流美と清華の下着に関するエトセトラ

世々良木夜風

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1. 流美と清華は幼馴染

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「それでね!私、下着、裏表ではいちゃってて...」
「ふふふ。それで慌ててたのね!」
「えっ!まさか清華さやかちゃん、気づいて...」
「そりゃあれだけ騒いでれば気づくわよ!流美るみも黙ってはきなおせばそれで良かったのに...」
「は、恥ずかしい...」
「大丈夫よ!あの時お手洗いにいたのは私たちだけだから、私しか気づいてないはずよ!」
「それが一番、恥ずかしいんだよ~~~!」

仲の良さそうな女子高生が二人、楽しそうに話しながら、道を歩いていた。
どうやら学校が終わっての帰り道らしい。
同じライトブラウンのブレザーの制服を着ている。

流美と呼ばれたのは元気そうな背の低い少女。
愛嬌のある大きな目。ちょっぴり膨らんだピンク色の頬。
可愛らしい顔つきだ。
茶髪をボブカットにしている。髪の毛がきれいに卵型を描いており、とても似合っている。
体つきは普通だろうか。特に凹凸がハッキリしているわけではないが、それなりに膨らんでいる。

一方、清華は品の良さそうな美しい女の子。
サラサラの黒髪を肩まで伸ばしている。
身長は流美より10cmくらい高い。160は超えているだろう。
顔は小さく、綺麗に整っており、プロポーションも抜群だ。ブレザーがはっきりと膨らんでいる。
スカートから伸びる足も美しかった。

「私、てっきり、またお漏らししちゃったのかと思ったわ!」
「や、やめて~~~~!!幼稚園時代の黒歴史が...」
清華が悪戯っぽくそう言うと、流美が真っ赤になって手を振っている。
「あの時は大変だったわよね!私が下着を洗ってあげて...」
「うん...そして...乾くまで代わりに自分の下着を貸してくれたんだよね...」
流美が思い出したのか恥ずかしそうに言う。
「ふふふ。あの日、私、下着をはかずに遊んでたのよね...今、思うと恥ずかしい...」
清華が赤くなる。
「ゴ、ゴメン...でも先生に褒められてたよね!『小さいのに面倒見がいい』って!」
流美が微笑みかけると、清華も笑顔で答える。
「懐かしいなぁ~~!今でもお漏らししたら言ってね!私の貸してあげるから!!」
「そ、そんな!!清華ちゃんの...なんて...」
清華の言葉を聞いた流美は一瞬、真っ赤になったが、
「それにもうそんな年じゃないよ!!いつまでも子供扱いして!!」
今度は頬を膨らませ不機嫌な顔になる。
「ふふふ。冗談よ!流美ったらからかい甲斐があるんだから!」
その顔を見ながら清華は笑った。
「もう!清華ちゃんには敵わないなぁ~~!でも私ももう高校生!困ったことがあったら何でも言ってね!私が助けてあげる!!」
そう言って胸を張る。
「じゃあ...私がお漏らしした時は、流美に助けてもらおうかしら...」
清華が口にした言葉を聞くと、流美は張り切って、
「うん!今度は私が助けてあげる!!」
と答える。すると、
「何をしてくれるの?」
清華は軽く首を傾けるとそう聞いてきた。
「そうだね!まずは濡れた下着を脱がしてあげて!...そうだ!おしっこで汚れた所を綺麗に拭いてあげないと!!あの時みたいにハンカチを濡らして丁寧に...」
とそこまで言って流美が真っ赤になる。
「あ、あの!!...み、見えちゃうよね...さ、清華ちゃんがイヤじゃなかったら...だけど...」
慌てる流美だったが、清華は気にしていない様子で、
「そうしないとはいた下着がまた汚れちゃうでしょ!!綺麗に、でも大事なところだから丁寧に拭いてね!!それで次は?」
そう言ってくる。それを聞いた流美は、
「そ、そうだよね!!仕方のないことなんだよね!!分かってる!!綺麗に拭いて、次は...そうだ!下着!!私のをはかせてあげないと!!」
と答えたものの自分の説明にまた、顔が赤く染まる。そして、
「わ、わ、私がはいたのとか...大丈夫?イヤじゃない?...き、汚いかも...」
そう言って俯いてしまう。すると、清華は、
「あら?流美はいつも汚れた下着をはいてるの?」
と聞いてくる。
「そんなことない!!毎日替えて、清潔にしてるよ!!」
強く訴える流美。すると、
「じゃあイヤじゃないわ!流美の清潔な下着で私が恥ずかしい思いをしなくて済むようにしてくれるのね!」
清華はにっこり微笑む。しかし続けて、
「でもその間、流美は下着無しで生活することに...」
と心配そうな顔をするが、
「そんなの大丈夫!!清華ちゃんの為なら我慢できる!!」
流美は胸をドンと叩いた。
「うれしいわ!私の為にそこまでしてくれるのね!!でも、汚れた私の下着は...」
清華が恥ずかしそうな顔をすると、
「大丈夫だよ!!私が綺麗に洗って干しといてあげる!乾いたらまたはかせてあげるね!!」
流美はそう言って清華を安心させた。
「でもどこに干すの?目立つところだと他の人に見られてしまうし、閉め切った場所じゃなかなか乾かないし...」
清華にそう言われた流美は困ってしまう。
「え、え~~~っと...グラウンドは目立つし、やっぱり、使われてない教室とか...でも閉め切ると乾かないし、窓を開けると見られる可能性が...どうしたら...」
流美が迷っていると、
「ふふふ!」
清華がおかしそうにしている。
「ど、どうしたの?清華ちゃん!私、何か変なこと言った?」
流美が心配そうに聞いてくる。
「だって、そんなに一生懸命考えてるんだもん!!高校生にもなってお漏らしなんかするわけないでしょ!それとも流美はまだしてるの?」
そう言って笑い出してしまった。
「もう!清華ちゃんの意地悪!!」
流美は恥ずかしくなったのか一瞬、頬を染めたが、清華に対して怒り出す。
「ゴメン、ゴメン。でも流美が私のことを大事にしてくれてるのは分かった!ありがとう!それだけでうれしいわ!!」
清華はそう言って流美に笑いかけるのだった。
「ず、ずるいよ...そんなこと言われたら...」
流美は赤くなって黙り込んでしまった。

しばらく無言で歩く二人。やがて流美の家の前に着く。
「あっ!もう流美の家よ!!じゃあ、また明日の朝、迎えに来るわね!!」
清華が別れの言葉を述べ去っていく。
その姿を見送る流美。
やがて清華の姿が見えなくなると、自分の家へと入っていくのだった。
「ただいま~~~~!!」
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