお兄様、セシル様、ノアさん――。
全員が氷点下の視線でカイルを見下ろしている。
「あ、あのっ! 違うんです!」
私が慌てて庇おうとすると、
「エリシア、下がって」
「危険だ、来い」
「そんな子供の言葉で揺らぐ必要はない」
「不審者では?」
「警備に届けるべきでは?」
「ちょ、ちょっと!? 言い過ぎです!」
カイルが縮こまりながらも必死に言う。
「ぼ、僕は……エリシアに……好きって……」
「「「「「ダメだ」」」」」
五重奏のようにぴったり重なる低音。
あまりの迫力に、カイルは涙目になって震えてしまった。
「み、皆さんやめてください! カイルさんは悪い人じゃありません!」
「エリシアがそう言うなら……」
「……ふん」
「まあ、言葉だけは聞いておく」
「しかし距離は――」
「管理が必要だな」
「管理!?」
やっぱり話が通じない。
私は深いため息をついた。
最終的に、カイルは私が必死に庇ったことで無事解放された。
けれど彼は去り際、私の手をぎゅっと握りしめて言った。
「また会いたい、エリシア……」
その言葉に胸が揺れた瞬間――。
「エリシア嬢、手を離してもらえますか」
後ろからレオン様がすっと私の手を取って引き離した。
「っ!」
「エリシアに触れるのは許可していない」
「そんな許可制度ないです!」
「ある」
「いつの間に……?」
「俺の中では、ずっと前から」
そんな落ち着いた声で言われたら、言い返せない。
「それよりエリシア嬢……」
リース様がふっと笑う。
「最近、僕のこと避けてるよね?」
「そ、そんなこと……!」
「あるよ。だってエリシア嬢、僕を見るとすぐ顔が赤くなるんだもん」
「そ、それは……!」
「可愛いね」
優しい声に、また胸が震える。
「エリシア」
アランお兄様がすっと私の肩を抱く。
「今日はもう目立ちすぎた。帰るぞ」
「ま、待ってください、まだ――」
「妹の安全が最優先だ」
兄の腕の力が強い。
でもどこか安心してしまうのが悔しい。
「エリシア嬢」
セシル様がそっと魔術灯を差し出した。
「明日、僕の研究室に来てください。大事な話があります」
「だ、大事な話……?」
「はい。あなたの“力”についてです」
――力?
初めて聞く言葉に、私は呆然とした。
家に帰る馬車の中で、私は混乱したまま窓の外を眺めていた。
みんなが私を好きだと言う。
避けても追いかけてくる。
優しさも好意も真剣で――。
そして、セシル様の「力」という言葉。
地味なだけが取り柄の私に、そんなものがあるわけ……
――ない、はずなのに。
(もし……本当に何か隠された理由があるのだとしたら……?)
胸が不安と期待で揺れる。
嵐はまだ始まったばかり。
私の恋と秘密と、そして彼らとの関係は――。
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