流美と清華の下着に関するエトセトラ

世々良木夜風

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14. 流美の気持ち

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「じゃあ...」
涙を見せないようにしているのだろうか?
下を向き、顔を見せないようにしながらその場を立ち去ろうとする清華さやか
そんな清華を流美るみが引き留める。
「ちょっと待って!!違うの!!私の本当の気持ちを聞いて!!」
「本当の...気持ち?」
清華はふと流美を見つめてしまう。
流美の目に涙であふれた清華の顔が映った。
「ゴメンね...言い方が悪かった...私の...本当の...気持ちは...」
いたたまれなさそうな流美の顔。その顔を眺めながら、
(本当の気持ち...聞きたくない!!...でも聞いてしまえば...諦められる...)
清華は覚悟を決めて流美の言葉を待った。
すると流美は清華の前に正座をした。
(??)
清華が不思議に思っていると、流美は床に手をつき、清華の目をまっすぐに見つめて言った。
「清華ちゃん!どうか私を...あなたのお嫁さんにしてください!!」
そして、頭を床に当たるまで下げ、深くお辞儀をした。
「えっ?!」
思ってもいない言葉に清華の頭の中は真っ白になる。
「で、でもさっき『そんなこと言えない』って...」
清華がどうにか頭を整理しながら聞くと、
「『お嫁さんになってあげる』なんて上から目線のことは言えないって意味だったの...ゴメンね...誤解させて...」
流美がそう言って目を伏せる。
「『上から目線』って...私からお願いしたのよ!だから流美は...」
『気にしなくていい』と言いたかったのだろうか?
しかし、流美はその言葉を遮って言った。
「だって清華ちゃんは私にとって目の上の人だから...『好き』って言ってくれただけでうれしい!...結婚なんて...夢のよう...」
流美は惚けたような顔になる。
「もう!流美ったら!」
清華は照れ隠しのように怒るが、流美の気持ちに応えるべく返事をすることにした。
流美の前に正座をすると、恭しく宣言する。
「ありがとう。あなたの気持ち、確かに受け入れます。流美!あなたをお嫁さんにすることをここに約束します!」
そして二人は名実ともに婚約者となったのだった。
「うれしい!!...私、清華ちゃんの為ならなんでもする!!...して欲しいことがあったら...言ってね!」
うれしさと恥ずかしさの両方の意味で頬を染める流美。清華も、
「わ、私も...約束通り...全てを...流美に...」
そう言って顔を真っ赤にしていた。
「・・・」
「・・・」
頬を染めながら上目がちに相手の様子を窺う流美と清華。

少しの後、清華が恥ずかしそうに声をかけた。
「そういえば...下着、見せに来たんだったわよね...」
「う、うん...そうだったね...」
流美も赤くなってうなずく。
「服、脱ごっか...」
「うん...」
清華の言葉にうなずいた流美が襟のリボンに手をかけようとした時、
「あの...良かったら...」
清華が声をかけた。
「なに?」
もじもじしている清華に流美が続きを促すと、
「流美の服、脱がしてあげてもいい?」
清華が上目遣いでお願いしてくる。
流美はその言葉を聞いて真っ赤になるが、
「い、いいよ...その代わり...私は...清華ちゃんの...服を...」
清華の反応が気になるのか、心配そうに言葉を紡ぐ。
「いいわよ!それじゃ...脱がせっこしよっか?」
「うん...」
清華のお誘いに流美は恥ずかしそうに答えた。

「・・・」
「・・・」
流美と清華は靴下を脱ぐとベッドの上に女の子座りし、お互いに向かい合っている。
二人はしばらく躊躇っていたが、そっと清華が手を伸ばすと流美も応えた。
お互いの手が襟元のリボンにかけられる。
<シュルッ!>
二人のリボンが同時にほどけた。
二人はそれをベッドの外へと置く。
「な、なんか恥ずかしいね...」
流美が頬を染めながら言う。
「そうね...流美のリボン、直してあげたこともあるのに...」
清華も恥ずかしそうだ。
リボンをほどいたところで何が見えるわけでもない。
しかし、同時に相手の身に着けているものを外す。
その行動が二人の感情を刺激していた。
二人は心臓が高鳴るのを感じていた。
「じゃあ、次は...」
清華が流美のブラウスの一番上のボタンに手をかけた。
「待って!一緒に...」
そう言うと、流美も清華のブラウスのボタンに手をかける。
一つ...二つ...ボタンを外すたびに胸の可愛らしい下着が姿を現す。
二人はドキドキしながら最後のボタンを外す。
まず、清華が流美のブラウスを脱がせてそっとベッドの下に置く。
続いて流美が清華のブラウスを脱がせた。
お互いの胸を見つめ合う二人。
「可愛い!」
思わず流美が声を上げる。
「もう!昨日、試着室で見たでしょ!」
清華が恥ずかしそうに言うが、
「何度見ても可愛いものは可愛いんだもん!清華ちゃんのお胸は世界一だよ!」
流美はうっとりとした顔で清華の胸を褒める。
「もう!流美ったら!大袈裟なんだから!!」
清華は恥ずかしくなったが、
(そんなに気に入ってくれてるんだ...目立つばかりでいいことなんてないと思ってたこの胸だけど...流美が喜んでくれるのなら...)
初めて自分の胸に感謝するのだった。
じっと胸を見つめている流美。そんな流美を見ていた清華は、
(やっぱり...直に...見たいよね...流美とは将来結婚するんだし、もう見せても!)
そっと背中に手を回したが、流美の物欲しそうな顔を見ていると、
(...可愛い...もう少しだけこの顔、見ていたいな!...ちょっと...焦らしちゃおっかな!)
流美にちょっとだけ意地悪をすることにした。

「じゃあ、そろそろスカート下ろそっか...下も見たいでしょ!」
そう言うと、清華が立ち上がる。
「あっ!そ、そうだね!...やっぱりまだ...早いよね...」
何かを期待していた様子の流美だったが、ちょっと残念そうに目を離すと、慌てて立ち上がった。
「それじゃあ...」
清華がそう言うと、二人はお互いのスカートのホックを外し、
<チィィ~~~~!>
ファスナーを下ろした。
手を離すと、二人のスカートがパサリと下に落ちた。
「可愛い...」
また、流美が清華の下着姿を見てつぶやく。
「ふふふ。そればっかりね!」
清華は笑いながらスカートから足を抜くと、また、ベッドの下に置いた。
流美も真似をする。
「・・・」
「・・・」
お互いの下着姿をじっと見つめ合う二人。

「...どっちから...脱いで欲しい?」
最初に口を開いたのは清華だった。
「えっ?!」
驚く流美。
「どっちを先に見たいか聞いてるの!恥ずかしいこと何度も言わせないで!」
顔を赤くしながら声を上げる清華に、
「清華ちゃん...いいの?」
流美は遠慮がちに聞いてくる。
「私のなんか見たくないなら...いいよ!」
ふてくされたような清華の返事に、慌てて流美は答えた。
「...清華ちゃんの...可愛いお胸が...見たいな...」
「ふふふ!」
頬を染め、上目がちにこちらを窺っている流美を見て、楽しそうに笑った清華が脱いだのは...
「じゃあ、こっちね!」
...下の方だった。
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